キャリコン試験対策講座▶独立8年😊1級技能士の個別レッスン

キャリア理論を実践して1級&2級に合格したメソッドを基に、個別レッスンやテキスト販売で延べ600名様以上の合格力を養成してきた85万PV越えブログ!

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【19回キャリコン2級検定/仮想ロールプレイケース5まとめ】ver.1

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

現在開講中の第20回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座。  

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この講座の中で、実技面接試験出題の仮想ロールプレイを実施し、

逐語録を分析してカウンセリング技法などの確認を行っています。   

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キャリコン2級を受験される方は、

こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います。

 

でも、皆さんは自分のロールプレイを録音して聞いたり、

試験対策講座の先生に指導を受けたりはしていても、

文章に起こして添削されたことはあまりないのではありませんか?

 

案外、同じことを何回も言っていたり、

マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェック

システマティックアプローチのカウンセリングプロセス

きちんと踏んでいるかなどは、その場の相談支援や指導の会話だけで

確認しきれていないのではないかと思っています。

 

そんな皆様に、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、

試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。

 

添削をしながらロールプレイが見れる指導編となっております。

 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、

基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの

確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。 

 

CL役はヨシダさん、

CC役はスズキさん(仮名)

指導・添削は私でお送りします。  

 

試験を受けない方でも相談を受けた時や

コミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。

では、行ってみましょ~う!!

 

相談事例

◆ケース5 ヨシダさん 36歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KAと表記

 

CL1 

こんにちは。 

CC1

本日担当するキャリアコンサルタントのスズキです。

 

CL2 

あ、ヨシダです。 

CC2

ヨシダさん、まず最初にお話をさせて頂くのですが、

我々キャリアコンサルタントは法律で規定されている

守秘義務があります。

ここでお話されたこと外に漏れることはありませんので、

安心してお話ください。

時間は20分ですが、出来る限りご相談を伺いますので、

リラックスしてお話して下さい。

では、今日のご相談はどんなお話ですか。

 

ラポール形成(心の架け橋)は「冒頭」から

KA 

このCC役の方は活舌も良く、声の質・量も安定しています。

 

普段は需給調整機関分野の領域で相談業務をされている方ですので、

スピードを合わせるようなペーシング技法も適切で、

基本的態度も良いですね。

 

CL3 

はい、大学を卒業後に食品メーカーで勤めてまして、

育児休業から復帰した後の仕事と育児の両立が上手くいかなくて、

不本意ながら退職して今は専業主婦をしています。

今までは育児や家事に夢中だったんですけど、

子供も小学生になりましたし、今の生活に物足りなさも感じてまして、

前のようにやりがいのある充実感のある仕事っていうんですかね、

再就職には不安や心配もありますので

今後どうしたらいいのかという相談に本日は来たんですけど。

CC3 

お仕事はされていたけど、

仕事と育児が両立できずに不本意ながら辞められた。

少し今は落ち着かれたので、再就職を考えている。

で、今物足りなさも感じていて、

やりがいがあるものといことで今後どうしたらいいか、

どう動いたらいいかっていうことでご相談に来られたで宜しいですか。 

 

CL4 

そうですね~、はい。 

CC4

その物足りなさを感じているだったり、

そのやりがいを求めてということをおっしゃってたんですが、

その辺も少し一つ一つ聞いて行きたいので、お話頂けますか。

 

「主訴の要約」

KA
CC3が主訴の部分になります。

論述試験でもそうですが、悩み抜いて相談に来るわけですから、

普通は最初に表面的な大事な言葉を言ってくると思うのです。

そういうわけで、冒頭の主訴は出来る限り正確に、感情の反射も含めて 

「繰り返し」技法を推奨していますが、これには3つのメリットがあります。

主訴要約の3つのメリット
  1. CLにそのまま伝え返すことにより、自分はどうして相談に来たのかという自己理解を促し、聴いてもらえるという安心感を深めてもらうため。
  2. CCが言葉に出すことにより、CLの主訴を共感的に理解していることを言語と非言語でも伝えてラポール形成、自分自身も覚えておくため。
  3. 口頭試問で相談者の問題点は?と聞かれる可能性が高いので、少しでも質問にスムーズに答えられるように口に出して覚えて慣れておくため。
  4. 言語追跡(マイクロ技法)を序盤から意識付けしておくことが出来るため。

