お陰様で8年目▶1級技能士のキャリコン試験対策講座

1級&2級キャリアコンサルティング技能検定に合格したノウハウと実践的なメソッドで、キャリア理論の習得に貢献する88万PV越えブログです!

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【敬天愛仁が実演】第22回キャリコン2級検定 配布ケース③まとめ

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛仁です。

先日、久しぶりに新しい受講生からロールプレイの実演を頼まれまして、私がキャリアコンサルタント役で、第22回ケース③の太田さんを相談者役に音声を録音することができました。

録音した内容についてYouTubeで掲載して良いか確認したところ、試験対策をしている皆様へ役立つなら喜んでと快諾をもらえましたので、一緒に逐語録も起こして、自らのロールプレイを振り返ってみたいと思います。

現在、私自身が実際にロールプレイをする機会は頼まれた時くらいですから、以前のロールプレイと見比べるとアプローチが少し変化している点もありますね。 

www.careerlife.jp

相談者役や相談場面によって内容はもちろん変わりますし、アプローチも折衷的に展開してますので変化し続けるわけですが、常にベストの相談を実施し、スキルが錆びつないよう、受講生と同じように逐語録を起こして自己研鑽を継続していきます!

当然、合格している私のロールプレイはこのサイトに訪問して頂く方の参考になるかと思いますし、一緒に2級に求められる技術の再確認をしながら、自己研鑽へ役立てて頂ければ幸いです。 

まあ、試験対策講座で実演する時に、あまりにも私が下手だと恥ずかしいですよね・・・(笑) 教えるだけで実践しなければスキルも錆びつくはずですから。 

www.careerlife.jp

本当は普段からキャリアコンサルティング面談などあれば良いのでしょうが、そういった仕事も最近少ないのでこういう貴重な機会に技術を磨いていきたいと思います。

ホントは面談の仕事・・・超好きなんですよ、不謹慎だけどキャリコン面談はメチャクチャ楽しいと感じてますし、まだまだ成長していきたい。 

➡高得点を目指す方はこちらの合格体験記も参考にしてみて下さい!

www.careerlife.jp

こんな形で今回の記事も、皆様の合格に向けて少しでもお役に立てば幸いです。

ちなみに!  

資格という字は、無理に他から調達する事のない手持ちの財貨、「もとで」・「資金」を意味する「資」「いたる」、「地位」、「法則」を意味する「格」という漢字で成り立っています。

無理せず自然に合格出来るレベルへ至るため、一緒に頑張っていきましょう! 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。  

試験を受けない方でも相談を受けた時やコミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。

では、行ってみましょ~う!!

 

相談事例

◆ケース3 オオタさん

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

 

CL1 

こんにちは、太田です。 

CC 1

こんにちは、太田さんですね、キャリアコンサルタントの敬天愛仁と申します。

 

CL 2

よろしくお願いします。

CC 2

よろしくお願いします、今日はここまで迷わず大丈夫でした?

 

CL 3

はい、大丈夫でした。

CC 3

ご来談いただきありがとうございます。 先に守秘義務と時間の説明があったかと思うんですけども、特に分からない点などは大丈夫でした?

 

CL 4

はい、ここでの話は外に漏れないと。

CC4

はい、外には漏れませんのでご安心してお話ください。 それとはじめに何点かご説明があるんですけども、守秘義務と時間の他にまずこちらでお話しした内容は漏れないんですけども、私からも色々とご質問とか気づいた点などを申し上げることがありますので、その点をご了承頂きたいというのが一点と、もう一点はここで20分という時間を取りしているんですけども、終わらない場合は次回以降も予約が取れますのでその辺も含めて話しいただければと思います。後は気兼ねなくでいいので遠慮なくお申し付けください。

 

CL 5

はい。 

CC5

では今日はどんなご相談でいらっしゃったんでしょうか。

 

CL 6

今書店でアルバイトをしているんですけども、パートをしているんですけども今5年目でして。

CC 6

5年目なんですね。

 

CL 7

はい、お店の方から社員の話を最近いただきまして。

CC 7

正社員のお話し?

