キャリアトーーク!

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人を導くコミュニケーションを可能にする11のカウンセリングスキル前編

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

先日開講しました、

こちらの第19回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座、

www.careerlife.jp

この講座の中で、

先の第18回実技試験ケース4のロールプレイを実施しました。

 

キャリコン2級を受験される方は、

ロールプレイを徹底的に練習されると思います。

 

でも、皆さんは自分のロールプレイを録音して聞いたり、

試験対策講座の先生に指導を受けたりはしていても、

文章に起こして添削されたことはあまりないのではありませんか?

 

案外、同じことを何回も言っていたり、

マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェック

システマティックアプローチのカウンセリングプロセス

きちんと踏んでいるかなどは、その場の相談支援や指導の会話だけで

確認しきれていないのではないかと思っています。

 

そんな皆様に、今回は仮想ではなく現実、

実際のリアルなロールプレイをご覧頂いて、

試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。

 

今回は添削をしながらロールプレイが見れる指導編の前編です。

 

ロールプレイのみはこちらの実践編をご覧ください。 

www.careerlife.jp

 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、

基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの

確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。

 

 

CL役は中田さん、

CC役は・・・仮名の鈴木さん、

添削は私でお送りします。

 

では、「人を導くコミュニケーションを可能にする11のカウンセリングスキル前編」を、「第19回キャリアコンサルティング技能検定2級講座!ロープレ指導編」を基に解説していきます。

 

 

ロープレ指導編

◆ケース4 中田さん 51歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

敬天愛人(以下KAと表記)

 

 

 

CL1 

こんにちは。

 

CC1

今日ご相談を承ります、鈴木と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

CL2 

中田です、よろしくお願いします。 

 

CC2

最初にお話ししておきますけども、ここでの相談は守秘義務、

私たち守秘義務がありますので、

外に口外することはありませんのでどうぞご安心してお話しください。

それから時間は20分になっておりますので、

ご協力の方よろしくお願いいたします。

 

 

ラポール形成(心の架け橋)は「冒頭」から

KA

守秘義務と時間の設定は必ず伝えましょう。

「私たち」という表現よりも

「我々キャリアコンサルタント」の方がより適切です。

なぜなら守秘義務は国家資格キャリアコンサルタントの

倫理要綱にあるからです。

外に「口外する」という言葉より

「漏れることはありません」の方が自然に聞こえて

CLが安心する気がしますね。

時計の向きの変更についての了承も得ることを忘れずに。

 

【リレーション(関係構築)の基本「言語的スキル」】

  1. 受容
  2. 繰り返し
  3. 明確化(感情・意味の意識化)
  4. 支持
  5. 質問(閉ざされた質問・開かれた質問)

以上の5点をチェック!

 

 

CL3 

はい、分かりました。 

 

CC3 

椅子とか大丈夫ですか。

私は中田さんの方に向きたいので椅子の向きを変えさせて頂きます。

 

「非言語的スキル」座る前に確認すること

KA

この配慮はGoodです。

一方で、相手の椅子を勝手に触ろうとしたり

向きを変えたりするのは絶対にNG!

試験官は試験で表情なども見ているわけですから、

あの配置にしている意味を忘れないで下さい。

普通に注意受けますよ(笑)

 

【非言語的スキル】

  1. 視線
  2. 表情
  3. ジェスチャー
  4. 声の質・量
  5. 席のとり方
  6. 言葉遣い
  7. 服装・身だしなみ

以上の7点をチェック!

 

 

CL4 

あ、大丈夫です。 

 

CC4

そうしましたら中田さん、今日はどういったご相談でしょうか。

 

 

CL5 

あの、私地元の煎餅工場に入社しまして・・・

大学卒業後なんですけど、4年制のですね。

5年間勤めた後に退職して、現在は電化製品の製造会社の事務をしています。

あと研修部門にも在籍しています。もう20年近くになりますね。

それで、来年度から事務部門が本社に統合されることになったんですけど、

まあ通常だと自分も本社へ転勤となるんですが、

ちょっと両親の介護の心配もあって、このまま地元に残るか、

本社への異動を受けた方がいいのか、

やっぱり将来の生活設計にも迷っているところもあるので相談に来ました。

 

 

CC5

今の製造の会社にお勤めになっていて在籍されて20年近くになっている、

長い間お疲れ様でした。

今回事務部門が本社の方へ統合されるということで研修のお仕事と、

中田さんご自身の仕事も本社へ移るということで宜しいですね。

 

言語表現は「マイクロ技法」 ※図解つき

KA

「お疲れ様でした」でも良いのですが、

マイクロ技法の基本的関わり技法で考えると、

CLの心境(心の枠組み)に添った言語表現として

「頑張ってこられたのですね」という「はげまし」の方が

適切であると思われます。

極端な話ですが、CLは仕事を辞めたいとも、疲れてたとも言っていない、

しかも仕事を続けたいと思っているのかもしれないので、

第17回の疲れ切ったCLケース3の前田さんとは

ちょっと違う表現が必要かもしれませんね。

 

【マイクロ技法の階層表】

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これはアイビー氏が提唱したマイクロ技法の階層表(自作)ですが、

かかわり行動とCLを観察する技法はコミュニケーションにも効果的です。

 

基本的傾聴の連鎖は面接・マネージメント、

ソーシャルワーク、診療等でも有効とされていますね。

 

なお、キャリアコンサルティング技能検定の評価区分に当てはめると、

「かかわり行動」と「クライエント観察技法」は基本的態度

「開かれた質問、閉ざされた質問」「はげまし 、言い換え、要約」

「感情の反映」「意味の反映」は関係構築力から問題把握力に繋げるような

技法のイメージを持つ方が良いのかなと個人的に解釈しています。

 

 

