お陰様で8年目▶1級技能士のキャリコン試験対策講座

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【贈る言葉】採用担当リーダー兼人事から退職者と在職者へ4つのメッセージ

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

先日、事務用品を購入に行くと来年度の手帳が売ってました。

私は去年からダイゴーの手帳を使っているのですが、

皆さんは手帳とか使っていますか?

私はビジネス用の手帳に何でも書きこんでしまう使い方をしています。

 

自己実現への想い、信念や心に残ったこと、自分を奮い立たせる言葉、

スケジュールはもちろんですが、

「去年のこの時期は忙しかったから業務を前倒しするんだぞ」

という自分へのアドバイスまでたくさんのことが書かれています。

 

たまに数年分くらいはキャリアの棚卸、いわゆる、

自分がどんなことをしてきて強みや弱み、何が出来るのかを

自己理解するために点検する作業を行っています。

 

将来のキャリアというのは、今までやってきた延長線上にあるものですから、

キャリアビジョンを描くには過去を振り返ることは大切なことなんですね。

 

もしも会社を退職しようか迷っている方は、

自分が今、在籍している会社で何をしてきて何を得たのか、

強みや弱みは何か、その培ったスキルをどのように生かして働き、

どのように生きるのが理想の展開なのかを書き出してみることをお勧めします。

 

客観的な視点で自分を見つめることが大切なのは、

皆様ならご理解いただけると思います。

 

キャリアシートや自己啓発シートというものもありますから、

興味があればググって探してみて下さい。

 

自分のキャリアビジョンが知りたい方は、我々がキャリアの専門家として、

いつでもキャリアプランの相談に乗りますのでお声がけください。

 

さて、そんな振り返りをしていましたら、

私が採用担当のリーダーをしていた時に退職者へ贈っていた

手紙の元ネタが出てきました。

 

私は採用担当として、応募してくれる方すべての人に敬意を持って、

入社してくれる方へは常に支えとなるべく声と目を掛け、耳を傾け、

辞めていく人には感謝と御礼の心で接し、

そして希望をもってキャリアチェンジできるよう応援してきました。

 

採用・人事担当になったばかりの方や、面白くないと感じている方、

どのように退職者に接していいのか分からない方に参考にして頂ければ幸いです。

採用担当者は見る立場ですが、常に見られてもいるのです。

 

こういう対応は目に見えませんから、

評価はしてもらえないことが多いかもしれませんが、

私が人事担当も兼務することになった年の退職者は

過去3年間の平均退職者数の約三分の一になりました。

 

これは事実ですね。

 

もちろん、私だけの力ではありませんが、

企業で働く人を大切にするという小さな取り組みや積み重ねが、

こういう結果を招く、縁を引き寄せるのだと勝手に思っています(笑)

 

退職者が多い企業は、己を客観的に評価してみることです。

退職者の声を、真意を聞き改善に努めることです。

 

「来るものは拒まず、去る者は追わず」

ではなく、

「来るものと学び、去る者は助ける」

・・・こう在りたいのです。

 

 

それでは手紙の内容です。

 

手紙を送ったこの方は職場にやりがいを見出せずに悩んでおり、

管理栄養士として学校の先生になることを志して退職していきました。

 

私は心から応援する気持ちを込めて、下記の手紙を送ったのです。

 

1つ目の「贈る言葉」 

 

〇〇さんへ 

 

先日、君の将来の夢について伺いました。

 

多少、長く人生を生きている者として、

期待を込めて何か伝えたいと思い、 手紙を送ります。

 

まずは、今の心持ちをいつまでも忘れずにいてほしいと思います。

 

恐らく君の夢に対して疑問を投げかける人もいるでしょう。

 

だからこそ挑戦して下さい。

 

それは一番困難な道を示唆しているが故に、近道でもあるからです。

 

君の信念が夢や自己実現として利己的に発生したものであっても、

その中に少しでも世の中や他人の役に立ちたいという

利他的な要素があれば必ず成功を掴めるでしょう。

 

力というものは、

世の中に貢献したいという思いの強さに正比例して与えられるからです。

 

そして、

君自身が先生として世の中から必要とされるような人間になって下さい。

 

人は、何かを習得するために10,000時間の鍛練を必要とします。

 

一年間仕事をすると約2,000時間ですから、

5年間という時間が必要になるわけです。

 

本来であれば、このような訓練期間と守・破・離の成長原則を経てから、

転職や新しい 物事を始める方が成功確率は高いと考えられます。

 