 

CL 8

はい、正社員の話をありがたいことに頂いたんですけれども、どうしようかなーと思ってまして。

CC 8

どうしようかなと、悩まれているんですね。

 

CL 9

夫が・・私は今49歳なんですけど。

CC 9

49歳。

 

CL 10

夫は今定年を迎えるんですが、会社を辞めて蕎麦屋を始めたいと思っているようで手伝ってほしいと言われたんですね。

CC10

蕎麦屋を始めたいのですね旦那さんの方が・・もう定年ということで六十歳くらいでいいんですか。

 

CL 11

そうですね、60で定年で・・私はパートで書店が波に乗ってきたところでしたので。

CC 11

あ~仕事の方がね。

 

CL 12

楽しくなってきた、元々出版社に就職をして出版物に携わってきた経緯があるので、社員の話を聞いて評価もされているし、ただパートナーの新たな夢に驚きを隠せないというところでどうしようかなと。 

CC 12

驚かれたのですね・・なるほど、書店の方にもやりがいを感じて波にも乗ってきたということで、そんな矢先に旦那さんの方から蕎麦屋を始めたいということで、驚天動地というか驚かれて、それで今後の方向性というか迷いみたいなのがあっていらっしゃったですかね。 

 

CL 13

そうですね、セカンドライフというか子供も巣立ったので。

CC 13

あ~独立されているんですか。

 

CL 14

25歳で独立しまして、二人なので二人の生活というところでチャレンジ・・蕎麦屋もやったことがないので、そばをどれぐらい打っているのかも知らないですし・・ 

CC14

その辺はご存知はないんですね。

 

CL 15

全くやっていける勝算が見えない・・

CC 15

ご不安もあるということなんですね、わかりました。今日は太田さんにせっかく来ていただきましたので、セカンドキャリアに向けて蕎麦屋のご心配ですとか、新たな道ということで希望もあるかと思いますので、その辺は一つ一つ整理しながらですね・・できるだけ私もお役に立てるように頑張りたいと思いますので、一緒に色々と考えていければと思います、よろしくお願いします。

 

CL 16

よろしくお願いします。

CC 16

まずはここまで色々とお聞きしましたけども、まず何からお話いただけますかね?何から聞いたらよろしいですかね。

 

CL 17

う~ん・・・そうですね、 49歳で正社員になったとして 定年がありますよね六十歳で。

CC 17

六十歳定年なんですかね、会社の方は。

 

CL 18

そうですね、再雇用制度もあるかと思うんですけど。

CC 18

書店さんの方ですね。

 

CL 19

そうですね、60なんで10年間の正社員生活が予想できるかなと思っているんですけど、その10年を正社員として選んだ方が家庭としては経済力的には安定するかなと思っているんですけども。

CC 19

展望としましては正社員で働けば安定するかなと。

 

CL 20

その方がいいんじゃないかなと現実的には私は考えているんですけども。 

CC 20

ええ、ええ。

 

CL 21

夫も長く働いてきてからの本当は抱いていた夢かもしれないので・・ないがしろにはできない。

CC 21

旦那様の気持ちも大事だということですね。

 

~約5分経過~

 

CL22

どちらを優先すればいいのか。

CC 22

なるほど太田さんとしては今、状況的には正社員の話を受ければ経済力的にも安定するし、一方で旦那さんのお気持ちも大事にしたいかなというところなんですね。どうでしょう・・今そういった状況で太田さんはこうしたいなとか、こういう風に今後は考えたいというのは今のところ、その他にありますか。 

 

CL23

そうですね・・・どれくらい本気なのかまだ分からないので。

CC23

旦那さんにはその辺は相談されたんですか。

 

CL 24

夕飯の時とかに急に振られるんですけど、俺はこういう店を持ちたいから接客とかをやってほしい、書店で接客をしているのもあるので生かせるという風に言ってるんですけど・・・

CC 24

蕎麦屋さんの方では接客をやってほしいと。

 

CL 25

そうですね・・その気があります。 

CC 25

気があると・・仕事はどのくらい手伝ってほしいとか言われているんですか、接客の他には。

 

CL 26

共にですよね、向こうは蕎麦を打つ、私は接客をするという二人三脚のようなイメージをこじんまりとした店でやりたいというような話をしておりました。 

CC 26

そうですよね、資金面などもあるでしょうしまずは二人でという感じで。

 

