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第8回1級キャリコン技能検定実技面接試験対策ケース➂パート2口頭試問編

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。 

 

 今回は前回の「1級キャリアコンサルティング技能士に求められる

具体的展開力を実演中!?の続編になります、どうぞご覧ください。

 

口頭試問

ここから、口頭試問です。

 

試験官(以下SIKと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

 

SIK1

今回のロールプレイでうまくできたところと

いかなかったところはどこですか。

CC1

はいうまくできたところは、事例相談者の方の理解に合わせて

受容・共感も出来ましたし、質問も分かりやすくしてお話を伺えたことですね。

うなずきや相槌なんかも丁寧にできたかなと思います。

相談者の問題としての成長の部分のスキルアップとアドバイスについても

相談者がこういう理由を知りたいという気持ちを受け止めながら

後半部分では傾聴のスキルアップについてのアドバイスというか

気づきを促すための提案ができたところは良かった点かなと思います。

うまくいかなかったのは、事例相談者の方の傾聴スキルアップという

問題点について気づかせようという風に目標設定から展開したんですけども

システマティックアプローチを展開しながら気付きを促そうとしたことで

目標共有の話まで話が流れてしまったので、もうちょっと傾聴部分の

細かいスキルについての確認が出来た上で、目標設定に繋がるような

傾聴ができるという点を説明できると、もう少し詳細なところを

スキルのところを詰められたのかなと、それが出来なかったので

少し話が流され過ぎてしまったのがうまくいかなかった点です。

 

SIK 2

事例相談者が訴えた問題は何でしょうか、

また指導者の視点で捉えた問題は何ですか。

CC 2

はい、事例相談者の方は就職支援室キャリアセンターということで

4年生の方の難しい支援の相談でいらっしゃったんですけども、

まず思いの部分ですね。

あるきっかけで、すごくたくさん言われたということで

傾聴に徹したんですがそれが影響してなのか、

愚痴聞きになってしまったんではないかと、それが傾聴として

適切な傾聴ではなかったんではないかという点と、

それに押されてアドバイスもできていなかったんではないかなということで

ご自身に不足している点ですとか、今回の面談の不安について

その辺を感じられたので相談に来たということだったんだと思います。

事例指導者として捉えた問題に関しましては、

事前相談者の方が傾聴に徹するということだったんですが

傾聴の中で受容・共感、受け止めに関しては

ある程度自分ではできていると思っている一方で、

キャリアコンサルタントとしての問題を把握する上での質問、

問いかけですとか、問題の把握についてできていない点が

見受けられましたので問題の共有、目標設定の合意、

こういったものが得られていませんでしたので、

キャリアコンサルタントとして目標設定するためには問題の共有や

傾聴によるキャリアコンサルティングの6分野についての質問をして

気づきを促すことなどの必要性について

認識していなかったことが問題だと思います。

 

SIK3

では、解決するための目標設定をどこに置きましたか。

CC 3

そうですね、キャリアコンサルタントは専門的な見地から傾聴に徹して

相談者の受容・共感で思いの丈だけを聞くのではなく、

キャリアコンサルタントの視点から、自己理解・仕事理解などの

問題点に気づきを促しながら相談者の意思を尊重するんですけども

キャリアコンサルタントとしての視点もしっかり持っていただいて

その問題について共有したり確認を取ったりですとか

適切な目標設定になり得ているのかという範囲の明確化ですね、

そういったところが相談者と共有合意するというところも

重要であるというのを遠回しに理解してもらうような目標設定に置きました。

 

SIK4

目標設定についてどのように共有しましたか。

CC 4

はい、目標設定については今日の面談の中の目標という形で

問題を提起しまして、相談者の傾聴に関しては果たしてできているのか

という問題点を一つと、もろもろ聞いた後に最後にアドバイスをしたが

それが適切だったかどうかという2点に問題を絞った後に

相談者に選択肢として提示しまして、

面談の中でまず納得する目標をやっていただこうと言うところで、

傾聴、ご本人も前向きに捉えていた傾聴の成長ですね。

スキルアップということで目標設定にすることで

納得して頂いて共有しました。 

 

SIK5

どのような指導方策を立てましたか、

また実施できなかった指導方策は何ですか。

CC 5

はい、そうですね・・・。

実施した指導方策の方は傾聴のスキルアップのところから

システマティックアプローチの方で振り返りを行いまして

受容・共感している点ですとか、その辺りについてのレッスンを行いながら

傾聴することによって問題の共有、 CC 視点の問題と CL視点の問題共有、

目標設定に繋がっていくんだよという形で振り返りながら

目標設定に行ったらまた戻りながら、意思決定に必要な要素ということを

気づいて頂きながら指導をするような形をとりました。

実施できなかった指導方策については、広くシステマティックアプローチで

全体を俯瞰的に振り返ることはある一定できたんですけども、

傾聴の例えば、受容・共感とか質問する以外にも

受容・共感をすることによってどうなる、

質問をすることによってどうなる、例えばコーヒーカップモデルを使って

受容共感が深まれば深まるほどクライエントの問題、CC視点、

キャリアコンサルタントの問題把握が深くなる、ということなど

基礎的なことですね、そういったレッスンを少し深く

表を用いながらできれば良かったなと思いましたので、

そういったところができなかったと感じております。

 

SIK6

今回のロールプレイに対して自分の何に気がつきましたか。

CC 6

そうですね、目標設定や問題共有などは

事例相談者に主導権を持っていただきながら、

ある程度、意思決定の尊重しながら目標に向かって行けましたし、

ただ一方で、私が適切な問題把握と目標設定ができたかと言うと

もう少しポイントをかいつまんで問いかけなんかができると

効率的な目標設定ですとか具体的な指導方策というのかな、

繋げられたと思いますので、その点がまだ足りないなというところと、

あともう一つ思ったのが、今回ここだけのレッスンで終わってしまったので

このレッスン以外で事例相談者の方がどのように研鑽していくのかとか

周囲の方とどういう風にご自身を高めていくのかというところの

働きかけって言うんですかね、気づきを促すところがもう少しできると

私とのレッスンだけではなくて本人が自ら自己研鑽していくような

環境への気づきというのが得られたかと思いますので、

またそこまで導けるような指導ができていないなという風に

改めて感じましたので、そういったところが気づいた点ですね。 

 

SIK7

では自分に足りなかった指導におけるスキルについて

今後どのように研鑽しますか。

CC 7

そうですね、自身のキャリアコンサルティング能力についても、

もう少し振り返る必要があると思いますし、それを基に

自分が事例を指導していくための要素ですとか、研鑽を積むこと。

後はこういった経験を通して一回一回ごとの相談ケースと言うんでしょうかね、

事例指導のケースについてしっかり振り返りをしながら、

それを第三者に評価していただくこと、勉強会ですとか

スーパービジョンなどで先輩から指導を受けながら

自己研鑽して面談スキルの向上に努めていく。

また、一級技能士として広い視野でそういった問題点を

俯瞰的に捉えるような視点で改めて教科書等を振り返っていくような

自己研鑽を積みたいと思います。

 

SIK8

では今日はお疲れ様でした。

CC8

ありがとうございました。 

 

~約10分00秒で終了~

 

おわりに 

次回は、「第8回1級キャリアコンサルティング技能検定

ロープレケース➂パート2まとめへ続きます。 

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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