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【合格体験記/実技300点】キャリアコンサルティング技能検定2級

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【合格体験記/実技300点】キャリアコンサルティング技能検定2級

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛仁です。

 

先日、弊社のキャリアコンサルティング技能検定2級の試験対策講座で

第21回2級検定に合格した実技面接の合計点が300点以上(平均75点)

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 の受講生から「合格までの過程を整理した内容を受験体験記として

情報提供しましょうか?」という大変ありがたいご連絡がありました。

 

改めて体験記となりますと、相手方の手間や労力の負担にもなりますし、

合格者の声などは依頼していないため、完全に善意での情報提供ですが、

内容も大変素晴らしく、これから受験を考えている方のお役に立つと思います。

 

以前にも一度、ご厚意で合格者の声を頂きましたが、待望の第2弾です! 

www.careerlife.jp

合格体験記は、その受講生がどのような決意で試験に臨み、

様々な苦悩を乗り越えて合格された臨場感というか

ライブ感の様なストーリー性もあって、非常に分かりやすく

読み応えがある素晴らしい内容になっていると思います。 

 

今回もそういった経緯で、「合格体験記」として、とてもリアルな声を、

ほぼそのままご紹介させて頂こうと思います。

 

今後の試験対策講座や勉強方法に悩んでいる方の参考になれば嬉しいですし、

皆さんの合格のためにお役立て頂ければ幸いです。

氏名は匿名希望で、私の苗字の部分は全て敬天愛仁表記となっています

 

それでは、どうぞご覧ください!

 

2級技能検定・受験体験記

◆試験結果

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◆具体的展開が課題

第19回の結果を踏まえ、具体的展開力に課題がある事がわかりました。

そのため、今までの勉強方法や、旧知の仲間とのロールプレイだけでは

具体的展開力を高める事は難しいと考え、

誰かの指導を受けようと判断しました。

そのため、ネットを用いて情報収集を行いましたが、

当初は学科試験・論述試験の会場付近で対策講座のチラシを配布している

団体への応募も考えました。

しかし、出来れば個別指導をしてもらいたいと思い、

関東地域で個別指導に力を入れていらっしゃる、

キャリア・ライフの敬天愛人さんのブログを見つけ、

まずはキャリコン義塾のテキストを購入、

その内容に満足と手応えを感じ、次に個別指導の申し込みをしました。

 

◆敬天愛人様の指導を受けて

敬天愛人様とのロールプレイから頂いたアドバイスは以下の通り。

  • 声のトーンやペーシングはOK、話しやすい雰囲気づくりが出来ている。
  • CLの働いてきた仕事の内容を質問し、CLがどのように仕事と向き合ってきたのか、もっと仕事への思いを引き出すこと。
  • 次に、それをコンプリメント(賞賛)する。もっと相手をその気にさせる事で関係構築力も高まるし、CLのポジティブな発言が増える。
  • コンプリメントはCLを元気にする。我々CCは、CLを元気づける事が使命である。
  • CLが元気になれば、自分で殻を破れる(現状を打破出来る)ようになる。
  • また、CCが感じた事をCLに伝えて、CLの本音を引き出し、目標の共有化をおこなう。
  • キャリアシートやジョブカード等ツールを用いる場合、その必要性をこれでもかというくらい何度も説明してCLに理解してもらう。ただ説明しただけでは、やる気が起こらない。

 

◆気付き

敬天愛人様からのアドバイスはいずれも大きな学びとなりましたが、

一番大きな気付きはCCがもっと自分の感じた事を話しても良い事と、

コンプリメントの重要性でした。

私は、先に産業カウンセラーの資格を、

翌年キャリアコンサルタントの資格を取得しましたが、

産業カウンセラー養成講座で学んだ傾聴のクセが強く、

CLの使った言葉以外の言葉は使わない、という指導に縛られていました。

そのため、CCが感じた事を話すのはCCの価値観の押し付けではないか、

とか、CCとして気付いた問題点をCLにフィードバックするのは

誘導ではないかと考えておりました。

しかし、傾聴だけでは問題把握までは出来ても、

次の具体的展開力には至りません。

敬天愛人様の個人指導を受けて、その事に気付いた事が大きな成果でした。

また、帰宅後読んだ著書に、平成28年にキャリアコンサルティングの

能力要件の見直しがあり「指導と助言」の文言が追加されている事を知り、

自分の課題はこの「指導と助言」が出来ていない事であり、

そのため具体的展開力が低い、と認識しました。

 

◆敬天愛人本の再読

木村周著「キャリアコンサルティング 理論と実際」、

渡辺三枝子著「キャリアの心理学」、

宮城まり子著「キャリアカウンセリング」はそれぞれ、

木村本、渡辺本、宮城本といわれ、キャリアコンサルタントの

バイブルとされていますが、そのエッセンスを

論述・面接試験の勉強用に集約されたものが

敬天愛人様の書かれたキャリコン義塾のテキストだと思います。

私は、キャリコン義塾のテキストを敬天愛人本と名付け、再読を始めました。

私が、特に繰り返し読んだ点をご紹介しますと、

 