CL 27

て、言っているんですけど、そんな体力はないです。 子育てが終わって細く体に気を配りながら出来る範囲で私は生きていきたい。

CC 27

なるほど。

 

CL 28

大変じゃないですかお蕎麦屋さんで・・そば一丁そば一丁って言われながら重い蕎麦を運ぶ自分、もうすぐ60歳の自分が接客もして配膳もしてと考えると、五十歳からの自分の働き方として体調を崩しそうだなと。 

CC 28

そう思っているわけですね・・・朝なんかも早いんでしょうかね蕎麦屋さんって。そういったところは旦那さんご理解されているんですか?

 

CL 29

そうです、蕎麦が大好きなので。

CC 29

蕎麦が好きなんですね。

 

CL 30

並んでも食べるタイプでランチタイムの蕎麦屋の忙しさは見てますので・・・

CC 30

うんうん、どうですか蕎麦屋の食事の時にお話をすると言われましたけど、言われた時に驚かれたということなんですけど、正直どのように受け止められているんですか?

 

CL 31

え~、というのが正直なところですけど60にもなって夢があっていいねと。よかったねという・・まだ夢を追えるその余裕というか、人間として羨ましいなと。

CC 31

そういうところが評価というか良いなと。 

 

CL 32

ただ巻き込まれるかなと・・・

CC 32

完全に蕎麦屋を手伝って欲しいということなんですか?例えば正社員の打診の話なんかもされたんですか。

 

CL 33

そうです、あんまり聞いてないですよね・・自分のやりたいことが、俺はこうみたいな。 

CC 33

あ~、旦那さん的には太田さんの状況をあまり理解されていないと言うか・・。

 

CL 34

そうですね、自分がやはり正社員でパートをやったことがないから、正社員に私が声をかけてもらったということに対して私よりも評価が低い。

CC 34

適正な評価ではないんじゃないかなという感じですか。 

 

CL 35

たいしたことではないと思われている可能性がある・・。 

CC 35

自分のやることがやはり優先みたいなことなんでしょうかね



CL 36

正社員、へ~みたいな。俺はずっと正社員だよみたいな感じですかね。 

CC 36

ずっと俺は正社員だからと。



CL37

ちょっと腹立たしいですね。

CC37

そこはちょっと気持ちをわかってほしいというところですか。

 

CL 38

そうですね・・ 

CC 38

そうですよね、5年目ということなんですけど復帰されて再就職みたいな形だったんでしょうかね。 

 

CL 39

そうですね、子供が二十歳くらいになって自分の時間が一気に増えましたので、振り返ると出版社は楽しかったなーと、そういえば家の近くに本屋があってバイトの募集出てたな~というので応募しましたところやっぱり楽しかった。

CC 39

そういう経緯だったんですか、楽しいんですね。

 

~約10分経過~

 

CL 40

家だと夫か子供か近所のスーパーの人としか喋らないので、保育園に通っていた時はママ達と学校で話したりしますけど、スーパーのレジで本当にいくらですとか言われるくらいで。

CC 40

なるほどなるほど。 

 

CL 41

なんで、急に世界が広がった・・視野が広がった感じがして、自分の世界が広がって楽しくなってきたですね。 

CC 41

うんうん、その楽しさとかやりがいとかあったら、もっと聞かせ頂いていいですか?どんなところにやりがいがあって楽しいなあとか一番こういうところがみたいな。

 

CL 42

やっぱり本屋で出版社で働いていた経験を活かせるというのがあるんですけど。

CC 42

経験が活かせてるんですね。

 

CL 43

誰よりも早く本の情報が入ってきたことに対して地元の本屋さんで常連のお客さんがいっぱいくるので、その人に合った、この本入りましたよっていう声かけができたりとか。

CC43

そこまでされるんですか。 

 

CL 44

常連客はですね、聞いてくれる人たちが・・5年目になると常連客が来て良い本が入ってるって聞いた時に、○○ さんに良い本が入っていますよと言えるようになってきたのが5年目の今ここなので。 

CC 44

うんうん。

 

