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「好事、魔多し」悪口を言われた時よりも褒められた時こそ省みること

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皆さんは褒められることと悪口を言われること、どちらが好きだろうか。

 

 

普通は褒められたいと思うでしょう。

 

 

何を隠そう、

私も褒められるのが大好きだ(笑)

 

 

最近、世間では芸人さんの不倫騒動がネタのようである。

 

 

彼は公私ともに順調で周囲からチヤホヤされていたのではないだろうか。

 

 

このようなたくさんの褒め言葉や賞賛は、

もちろん喜ばしいことなのだが、

それ以上に自分の身を案じておくことである。

 

 

私が敬愛する先人の一人に「唐の太宗」

太宗 (唐) - Wikipediaという人物がいる。

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彼は創業(初代)よりも守成(2代目)として優れた王であった。

 

 

彼と配下との問答は貞観政要という書に編集されており、

徳川家康の座右の書としても有名な帝王学の原典である。

 

 

国が興った後に安定した政治を敷いた名君であるが、

この太宗と腹心である魏徴とのやり取りにこのような問答がある。

 

魏徴「人民が陛下の悪口を言っております」

 

太宗「私に仁徳があって、悪く言われるなら心配はない。」

 

魏徴「?」

 

太宗「もし、仁徳もないのに人から褒められるならば・・

   それは心配しなくてはならない」

 

 

失脚してしまった人物すべてに仁徳がないわけではなかろうが、

少なからず心配や配慮が足りなかったこと、また、

それは褒められているという現象と

危うさが同時進行していることに気づくこと、

これらを君子は肝に銘じておかなければならない。

 

 

「好事、魔多し」

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肝に銘じておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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