宇宙の道理、自然の営みを「天道」と言います。
自然は急ぐこともなく、留まることもなく、変化が進んでいきます。
無理なく、だんだんと、緩やかに変化していきます。
地球の営みも、いきなり氷河期が来るのではなく、
緩やかに少しずつ寒くなって氷河期が訪れます。
私たちが食べるご飯も、ゆっくり噛んで味わうと、
消化が促されて、少しずつ身体の調子が整います。
人生も同じ。
時の流れも同じです。
急がせることも、ゆっくりにすることもできません。
人間は自然の一部ですから、同じ道理で進みます。
そう、天道と人道は同じ道理です。
ですから、何か事を成し遂げようとするときは、
機が熟すのを待つことが肝要で、急がずに事を成すこと。
急がずにだんだんと進むことを「漸進」と言います。
人道を漸進すること。
何としても成し遂げたい何かがあるなら、
天道が漸を持って運ぶように、人道も漸を持って運ぶことです。
人を相手にするのではなく、天を相手にすることです。
『天を知り己を知れば、人道殆うからず』
「敬天の思想」天が望むように生きることで我を忘れ大願成就する - キャリア・ライフの自己研鑽カレッジ
あなたは自然に事を成すことが出来るでしょう。
自然と調和するように生きれば、人道にも調和が生まれます。
自然と調和のとれた人生が、成功の秘訣です。
あせらず、くさらず、おごらず、漸を持って生きます。