この4つのメリットを使っていない伝え返しですと、

「このCCは自分の話をちゃんと聞いてくれているのだろうか」と、

思われるでしょうし、不信感を持たれる可能性もあります。

なんか都合よく聞かれている印象を持たれる方もいるのではないでしょうか。

それと、繰り返し≠オウム返しです。 

※キャリコン義塾テキスト第2版の主訴の要約文を覚えると楽です。

 

CL5 

はい、物足りなさっていうのは、一つのこと、家事や育児に集中していると

あまり気にならなかったんですけど、

日中少し暇になると持て余すようになりまして。

もともと段取りよくやるほうなので、手持ち無沙汰になると寂しさというか

物足りなさもありますんで・・・、以前は事務職で期日に合わせて

仕上げる充実感みたいのがあったんです。

CC5

期日が決まっていて、どこまでやるかっていう目標設定みたいのもできているし、

自分でもそのコントロールが出来ている仕事は達成感があるというか。

仕事はそういう風に決まっていて、そこまで良く出来たというところで、

やりがいを感じていたとおっしゃられたんですけど、

育児の方だったり家庭の方ではいかがでしたか。

 

「感情への応答」

KA

CLの充実感に応答し、上手く「いいかえ」て整理していますね。

前向きな表現をキャッチして、いいかえて整理して気付きを促してから、

育児と家庭の視点から問題把握する「意図的な質問」をしています。

こういった質問をしてくことで、

育児と仕事が両立できなかった根深い問題点や、

CLの性格傾向も深掘り出来ていくと思います。

 

CL6 

いや~育児は全く思い通りに行かないので、本当に苦戦しましたね。

なんなんだという感じで、段取りを組んでもおむつ替えや食事の世話なんかも

全然集中できず時間通りにできないし、今度はテレビだオモチャだなんて

落ち着いて座ってもいられないですし、そういうのは本当に大変でしたね。

CC6 

そうですね、自分が思った通りには動かなくて、子供の表情だったり、

その時の体調なんかに合わせてね、自分が動かなくてはいけないので、

期日などに縛られているわけにはいかないのが現状だったのかもしれませんね。

でも先ほど夢中になってやっていたと言われていたじゃないですか。

 

CL7

そうですね、段取りよくやりますが同時進行でやっていく仕事には

あまり強くないので、まあどちらかといえば事務なら事務だけとか、

育児なら育児だけとか、そういう意味でも

当時は両立出来なかったとも思えますね。 

CC7 

では、今考えると一つ一つこなしていくというんですかね、

そういうことで考えると、仕事は仕事、育児は育児という

二足の草鞋を履くことが出来なかったと、

自分自身では思ってらっしゃるんですかね。 

 

CL8 

そうですね、育児は本当に夢中にならざるを得ないというか、

色々な本なんか見てもそれ通りになかなか出来ませんし。

それと仕事の負担ていうのは当時は大きかったと思いますね。

CC8 

そういった状況の中で両立をさせるためにご家族の協力だったりとか、

ご家族以外で外部の方に支援を受けて両立をさせていくという

世の中の流れもありましたけど、その辺はヨシダさんどうですか。

 

グッドポイント「一般的を概念化」

KA

ここでは、CLがどうして両立できなかったのかということを

考えさせる質問で気付きを促しています。

シュロスバーグ氏の4S点検で言えば、

サポート(心理的・公的支援)資源を点検する事で、

CLが気付いていない自己資源(リソース)を気付かせることが出来ます。

一方で「両立をさせていくという世の中の流れ」、

いわゆるライフワークバランスのことを概念化することで、

CC視点で価値観を押し付けない問いかけの工夫をしています。

この方は以前までは「両立させていく必要があると思うんですけど」等、

先読みや深読み傾向で、問題解決志向が強かったのですが、

素晴らしい質問の仕方に変容してきていますね。

 

CL9 

夫は全く手伝ってくれないので、話にならないですね。

両親はこっちにいないので、遠方であてに出来ない状況ですね。

CC9 

会社の方はいかがでしたか、今は時短制度や仕事量を減らしたりとか、

勤務日数を少なめにというような。

 

「4S点検/物理的支援」

KA

CC8に引き続き、4S点検のサポート(物理的支援)を

すぐに展開していますね。

  1. 心理的支援
  2. 物理的支援
  3. 公的支援

この辺りを瞬時に点検できる展開力はさすがです。 

 

CL10 

制度的にはあったと思うんですけど使っている人はいませんでしたね。 

そういう空気じゃないというか。

CC10 

使っている人が居なかった・・・

そういう方たちは皆さんどうされていたんですか。 

 

CL11 

どうしてたんですかね、ちょっと分かんないですけど。

CC11

ヨシダさんも使っている人が居ないから、

自分も使わないと思われていた?

