キャリコン試験対策講座▶独立8年😊1級技能士の個別レッスン

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第22回キャリコン2級検定 実技面接対策講座ロープレケース④パート4まとめ

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はじめに

皆様、第23回検定に向けて・・・受験申請は終わりましたか!?名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛仁です。 

今回の記事はキャリアコンサルティング技能検定2級 試験対策講座の個別レッスンで実施しているロールプレイの逐語録になります。  

www.careerlife.jp

個別レッスンでは受講生の状況やレベルによって色々なレッスンを行いますが、実技面接試験出題の仮想ロールプレイを実施し、逐語録を分析してキャリアコンサルティングスキルやカウンセリング技法などの確認も行っています。

2級キャリコン試験対策ロープレ カテゴリーの記事一覧 - キャリアコンサルティング技能検定 個別&出張レッスン合格講座

第23回検定に向けて、文字に起こされた逐語録を見て分析して勉強したい方もいらっしゃるでしょうし、私自身もこの受講生のロールプレイをしっかりと振り返ることで、個別レッスンの更なる質の向上はもちろん、指導者としての力を蓄えるチャンスとして役立てております。 

さて、キャリコン2級を受験される方は、こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います! 

その一方で、自分のロールプレイを録音して聞くことや、試験対策講座の先生にその場で指導を受けたりはしていても、文章に起こして振り返った経験は少ないのではありませんか? 

実際、逐語録に起こしてみると同じことを何回も言っていたり、ご自身の喋り方の癖や偏りがとても良く分かるものです。 

また、マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェックシステマティックアプローチのプロセスをきちんと踏んでいるかなど、その場のロールプレイや短いフィードバックの指導だけでは、確認・改善が難しいのではないでしょうか。 

そんな皆様に、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。 

そして、そんな細かなスキルまでフォローして受講生の合格と成長に貢献していくのが弊社の試験対策講座です!

試験対策講座後の実績「ビフォーアフター」&信頼性の高い「お客様の声」はこちら!

合格体験記/得点&合格率実績 - キャリアコンサルティング技能検定 個別&出張レッスン合格講座

※上記を実現可能にした試験対策講座、個別レッスンのお問い合わせはこちらからお願い致しますm(_ _)m

 

CL役はヤマモトさん、CC役はスズキさん(仮名)でお送りします。  

試験を受けない方でも相談を受けた時やコミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。 

では、行ってみましょ~う!!  

相談事例

◆ケース4 ヤマモトさん 55歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

 

CL1

山本です。

CC 1

山本さん今日はよくお越しいただきました。

 

CL 2

よろしくお願いします。

CC 2

私はキャリアコンサルタントの鈴木と申します。

 

CL 3

山本です。

CC 3

事前説明があったと思いますが、今日20分ですから今日の面談が終わらない場合は次回も継続して受けられますので。

 

CL 4

そうですか。

CC4

その点はご安心してお話ください。

 

CL 5

分かりました。 

CC5

あとですね、山本さんのことをよりよく理解するために私の方から質問や気付いたことを申し上げることもございますが、言いにくい点等お有りでしても何なりとお申し付けいただければと思います。

 

CL 6

そうですか。

CC 6

本日の相談内容をお聞かせ願えますか。

 

CL 7

今会社に勤めていまして32年目ですね。

CC 7

32年。

 

CL 8

ここ何年も仕事が面白くなくて、先が見えているように感じて・・退職しようと考え始めているんですよ。

CC 8

退職しようと。

 

CL 9

今、会社の早期退職支援制度が使えまして、使うと特別退職金というのがですね支給されるんですね。

CC 9

はい。

 

CL 10

そのことを思い切って妻に相談がてら話をしてみたんですけど反対されてしまってですね。

CC10

反対されて。

 

CL 11

はい、今後の仕事のことですとか生活についての相談をしたいなと思ってきてみたんですね。

CC 11

そうなんですね、山本さんは32年、今の会社で勤めてらっしゃるんですね。ただ仕事が面白くなくて早期退職支援制度を利用しようかと奥様にお話ししたら反対されてしまってということですね。

 

CL 12

そうですね。

CC 12

32年いらっしゃるということですが、ずいぶん長くお勤めされて、お仕事が面白くないというのはどんなところでしょうか。

 

CL 13

大手の精密機械メーカーで入社して頑張ってきたんですけどここ数年ですかね・・

CC 13

数年。

 

CL 14

仕事内容とか・・今まで技術職でやってきたんですけど、オートメーションと言うか自動化が進んで退職者も増えてきて・・早期退職者も多いですし。 

CC14

そうですか。

 

