はじめに
お陰様で今月、試験対策講座3年目をなんとか迎えることができました、
感謝感謝の名もなきキャリコンこと敬天愛人です。
3月22日はキャリアコンサルティング技能検定2級の結果発表でしたね!
後期は1級と2級の発表でしたが、皆様の試験結果は如何でしたでしょうか?
今回も技能士検定の結果発表を受けまして、
弊社の試験対策講座がどの程度、受講生のみなさんに貢献できたのか、
具体的に評価点を数値化して分かりやすくまとめさせて頂きました。
私自身が個別レッスンをする上でも、
目標や指導内容の方向性を確認する為でもあります。
より良い試験対策講座を提供するための反省です。
まずは結果を受けとめて改善点を模索し、整理しながら、
もっともっと素晴らしい試験対策講座を目指して行きたい!
引き続き、合格に!成長に!スキルアップに!
一つ一つを大切にコミットしたい!!!
一方で、合否は時の運という要素もある試験ですので、
個別では掲載できませんが、評価点を区分ごとに平均化して、
講座を受ける前の結果と今回の結果を見比べまして、
厳正かつ冷静に自己評価させて頂くつもりです。
これから試験対策講座を検討されている方は是非、参考にしてみて下さい。
おそらく、ここまで分析して一人一人の指導をしている試験対策講座は
それほど多くは無いと思いますので、私で宜しければご連絡下さい。
では、第21回検定におきまして、弊社の試験対策講座を受講前と、
受講後の点数の比較分析データをご覧ください。
第21回検定 試験対策講座 受講前と受講後の比較表分析
左の縦軸が評価点、横軸は評価区分を表しており、
グラフの青いデータ数値は受講前、赤い数値が受講後の評価点です。
第18回から試験対策講座を開催しておりますが、
実技面接の合計平均点(61.0点)が、
基準点(60点)を上回ったのは初めての快挙です!
良かった点
パッと見てご理解頂ける通り、
全項目で評価点が上昇しています。
正直、ほっと一安心しました( ;∀;)
平均値ですので、個人的な誤差はあるものの、
弊社の講座を受講された方は少なからず、
国家検定に対応する評価が上昇し、スキルアップが出来たと、
言ってもいいのではないでしょうか。
これは指導する側としては本当に嬉しいことでありましたし、
様々な試験対策講座や複数回受験され悩みを抱えている方も多い中、
若輩者の私が少しでも貢献できた成果ではと安堵感があります。
今回の第21回キャリアコンサルティング技能検定2級の試験結果は、
実技試験の合格率が約12%です。
よって、これも評価区分ごとに多少の誤差は出るのですが、
合格点(基準到達)に到達できない方は約88%になります。
そんな状況の中、こういった結果が出たことをありのままに受容し、
出来た点は出来た点として、次回の試験対策講座でも良かった点等を
弊社の強みや魅力として伸ばして行きたいと思います。
受講生の合格率は?
そして、一番大切な合格にコミット出来たかどうかですが・・・
受講生の皆さんが頑張ってくれたお蔭様で、
弊社の実技面接合格率は約33%でした!!
単純にですが全国平均の合格率に比べると、
弊社の合格率は約3倍となりました!!
2時間しか個別指導を受けていない方、
テキストのみ購入の方も全て含めまして、
連絡を頂いた受講生、全ての結果を集計した数字になります!
凄いのか凄くないのか、よく分かりませんが頑張ったと思います!
論述試験で最も評価点が伸びた例
平均値だけですと少し具体性に欠けますので、
実際に点数がどれくらい伸びた方がいるのか紹介します。
今回の論述試験では、第21回検定向けの個別指導で解答を指導した方は
全員が60点以上という100%到達を確保することが出来まして、
一番伸び率が大きかった方は62点→77点で15点アップでした。
実技面接で受講生史上最高得点の300点!
今回は全体的に実技面接の評価点が伸びた印象ですが、
受講生の中でとんでもない点数を出した方を輩出することもできました。
なんと、評価点の合計が300点以上!!
す、すごい、凄すぎます!!!