 

「認知の歪み」

KA

この辺りの質問も意図を感じる良い問いかけですね。

こういったCL自身がどうして会社の制度を使わないのかという背景には、

その方の認知の歪みが潜んでいる可能性がありますし、

自己理解を促すための気付きにもなって良いですね。

 

 

CL12  

そうですね、育児休業で1年半位休んでいましたからね。 

ちょっとそういう負い目もあるし、頑張らないといけないのかと思って

言いませんでしたけど。

CC12 

育児休業で休んでいた分、

以前と同じように働かないと周りに迷惑を掛けると。 

 

「阻害要因を消してから質問する」

KA

ここの応答も「いいかえ」で整理しながら問題を共有して良いですね。

更に言うのであれば、

「当時、育児休業後の会社制度が利用しやすい環境だったらどうですか」

ですとか、

「会社制度を利用しても周囲に迷惑が掛からないとしたらどう思いますか」

と、環境要因を消してから、問いかけをすることで

会社制度を利用したらどうなるかをCL自身に考えさせてから、

利用する必要性や利点を自己理解させていく作業をすると良いでしょう。

前向きな自己変容に繋がりますし、利点が多ければ、実現するための

目標設定や方策を提案するという着地点として見立てる事も出来ますね。 

 

CL13 

そうじゃないですか、なかなか使えないと思うんですよね。

みんなそうだったし。

CC13 

そうですね、頑張らなきゃいけないというお気持ちも

あったからこそかもしれませんけど、

誰かにご相談はその時出来なかったですかね。

 

CL14 

そん時は同僚なんかでもいいましたけどね。

しょうがないよみたいな感じでした。

CC14 

会社全体がそういう雰囲気、使いたい人も使いづらかったし、

そういうことを考えずに両立をさせるのが

当たり前だなと思われていたんですかね。 

 

CL15 

なんかね、事務職でやってましたから仕事も辞めたくなかったですけどね。

そういう意味では結果的にうまくいかなかったので、

残念なことになっちゃいましたけど。

CC15  

それまでよく頑張られましたよね、両立させようと思って。

時間の管理だったり、自分のことよりも子供や仕事のことを思われて

動かれていたということは素晴らしいと思います。

 

「3つの配慮」

KA

「尊重・労い・承認」を丁寧に適度に展開していますね。

3つの配慮をヨシダさんの価値観に寄り添いながら、

活用していくと更に有効だと思います。

この技法により、理解してくれていると感じた、

ヨシダさんの抵抗度は下がり、

不一致が解消しつつあるようです。

 

CL16  

まあ頑張っていたとは思います・・・、

ただそういうのは使わなかったな・・・。

CC16 

そうなると今再就職をしたいと考えているとお話が出たんですけれども、

今までのことを振り返ってもらって、今の状況を少しお話頂いた上で、

再就職するにあたってのヨシダさんが考えるメリットデメリットって

どんなことでしょうかね。

 

「意思決定支援プロセス」

KA

例えば、

意思決定支援プロセスでは「意思決定する段階」の選択肢について、

  1. 目標を選択したことによる利点
  2. 選択肢それぞれの行動に取り組んだ場合のメリットデメリットを比較
  3. 選択した行動の準備、リスクマネジメントを一緒に検討し用意する

こういった問いかけをして気付きを促してから、

意思決定を導くという手法が分かりやすいです。

CC役の方は、ここで再就職という選択肢に関して、

ここまで問題評価してきた点を踏まえて考えさせてから、

CLに主体的な意思決定をして頂くように支援をしています。

相談者は客観的に分析できますし、とても良い展開だと思います。

 

CL17 

そうですね、再就職するメリットはどんな仕事するかまだ分かんないですけど、

今の物足りなさというんですかね、そういったものは多少埋められるかなと。

収入面は少しは足しになりますけど、

そんな大きなメリットではないですよね・・・

そんな急にお給料をたくさんもらえないし夫の収入は恵まれている方だし。

やりがいのある仕事が出来るかどうかは分からないですもんね。

CC17 

まだお仕事の内容やどういったことをやりたいのかまではお聞きしてませんので。 

  