CL 45

せっかく築いてきたお客さんとの人脈だったりとか本がまた凄く好きになってきて・・

CC 45

本がお好きなのですね・・楽しいですよね。

 

CL 46

なので本から蕎麦にシフトできない自分が・・

CC 46

もともと本がお好きで出版社にもおられて。 

 

CL 47

そうですね、紙が好きですね。 

CC 47

紙が・・ね、店長さんからの評価というのは具体的にはどんな感じで言われたんですか。

 

CL 48

そうですね、やっぱり店長からは私が本が好きというのと、お客様に薦めるのも好きだったり、ポップを書くのも好きなので。 

CC48

書店に行くとありますよね。 

 

CL 49

お薦めのを作ったりとか楽しいですね、楽しそうにやっているのでだったら居てくれよという感じで。 

CC 49

太田さんはコミュニケーションスキルと言うか・・そういった能力とか、本が好きで売り場作りとか・・・ 

 

CL 50

はい、小さい子供さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、お話できる環境だったりとか子供達が折った折り紙をポップにつけて書いてくれたりとか。

CC50

そういう地域的な、良いですね交流あって。

 

CL 51

交流があって、皆さんが子供が巣立っていなくなった地域とのコミュニケーションとか。 

CC 51

経験を生かせて今の職場でも楽しくコミュニケーションを取りながら接客もやれている。 

 

CL 52

やってます。

CC 52

かなり接客スキル以外にもやられるのではないですか5年居ますと。

 

CL53

はい、文章も結構書きます。 

CC53

文章を書いたりとか、レジとかもありますしね。 

 

CL 54

レジとか書店新聞みたいなコラム、店員がお薦める本ベスト5とか。 

CC 54

あ~・・最初に頂いた紙の中に旦那さんのサポートをしたいなんていう夢を追う所もあるんですけど、一方で例えば蕎麦屋さんでも接客スキルですとか、店舗業務って役立つと思うんですが、そこと太田さんがやりたいことのギャップって言うんですかね、太田さんがやってきたこと・・本が好きという話だったので、それが方向性的にはどうなんですかねやっぱ違うんですか?

 

CL 55

そうですね・・斬新な本屋みたいな蕎麦屋、カフェと本屋とか、カレーと本屋とか。 

CC 55

カフェと本屋さんはありますよね、なるほど。 

 

CL 56

しかし蕎麦だとつゆがついちゃうか。  

CC56

そうですねつゆものですもんね。

 

CL 57

汚れちゃうしそば食べてる人って本を読まなくないですか?急いで食べるので結構すぐ出ると言うか・・・ 

CC 57

確かにそうですね、その辺はミスマッチかもしれませんね。

 

CL 58

最初は接客と本って思ったんで蕎麦屋×本のコラボはどうかとか・・ひたすら待合室に本を置くとか色々と本を絡めようとしたんですが、どうしても汚れてしまうというところで・・本って緩やかな時間の中で開いて自分に落とし込むイメージがあるので、蕎麦屋ってすぐ食べてすぐ帰る、どちらかというとランチに時間がない人とか、朝ごはんを早く済ませたい時間のない人が選ぶ食べ物の印象が強かったので・・ちょっとミスマッチかなと。

CC 58

そうすると本が好きな太田さんとしては少し・・商売としてはなかなかミスマッチなところがあるというところですかね。 

 

~約15分経過~

 

CL 59

あるんですよ、いっぱい本は・・並べられるし、本屋化することは可能なんですけどでも汚れてしまう。

CC59

そういう点を考えるとちょっと難しそうですね。

 

CL 60

ちなみに夫は全く本に興味がないです。 

CC60

そんなに違うのですね・・ 分かりました。今日は残り5分くらいですかね、なのでここまで一回整理させて頂いても大丈夫ですか。

 

CL 61

はい。 

CC 61

それで、今日もし、このまま4分くらいですので終わらない場合は、次回のご予約もできますのでこれ終わりましたら日程の方もまた詰めさせて頂ければと思うのですが大丈夫ですか?