CL 15

仕事にやりがいを感じないんですよね。

CC 15

やりがいを感じない、今まで技術職だったのがオートメーション化になって、それでやりがいが感じられなくなったという感じですか。

 

CL 16

そうなんですよ、実はオートメーション化になると人がいらなくなるじゃないですか、やっぱりオートメーションできないっていう部署がいくつかありまして、今、倉庫の管理の方に回されてですね・・・その仕事というのが技術職と全然関わりのない仕事で全然面白くないんですよね。

CC 16

ああ・・・ 。

 

CL 17

ですので、やりがいなんていうのも感じませんし一言で言えば面白くない仕事になるんですけど・・・はい 。

CC 17

じゃあ技術職から倉庫管理のお仕事をされていていつもやりがいも感じないんですね。

 

CL 18

感じませんね・・・はい。

CC 18

倉庫管理の仕事のどんな点が面白くないんでしょうか。

 

CL 19

う~ん・・・やっぱり技術を活かした仕事ですとか、私は工業系の学科を出ているので精密機械ですと基盤とか配線とか色々といじったりもしてましたし・・10年位前までは現場で一緒にみんなで工場で働いていたりもしたので。

CC 19

ええ。

 

~約5分経過~

 

CL 20

それとは全く、倉庫って別の仕事ですよね ・・・どちらかと言えば物流っていうのかな、ああいう仕事が向いている向いていないというよりは、やったこともあまりなかった仕事だったので、機械に携われないのもつまらないですし、ここに来てから面白味はないですね。

CC 20

技術職でいらっしゃったから機械に携われないのは辛いところですかね。

 

CL 21

そうですね、やっぱり電装系の部品とか精密機器というのは自分の腕を活かせるところでもあったし、学んだこともいっぱいあってそれなりに長い間やってきたことだったんで、時代の流れといえばしょうがないんですけどね・・・そういったことができないっていうのは・・・ ずっとやってきたことだったので特にそう感じるのかもしれないですね。

CC 21

ずっとやって来られた機械関係、技術職ができないということは残念な思いなんでしょうね。

 

CL22

残念なところもあり、仕事の違いっていうのも大きいかもしれないですね。

CC 22

あの面白くないということですけど他に今の仕事に就いて感じてらっしゃることはありますか。

 

CL23

そうですね・・・倉庫って人も少なくて息が詰まるって言うんですか。

CC23

息が詰まる。

 

CL 24

ずっと倉庫作業をしていると同じことの繰り返しも結構多いですし・・・ずっとこういう仕事をやっていくと考えると仕事の先が見えたなと言うか・・先が見えた気持ちになるんですよ。結局ここの工場の倉庫管理で終わるんじゃないかと、もう技術職がないので・・・この歳になると工場も行きませんし日本にも工場はあまりないのでそういう意味でもこの会社での先が見えたように思いますよね。

CC 24

この先は多分技術職に戻れないんじゃないかと。

 

CL 25

もう場所もないので、年齢も年齢だから。 

CC 25

そうですか・・ずっと技術職を活かしてやってこられて倉庫管理をやっていたら面白くないっていう風に感じられますよね。

 

CL 26

いや~本当にそうですね、正直面白くないですしずっとやっていくってなるとちょっと憂鬱ですよね。

CC 26

そうですよね、面白くない仕事をずっとやっていくというのは考えると先がないような気がしますよね。

 

CL 27

辞めたくなりますよね・・なんかね、もういいんじゃないかなっていう気持ちにもなってしまいますし・・長くやってきましたけど。 

CC 27

じゃあ面白くないし先も見えてきたというようなことが早期退職支援制度を利用してということになったんでしょうかね。

 

CL 28

そうですね、タイミングもありますね。ここ数年そう思ってきたところで、もう55になるとそういう制度が使えるんですよ。残り5年かと思うと早期退職支援制度を使うというのも一つ選択肢なのかなということで妻に相談したんですけどね。 

CC 28

それで奥様に相談されたと反対されたと。

 

CL 29

反対してましたね。

CC 29

反対された事についてはどのように感じているんですか。

 

CL 30

大反対だったので・・・ 。

CC 30

そうですか・・・ 。

 

CL 31

自分の気持ちだけではなかなか家族の了解は得られないんで、難しい問題だなと思いましたね。

CC 31

じゃあお気持ちは話されたわけですね。

 

CL 32

それを使って退職をしたいということは話をしたんですけどね。

CC 32

その特別退職金ですか?