しかし、若い時はそれ以上に志や熱意が重要だと私は思います。

 

そう、鉄は熱いうちに打った方が良いのです。

 

ただ、人は目の前にある事に手抜かりが多いのに

むやみに将来の事を考えめぐらすものです。

 

「若人は今ではなく、未来を生きる」という言葉があるくらいですから。

 

だから、次のステップでは夢の期限をしっかり決め、

後悔をしないように頑張って下さい。

 

また、挑戦する際は物心両面に配慮する事です。

 

実家に居るならば今から節約し、数年、

心おきなく勉強できる体制を整備しておくことも大人としての配慮です。

 

それは後々、自分の自信となり、

周りからの助けを引き出すことにも繋がることでしょう。

 

最後になりますが、今この瞬間をどう生きるかで

意識が変わり、行動が変わり、習慣が変わり、人生が変わります。

 

人間の細胞は2~3年程で新しく入れ替わると言われていますから、

全ては信念次第です。

 

いつの日か、君が先生となり、その教え子たちが君の生き方に習って、

同じように先生を志すような教育をしてほしいと切に願っています。

 

若い種子を世の中にたくさん残し、

たくさんのきれいな花を咲かせて頂ければ幸いです。

 

敬天愛仁より

 

 

なんかとてもクサすぎてアホみたいですが、

真剣にこういうことをやってしまうのが、私の長所短所なのでしょう。

 

しかし、人材活用の要諦の格言にこんなものがあります。

 

武田信玄公

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

 

山本五十六元帥

「やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、

ほめてやらねば、人は動かず。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

 

どちらも心に響く言葉です。

こういう大先輩の言葉を、

採用・人事担当としては大切にしていました。

 

そのあと、

この手紙を読んだその元社員がどういう反応をしたのか私は知りませんが、

風の噂で、学校の臨時職員として、市の広報に取り上げられたという話を

聞いたときは、とても嬉しかったのを覚えています。

 

現世ではもう会うことは無いかもしれませんが、

これからも元気で頑張ってほしいと今も願っています。

 

押し付けるつもりはないのですが、こういう気持ちで人を迎える、

送り出すことが採用と人事を担う者の務めの一つだと私は思います。

 

我々は、会社員である前に、一人の人間なのだから。f:id:career-life:20170719121602j:plain

引用元:週刊少年サンデー/メジャー38巻/満田拓也

 

2つ目の「贈る言葉」

私は普段から仕事で悩んでいる従業員や評価の低い社員に、

励ましやアドバイスをしていたのですが、

この手紙の元ネタが手元に残っていたので紹介しよう思います。

 

正社員登用試験 

私が以前勤めていた企業では契約社員という雇用形態があり、

正社員登用試験に合格すると、

晴れて無期雇用になれる制度がありました。

 

当然、年齢層も10代~50代と幅広く、

彼らの人生ではトランジション(転機)となる大切なシーン、

キャリアパスの重大イベントですよね。

 

採用担当として彼らを採用した以上、

人事担当として正社員に昇格させる義務があると感じていました。

 

彼らからすれば、人生や生活が懸かっている重要な試験です。 

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引用元:週刊ヤングジャンプ/キングダム/原泰久

ここは王騎さんにその重さを表現してもらいました。 

 

正直、正社員と契約社員の収入格差はかなり大きいのです。 

そして、落ちれば契約満了。

 

クビ(契約満了)です。      f:id:career-life:20170719142505j:plain

引用元:週刊少年サンデー/メジャー/満田拓也

キャリアに恵まれてこなかった私には、

彼らの気持ちが痛いほど分かります。

 

そして、彼らを育ててきた、関わってきた社員の気持ちも

胸に刺さるものがあるんです。

 

お酒の席などで、

「あいつは本当にお客さんのことを

 一途に思う良い奴だから

 なんとか採用してほしいんだよ~」

と泣きつかれたこともあります。

 

彼が良い人間性なのは百も承知、見れば分かります。

今までの評価もすべて目を通しているのですから。

 

私はそういった擁護されている人物も冷静に不採用にしました。

 

組織人として、決められたルールで試験を行い、

公平無私の精神で公正な試験をしなければならない立場だからです。

 

一方で、公正でないと感じた不採用人事には、

組織に反抗して上申書を提出したこともあります。

 

余談ですが、感情の波に飲み込まれないために、

カール・ロジャーズ氏が提唱した来談者中心療法の一つ、

自己一致の概念がとても大切です。 

 

