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第19回キャリコン2級検定 仮想ロールプレイケース5まとめ ver.4

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

暑くなってきましたね~、試験対策講座も盛り上がってきました! 

第20回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座の個別指導です。  

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この講座の中で、実技面接試験出題の仮想ロールプレイを実施し、

逐語録を分析してカウンセリング技法などの確認を行っています。   

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キャリコン2級を受験される方は、こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います。

 

でも、皆さんは自分のロールプレイを録音して聞いたり、試験対策講座の先生に指導を受けたりはしていても、文章に起こして添削されたことはあまりないのではありませんか?

 

案外、同じことを何回も言っていたり、マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェックシステマティックアプローチのカウンセリングプロセスをきちんと踏んでいるかなどは、その場の相談支援や指導の会話だけで確認しきれていないのではないかと思っています。

 

そんな皆様に、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。

 

添削をしながらロールプレイが見れる指導編となっております。

 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。 

 

CL役はヨシダさん、

CC役はスズキさん(仮名)

指導・添削は私でお送りします。  

 

試験を受けない方でも相談を受けた時や

コミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。

では、行ってみましょ~う!!

 

音声動画(ロールプレイ)はこちら!

youtu.be

音声動画(口頭試問)はこちら!

 

youtu.be

 

相談事例

◆ケース5 ヨシダさん 36歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KAと表記

 

CL1 

ヨシダです。 

CC1

ヨシダさん、こんばんわ。どうですか、お席の位置なんかは?

 

CL2 

あ、大丈夫です。 

CC2

私の方は少し動かせて頂きます、時計の位置も動かさせて頂きます。

ヨシダさん、最初に2点だけお断りをさせて下さい。

今日ここでお話頂く内容っていうのは、ヨシダさんの許可なく外部に漏れることは一切ございませので、どうぞ安心してリラックスしてお話下さい。

それと時間なんですが20分ということが決まってますので、20分の間、どうぞ色々なお話が聞けたらと思います、その旨、ご了承ください。(はい、分かりました)

それではヨシダさん本日はどのようなご相談でお見えになられましたか。

 

ラポール形成(心の架け橋)は「冒頭」から

KA 

このCC役の方はハッキリとした発音で、声の質・量も安定しています。 

普段は企業分野の領域でお仕事をされている方ですので、今回のヨシダさんのような専業主婦の方の思考性や再就職市場などの前情報には疎いはずです。

であれば、専業主婦の悩みなどを事前に情報収集してロールプレイに臨み、関係構築に生かせるとラポールの形成にも役立ちますね。

ご自身のカウンセラーとしての強みと弱みをしっかり認識して、事前に対策を講じましょう。

 

CL3

私、大学を卒業後に食品メーカーで勤務してまして、育児休業から復職したんですけど(はい)不本意ながら退職してしまったんですよね。

その時に仕事と育児がですね、両立があまり上手くいかなくて、その後退職して今は専業主婦をしています。

今までは育児や家事に結構夢中にやってきたんですけど、少し子供も小学生になりましして、手が空いたというか・・・物足りなさを少し感じてます。

以前のようにちょっとやりがいのある仕事をしたいなというのがあるんですけど、再就職ってなるとちょっと不安や心配もあるので(うん)相談に伺ったんですが。 

CC3 

そうなんですね、ヨシダさんは以前食品メーカーにお勤めで(はい)育児休業されて、復帰されたんだけれども不本意ながら退職されたという経緯をお持ちで、それ以降専業主婦をされてそれで今回お子様が小学校に上がられるというようなことで、毎日物足りなさみたいなものを感じられて(はい)以前の様なやりがいのあるお仕事をもう一度というようなことで、復職したいんだけれどもそれについてご心配な点とかご不安な点があるということなんですよね。 

 

CL4 

そうですね~ちょっと不安や心配というのがありまして。 

CC4

そこのところをもう少し詳しくお伺い出来ますか?