 

CL 33

早期退職支援制度ですね。

CC 33

それについての細かいことというのは、山本さんはお話しされたんですか。

 

CL 34

制度ですか、概要については早期退職の支援なんで・・例えば再就職ですとか支援会社があること、後は早期退職の特別退職金が出るので退職金の概要ですね。あと5年、私は残っているんですけど来年退職してから支給されるということでそういった概要を話をしました。

CC 34

じゃあ資金面とかはお話しされて?

 

~約10分経過~

 

CL 35

はい、 一応退職金がこのくらいになるよとそのぐらいですけどね。

CC 35

それでも反対されていらっしゃる? 

 

CL 36

やはり生活費って言うんですか子供の学費なんかもあるので早期退職は考え直してほしいと言ってましたね。

CC 36

はいお子様もいらっしゃるわけですね。



CL37

子供が二人いまして、上が21で下が18なんですけど、二人とも学生で下の子は次は大学費用があるので・・・下の子は大学も理系なのでちょっとかかるんですよね。

CC37

かかりますよね。

 

CL 38

そういったことを考えると払えないわけではないんですけど、家のローンなんかも考えていくと固定収入がなくなるのは心配だしというところなんですよね。

CC 38

お子様にはまだお金がかかるし家のローンもあって反対されたと思うんですが、反対をされて今はどんなお気持ちですか。

 

CL 39

う~ん・・・やっぱり思うのが退職したい・・先が見えているので仕事がつまらない面白くないので・・・ そういう気持ちと一方で家族のことも考えなければいけないし、妻はパート勤務だしお金の心配は分かるので・・そのせめぎあいって言うんですかね。どちらも分かるから自分としては辛い気持ちで・・ちょっと複雑な感情です。

CC 39

ちょっとやめたいというお気持ちと、体のことを考えるとご家庭の事を考えるといろいろ葛藤がお有りで辛いですよね。

 

CL 40

決めかねると言うか・・・

CC 40

難しいですよね、会社の方に再就職支援制度があるということなんですが、再就職の制度を使って再就職される方が周りにいらっしゃると思うんですが。

 

CL 41

そうですね何人かは・・・はい、早期退職を使っている先輩もいましたから。

CC 41

そういう方たちを見ていてどんな風に思われますか。

 

CL 42

これがまた難しいところであんまりうまくいっていない方が多いですね。

CC 42

ああ・・・そうですか。

 

CL 43

再就職されるとこれまでの経験とかやって来た事っていうのが変わったんだよとか・・ちょっとした管理職になればいいんでしょうけど、結構すぐ辞めてしまう方も多いみたいでそんなにいい話は聞かないですね。

CC43

聞かないんですね、山本さんとしてはどうですか早期退職された後は?

 

CL 44

今お話しした通り不安はありますね、うまくいっていない方が多いって上司からも聞いたりするんで、まあ辞めたい気持ちはあるんですけどね・・そういうのを聞くと中高年の再就職って難しいって聞くし、ちょっと微妙なところですね。

CC 44

辞めた後の再就職といっても不安に感じてらっしゃるということですよね。例えば今の会社に残った場合はどんな風になっていくと思いますか?

 

CL 45

今後ですか。・・・当面は倉庫管理の仕事を続けていくことになると思うんですけど、特に異動の話も出ていませんから・・このまま定年を迎えるのかなという形で仕事の方は思いますし、確かに働いていれば定年までは給料が激減するわけではないのでそういった予想はできますよね・・資金面の先は見えるって言うんですか・・・そこはクリアできそうですけど、どこまで自分の気持ち的にやっていけるかなっていうのは一方で思いますけどね。

CC 45

ああ・・・。

 

CL 46

嫌になっちゃうのかなとかそれはあります。

CC 46

あと5年あるからやっていけるかどうかというお気持ちがあるんですね。

 

CL 47

そうですね続くかなっていうのは心配ですけどね・・もう55歳なので。

CC 47

例えば出向とか転籍とかも考えられると思うんですが、そういった方達は周りにはいらっしゃいませんか。

 

~約15分経過~

 

CL 48

いないわけではないんであり得るかなとは思いますけど、具体的にどうかって言われると分からないので・・・そこじゃないところかもしれませんし、ちょっとわからないですね。

CC48

分かりました、色々とお話を伺ったので一旦整理させていただいてよろしいですか。

 

CL 49

はい。

CC 49

山本さんは32年、今の会社にお勤めで技術職でいらしたんだけれども今は倉庫管理をしていて面白くなくて先行きも見えてきた、先行きに不安を感じてらっしゃる。それで早期退職制度を使ってやめることも考えたけれども先のことを考えると再就職するにしても不安が残るし、今後の事について不安を感じていらっしゃると。

ここまではよろしいですか?