 

CL 62

はい。 

CC62

まずここまでの話を整理させていただくと、太田さんとしてはお仕事的には本屋さんを続けていくお気持ちが強いのかなと・・本が好きだとおっしゃっているし、店長さんからの評価とかお仕事面でのやりがいをお聞きしているとですね。かなり具体的な内容まで楽しくやられているようなので、一方で旦那さんの方の蕎麦屋のサポートについては、夢はいいかなというのと現実的な問題にちょっとギャップを感じているようなので、そういった問題が少し旦那さんとうまくコミュニケーションを取ったりとか、整理できていないのかなというのがここまで聞いているとあるんですけど大体こんなかんじでしょうかね。

CL 64

そうですね。

CC 64

他に何か話し足りないこととかあります?

 

CL 65

独立して波に乗るまで 他の事例を知らないので・・・蕎麦屋を始めてバーっていきなり売れるわけないので。

CC65

現実的に・・他の事例を知らない。それがもし知ることができれば少し視点も見えるかなと。

 

CL 66

そうですね、そこにプラス安定というところが新しい蕎麦屋で返ってくるのであれば私も少し考える。

CC 66

なるほどなるほど、一緒にやってもいいかな?というところが入ってくるかもしれない。

 

CL 67

本屋はすごく楽しい×安定が入ってるので、経済的な。

CC 67

展望ですね・・・分かりました。そうしましたら、次回以降ちょっと中長期的な開業に対する展望と事例ですよね、具体例がもしあれば実例みたいなのがあったらいいなというところですね。

 

CL 68

そうですね・・予算とか。 

CC 68

はいはい、予算の面ですね。うん、どうですか、そういったところをまずは旦那さんと相談するというのは一つ問題解決に向けてあると思うんですけど、あとは店長さんですか・・打診をされているのでお返事とかは大丈夫なのかなーとか。



CL69

そうですね、早めに返事をしないと・・・

CC 69

ああ、そうしますと太田さん的にまずこれからやろうかなとか、これから取り組まなきゃまずいなという要件ってどんなところになりますかね?

 

CL 70

う~ん、正社員になりたいですね!

 CC70

 正社員になりたいですか、非常に強いですか、お気持ち的には?

 

CL 71

なりたいので夫を何とか本当は言いくるめたいですね。 

CC 71

正社員としての展望も10年間あるのでとおっしゃってましたもんね・・・ 

 

CL72

はい。

CC72

そうしましたらその辺、正社員の話を旦那さんがあまりちゃんと聞いていなかったということなので、具体的にどうですか、正社員になって資金面とか安定はこういう風になってるよというのを一回家計とか一緒にまとめて・・・

 

CL73

数字とか。

CC73

私が見るとアレなので(笑)

 

CL74

まとめさせて頂いて。

CC74

それを次回までに資金面とかライフプランとの兼ね合いがあると思いますので、セカンドキャリアに向けての資金計画みたいなのを作れれば、旦那さんもちょっと目を向けるかなと思うので。

 

CL75

はい。

CC75

それをまとめてから旦那さんに相談するというのはいかがですか。

 

CL76

そうですね、開業についても 六十歳で始めようとしているので・・・

 

ピピピピピ・・・。

ここで時間切れとなりました。

 

ここから、口頭試問です。

 

口頭試問

試験官(以下SIKと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記) 

 

SIK1

この相談者の相談したい主訴とあなたの考える相談者の問題点は何ですか。

CC1

相談者の相談したい主訴と私の考える問題ですね。

相談者の方はですね・・今のお仕事に非常にやりがいを感じていて、パートで勤務されているんですけど店長さんから正社員の打診があったということで、一方で旦那さんの方が蕎麦屋を開業したいということもサポートはしたいけども、本音としてはできれば安定とか展望で先行きが見えないというところがあるので、正社員で旦那さんを言いくるめたいという話もありましたけど、そういったお気持ちが本音としてはあるのかなと。

旦那さんの方を説得するために具体的にこうした方がいいとか、そういうプランニングも無かったので、それでどうしたらいいか迷って来談されたのかなと思います・・それが問題だと思いますね。

一方で私が考える相談者の問題点ですが、お仕事に復帰されてご自身の適性とかやりたいこと、向いていること、接客スキル・コミュニケーションスキルですとか、そういったことはご自身の中で自己概念として好きだというのもあると思うので、仕事的には今パートから正社員になりたいという願望が まずは強いですね。