 

「主訴の要約」

KA
CC3が主訴の部分になります。

論述試験でもそうですが、悩み抜いて相談に来るわけですから、普通は最初に表面的なCL視点で大事な悩みや言葉を言ってくると思うのです。

この主訴が解消されるための方向性やきっかけを、我々キャリコンが様々なキャリア理論やカウンセリング技法で気付きを促しながら展開していきます。

このCLが問題を抱え、その問題を解消するための相談だということを忘れないでほしいですし、それに向かって一緒にやっていくことをハッキリと声に出して言って下さい。 

 

CL5 

再就職のことなんですけど、4年ぐらいブランクがあるので、どのように探したりですとか、再就職に向けてどのようにやればいいのかよく分からなくてですね(うんうん)

CC5

そうなんですね、4年のブランクがあって今後再就職に向けてどういう風にやっていったらいいか、というようなことで不安に思われているということなんですね。 

 

CL6

そうですね、仕事面なんかも今からやって通用するのか、やりがいのある仕事が出来るのかなとか、そんな心配もしてますね。

CC6 

その4年のブランクのご心配なんですが、以前のやりがいのあるお仕事ということなんですけれども、退職される前ですよね(はい)どういう思いでお仕事されていたとか、お聞かせ頂けますか。

 

「伝え返しと受容・共感のやり方」

KA

ここまで5分弱ですが丁寧に言語追跡しながら繰り返し技法で関係構築してますので、とても良いリレーションで初期面談に入れました。

その一方で、言葉が先行し、受容・共感が少ない気がします。

例えばCL6ではブランクを心配して不安なことを述べているのですから、

CC6で例えばですが、

「4年の間お仕事から離れていると心配ですよね・・・ヨシダさんとしてはもどかしさや焦りもあったんじゃないですか?」と受容・共感したり、

「やりがいのある仕事をこれからヨシダさんにお聞きして、再就職に向けて一緒に考えて行きますから安心してお話し下さい」などと励ましたりすると、心理的距離感が縮まってくると思いますし関係構築も深まると思います。

事務的に「言い換える・繰り返す・問いかける」ことで話を進めるのではなく、相談者の立場に立って、相手の内的世界を理解・共有しようとアプローチすることでCLも心を開いてくれるのではないでしょうか。 

 

CL7

はい、やっていたのは営業の事務というか、仕事としては本当に楽しくて営業のサポートみたいな形で受注したものを処理したりですとか、事務の方の仕事も手伝ってですとか(うん)やりがいも感じてましたので出来れば同じような仕事が出来ればいいなというようのはありますね。

 

CC7 

以前は営業事務をされていて、営業の方のサポート、ていうことで楽しくてやりがいがあったということですよね(そうですね)

やりがいっていうことはヨシダさんはどういうところにやりがいを感じていたんですか。

 

CL8 

そうですね、営業の役に立てることも嬉しかったというか楽しかったですし、事務処理なんかも結構しっかりやる方なので(うん)キチキチやっていく処理するというんですか(うん)そういったところも自分としては向いていたかなと思いますね。

CC8 

営業の方の役に立つ部分だとか、事務処理なんかもしっかりやるということですよね(そうですね)営業の方の役に立つという面では、具体的にどういうところが感謝されたとか? 

 

CL9 

お客さんから取ってきた受発注の内容の確認ですとか、金額の確認もしますし(うん)見積もりを作ったりですとか、それをこうPCに打ち込んで整理・リスト化してまとめてまた次の営業に役に立つようにとか(ん~)そういうサポートですね。

そういったところはしっかり表を作ったりとかして、それで営業さんの売上が伸びたりすると嬉しかったので、そういう意味で会社の役に立っている感じはありましたかね(うんうん)

CC9 

そうなんですね、営業サポートとして事務処理的なこともしっかりなさって、表にしたりとかそういうビジュアル面でも作れたりということなんですね。

 