カール・ロジャーズ氏の理論

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『自分がどのような人間であるかという自己概念』と、

『実際の自分の経験(知覚・認知・感情・行動などの総体)』が、

矛盾しておらず一致していること、

つまり、自分自身の心理的な問題を既に解決していて

心に苦悩や葛藤が無い状態であることです。

 

これが出来ると、他者の苦悩や絶望に飲み込まれて

自らを見失うといった危険が格段に低くなります。

 

まあ、悟りを開かない限り

完全な自己一致など存在しないと思いますけど。

 

本題へ「悩みとジレンマ」

そろそろ本題ですが、手紙を送ったこの社員は採用面接の質問中、

上がり症という弱みがあり、リーダーシップが発揮できず

困っていると言っていました。

 

朝礼や発言機会に自分をうまく表現出来ないという

悩み・ジレンマを抱えている様子でした。

 

ただこの方、とっても良い人で頑張り屋さんです。

 

試験前に1人1人に日程や概要を説明するのですが、

とにかく一生懸命で何かを学ぼうとする姿勢に

とても好感を持って心を打たれた覚えがあります。

 

こういった社員や同僚、友達にどんなアドバイスをすればいいのか、

という参考にでもして頂ければ幸いです。

 

この時はまだキャリアコンサルティングのスキルは無いので

単純に人としての経験によるアドバイスですが(笑)

 

 

アドバイスの手紙

先日は面接試験お疲れ様でした。

 

面接の最後に上がり症について悩んでいるという

相談がありましたので改めてお答えします。

 

アドバイスと言えるか分かりませんが、

私がスピーチやプレゼンの舞台で学んできた事です。

大きく分けて5つ思いつきました。

 

1. 精神(心)と体の状態を切り離す

上がる状態というのは血や意識が本当に体の上に上がります。

そうすると呼吸も浅くなり リラックスできませんので、

呼吸は腹式で深くゆっくり、意識は足の裏へむけるように立って下さい。

 

2. 自分を客観的に見る

意識の中だけでなく、実際に録音や録画をするとさらに冷静に分析できます。

話しながら緊張している自分を実況中継するのも面白いですよ。

 

3. 本番と同じ場所で予行練習する

いわゆるイメージトレーニングですね、

本番と全く同じようにやるのが大切です。

 

4. 反復する

人は何かを習得するために1万時間を必要とします。

モーツァルトやビルゲイツ、ビートルズも下積み時代は

1万時間の鍛錬を経ているそうです。

とにかく繰り返しましょう。

 

5. 根拠の無い自信を持つ

とにかく自信を持ってください。

聞いている側はほとんど聞いていませんし、

覚えていませんから全く恐れる必要はありません。

ソフトバンクの孫正義さんも最初は夢と根拠の無い自信だけだったそうです。 

そして、発言する機会に恵まれている事、

聞いてくれる仲間がいることに感謝して全力を出し切ります。

 

〇〇さんの言葉がお客様の幸せや、

法人の未来に繋がる事を常に忘れないでください。

 

それと、リーダーシップについて考えてみたのですが、

突き詰めれば責任を取ることだと私は思います。

 

最後になりますが、私が参考にした書籍を同封しました。

 

付箋やマーカーで汚いですが良かったら読んでみて下さい。

 

返却はいつでも大丈夫です。

 

もしも聞きたいことがあればいつでも時間を取りますので言って下さい。

急なことで驚かれたかもしれませんが、応援したいと感じた職員には

普段から出来る限りのことをしていますので、参考になれば幸いです。

 

という内容で手紙と本を渡したのでした。

 

 今見ると、もうちょっと良いアドバイスしてあげろよ~、

と自分に言いたくなりますが、そんな時もありました。

 

 あ、

 

結局そのあと、その人がどうなったか? 

 

もちろん、正社員になりましたよ。 

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引用元:週刊ヤングジャンプ/キングダム/原泰久

 

 

「王騎死す」は16巻。 

 

3つめの「贈る言葉」  

youtu.be

 

これは私が退職した日に贈った・・・

最後の言葉と手紙です。

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なぜ、手紙を?