その1「インタビューとコンプリメント」

問題把握力のポイントに書かれている

「CLの思い(感情)の根本までインタビューせよ」。

この深く質問する事の重要性と、CLに対して

インタビューするような感覚で質問する姿勢や心構えです。

特に、インタビューするような感覚で質問すれば、

CL側の心理的負担が低減され、さらにここで

CCからのコンプリメントが加われば、

むしろCLからどんどん話したくなるのではないか、と考えました。

 

その2「マジックワード」

マジックワードを覚えて、いざという時に使えるようにする。

これは、面談が行き詰ってしまった時に使える、本当に役に立つものです。

これを知っているだけで安心でき、

神社やお寺の合格祈願のお守りよりも心強いものです。

この、マジックワードをCLに問いかけ、CLの発言を受けて次に

「では、これからその〇〇の解決に向けて一緒に考えていきたいのですが

どう思いますか」と発言すれば、もう目標の合意が出来てしまいます。

まさにマジックワード。これは目からウロコでした。

 

その3「多面的な視点」

具体的展開力の(2)相手の立場を考えさせる(多面的視点)。

この技法は、日常生活の中でも一般的に使われている方法です。

例えば、職場ではお客様の立場で考えてみるとか、自分が上司だったら

部下にどのような事を期待するか等々、用いられています。

でも、CLの発言した言葉を用いて応答していく来談者中心療法を

重視する産業カウンセラーには禁じ手ともいえる手法だった事もあり、

これまではロールプレイで用いる事をためらっていました。

以上の3点が、

これまでの自分のロールプレイに欠けていた事だと気づきました。

これにより、次回(第20回)は合格間違いなし!という確信を得ました。

 

◆練習での葛藤

敬天愛人様の助言や、敬天愛人本の再読により、

自分の課題が明確になり、また、対策もわかりました。

次に、試験合格に向けて対策を実行出来るようになるためには、

練習が必要となります。

私は、これまで一緒に産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの

勉強をした仲間と、2級合格に向けて勉強してきました。

上記のように、自分の不合格の原因と対策がわかったので、

仲間同士のロールプレイでも、コンプリメントをしたり、

相手の立場を考えさせる等の技法を用いました。

しかし、私のキャリアコンサルティングのスタイルを急に変えた事もあり、

それに慣れていない他の仲間からすると、

ロールプレイ後のフィードバックでは、「誘導ではないか」とか

「価値観を押し付けている」と言われる事があり、正直なところ、

自分の対策が間違っているのかもと、自信を無くす事もありました。

敬天愛人様からの指導や敬天愛人本の内容など、

私のキャリアコンサルティングのスタイルを変えた理由を説明しましたが、

他のメンバーはそれに馴染めず違和感があるようでした。

ロールプレイを繰り返す程ダメ出しされるので、従来のやり方がいいのか、

コンプリメント等を用いた新しいやり方がいいのか、と迷いが生じ、

正直なところ、もうこのメンバーで勉強しても

意味が無いとも思った事が何度もあります。

その頃、よく仲間に冗談で

「キリスト教の布教により迫害や弾圧を受けた宣教師になった気分」

「このまま隠れキリシタンとして隠遁生活を送るかも」と言っていましたが、

実は本心でもありました。

 

◆第20回も不合格

上記のような中途半端な状態で受けた第20回。

頭では新しいやり方で臨もうと考えておりましたが、緊張もあり、

ロールプレイ中「ここでコンプリメントした方がいいのか、いや、

ここは止めておこう、でも、ここでコンプリメントして深堀した方が

問題把握につながるぞ、でも今からでは遅いか・・・・」

と、色々考えているうちに20分経過。

口頭試問でも、自分が何を返答したか覚えていない状態でした。

 

◆運命の第21回に臨む

第19回で不合格になった事、その後の敬天愛人様の個別指導を受けた事から、

傾聴ベースのキャリアコンサルティングでは、

合格出来ない事が明確になりました。

そして、従来のやり方と新しいやり方での狭間で揺れ動く、

中途半端な状態で臨んだ第20回も不合格。

むしろ、第19回よりも具体的展開力は下がっています。

そのため、第21回に向けて、私は今までのメンバーと練習はしつつも、

キャリアコンサルティグングのスタイルは、新しいやり方で押し通しました。

そして、仲間からのフィードバックも一切無視しました。

そのとき、他の一緒に勉強している仲間に対して、私が合格したら、

このやり方が正しい事になる。

でも、私が不合格で他の仲間が合格したら私のやり方が間違っている事になる。

お互い、自分の信じる道を歩もう、と話し合いました。 

 

結果、一緒に勉強している仲間5人のうち、私のみ合格となりました。 

 

なお、今回私のキャリアコンサルティングでのロールプレイが

試験対策として効果的だったというだけであり、

一緒に勉強している仲間の方々とは、誰かの役に立ちたい、

社会全体がもっと働く人にとって過ごしやすい環境にしたいという

思いは変わらず、忘年会や新年会など一緒に楽しく過ごしています。

 