「あいづちの打ち方と自己効力感の上げ方」

KA 

あいづちの打ち方やタイミングは良いのですが「うん」「ん~」「ん~うん」など単調に感じますね、せっかくのあいづちが勿体ないです。

ブランクを感じて再就職への不安があるのですから、自己効力感の喪失も考えられますし、あいづちでも言語的説得で自己効力感を上げることは可能です。

【あいづちの例】

例えばCL9で私があいづちを打つとしたら多分こうなります。

お客さんから取ってきた受発注の内容の確認ですとか(受発注の?)金額の確認もしますし(ええ)見積りを作ったりですとか(ほ~見積も?)それをこうPCに打ち込んで整理・リスト化してまとめてまた次の営業に役に立つようにとか(お~!それ役立ちますよね)そういうサポートですね。

そういったところはしっかり表を作ったりとかして(凄いじゃないですか)それで営業さんの売上が伸びたりすると嬉しかったので、そういう意味で会社の役に立っている感じはありましたかね(役に立ってますよね、うんうん)

驚きをもってリアクションする、ノンバーバルも含めてオーバー気味に励ますくらいで丁度いいと思います。

ヨシダさんはとても不安で心配で相談に来ているのですから。

こういう寄り添い方は私の長所でもあり、こちらの記事でも確認できすので宜しければ状況に応じて使ってみて下さい。 円滑なコミュニケーションにも役立ちます。

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CL10 

そうですね、管理とかそういったところもちゃんとやってましたけどね。

CC10 

先ほど事務処理もしっかりやって楽しくということなんですが、具体的にスキル面では毎日どういったことをされていたんですか?

 

CL11 

さきほど言った見積書もそうですけど、あとは顧客リストの管理ですとか、受発注があれば伝票の処理とか売掛・買掛の処理を専用のソフトでやったりはしてましたね(うんうん)基本的にはPC使ってましたね。

CC11

事務処理とかも見積書とか伝票とかPCも使ってられた。  

 

 CL12  

ああ、そうですね普通には使えると思います(うんうん)

CC12 

普通にはとおっしゃいましたけど、どうなんでしょうかパソコンを使ったお仕事っていうのもご自身やってみたいというか? 

 

CL13 

そうですね、パソコンを使うのは好きですね。

入力も好きですし、スキル面では関数や表を作ったりとか(うんうん)そういったものも出来ると気持ちがいいというか、分析とかも好きですね。

楽しいと思います。

CC13 

パソコン面でも色々、関数とかを使って、かなりスキル的に凄いじゃないですか。

 

CL14 

まあ徐々にですけどね、出来るようになったという(うん)そんな凄い関数は使えないですけどね。

CC14 

そういう面でも営業のサポートとして役に立たれてということなんでしょうね。 

 

CL15 

自分のスキルアップに繋がっているというか、自分のやりたいことなのかなと思ってましたので、楽しかったなと思いますね。

CC15  

そうなんですね、楽しいとまで思えるということで(そうですね、やりがいもあったんで)あ~そうですか。

営業の方のサポートとして自分のスキルアップにも努力されてきたんですよね~。

 

10分経過

 

CL16  

そんなに嫌だとかそういうのもなく、自然と頑張ってやっているうちに付いたというか(う~ん)そんな感じですね。

CC16 

なんか営業の方から感謝されたとか、役に立つことと仰ったので、そういったエピソードとかっていうのは何かありますか。 

 

CL17 

そうですね、何か大きいっていうのは無いんですけど(う~ん)まあソツなくというかミスなくやってくれるということで、しっかりやってくれているという評価は頂いてましたね(うんうんうん)上司の方もそういったところは頑張っているなというか、一定の評価は頂いてたと思うんですけど。

CC17 

あ~、そうなんですね。

ヨシダさんの頑張りが周りの方の評価とか役に立つということに繋がってたということなんですね。

  

CL18 

そうですね、やっぱりサポートなんで私がミスしてしまうと元も子もないというか(うんうん)

CC18 

事務処理的なこともパソコンを使って結構上達してこなしてられたんですけど、人のサポートという面でのお気持ち面ではどうでしたか?