 

CL 50

そうですね、今後どうすればいいのかっていうところも含めてというのはありますね。

CC50

あのーそうですね、それではお話を伺って私の方で気づいた問題点があるんですが・・お伝えしてもよろしいですか。

 

CL 51

はい何かありますか。

CC 51

一つ目は今の会社の仕事が面白くなくて先行きが見えなくて、本当に辞めたいくらいという問題ですね。それと二つ目は早期退職制度ですよね。

 

CL 52

はい。 

CC 52

こちらは特別退職金、出るということで迷われているということですがこれを取るかどうか。

 

CL53

使うかどうか・・まあそうすると辞める辞めないの話になってきますけど。

CC53

そちらを取るかどうかと?

 

CL 54

辞める辞めないかっていうところですね。 

CC 54

それと三つめに、今後のお仕事、今の会社に残るか再就職をするか、今後の働き方ですよね、この3点かと私の方では感じたんですがいかがでしょうか?山本さんはまずどんな点からお話ししていきたいと思いますか ?

 

CL 55

そうですね面白みを感じないと言うか・・・先も見えているし、そうこの仕事は自分がやってきたことも活かせないと思うし、結構気持ち的にもきついので・・だから退職の方向では考えたいんですね。そこは思うところで後はやっぱり家族のことが気になるので、今後お金の面とか家族に心配をかけないで、少しは自分もやりがいのある仕事とかね・・やっていくためにはどうしたらいいのかなとか、そういうことも考えられると少し気が楽になるかなとそれは今思っています。

CC 55

そうですか、ではご家族のことも考えながらご自分のキャリアを活かせるようなお仕事ができるだけそういうお仕事に就けるように、そして山本さんがこれから生き生きとセカンドライフと言いますか、そういった生活をできるようにするにはどうしたらいいかということを今日は考えていきたいと思うんですかいかがですか?

 

CL 56

そうですね・・それで大丈夫だと思います。 

CC56

ありがとうございます。え~と、そうですね・・早期退職制度をどうするかとかプランもあると思うんですが早期退職制度のご返事というのは期限とかございますか?

 

CL 57

早期退職支援については後2年くらいは使えると思います。

CC 57

じゃあ今急に決めなくてはいけないということではないんですね。

 

CL 58

はいまだ猶予期間は少しあります。

CC 58

そうですか、では今の会社に残って今のお仕事を続けていくか。

 

CL 59

う~ん・・

CC59

先ほど再就職の話も出たんですけれども、ご自身も再就職はきついんではないかとおっしゃってましたけども、その方向性が見つけられるようにちょっと考えていきたいと思うんですけどよろしいですか?

 

CL 60

はい。

 

ピピピピピ・・・。  

ここで時間切れとなりました。   

 

おわりに

「第22回キャリコン2級検定 実技面接対策ロープレケース④ パート4まとめは如何でしたか。  

皆様なら、このロープレの課題点についてどのように分析し、フィードバックやアドバイスを行いますでしょうか?

youtu.be

この受講生は前回の第22回試験の失敗を踏まえて、今回ロールプレイの練習をしたわけですが、このロープレでは特に感情への応答、いわゆる受容・共感そういったところの強化・改善に重きを置いたアプローチを練習して頂きました。

私はよくロールプレイのアプローチについて振り子という表現をするのですが、例えばキャリアコンサルティングというのはキャリアのコンサルティング、診断を行うわけなので問題解決につながるような、相談者が主体的に意思決定できるような、自分で問題解決ができるような支援をしなければいけません。

ただ、その問題解決の意識を引き出すためには、クライエントと支援者であるキャリアコンサルタントの双方で、問題の共有や目標の設定が必要になります。

問題の共有をしなければいけないということは、相互理解、お互いの信頼関係が必要になってきます。

皆さんも例えば上司や目上の方がいると思いますが、きちんと話を共有してから指示をされるのと、いきなりこれをやれと指示されるのはどちらが前向きな気持ちで仕事に取り組めるでしょうか?