◆ふりかえり

ここまで書いて気付いた事は、当然ですがキャリアコンサルティングの

ロールプレイと産業カウンセラーのロールプレイは違うという事。

そして、三つ子の魂百までといわれるように、最初に学んだ事ほど

それに染まりやすく、また、それに縛られてしまう事です。

「相手の立場を考えさせる技法」など、日頃の日常生活のなかで

普通に用いられている事も出来なくなってしまう危険性に気付きました。

また、中途半端な状態では合格出来ない事。

迷いなく、試験に臨めるまで練習する事で、当日も自信を持って受験出来ます。

そのためには、ただロールプレイを繰り返すだけではなく、

理論が重要であり、それも学科試験に出るようなものではなく、

敬天愛人本に記載されているような面接試験で実際に行動出来るレベルまで

具体化されたものが必要です。

学科試験は知っていれば受かりますが、面接試験は知っているだけではなく、

実行出来る事が大切であり、

練習で使えるまで具体的になっていないと役に立ちません。

試験対策講座で、通り一遍の知識を指導しているところは

たくさんありますが、実行レベルまで具体的になっているところは、

おそらく関東周辺では敬天愛人様だけではないでしょうか。

敬天愛人様の個別指導を受けていなければ、

第21回も傾聴ベースのキャリアコンサルティングで臨んでおり、

その結果は不合格だったと思います。

また、上記の「◆敬天愛人本の再読で触れた3点」が、

私にはとても効果的でした。

改めて、貴重なお時間と気付きを頂けた事に、心より感謝申し上げます。

 

 

終わりに

「【合格体験記/実技300点】キャリアコンサルティング技能検定2級」は、

如何でしたでしょうか。

 

まずはこの場を借りまして、

貴重なお時間を頂戴し、素晴らしい合格体験記で

情報提供して頂いた受講生に御礼申し上げますm(_ _)m

 

ここまでコンプリメントを頂戴すると物凄いことをしたようですが、

現実には受講生が真摯に試験勉強を重ね頑張ったことが一番大切な要因で、

3度目の正直で、その努力が結実した結果「合格」だと思います。

 

私自身もそうでしたが、指導を受けている時間よりも

地道な自己練習で研鑽した時間の方がはるかに長いわけですから。

 

その一方で、もしもお役に立てたのだとしたら、

私の指導がほんの少しだけ「合格への転機になったのでしょう。

 

例えば、私は産業カウンセラーや標準レベルを受検していないため、

実務経験のみで2級を受検して合格しているちょっと特殊なキャリコンです。

 

その分、しがらみやこだわりは少なく、

ビジネスや実践で役に立たない

知識や理論は行動に繋がらず意味を持たないと考える反面、

会社員時代は「全社員の思いを理解する管理者」で居てほしいと

重役や幹部に言われていましたので、

傾聴や相手を理解することを

とても大切にするサラリーマンだったと思います。

※ビジネスの現場では、偉い人やとっつきにくい人ほど話を聴いてもらいたいと思っています

 

例えば根本まで相手にインタビューすることや、多面的な視点は、

ビジネスで学んだ思考の3原則を問題解決に向けて私なりに応用したもので、
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この弊社の教え方・伝え方が傾聴寄りの姿勢に上手くマッチングする等、

今回の受講生にとっては勉強方法や適性が合っていて相性が良く、

私の指導が高得点に結びつくように上手くハマったのかもしれません。

 

ですから、色々な指導者の下で学び研鑽することも良いでしょうし、

自分に合った勉強方法や指導方法を選択することも良いでしょうし、

その一方で後悔の無いように、納得できる講座や練習を通して、

合格やその先の未来を描いて成長して頂きたいと思います。

 

覚悟を決めたらそのやり方を貫き通して極めてみること、そして、

ふとした時に、自分のやっている方向性を多面的な視点で冷静に振り返ること、

PDCAサイクルと同じように、この繰り返しではないでしょうか。

 

私は自分に力がない分、受講生に合った指導を心掛けていますし、

指導の背景にある根拠や理論をブレないでやり通す信念を大切にして、

これまでの講座歴や経験もしっかり聴取した上で講座を始めます。

 

どのように指導すれば一番良いかを個別対応で考えていくことは、

私の中では特に大切なことですし、自分が生き残っていく術でもあり、

弊社の試験対策講座(個別レッスン)の特長でもあります。

 

今回の受講生は遠方からお越し頂いてましたから、

特に短時間でも効率よく指導できるような準備・協力関係を築いて、

少しでも質の良い指導が出来るように心掛けていました。

 

本当に合格おめでとうございました!!

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今後もこういった指導が自分に合っているのでは?

興味や関心のある方はご連絡をお待ちしておりますので宜しくお願い致します。

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それでは引き続き、合格目指して

一緒に頑張りましょう!!(`・ω・´)ゞ 

 

本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございました。 

 

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