CL18 

そうするとデメリットはその逆ってのもありますけど・・・。

やりがいのある仕事を探さないといけないので、

手間というかどういう仕事があるのか調べないといけないという

大変さもあるでしょうし。

一回、4年前に失敗しているというか、

両立がうまく出来なかった状態で・・・

子供もまだ小学生ですからね。

そういう意味ではまだフルタイムでは働けませんし、

まだ家にも居てあげたいという気持ちもあるので時間的制約を受けるのかな。

そういう中で仕事を探さなきゃいけないんでしょうね。

CC18 

そうですね。

 

CL19

そんなデメリットがありますよね。

このままだと働きだしても辞めてしまうとか、

長く働けなかったりするかもしれませんし。

そういうのも良くないですよね、履歴書的にも。

CC19

 

まあ履歴書的にもというよりも、ヨシダさんの今の状況を分かってもらって、

採用してくれる働きやすい仕事、今の状況も壊さずにヨシダさんにとって

働きやすいとか、暮らしやすいっていうんですかね。

無理をせずに子育てや家庭をやりくりしていかないといけない。

 

CL20 

う~ん、まあそんなとこですかね、メリットデメリットは。

CC20

今お話を聞いているとメリットは今のご自身の物足りなさを解消するためや、

仕事をする気持ちの上ではプラスになるって言うことですよね。

デメリットでは子育ては子育てはやめられない、家のこともやめられないと

考えたら子育てに合わせた働き方、あとは家事など

家のことをやる時間を考えた働き方。 

 

CL21

そう考えると結構制約多いですね。

CC21 

それでもやはり再就職を考えたいですか。

 

CL22 

う~ん、そうですね。

不安や心配でブランクが気になっていたんですよね4年間空いているんで、

少し早めに復帰した方がいいのかななんて思っていたんですけど。

デメリット考えると失敗する要素もありそうなんで、

もうちょっと考えた方がいいですか・・・なんか。

CC22 

そうですね、時間的制約とかに関しては、時間に合わせた働き方もありますし、

時間で働ける会社だったり、仕事内容もありますので、その辺を情報収集して、

あとは自分がやりたいことなんかも分かっていないとなので。

比較検討してやってみたいなというのがあれば、

その時に応募していくというのを考えて行かれたらそうですか。

今、お話を聞いてそんなに急いで仕事を決めなくちゃって

わけではなさそうなんで。

 

「物理的支援/時間軸の確認」

KA

いつまでに決める必要があるのかを確認する良い問いかけです。

4S点検のサポート(物理的支援)における時間軸の確認ですね。

物理的支援には会社の制度や規模という空間軸の他にも時間軸と、

数量という点検項目がありますので、ドンドン展開していきましょう。

転機の前後を探ったりもそうですが、シュロスバーグ氏の理論は

過去と未来を行き来するタイムトラベラーみたいで良いですね(笑)

ビジネス的にはデッドラインとも言いますし、

論述試験でも気付きを促す情報収集でお馴染みの期日の確認というやつですね。 

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CL23 

そうですね~。 

 

CC23 

その辺を良かったら一緒に探しつつ、

考えて行けたら良いかなと思うんですけど、どうですか。

 

CL24 

そうだな~、事務職とかそういったところで・・・

事務職以外でもそういった仕事はあるんですかね。

CC24 

はい、事務職以外でもありますね、例えば接客販売なんかだったりとか、

一般的にはお子さんが小学校上がって一緒に休めるようにとかでしたら、

お料理とかお好きですか。

 

CL25 

ああ、そうですね、家事育児はしっかりやっている方ですから。

CC25 

探してみないと分かりませんが、お子さんの学校予定に合わせた働き方、

例えば学校給食みたいな求人もあったりするので、

その辺のお話をもう少し聞きながらですね。

 

「目標共有→コミットメント」

KA

やんわり説明しながら、まずは「自己理解」「職業理解」からですよ、

というのを暗に展開してくれている感じですが、

ここまで来たらCLにしっかり気付かせる意味のアプローチで

目標にコミットメントするのもアリかなと思ったりもします。

例えばCL24の応答はCLが少し先走っているわけです、

相談者役としては目標設立のコミットメントを

避けるような展開に意図的にしたのですが、

例えば、

CL22「デメリット考えると失敗する要素もありそうなんで、

もうちょっと考えた方がいいですか・・・なんか。」という発言を引き合いに、

「先ほどデメリットでなんておっしゃいましたか」などと展開して

気付きを促しながら、一緒に情報収集をしていく必要性を説くわけです。

これって実は、CC23の目標共有の提案が抽象的な表現でもあるので、

相談者役の不安と抵抗を受けた感じになってしまったと思います。 

 