基本的態度80点
関係構築力80点
問題把握力70点
具体的展開力70点
という素晴らしい結果でした。
いや~、レッスンやテキストを販売させて頂いた
こちらが恐縮するほどの脅威を抱く点数なのですが、
ああ・・・
こういう方が高得点を出せるのだなと改めて勉強になりました。
私が知る限り合計評価点では過去最高得点だと思いますし、
弊社の受講生ということで紹介して良いかご相談したところ
すぐに快諾を頂きまして、「敬天愛人さんの助言無くして、
今回の合格は無かったです。ここは断言できます。」という
大変ありがたいお言葉も頂戴できました。
これは指導者冥利に尽きるな~と正直思いましたが、
私の指導というよりは、こういう素晴らしい成果を出せる方に
めぐり会えたことに感謝し、少しでもお役に立てたことが財産ですね。
この点数はご本人の自己研鑽と人間性などを含めた結果ですから、
私の助言を上手く取り入れて、相談者の為にクライエントファースト、
全力を尽くされた結果だと思います。
この高得点の受講生には今回の結果を整理して頂いてますので、
評価点が大幅に上がった要因や面談のコツなどは
後日皆さんにもお伝えできるかもしれませんので楽しみにして下さい!
現時点でお伝え出来るこの受講生が実践された試験対策としては、
- 弊社のテキストを読み返す
- 以前ロールプレイした際の録音を聞き返す
- 当ブログとYouTubeを見る
上記の3段活用で勉強して受検されたこと、
特にテキストは何度も読み返して、口頭試問まで含めた30分全体の流れを
シュミレーション(イメージトレーニング)されたとのお話でした。
後進の皆様にとっても貴重な体験談と情報提供ありがとうございました、
この場を借りて御礼申し上げますm(_ _)m
対策講座の改善点は?
改めて比較データを分析しますと、関係構築力・問題把握力・具体的展開力は
評価点がアップしてますが、論述試験と基本的態度はあまり伸びませんでした。
おそらく論述試験はキャリアガイダンスの6分野中心で指導してますので、
多面的な理論で高い得点を取りに行く解答方法を
最近はあまり教えていないからだと分析しています。
2級検定では様々な理論を使いこなせることが前提ですからね。
じっくり教える機会が多かった第19回検定の時は平均点が66.2点でしたので
これは論述試験をじっくり学びたい方も減少傾向ということもありますし、
問2の問題把握部分で「問題として把握する意識」が少し強いというか、
論述試験とはいえ指摘する思考が文章構成に表出する弊害とも感じています。
すいません、分かる方は分かると思いますが・・・専門家としての見地から
述べる一方で、文章で相談者の意思を尊重し支援する難しさと言えます。
それと第21回は突出して凄い点数の方がいらっしゃる一方で、
逆に評価点が伸びず悪くなってしまった方もいらっしゃいます。
正直ここに関しては、自己分析というか試験対策講座の改善点が
ハッキリ見えていまして、一番の理由としては私が1級検定を目指すため
他の試験対策講座を受講したのに1級検定の実技面接結果が物凄く下がったこと
何も試験対策講座をやっていない前々回の評価点より今回が悪かったことで
試験対策講座そのものの弊害に気付いたことが大きな収穫でした。
ちょっと何言っているか分からないかもしれませんが、
要は試験対策講座を受けるメリットデメリットが明確化出来たということです。
試験対策講座を受けるということは合格に向けたメソッドを習得すること、
しかし、その一方で見えないところにデメリットが発生しているのですね。
これは私も1年間を通して1級技能士の会のメソッドを習得したことで
大きな弊害が忍び寄っていることに気付かず、
本試験で力を発揮できなかった大きな要因だと分析しています。
※メソッド自体は勉強になりますし、それが悪いとか否定はしません
まあ、普通に考えて1年間、自分よりも上のキャリコン1級の先生方の下で
一生懸命に勉強してきたら評価点が上がると思いますよね?
これ自体が落とし穴、残念ながら私の壮大な思い込みだったということです。
そして、今回の試験対策講座で合格者と、もう一歩の方との大きな違いを、
私は肌で感じ取り、更に認識できる自信が付いてきました。
それにしても、20分の中で具体的展開力までを求められている試験で、
そこまで辿り着いていないにも関わらず60点という方もいますし、
順調に方策のコミットメントまで行ったのに50点以下という方もいます。
しかし、これが逆に大きなヒントになっているわけです!