そして、お互いの信頼関係を築くためにはキャリアコンサルティング技能検定でいうところの関係構築力のスキルが必要になってきます。

関係構築力を深めるためには相談者の話をよく聞くことですよね。

そう、傾聴することが大切になってきます。

ということで、傾聴することがまずは大切なんですが、その一方で、一緒に問題解決をする視点(問題解決力)も求められるわけです。

個人的に傾聴することは心理学的な問題解決のアプローチと私は考えていまして、もう一方でキャリアの問題を解決することは、キャリア的な問題解決のアプローチも必要と考えています。

キャリアコンサルティングは、この両輪がうまく機能することによって、相談者との信頼関係が深まり、一体感だとかライブ感だとか、支援者として一緒にやっていくような雰囲気といったものが醸成されると思います。

ですからこの両輪がうまく機能せずに傾聴に偏ると・・・心理学的なアプローチやカウンセリング的なアプローチが色濃くロールプレイに反映されますし、逆にキャリア上の問題解決に重きを置いて問題解決思考に偏ると、コンサルティング的な問題解決のアプローチが色濃くロールプレイに反映されます。

私はこの両輪を振り子に例えまして、心理学的でカウンセリング的なアプローチとキャリア上の問題として捉えるコンサルティング的なアプローチ、これが左右に揺れている振り子のように、お互いがバランスを取ろうと揺れている状態に例え、徐々にバランスよく真ん中に止まるようなイメージで練習していくようにアドバイスします。

このようなイメージで練習していくと、時間内でのタイムマネジメントも参考になりますが、今回のロールプレイは約15分くらいまでしっかり傾聴しています。

これはこれでいいんですけども、一方で次回に向けての問題解決、キャリア上の問題解決というキャリアコンサルタント視点の問題把握をお互いに共有する作業が中途半端に終わっています。

相談者の問題を解決することが我々の使命ではないので、ロールプレイの評価をするとすれば全体的に悪くはないのですが、この先に自分がどのような支援をしていくか、相談者が問題とどのように向き合って、どのようにお互いに目標を共有し設定していくのか、そして具体的なアクションプランや方策の実行をどうやって形に落とし込んでいくのかを口頭試問でしっかり述べる必要があります。

ここまでの展開ではそれほど大きな減点要素というのは見当たりませんので、口頭試問でしっかり自らの自己評価、内省するべきポイント、次回に向けての改善点を述べること、そして今回の相談者だけでなく次回から自分の前に現れる相談者のためにどのように目標を共有し方策を実行していくのか、これを一緒に考えていける方法を試験官にアピールしないといけません。

ざっくり総評をするとこんな感じになりますが、今回のロールプレイの逐語録を元にキャリアコンサルタント役の方とは次回の個別レッスンで内容を確認しながら、前回の試験で明確になった課題点を改善できるような練習を引き続き一緒に頑張っていきたいと思います 。

傾聴と関係構築、良かったと思いますよ。

前回、本当に惜しかったですからね~頑張りましょう!

 

さて、我々キャリアコンサルタントが、中高年のキャリアコンサルティングで求められていることは何でしょうか?職業生活設計を支援する上で大切なことは何か・・・セカンドキャリアも含めて色々と考えさせられるテーマだと思いますが、今回もこのように必要に応じて逐語録を作成し、個別レッスンで確認するポイントを指導させて頂くつもりです。   

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キャリアコンサルティングのアプローチは無限に視点があるので難しいですが、2級検定という性質上、公平に試験官が採点をするわけですから、押さえておくべきキャリア理論やスキルのポイントは必ず一定値存在するはずです。 

そこを正しく認識して、押さえておくことはもちろんですが、一発勝負である本番の実技面接で人間相手に実践するスキルも必要です。 

2級検定の合格を目指す方は、引き続き自己研鑽に励んで頂く一方で、国家検定という測定であることも意識して欲しいと思います。 

検定は普段のカウンセリングやあなたのスキルを否定するものでなく、とある日の、ある一定のキャリコンスキルを点で見ているに過ぎませんが、 その一方で、少なくとも積み重ねた努力が多ければ多いほど、その一点で実力が発揮される可能性が高まるわけです。  

なお、皆さんが自己の面談プロセスを客観的に振り返って頂く際は、ラポールはどうか?関係構築は?CL・CC問題把握は?目標設定は?方策の実行は?

それぞれシステマティックアプローチに沿って確認すると、全体の構成の自らの課題点が見えやすいと思います。 

また、キャリアコンサルタントとして把握する問題点に関しては、キャリアガイダンスのプロセス(自己理解・仕事理解等)を活用して相談者が気付いていない問題点をCCとしての見地から見立てていきましょう。

本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m  

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試験対策講座関連の過去記事はこちらです、

合わせてお読み頂けると役に立ちますし大変ありがたいです。 

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