CL26

確かに言ってもらえると、少しイメージが湧くかな。

具体的にね、全然分からなかったんで。

CC26

そうですね、なのでもう少しどのような働き方がしたいのかとか、

この時間が良いとか、この仕事をいいけどこの仕事はやりたくないとか、

ヨシダさんの中にはあると思うので、そんなのも明確にね。 

 

CL27

それが分かるといいですね。

どう動いたらいいかとか漠然としてましたから。

CC27

そうしたらまず再就職に向けてということで、

どんな仕事があるのかということと、再就職に向けて、

ヨシダさんが心配している時間のこととか、

そういうのを明確にして情報収集して行きませんか。

 

「目標設立→方策のコミットメント」

KA

今回の目標共有は問題を明確化することで、

意思決定支援を行えましたから、目標共有からの

方策のコミットメントが出来そうですね。 

 

CL28

ああ、そうですね。再就職に必要な要素もありますもんね。

CC28

はい、必要があれば職業適性検査というものあって、

絶対ではないけれども就職するとか、ご自身のことを理解するには、

役に立つツールというものありますので、

合わせて次回ご紹介出来たらと思います。

 

CL29

そうですね、出来れば長く安定して続けられる仕事がいいでしょうから。

CC29

あとは両立できるための外部の家族以外で

サポートしてくれるところもあるかもしれないので、

こちらでも探して情報出来ればと思いますので。

 

CL30

色んなところから情報を得た方が分かりやすいですよね。

CC30

そうですね、あとヨシダさんが住んでいる地域の市役所とか区役所に行くと、

情報なんかもらえたりもするんで。 

 

CL31

あ、そうなんですか。

CC31

子育て支援というのは必ずどこの市町村にもありますので。

 

CL32

そういうのは知りませんでしたね、なるほど。

CC32

相談されてみたりとか、お子さんの親御さんのお友達ですとか。

 

CL33

そうですね、付き合いなんかは面倒なものですけど少し聞いてみます。

CC33

せっかくそういう風にやりたいなと思ってらっしゃるのであれば、

両立するために少しでもヨシダさんが気持ちを楽にして、

子育てもお仕事も、出来る環境作りが出来たらと。

 

CL34

ええ、上手くやっている人もいるんでしょうからね。

そういう人を見てみるのも良いかもしれないですよね。

まずどれからやればいいですか。

CC34

一番気になっているところはどの辺りですか。

 

CL35

あ~、職業興味検査ってのが気になりますね。

CC35

では、次回その職業興味検査についてお話をさせて頂いた上で、

やるかやらないかというのを決めて行きたいと思います。

 

CL36

分かりました。

CC36

あともう一つ、こちらからのご提案も宜しいですか。

 

CL37

はい、何でしょう。

CC37

ヨシダさんにこれまでを振り返って頂いて、どんなことに興味があって、

どんなことが楽しくやりがいがあったのかというのは

あったと思うんですね。

 

CL38

まあ少しですけど。

CC38

それを紙に書きだしてみる事って出来ますか。

 

CL39

ああ、なんで紙に書いた方がいいんですか。

CC39

紙に書いた方が自分でもこういうことが楽しかったんだと客観的に分かります。

 

CL40

あ~、そうですね。並べるとね、順番とかもありますもんね。

CC40

そうすると仕事を探していく上で探しやすくなると思いますし、

それをやってもし気になるようでしたら、

今はインターネットなんかでも求人検索ありますよね。

こんなのは良いなとか求人票がありましたら印刷して持ってきて頂けると、

これを参考に話を進められやすいので。

 

CL41

そうするとそういう基準で探せばいいですかね。

CC41

まず、やりたいなと思うところからでというのはどうですかね。

 

CL42

はい、分かりました。ちょっと自分で見てみます。

CC42

それっていつくらいまでに出来そうですか。

 

CL43

え~と、昼間は暇なんですけど、主人の確認も取った方が良いと思うので、

一週間・・・くらいもらえればいいかな。

CC43

分かりました、そうしましたら一週間後の

また同じ時間でお時間を取らさせて頂きます。

 

CL44

はい、来週ですね。

CC44

宜しくお願い致します。

 

CL45

今日はありがとうございました。

CC45

ありがとうございました。

 

ピピピピピ・・・。

 

ここで時間切れとなりました。

 

ここから、口頭試問です。

 

口頭試問

ここから口頭試問のロールプレイです。 

 

試験官(以下SIKと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KA)

 

