はじめに
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。
今回は前回の「キャリアコンサルタントの「傾聴技法」と
単なる「愚痴聞き」との違いとは?」の続編になります、どうぞご覧ください。
~約20分経過~
CL 67
はい。
CC 67
そうしましたら、今まとめさせていただいた中に出てきました、
キャリコンとしての傾聴ですよね、切り返しって言ってましたけど
果たしてできているのかという一点と、
ご提案までは行ったということなんですけど、
適切なアドバイスができたのかなぁと言う点、この2点。
後は他に気になっている問題とか気づいた問題とかはあります?
CL 68
う~ん、まあそんなところです。それで。
CC 68
ではその2点ですね、じゃあ面談の中の今日の目標として
この2点の問題解決に当てていくような指導と言うのかな、
育成的な知識と言うか能力・・・
CL69
知識というか能力、 スキルというか・・・
CC 69
スキルアップですね、そういったところをやっていくことを
目標にしてよろしいですか?
CL 70
はい、お願いします。
CC70
そうしましたらまず、どちらからやってみたいですか?
CL 71
う~ん、傾聴、相手をうまくこちらに乗せる技術を教えてください。
CC 71
傾聴スキルということですかね。
では、まずは傾聴スキルアップの簡単なレッスンをして行こうかなと
この場では思うんですけども。
普段から傾聴に徹する、普段はちょっと違うんだよと言ってましたけども
傾聴で意識されてることとかってあります?大事にされていることとか。
CL 72
やはり感情を繰り返したりとか、寄り添っていると思ってもらえるように。
受容と共感すごく大事にはしているんです。
CC 72
うん、それは良いではないですか。
受容と共感ですよね、勉強されたとは思うんですけども
相談者のために受容・共感をする、寄り添う基本的なことですよね。
すごく大事にされていて素晴らしいことだと思います。
CL73
ありがとうございます。
CC 73
どうですか他には何か傾聴というと思いつくものはありますか?
CL 74
そうですね、あとは母性的な風土でしょうか。
自分は男ですけども、話しやすい環境、
信頼されるようにというのはやっぱり気をつけていますね。
CC 74
母子的な風土、話しやすい雰囲気ですよね。
母性的な風土や話しやすい雰囲気が築けると何か良い点ってあります?
CL 75
やっぱり遠慮しないで正直なところを
建前じゃなく話してくれるようにはなりますよね。
CC 75
あ~そうですよね。
CL 76
こっちのアドバイスも素直に聞いてくれるようになりますね。
CC 76
こちらのアドバイスとかね、そうすると母性的な風土、
信頼関係っていうのかな。
CL 77
そうですね。
CC 77
そういったものが築けて行くと、ご本人も本音を言ってくれると。
CL 78
結果自分の指導がしやすくなると言いますか・・・。
CC78
おお、 よくご存知ですね。それが傾聴していくことによる、
信頼関係が生まれていくということですよね。
後は傾聴して信頼関係が生まれると、
次のステップとしてどんな良い点が生まれますかね?
CL 79
次の点ですか?スムーズに相談が進む以外に何かありましたっけ逆に?
CC 79
そうですね、例えばなんですけども、傾聴する、
そうすると信頼関係が生まれますよね 。
信頼関係が生まれるとその方との関係が深まるので
関係構築っていうじゃないですか。
関係構築が深まると次に相談者の本音っておっしゃいましたよね?
CL 80
はい。
CC80
相談者の本音って、どういうことでしょうかね?
相談者が訴えたいと言うか。
CL 81
あ~相談者が訴えたいことが見えてくる 、整理してあげれる?
CC 81
うんうん、相談者の訴えたい問題、相談者視点の問題ですよね。
CL 82
そうですね、相談者自身の問題というのが明らかになっていきますよね。
あ~そうでしたそうでした。
CC 82
そうすると、相談者として自分が何の問題を抱えているのかなと、
ということがご自身でも理解できるようになる。
CL83
そうですね何に迷って何に悩んでいるのか
クライアント自身が分かるようになりますよね。
CC 83
そうですよね。
CL 84
そうでしたそうでした、なるほどそうですね。
CC 84
そうしますと相談者が訴えたいこと、本音とか
その方が本当に問題に感じている本音を言ってくれるので?