CL6 

そうですね、仕事の方はそのまま本社へ移行する形になりますね。

 

CC6 

そうすると本社の方に移って、中田さん自身も移って仕事を続けるか、

あるいは今の職場で仕事続けていくか・・・。

 

最初の傾聴は「開かれた質問」 

KA

20年近く同じ職場で頑張ってきたのですから、

どんな仕事をされてきたのか「開かれた質問」で掘り下げて行きましょう。

トランジションのポイントとなる仕事への思いを傾聴することで、

これからどうしていきたいのかが見立てやすくなります。

論述と一緒ですが、CLは相談したくて来ています。

初めに「開かれた質問」で冒頭に出てきた思いの部分や

表現を優先的に探るほうが効率的です。

「もう少し詳しくお聞かせ願えますか?」で、

CL役は試験で設定されている内容を出さざるを得なくなります。

黙ったら前の質問に戻ったり、要約を行ってリトライすればOK。

 

 

CL7

そうですね、今地元にいますけど、

そこでやっていくかというところは・・・はい。

 

CC7 

そして、ご両親の介護という問題も出てきてらっしゃるということですね。

 

 

CL8 

そうですね、やっぱり80歳近いですからね。

大丈夫かなって心配はありますね

 

CC8 

ちなみにですけれども今ご両親は

もう介護を必要とされる状況なんでしょうか。

 

 

CL9 

そうですね、特に介護認定とかはないですね。

それなりの年ですから体調面を崩したりとかは

たまにありますけど具体的に歩けないですとか

デイサービスを利用しているとか、そういうのは無いんですよね。

 

CC9 

定期的な通院とかはどうですか。

 

 

CL10 

父は持病があるので定期的に地区の病院へタクシーで行ったりとか、

そういうのはしてますけど。まあ両親で何とかやっているのだと思います。

 

CC10 

認定をされているまでではないけども定期的な通院はされている。

 

 

CL11 

はい。

 

CC11 

もう一つここで伺いたいのは、

中田さんご自身以外にご両親の介護を担える方はいらっしゃるのでしょうか。

 

 

CL12  

私は兄弟がいないので、

私が居なくなると実際に介護をしてくれる人っていうのは

今のところすぐには思いつかないですね。一人っ子なので。

 

CC12 

そうしますと、今回の事務部門が本社への異動ということになると、

お仕事の関係で、ご両親の面倒を看なければいけないということが

急に浮上してくるわけですね。

 

 

CL13 

そうですね、

異動で場所的にはちょっと離れたところになってしまいますので、

まあやっぱりそちらに転居というか、

家も職場の近くに住まなければいけないですし、

そうすると面倒などもちょこちょこ行けなくなってしまいますし。 

 

CC13 

本社の場合ですと転居を伴うということですね。

 

 

CL14 

そうですね、車で片道2時間とかになってしまうので、

今住んでいるところであれば転居した方が通勤とかも楽なので・・・。

 

CC14 

そうですか。

本社の場合には転居を伴うということで

ご両親の面倒を看ることがちょっと難しくなる。

 

「要約」と「伝え返し」でCLの思いを傾聴する 

KA

例えば「転居した方が通勤も楽だと思われているのですね」のように

そのままCLに要約して伝え返すことで「聴く」姿勢で、

CLをもその姿勢に導き励ますことになります。

導くことでカウンセリングの筋道と一貫性を保つのです。

また、ちょこちょこ行けなくなってしまったことについて、

CLはどう思っているのか聞きましょう。

言葉の選び方や声トーン、表情を伺いながら、

本当は転居をして仕事に打ち込みたいのか?

両親のことが心配で行けなくなることを望んでいないのかを見立てます。

ここまで、ちょっと状況を聞きすぎて、

CLはどうしたいのかという感情部分に迫ることが出来ていませんね。

CLはどうしたらよいか分からないから、相談に来ています。

 

 

CL15 

そうですね・・・ちょこちょこは行けなくなってしまいますかね。

 

CC15 

ちなみにですけれども本社へのお仕事では

今やっている研修のお仕事は引き継げるのですかね。

 

 

CL16  

仕事の方は同じ仕事をさせてもらえるので、

今の仕事もやりがいがありますし、本社へ行けばよりレベルの高い仕事、

仕事の質も上がってくるので自分としては

凄いやりがいを感じてできるかなという想像はしているんですけど。

 

CC16 

本社の仕事であれば、今の仕事のまま続けられる。

あるいは更にレベルアップした仕事ができるということなんですね。

 

 

CL17 

自分としては同じ仕事が出来るのはいいことなんですけどね。

 

CC17 

かたや、・・・現在の部署で現在の勤務場所に残るとしたら、

どのような仕事になってしまうんですか。

 

「見立て」のタイミング

KA

私の見立てではこの辺が重要ポイントですね。

この辺りで半分の10分経過しつつあるのですが、

「自分として同じ仕事が出来るのはいいこと」と言ってくれている点、

ここまでの流れで仕事への前向きな姿勢や発言に気付いてほしいところです。

「中田さんとしては今の仕事を続けて行きたいということですか」等の

「閉ざされた質問」でクローズして、仕事を続けたい思いを固めておけば、

では、「ご両親の介護とライフプランの方向性をどうするか」という

解決策に持っていく「見立て」が出来ますよね。

私は前向きな気持ちを押してあげるカウンセリングをするので

CC17におけるCCのかかわり方が気になりました。

下のCL18に繋がる反応のように、

どのような仕事になるのかは状況確認であって、

CLの思いに直結しにくい質問であることも時間が勿体ないですかね。

 

 

記事が大容量になってしまったので、

次回、後編へ続きます!!

 

お忙しいところ、お読みいただきありがとうございました。

 

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合わせてお読み頂けると大変嬉しいです。  

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