 

CL19

ん~、やっぱり役に立っているというか、サポートする仕事っていうのは私自身がこう世話焼きじゃないですけど(うんうん)そういったところもあるので・・・目配りというか、する方なんで、そういう意味でも合ってたんですかね?

CC19 

そうなんですね~、世話焼きとおっしゃいましたけど、そういうようなお心遣いをね(はい(笑))そういう面でも周りの方とか会社とかに貢献されて頑張ってこられたんですよね。

 

CL20 

そうですね。

CC20

そういう風な思いで今回、再就職をもう一度ああいうやりがいのある仕事で、というようなお気持ちなんでしょうかね。

 

抽象的な表現では具体性が乏しく深掘りが展開出来ません

KA

全体的に気になっているのですが、「ああいう」「そういう」という抽象的で省略しているような表現が少し気になりますね。

CLは「ああいう」「そういう」ことが自分でもよく分からないから相談に来ていると思うんです。

ヨシダさんは何をしてきてどんな能力を育んできたのか、どんな強みを持ち、どのような仕事にやりがいを感じているのかを深掘りしているのであれば、尚更、具体的な言語表現を展開して、直接言ってあげて気付きを促す必要性を感じます。

その気付きがCLの主体性や自己変容を導くはずです。

検定でのCL役は何も知らない状態、分からない状態で来談しているくらいの心構えの方が、知っているだろうとか、それくらい分かるだろうという我々の思い込みを捨てられるので良いのかもしれません。

それと、感情への応答で気持ちを聞くことは大切なのですが、再就職でやりがいのある仕事に就くために、キャリコンとして職業適性やマッチング的な要素の問題把握をすること、具体的にどのようにやりがいのある仕事を探していくのかを専門家としての方向性を踏まえてCLと一緒に考えていってほしいです。

 

CL21

やりがいのある仕事を出来ればなと思っているんですけど。

以前、仕事と育児が両立っていうのが上手く行かなかったので、そういった面でそういう仕事に就けるのかなとか、そういう仕事をまたやりたいんですけどまた不本意で辞めたくないなとか。そこが心配。

CC21 

ああ、そうなんですね、それが心配。

不本意ながらも辞められたっていうことなんですけれども、不本意ながらっていうお気持ちはもう少し詳しくお伺いできますか?

 

CL22 

やっぱり辞めたくなかったのに辞めざるを得なくなっちゃったというか。

CC22 

辞めたくなかった。 

 

CL23 

う~ん、やりがいもあったし楽しかったので。  

CC23 

う~ん、楽しかったしやりがいもあったしということで、そこでどうして辞めなくてはいけなくなったんでしょうか。

 

受容・共感が弱いのでラポール形成出来ていない

KA

不本意で辞めたくなかったのに辞めざるを得なくなっちゃったと、辛い感情を吐露しているのですが・・・寄り添えてますかね?

それと、CL21「仕事と育児が両立っていうのが上手く行かなかったので、そういった面でそういう仕事に就けるのかなとか」と相談者が言っているのですが、CC23「どうして辞めなくてはいけなくなったんでしょうか」は言語追跡的にも問題があるのではないでしょうか。

面談初期もラポール形成は大切ですが、中盤から後半も常に意識することです。

 

CL24 

はぁ~どうしてなんですかね。

まあ仕事と育児がバランス取れなかったと思うんですよね。

CC24 

育児の方はどんな状況だったんですか

 

CL25 

育児の方は今小学生になりましたけど、途中までは保育園に一回預けて、預けるのに手間取ったというのもありますし、預けてからも体調不良で呼び出しも多かったりとか。朝とかもバタバタしちゃうし、自分自身としてもちょっと疲れちゃったなというか・・・そういうのがありましたかね。

CC25 

そうですね、体調不良とか呼び出しとか、ご自身も疲れていたということなんですね。

 

「シュロスバーグ氏の4S点検」

KA

それだけ大変な状況ということなのですから、伝え返しするだけでなく、なんでこの相談者はこういった状況に陥ったのかを心配(受容・共感)して確認しなくてはいけませんよね。

CC視点では相談者が気付いていない問題、そういった転機や困難に見舞われた自己の原因や状況を点検する事で、乗り越えていくきっかけを作り、相談者と問題を共有して目標に向かって行きたいところだと思います。

そのための言葉、問いかけを活用しましょう。 

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CL26

疲れちゃいましたね(沈黙5秒)

CC26

それに対して辞めたくなかったけど辞めざるを得ないっていう風になっちゃったのは、どうだったからとか、今振り返ってどう思われますか? 