ただ一方で、その中で葛藤が旦那さんの蕎麦屋ですね、そういったところもご本人としてはサポートしたいのかなと、旦那さんの夢みたいなものも大事にしたいのかなと感じたので、そういった点で旦那さんと話を詰め切れていない、また自分がやりたいことというのをきちんと旦那さんに伝えるとか、蕎麦屋に対してのお仕事面での具体的な事例とか、そういったものの理解不足が双方にあるのかなという点で仕事理解不足がそこにあると。

後はコミュニケーション面とプラン面で言うと、中長期的な展望は太田さんは考えていらっしゃるんですけど、旦那さんはちょっとその辺りの見通しが甘いですとか、ライフプランで資金計画の話が出ましたけど、その辺をまとめて旦那さんの方とコミュニケーションをとって認識をお互いが深めれば、それが太田さんの意思決定に繋がってくるとは思うので、そういったところの問題の共有とか展望が見えてくると一歩を踏み出せるようなことになると思いますので、その辺の理解不足とあとは意思決定に対して今後どうなっていくとか予測とか評価ですね、そういったところが足りないのかなという風に捉えました。

 

SIK2

カウンセラーとして良かった点と悪かった点を教えてください。

CC 2

そうですね、カウンセラーとして良かった点としましては、序盤から太田さんのできるだけお気持ちですとか、感情に寄り添いながらどういったことがやりたいのかなとか、状況についての捉え方ですね・・受け止め方なんかも確認するように受容・共感を気をつけまして、信頼関係の構築に努めたこと、これはできたこと良かった点かなと思います。

なので本音の部分ですね、旦那さんの仕事の方は蕎麦屋の方を少し考え直していただいて、自分は正社員としてやりたいという本音に近い部分をちょっとお聞きできたので・・少し問題の核心には迫れたのかなと20分の中でですね、その点は良かったかなと思います。

悪かった点としましては、展望の後半部分ですかね・・序盤15分くらいまでお話を伺ってちょっと要約が少し遅れた・・気持ちですね。お話を伺うことに耳を傾けることに重点を置いたので、16分くらいになってしまったので少し駆け足になってしまった点がありますので、そういった時にもう少し話を引き出しながら、例えば適切な助言として、お蕎麦屋さんの開業のお話とプランニングのところをもうちょっと具体的にアクションプランがいくつか提示できたりとか、選択肢の提示なんかもできれば良かったなぁとか、目標の設定の中で中長期的な展望のお話が出たんですけど、もうちょっと一緒にやろうとか、こういう風に私も頑張りますと言う宣言が出来ればもっと良かったのかなと思います。

 

SIK 3

改善点について今後どのような勉強をしていきたいですか。

CC 3

はい、そうですね・・後半の後工程部分の目標設定と、システマティックアプローチで言うと問題共有のところがもう少し時間をかけられて本音の部分に迫れればいいかなとというところと、あとは方策のマネジメントですね、次回までに具体的なプランニングをする際にいくつか提示をしながら、その中でも例えばメリットデメリットを吟味するとか、より相談者の方にとって利益が第一になるように・・そういったところも意識しながら、相談者第一義で進められれば、より相談者支援としても良いと思いますので、そういったところを深めるスーパービジョンですとか傾聴練習などをしていければ良いのかなと思います。

 

SIK 4

次回の相談機会があればどのような方策を実施したいと考えていますか

CC 4

そうですね、中長期的な展望としましては今後の計画ですね、ライフプランニングと資金計画を含めて安定して職業生活を営んで欲しいので、そういった視点で支援をしていくということをお互いで合意しましたので、できればそれを旦那さんときちんと共有して頂いて、旦那さんの方も安定して職業生活設計をお互いでしていけることと、その中でも残り10年くらい太田さんは働くことになりますので、良い面ですよね・・スキル面とか職業能力開発というんですかね・・そういったコミュニケーションスキルとか、接客スキルとか本がお好きと言っていましたので、そういったところも磨いていければ、より安定してやりがいを持って仕事ができると思いますので。