※口頭試問のフォローでも違いは出ます。
これらを横断的に知り得る立場ですので、
様々なことが起こり得る試験だなと少し驚きもありますし、
2級試験の難しさ、逆に言えば、こういう風に進めるという「型」や
点数にとらわれ過ぎると我を見失う可能性もあり得ますね。
試験官も人間ですし・・・ね。
ということで、まずは初心、基本に立ち返ることが肝要です。
やはり試験では、下の4つの評価区分を正確に理解し、
それに対応するスキルを教科書通り、基本に忠実に習得していくことが、
目の前の検定合格、その先の長期的なキャリアや実務に役立つような、
スキルアップに繋がっていくという視点で良いのかなと思います。
2 級実技(面接)試験の評価区分とその内容を振り返る
改めまして、試験後に「何が悪かったのでしょうか」とよく聞かれますので、
まずは2級試験では「何を評価されているのか」をよく理解しましょう。
基本的態度
キャリアコンサルタントとして自分をありのままに受容し、
言語・非言語で表現し、多くの場合、一致していること。
また、必要に応じて相談者の個別問題に応じた支援(助言・情報提供等)を
適切に行うことができること。
関係構築力
キャリアコンサルタントとして、
相談者に対する受容的・共感的な態度及び誠実な態度を維持しつつ、
様々なカウンセリングの理論とスキルを用いて、
相談者との人格的相互関係の中で相談者が自分に気づき、
成長するような相談を安定的に進めるこ とができること。
問題把握力
相談者が表現した内容から、
相談者が相談したいことを把握し理解するとともに、
相談者が訴えている以外の相談者の問題を把握しており、
推論の根拠も説明できること。
具体的展開力
相談者との関係性を意識しながら面談を進め、
相談者の訴えを理解した上で適切な目標を設定し、
キャリアコンサルタントとしての対応を適切に選択し、
対応できることで、相談者に気づき、変化(問題に対する認知の変化、
自分または重要な他者に対する認知の変化、
自己の表面的な表現から内面表現への変化、
具体的行動や意欲の変化など)が起こること。
以上の4つの評価区分を試験時点の自分のロールプレイに照らし合わせ、
出来れば逐語録に起こして振り返ってみると良いのではないでしょうか。
そこから細かいスキルや点数の底上げ、苦手分野の改善等は
私でもお手伝いできますのでお声がけください。
おわりに
第21回キャリコン技能検定対策講座の
受講前と受講後を点数比較で大公開!のまとめです。
- 試験対策講座受講前と受講後の比較表分析
- 受講生の合格率は?
- 実技(面接)試験の評価区分とその内容を振り返る
今回は弊社試験対策講座の実績を厳正にチェックしながら、
検定後の振り返りについて確認してみました。
まだまだ指導者としては若輩者ではありますが、
試験対策講座を受講された方からは、
合否に関わらずご連絡を頂き誠に感謝しています。
この場を借りて、御礼申し上げますm(_ _)m
弊社の試験対策講座は基本的にマンツーマン指導が多いので、
応募があってから受講生に合わせたスケジュールを立てて、
カリキュラムを薦める自由な形を取っています。
逆に言えば、基本的にどんな方でも試験までにある程度勝負出来るように、
最大限に寄り添いサポートをしているつもりです。
今回、惜しくも不合格の方には、少し早いのですがフィードバックや助言、
もしも、また試験対策のお手伝いをさせて頂けるようであれば、
第21回試験の結果を踏まえた講座内容を検討し、提案を始めております。
そういう意味では、2級検定試験にチャレンジすること自体に、
そもそも大きな意義と意味があると思って下さい。
受検して不合格になった経験はとても大きいです。
でも、その後に合格した経験はとてつもなく大きいです。
不合格も合格も経験した私が言うことですから、
それほど間違ってはいないと思います(笑)
ショックを受けた方、悩む方、休みたい方、
色々な方がいらっしゃるでしょうけど、
敬天愛人はチャレンジする方を引き続き全力で支援します。
私も指導する身ではありますが、
皆さんと同じチャレンジャーでもあります!
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また、一緒に合格を目指しましょう!!
大変なお気持ちも、お辛いお気持ちも良く分かります・・・、
だからこそ引き続き一緒に頑張って行きましょう!
本日もお忙しいところ、
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座
試験対策が必要な方は私のサイトに掲載されている過去記事を、
宜しければ使ってみてください。
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