~約25分経過~
CL 85
目標の設定をしやすくなりますよね。
CC86
大切なことですよね。
CL87
そうですそうです。
CC87
そうすると今回は目標設定なんかされました?
CL88
実はそこまでは初回でできなかったんですよ。
普段は形式的にね、就職が決まって卒業していくというところが
キャリアセンターの最終目的みたいなところで。
その後は正直なところ就職に左右されるのが最大のメインなので
その先のビジョンなんていうところや
どっちの会社に勤めたらどうなるのかなとか、
そういう話はもちろんしてましたけど、
こういったざっくりした質問 の時には。
CC88
当然田中さんの実務もあるでしょうし、
求められるものもあるでしょうから、できないこともあったりとか
目標設定するというところに気づかないこともあるかと思いますね。
CL89
そうですね毎回行けないのが正直なところですね。
CC89
そうすると、目標設定をやる前にキャリアコンサルタントとして
やるべきことがもう一つあるんですけど。
CL90
教えてください。
CC90
どういったことだか思い出せます?
CL91
目標設定する前にキャリアコンサルタントとしてするべきこと・・・
何でしたっけ?
CC91
キャリアコンサルタントとして解決すべき問題と言うんですか、
それが目標になっていきますけど、適切な目標設定というのかな。
適切な目標を選択する前にキャリアコンサルタントとして何を把握しますかね?
CL92
問題を把握?
CC93
ああ、そうですね。
問題の把握、キャリアコンサルタントとして問題を把握するわけですよね。
CL94
はい。
CC94
キャリアコンサルタントの問題を把握するためには
どんなことが必要になりますかね?
CL95
今ある状況を整理してあげたりすることですかね?
CC95
そうですよね、状況を整理する。
キャリアコンサルタントとして状況を整理するためには
どういったことを質問しなければいけないですかね?
CL96
あ~きちんと情報収集になるような質問をしていかないといけないですよね。
CC96
どんな情報収集をしますか?
CL97
どんな・・・?例えば?
CC97
キャリアコンサルティングの6分野って勉強されました?
CL98
勉強したことは覚えていますけど。
内容はちょっとあやふやです、すいません。
CC98
例えば相談者の方が就職活動の面談のケースを用いるとすれば、
就職活動をするにあたって必要な物って何ですか?
CL99
あ~必要なもの・・・。就活に必要な情報を集めることとか、
どんな会社でどんなことをしたいからここを受けるとかそういうことですよね。
CC99
そうですね、そういったものをなんとか理解って言うんですけど。
CL100
自己理解!
CC100
そうですよね、自己理解、興味関心とかそういったものですけども。
CL101
そうでしたね。
CC101
他にはどうですか、自己理解の他には?
CL102
仕事も理解しないといけませんよね。
CC102
そうですね、仕事理解ですね。
例えばこの2点なんかは自己理解・仕事理解が深まると
相談者の方っていうのは目標に向かっての意思決定が
しやすくなると思いませんか?
CL103
そうですね、確かにそうですね。
だって食品メーカーだって中堅とはいえ、
もしかしたら本人の希望に合っている職務につける
可能性だってあるわけですよね。
CC103
そういった要素もあるかもしれませんよね。
もし田中さんが面談の中でそういった要素について気づきを促すというのが
キャリアコンサルタントとしてね、習ったと思うんですけど。
CL104
気付き!そうです。
CC104
そうすると相談者の方が意思決定に必要な要素として
目標として認識できるんですね。
そうするとどうですか目標の共有というのは?
CL105
目標の共有、そうです、それ確か重要だったの思い出しました。
CC105
ご自身で気づいて主体的に決めていく、目標設定ができますよね。
CL106
はい。
CC106
そうすると今回の面談の中では
傾聴をしっかりされたということなんですけども、
そういった部分の傾聴はされましたか?
CL107
できていなかったです。
CC107
うん、できてませんでした?
CL108
本当に愚痴聞きでした・・・。
CC108
うん、そういった部分の傾聴、自己理解仕事理解を深めることができたら
C さんは目標設定や今後やっていくことについて・・・
ピピピピピ・・・。
ここで時間切れとなりました。
おわりに
次回は、「第8回1級キャリアコンサルティング技能検定
実技面接ロープレケース➂パート2 口頭試問編」へ続きます。
本日もお忙しいところ、
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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