 

CL27

ええ~、そうですね・・・。

その時はもう辞めるしかないかなと、自分もいっぱいいっぱいになっちゃったんで(うんうん)そういう気持ちでしたね。

CC27

ご自身もいっぱいいっぱいになっちゃったということなんですね。

それは辞めたくないお気持ちでどうしてたら、続けられたかなとか、今振り返ってみてどうですか?

 

質問がループした原因と「真の問題把握」

KA

CCとしての質問の意図、 CLからすると同じようなことを聞かれている印象を受けるはずです。

なぜこういう構成になってしまうかというと、まず、「仕事と育児のバランスが取れなかったから不本意ながら辞めた」と言っているので、それを振り返ってみてどう思うか聞いても、CLからすれば答えと質問の視点が同じなので答えも代わり映えしません

ここでは、どうしてバランスが取れなかったのか、どうしていっぱいいっぱいになったのかがCLの視点からでは分からないことが問題なんです。

ですから不本意で辞めた理由や感情を聞くのではなく、バランスが取れなかった要因やいっぱいいっぱいになってしまった経緯を客観的なCC視点で確認するのです。

例えばCL25で育児と家事の状況についてヒントが出ていまして、「保育園に預けて」とか「バタバタする」などと言っています。

ということは、家事と育児が始まった転機において、CLの勤務状況の変化や心理的な作用がどのように仕事に影響したのか、そもそも、それが根本原因で辞めざるを得なくなったのか自己と状況を確認しないと、相談者が抱えている問題が分かりません。

時間的になのか、精神的になのか、誰のサポートも無かったのか、相談者がいっぱいいっぱいになってしまった背景にこれらがあるのではないかと推察して、双方で確認しながら、真の問題を把握することがCC視点の問題把握に必要だと思います。

CL視点では気付かない問題点に気付きを促すのがCCの仕事ですから、CLと同じ視点で観てもなかなか答えは出てこないということです。

 

CL28

ん~どうなんですかね、それがちゃんと出来ていれば辞めてないかなと。

それが出来ていれば辞めてなかったんでしょうけど、私もどうして上手くいかなかったのかなというのはあるんですよね。

CC28

その辞める時っていうのは上司の方とか、相談されました?

 

CL29

そうですね、上司には。

もう辞める直前くらいでしたかね・・・相談したのは。

いっぱいいっぱいになってから相談した気がしますね(う~ん)

(沈黙)

CC29

その時、どういう風なお気持ちでしたか?

 

CL30

ん~、もういっぱいいっぱいだったんで、ちょっとやっていけないですってお話をしましたね。

CC30

ああ、そうですか。

今回、 まあ再就職ということに関して、ご心配な点としては以前のようにお仕事が出来るかなという思いもあられましたけど(ええ)そこの不本意ながら辞められたっていうのは育児とか両立とのバランスということに関してはどうですか?どのように考えられてますか?

 

CL31

ん~、やっぱりそこが上手くいかないとまた同じじゃないですけど、小学生になったとはいえ、時間的にはそこまで自由になっているわけでもないですし、当然行事とか小学生になったらで結構プリントとかね、多いですし・・・アレやれコレやれみたいなのも色々あるんですよ。

結構大変ですよね、そういう意味では忙しさと言えば宿題なんかもやりますし、それを見てあげたりですとか・・・、その辺も大変だなって思ってます(うんうん)

CC31

今回、再就職を考えるにあたって、ご主人様とかお話されましたか?