 

 

私は人事担当で、

 

社員全員の評価を知っていて、

 

幹部が誰に期待していて、

 

それぞれにどんなキャリアパスを考えているのか、

 

分かっていました。

 

 

だから、

 

最後の激励の気持ちを込めて、

 

私が一番期待する方と、

 

社内で一番評価の低かった方、

 

2人に、

 

私が培った全てのノウハウと資料、

 

最後の言葉を手紙で託しました。

 

最後の朝礼で伝えた言葉

最後の出勤日、総務部所属だった私は、

事務所の朝礼で最後の挨拶をしました。

 

この朝礼で伝えたのはたった2つ。

  1. 人として生まれ、出会うということ
  2. 一視同仁

 

人として生まれ、出会うということは、

釈迦のこの言葉を借りました。

 

人の生を受けるは難く 

限りある身の今 

生命あるは有り難し

 

人間がこの世に生まれてくる確率は・・・

 

ひろーい海に亀が一匹だけ、

100年に一回だけ

 

ヒョコっと顔を水面に出した時、

 

たまたま浮かんでいた丸太の直径5㎝の穴に、

 

スポっとはまる確率と同じだそうです。

 

生まれることすら困難であるこの世に生まれて、

この時、この場所でみんなに出会えたということに

感謝している気持ちを最初に伝えました・・・

心から「有り難う」と。 

 

一視同仁

 

当時の私がその時に一番大切にしていたのが、

 

相手を敬う心と慈しむ仁の心でした。

 

相手を尊敬し、学ぶという姿勢が、

人間的な成長を促進するための必須条件だと思っていました。

 

そして、相手を思いやる仁の心は、

 

相手を自分のように慈しむ心です。

 

 

では、

 

日本で最も、

 

仁の心が深く広い方は誰だと思いますか?

 

いったい誰を手本にすればいいのでしょう?

 

 

私は、

天皇陛下

だと思うのです。

 

 

今上天皇陛下のお名前はご存知ですか?

 

そう、です。

 

 

では、皇太子様は?

 

です。

 

 

秋篠宮殿下は?

 

様。

 

 

皇孫は?

 

です。

 

という字が付いていますね。

 

これにもきちんと意味があり、

国民の幸福と国の平和や安定を祈願する天皇陛下は、

 

「常にあなたと共にありますよ」

 

という意味を込めて、

人が二人、

部首がにんべんで、

二を足した「仁」という字を用いるのだそうです。

 

私はこれを知った時、とても感動しました。

 

天皇は数千年の歴史があり、今も国民から敬愛されていて、

その歴史だけでも世界から羨望のまなざしを受けているわけです。

 

天皇陛下の世界的地位なども説明するまでもありませんよね。

 

そんな方たちが今も我々を見守ってくれて

祈りを捧げてくれていることを考えるだけで、なんか元気になりませんか?

 

私は本当に有り難く感じて、パワーをもらえている気がします。

 

長く続くもの、恒久的なものは、

自然という循環に受け入れられているわけですから、

必ず尊い意味があるわけです。

 

ですから、最後の朝礼の2つ目に

そういった人生の意味と幸せを追求していって下さいと話しました。

 

この2つを、どうしても伝えたかった。

 

私自身が大切だと思うことを伝えたい気持ちと、

この精神をみんなが持ってくれれば、

ここは最高の職場になるはずと思ったからです。

 

みんな一生懸命で能力の高い優秀な人間が揃っていました。

そこに仁徳という理念が加われば、

もっともっと楽しくて魅力ある場所になると、

私は本気で思っていたのだと思います。

 

今、思うとご大層なことを言っていますが、後悔はしていません。

 

おそらく、誰も覚えてはいないでしょうから。

愚痴とかではなく、世の中はそういったものです。

 

 

それでも、

 

そんな世の中だったとしても、

 

あえて、

 

何度も、

 

言いたい、

 

ここを一瞬でも見てくれた

 

皆さんに心から伝えたい。

 

 

あなたがこの時、

 

この場所で、

 

生まれてくれたから、

 

ここを見てもらえるんです。

 

 

私という存在を知ってもらえる、

 

この尊い瞬間が生まれたのです。

 

 

本当に、

 

有り難う。

 

 

本当に、

 

忘れないで下さい。

 

 

私がみなさんと共に在ること、

 

 

少なくとも、

 

この世の中で、

 

2人以上は、

 

心から、

 

 

貴方の幸せを願っていること。

 

 

  

最後の「贈る言葉」

採用・人事のリーダーとして、最後に贈った手紙の内容です。

 

 

〇〇さんへ

 

短い間でしたが一緒に仕事が出来て楽しかったです。 

 

本当にお世話になりました。

 

退職する事実に驚かれたとは思いますが、

 

出会いがあれば別れもあり、

 

これも自然な流れです。

 

私を必要として下さる発言や、

 

気遣いを含めて有り難く頂戴します。

 