SIK1 

キャリアコンサルタントとして考える相談者の問題点は何ですか。 

CC1 

はい、キャリアコンサルタントが考える問題点ですね。

仕事と育児の両立が出来なかったというところ、

不本意という気持ちを解消できずにいたために

再就職できるか不安に感じているところが問題点だと思いました。

その為、自分が両立できないことで自己効力感が下がっていて、

一歩踏み出せないために再就職に向けての情報収集だったり、

仕事や育児を両立させるための資源の情報収集が不足していると感じました。

また、物足りなさをとても感じているので、

自分にとって何にやりがいを持っているのか、

楽しいのかというところに自己理解が不足していると感じました。  

 

SIK2

では、以上で口頭試問を終わります。

CC2

ありがとうございました。 

 

おわりに

さて、

【第19回キャリコン2級検定】

仮想ロールプレイケース5&口頭試問まとめ

は如何でしたか。

 

今回は少し抵抗度を上げて相談者役を演じましたが、

CC役の方はとても頑張ってくれたと思います。

 

20分でしっかり方策のコミットメントまで展開することが出来ました。

おそらくこの内容なら、合格基準に到達しているでしょう。

 

よくここまで頑張ってきたなと思います・・・、

実はこの方、定期的に指導をさせて頂き、約3ヵ月が経過しました。

 

詳細は話せませんが、

ご自身のキャリアコンサルティングのどこに問題があるのかも良く分からず、

いくつか試験対策講座に参加されたものの、費用対効果は少なく、

複数回受験したものの結果も思わしくない。

そういった背景の悩みを抱えながら、

弊社の個別指導を受講して頂いていた経緯があります。

 

まだ、少し指示的な面と先読みの問題解決志向、

CL視点が強い傾向が残っているので太鼓判は押せませんが、

今すぐに試験をやっても勝負になるレベルに到達したと思います。

 

展開力に関しては抵抗度が合った方が力を発揮できているようです。

 

試験を受けてみなければ結果は分かりませんが、

本当に素直に、指導へ耳を傾けて自己研鑽されていますので、

必ず結果はついてくるのではないでしょうか。 

 

「百聞は一見に如かず」

こちらの過去記事を見て頂ければ、この方がどのように自己変容したのか

良く分かると思いますので宜しければご覧ください。 

www.careerlife.jp

キャリアコンサルティング・カウンセリング方法は無限にあるので、

正しいか正しくないかではありませんが、 

今回も試験やコミュニケーションに必要なノウハウと

アドバイスを簡単にご説明しました。

 

たぶんキャリアコンサルティングを知らない方も、ああ~なるほど、

確かにそうかも!と感じた方もいるかもしれません。

 

マネージメントされている方々も一つでもスキルを覚えておくと、

部下の相談、人事面談や目標管理等で役立つと思います。

本当にやりたいことが出来れば仕事の成果やモチベーションは上がり、

中長期的なキャリアパスが描けますから、段階的な目標も設定しやすいです。

 

相手の真意を引き出して心をスッキリさせることが出来れば、

非指示的に導くという高度なコミュニケーションが可能となります。

 

「そんなの難しいよ!」

「うちの会社ではそんなの無理!」

これも思い込みや環境要因の一つかもしれません、気を付けましょう。

 

こういうスキルを身に着けたい人事・採用担当者管理者の方からの

応募や研修依頼もお待ちしています。 

お金を取る企業研修にするにはもう少し工夫が必要ですけどね。

 

単純に聞き上手になりたい方には役立つので、

良いかもしれません(`・ω・´)ゞ

 

キャリコンの育成・取得を考えている人材派遣会社さんでしたら、

すぐにでもお役に立てると思います。

先日、受講して頂いた中に人材派遣業界の取締役の方がいて、

テキストの中身もしっかりしているとお墨付きももらえましたし(笑)

 

それにしても文章に起こして逐語録としてまとめると面白いですね。

どこがどのように出来ていないのか、

物凄く分かりやすくて私自身も勉強になりました。

 

こういう知識やスキルを世の中に役立てるチャンスが欲しいものです。

よーし!まずはそういった未来に向けて頑張ります!!

 

こういったきめ細かい指導を受けてみたい方は下記の応募フォームへ!

お問い合わせお待ちしております!

もちろん、自分が本当はどうしたいのか分からない方、客観的に知りたい方、

キャリアプランの相談もこちらまで!

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本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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試験対策講座関連の過去記事はこちらです、

合わせてお読み頂けると大変嬉しいです。  

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