 

CL32

主人には話はしてないですね。

CC32

あ、そうですか。

 

CL33

まだ自分の中で考えているというかそういう段階ですね。

CC33

そうなんですね。

今、お子様のことを仰って頂きましたけども、ご自身としては前回、いっぱいいっぱいになっちゃったと辞められた時の状況を踏まえてなんですけど、その育児、お子さんが小学校に上がられているといえどもプリントとか宿題も見てあげたいというようなことで、大体どういう時間帯でやりがいのあるお仕事っていうのをっていうことだったんですけど、どういう方向性で今、考えられてますか?

 

CL34

ん~そこまで考えてなかったというか、漠然とはしてますね。

まあ以前のような仕事をやりたいなというか・・・そういう気持ちでしたね。

CC34

そうなんですね。

 

CL35

営業事務というかパソコンを使ったりですとか、ああいう仕事が出来ればいいなという感じで(うんうん)考えてましたね(うんうん)

CC35

じゃここまでのお話を確認させて頂きますと、お子様が小学生に上がられたのがきっかけとなって、ちょっと物足りなさを感じて、以前のようなやりがいのあるお仕事をもう一回再就職したいという風にお考えで、それについて不安やご心配な点があるということで、その一つに前回復職された時に育児とお仕事の両立が上手くいかず、いっぱいいっぱいになっちゃった、で不本意ながら退職された、で今回はそうなりたくないというお気持ち・・・

 

ピピピピピ・・・。

 

ここで時間切れとなりました。

 

ここから、口頭試問になります。

 

口頭試問

ここから口頭試問のロールプレイです。 

 

試験官(以下SIKと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KA)

 

SIK1 

この相談者の相談したい問題点とは何でしたか?

CC1 

はい、相談者の方の考えられている問題点ですね。

今回お子さんが小学校に上がられて、専業主婦をやってられたんだけれども、生活に物足りなさを感じるようになったと。

で、子供が生まれる前は充実したやりがいのあるお仕事をやっていて、その時のようなやりがいのあるお仕事がもう一度やりたいという思いから、復職を考えるようになったんだけれども4年間の専業主婦時代のブランクがあって、復職をどのように進めていったらいいか分からないという不安な点と、それから前回育児との両立と上手くいかなくて不本意ながら退職されたっていう育児との両立っていう心配な面とどうやったらうまくやっていけるだろうという面が本人の問題点だと思います。

 

SIK2

キャリアコンサルタントとして考える相談者の問題点は何ですか。

CC2

まず、復職したいということなんですけれども、そういう風なことに関して自分でどういう働き方を漠然と以前のようにやりがいのある仕事と仰ってるんですけど、ご自身の強みあるいは今まで培ってきたことへの自己理解の部分で今それが今後のキャリアプランを考えて行く上で生かして行こうという風な形での自己理解っていう面が不足なさっているのかなと。

それから今後の復職について漠然と以前のようなやりがいのあるお仕事ということで、仕事理解という面でこういうところに自分の強みが生かせるだろうとか、あるいは育児との両立の上でこの部分のお仕事は無理であるとか、この部分は出来るだろうかというところがまだあまりにくっきり鮮明になっていないというか漠然としているという面で、仕事理解の不足がお見受けできるという面。

それから一番の問題だという風に私が感じたのは、旦那さんとのコミュニケーション不足と考えました。

この人のキャリアを築く上で、もっとも近き相談者でありサポーターである旦那さんと、まだ何もお話をしていない、自分一人で希望とか夢を抱えたままであるということで、もっとも身近なサポーターである旦那さんと話が出来ていないという風なことで旦那さんとのコミュニケーション不足という風なことがお見受けできると考えました。

 

SIK3

では、次回の相談機会がありましたらどういった支援を行おうと考えましたか?