畏まった挨拶はこれくらいにしまして、

 

恐縮ですが、

 

託したいもの 

一つ助言させて頂きたく思います。

 

意思決定における思考プロセスの話です。 

 

人は、

思考行動習慣人格形成(自己変容)過程を経て

 

 

成長サイクルを回転させていきますから、

 

初めの思考や初志がとても重要です。

 

即ち、

 

良い意思決定を導くにはどうしたらよいか、

 

理論的かつ直感的に備えることです。

 

 

以前にも話したことがあるかもしれませんが、

 

大切なことなので文章でお渡しします。

 

 

これは安岡正篤氏が考案し、

 

部長も重要視している思考プロセスです。

 

 

まあ、前置きはさておき、思考プロセスは3つです。

3つの思考プロセス
  1. 目先に捉われず、出来るだけ長い目で見ること。
  2. 物事の一面に捉われないで、出来るだけ多面的に、出来れば全面的に見ること。
  3. 何事によらず枝葉末節に捉われず、根本的に考えること。

 

要約すると… 

 

1、長期的 

2、多面的 

3、根本的 

 

視点で物事を捉えることです。

 

 

1、 長期的とは、「因果関係で考える」

 

即ち時間軸で考えるに相当します。

 

出来るだけ将来(影響結果)を考えようとするものです。

 

将来だけではなく、過去(原因)にも考えが及びたいものです。

 

必然性のあるものは自然に永続性を保ち、

 

永続性のあるものは

 

世の中に受け入れられている証拠ですから、

 

比較的正しい視点と言えるわけです。

 

 

2、 多面的とは、「分けて考える」

 

即ち空間軸で考えるに相当します。

 

全体と部分を考え、

 

出来るだけ網羅するように考えたいものです。

 

同僚や上司・部下、

 

お客様や顧客の家族、

 

地域や関係機関の方々にとってどうなのかという視点です。

 

 

3、 根本的とは、「目的を考える」に相当します。

 

これを木に例えています。

 

解決策や現象問題(原因)は枝葉に相当し、

 

幹が目的に相当し、

 

ねらいが根に相当するわけです。

 

出来るだけ、目的・ねらいをまず考えたいものです。

 

真の原因は何かを考え、

 

世の中の秩序や長い歴史を踏まえて洞察し、

 

法律や常識から考えたらどうなのかという視点です。

 

 

この3つの視点で物事を考え、

 

メリットデメリットを比較・検討し、

 

最終的な意思決定をします。

 

 

さらに、

 

この先には、

 

一般的な鍛錬での習得は難しいのですが、

 

ロジカルシンキングに偏らない

高次意識という直感的な意識レベルから

 

答えを導き出すという次元も存在するようです。

 

 

アインシュタインやスティーブジョブズ、

 

理論や産業に革新を起こすアイデアはこの次元だと思います。

 

 

 このような思考を主観ではなく客観的に、

 

先入観や固定観念を削ぎ落として分析し、

 

事実という正しい情報をもとに精査します。

 

 

正しい情報を得るには経験と教養が必要であり、

 

一方で、情報を持っていても

 

正しい思考法を習得していなければ

 

疑問は生じない上に、

 

周りに迷惑をかけることさえあります。

 

 

私は、

 

この思考プロセスを大切にすることで、

 

少しでも正しい判断や意思決定を行い、

 

関わる全ての人に貢献し、

 

幸せになってほしいと願っています。

 

 

その為には仕事におけるキャリア形成や

 

ライフスタイル等の人生経験だけでなく、

 

「一燈照隅」本を読むことの大切さ

長く読み継がれた良書から正しい生き方を学び、

 

現世の秩序に対応する知識を吸収して、

 

確固たる意志と柔軟な発想が出来るように

 

事上練磨していかなくてはなりません。

 

 

ですから、

 

 

人の上に、

 

 

いや、

 

 

人と共に立てるような人には

 

 

読書や自己啓発をすすめます。

 

 

世を照らす一燈照隅の灯は、

 

多ければ多いほど世界を明るく輝かせてくれるでしょう。

 

 

伝えたいことは以上です。

 

どう受け取るか、

 

どう捨てるかはあなた次第です。

 

 

最後になりますが、

 

今までの感謝の気持ちを込めて

 

餞別を送らせて頂きます。

 

 

ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。

 

 

敬天愛仁より

 

 

お忙しいところ、お読みいただきありがとうございました。

 

採用・人事担当に役立ちそうな過去記事です、参考にして下さい。  

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