具体的には次回までに資金面ですね、正社員になったらどのくらいの収入があって、それによって10年後の例えばセカンドキャリアの資金がどうなってとか、そういったところをまとめて来て頂いたものを、一緒にライフプランに関しては吟味しまして、それをお急ぎだったので正社員のお返事に間に合うように、旦那さんと次にご相談していただくような機会を設けていただけるような助言をしながら支援をしていきたいと思います。



SIK5

今後どのようなキャリアコンサルタントになりたいと考えていますか。

CC5

キャリアコンサルタントとしては職業安定法に定められている通り、自身の役割、国家資格保有者として個人としても意識しながらですね・・一人一人のキャリアコンサルティングに携わりながら、職業生活設計ですとかそういったことのお役に立ちたいということと、あとはまだまだキャリアコンサルティングに関しては世の中への浸透、特に企業分野ですね、そういったところへの浸透というのは、生産性向上ですとかモチベーションアップとか、そういったところでまだまだ普及活動や啓発は出来ると思いますので・・そういったところも引き続き啓蒙をキャリアコンサルタントとして広い視野でやっていければ、よりキャリアコンサルティングの向上に役立てると思いますので、そういった活動も積極的にやってきたいと思います、そういうキャリアコンサルタントになっていきたいと思います。

 

SIK6

ありがとうございました。

CC6 

はい、ありがとうございました。

 

おわりに

第22回キャリコン2級検定 ロープレケース➁パート4 敬天愛人編まとめのまとめです。 

さて、敬天愛人のロープレは如何でしたでしょうか? 

いや~、キャリコン楽しいっすな~~!!!

超楽しい!!!!! 

・・・失礼しました、改めてキャリコンの仕事にやりがいを感じますし、人の役に立ちたい気持ちが凝縮された職業専門家だなって思いました。 

なんでこんな素晴らしいキャリアのカウンセリング業務が、未だに世の中に認知されていないのか、求められる価値の需要と供給がとても不思議です。(笑)

仮に今回のこの面談をオオタ様が受けなったとしたら、間違いなく人生(キャリア)が、少し変わると思いませんか?

まあ、これも私の思い込みの一つかもしれませんけど、少なからず私はこういう転機で味方になってくれる人が欲しかったですね~

開業した時に今の自分のようなアドバイザーが居れば色々と助かったでしょうし、今の私なら起業当初の初期投資100万円くらいは利益に還元できますな(; ・`д・´)

そう・・・建前や数字、利益や感情抜きで公平に接して励ましてくれる人もありがたいわけですよ・・・。 

そんなわけで、今の時点で逐語録を作っていても、もっとこうしろよとか、もっとこうすれば良くなるという改善点がバンバン浮かんできますので、改めて自分を添削指導していきたいと思います。 

個人的にはちょっと面白い振り返り方をしていまして、 私のキャリアコンサルティングは折衷的なアプローチですので、色々な理論をバランスよく相談者に合わせて適切に応用していく型を意識してます。

ですから色々な理論を学べる一方、添削指導においてはまとまりがない、一つに当てはめようとしていない点でデメリットも存在します。

例えば、

  1. 特性因子論
  2. 発達論・トランジション
  3. 社会的学習理論

これらの理論に少し寄せたキャリアコンサルティングプロセスを意識した添削指導を展開出来れば、状況に応じて使える理論も広がるし、知識も深まって面白いのではと思っています。 

あえて理論に垣根を設けて整理していく感じですね。 

当然、指導する上でも、受講生がどの理論を大切にし、得意としているのかが分かれば、より良いスーパーバイズに繋がりますし、成長も早いです。 

私自身、キャリアコンサルティングスキルを磨ける自己研鑽にもなります。 

それぞれの理論でロールプレイを振り返り、評価して、更に良いキャリアコンサルティングは、この理論ではこうやるんだぞ!みたいなところまで詰められれば、これから作る新テキストの完成度も、もっともっと上がると思いますので、引き続き頑張って添削をしてみようと思います。 

興味のある方は引き続きご覧ください!

本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m 

こんなキャリコンをする私のきめ細かい指導を受けてみたい方は下記の応募フォームへ!お問い合わせお待ちしております!

もちろん、今回のロールプレイのように進路や就職、転職でお悩みの方など、キャリアプランの相談もこちらまで!

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