CC3

はい、この方のよしだヨシダさんのやりがいのあったお仕事の中身とか、 そういうのにちょっと、今心配な点が多いと仰るので、自己効力感を上げていくという意味で、以前のお仕事ばかりを聞いて深掘りしすぎてお伺いしたということがありますので、今後のキャリアプランを考えていくということが、一番大事だし繋がりますので、それを考えて行く上で何を必要かっていう風なことで、私は一番同じ家庭のナンバーワンサポーターである旦那さんときっちり話をすることが一番大事な最初にするべきことかなと思いますので、旦那さんとどういう話をする、まだ旦那さんの以前やってらっしゃったお仕事のお子さんに対する育児面でのサポートもお伺いしてないので、そういったことをお伺いした上で、旦那さんとどういう話し合いをどういう風に持っていくかというのを一緒に支援して考えて行きたいというようなことが次にお願いすることで進めたいと思います。

 

SIK4

今のロールプレイで良かったところ、悪かったところを言って下さい。

CC4

はい、良かったところとしては再就職にあたって不安と心配がと仰っていたので、その心配と不安の中身とその不安と心配な気持ちの部分をお伺いして、寄り添えたという風なことと、それから何しろ冒頭に不安と心配と仰っていたので過去の成功体験ということでやりがいのあった仕事の中身を詳細に聞いてみっていうようなことでそこでご自分の成功体験を思い出して過去のやりがいのあった時の気持ちで自己効力感が少々上がったかなという風なところが出来たかなという風なところです。

出来なかった事としては冒頭のご本人の問題である、再就職に向けての不安や心配に向けての策ということで、ご本人の気付きに誘導するような深掘りの質問とかが出来てなかったというか、そこにまだ全然至らなかったという風なところが出来なかったと考えています。

 

SIK5

相談者とのリレーション、関係構築の方はうまく出来ましたか。

CC5

はい、再就職に向けての不安や心配ということで、過去の不本意ながら退職したという風なお気持ちが聞けて寄り添えたことと、今、自己効力感が下がっているので、過去の成功体験をお話頂くことで、その頃のやりがいのあった気持ちに戻れてそれを楽しそうにお話をして頂けたので、そこのあたりの表情が最初の不安や心配だって仰っている時からやりがいのあった成功体験を思い出して笑顔になられたので、関係構築は出来たと考えております。

 

SIK6

では口頭試問は以上です、本日はお疲れ様でした。

CC6

ありがとうございました。

 

おわりに

さて、第19回キャリコン2級検定/仮想ロールプレイケース5まとめver.4は如何でしたか。

 

前半部分は傾聴しながら相談者の仕事ぶりや職務内容、やりたい仕事の興味関心などを中心に再就職に向けてのマッチングを前提に深掘りされていたようですが、問題把握においてCC視点が弱いため深掘りできず、問題の統合や問題を絞ることが出来ないまま話がループし、目標共有や方策のコミットメントまでは出来ませんでした。

 

今回、実はこちらの私のロールプレイケース5を最初に聞いてもらいお手本にしてから、チャレンジして頂きました。

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逐語録を比べてみると分かるのですが、相談者の不安や心配、何を望んでいるのかをある程度前半部分で把握しながら、関連する問題点の把握を深掘りしておかないと後半は時間も無くなり焦りますので手詰まり感が出てしまいます。

 

受容・共感で関係構築しながら、

問題の把握・共有を同時にやっていくことがまず1歩、

次にその問題を要約していくつかに統合するのが2歩、

統合した問題を解決する為の目標を設定する意義と成果を説明・共有するのが3歩、

最後に緊要度を踏まえてアクションプランが起こせる方策の提案とコミットメントが4歩、

という感じでしょうか。

 

その他の細かい点は、逐語録内での添削を参考に指導して、口頭試問についてはご自身で再度振り返って頂いてから、この逐語の内容を見ながら指導する予定です。

 

これらの段階に必要な材料を開始15分位までにいかに多く、深い内容で相談者から引き出すことが出来るか、気付きを促せるかが今後の課題だと思います。

 

本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

 

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試験対策講座関連の過去記事はこちらです、

合わせてお読み頂けると大変嬉しいです。  

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