キャリコン試験対策講座▶独立8年😊1級技能士の個別レッスン

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キャリアコンサルタントの「傾聴技法」と単なる「愚痴聞き」との違いとは?

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。 

 

 今回は前回の「第8回1級キャリアコンサルティング技能検定

ロープレケース➂パート2前編の続編になります、どうぞご覧ください。 

 

~約10分経過~

 

CL 38

自分はそう感じたんですよね。

ただ結果、2回目来なかったキャンセルだったということは

傾聴ができていなかったのか・・・。

CC 38

ということを振り返ると思うんですね。

それは傾聴に徹したけどできていなかったと、

そう感じられるのはどうしてなんですか?

 

CL 39

やはり記録をまとめていて、自分の中ではここまで面談経緯とか

家族の状況とか本人が溢れるように話してくる言葉を

一生懸命受け止めて対応していたので、必ず次回は次回こそは

方向性を持ってキャリコンらしい流れに持って行こうと思っていたんですけど

結果的にただの愚痴聞きになってしまっていたのかとか。

CC 39

あ~、そういう風に思われるんですか。

愚痴聞きになってしまったんではないかと。

 

CL 40

今回ケース記録を書いたことによってちょっと思ったりしたんですけど。

CC 40

ご自身として、面談の中でキャリアコンサルティングが

受け止め過ぎたことによって相談というよりは愚痴を聞いているだけ

という風に、もしかしたらなってしまったのではないかと?

 

CL 41

ちょっとそういう不安が出てきたんですよね。

CC 41

なるほどなるほど。

よろしければその辺も含めて面談経過からお話を聞いてもいいですか。

 

CL 42

はい、お願いします。

CC 42

そうしましたら、まずは来談経緯かな、

相談者は国立大の4年生ということですよね。

中堅食品メーカーから内定をもらったんですね。

 

CL 43

そうなんですよ。

CC43

これについてはどんなお話をされていましたか?

 

CL 44

とりあえず内定が取れて良かったじゃないですかということは

お伝えしましたけども、そこが本人にとって中堅というところが

どうしても家族から「何その会社初めて聞いたんだけど」と言うことを

言われたらしくて、家族に対して恥ずかしい、そんなところしか受からない

自分も情けないみたいな感じでそういう思いの方が強かったんでね・・・

その辺りの事ばかり話すわけですよ。

一生懸命そういうことをそうかそうかと聞いてあげていて、

自分の中では傾聴したつもりだったんですけど、それが結果、

傾聴ではなかったんじゃないかとか。

CC 44

「思い」についてはたくさん引き出せたと言うか、

そういったところは良かった点なのかなあというところでしょうかね。

 

CL 45

そうですね。

CC 45

逆に聴きすぎちゃってまとまらないというか?

 

CL 46

そうなんですよね。

CC 46

そうすると面談経過の方を見ると、就活もやられていたと

大手を中心にって書いてありますけど。

 

CL 47

そうなんですよ。

CC 47

この辺はお聞きしたんですか。

 

CL 48

実際に何社かは・・・、例えばこういう所とこういう所を受けたよ、

みたいな所は聞いたんですけど、果たして全て聞き出せているか

というのも正直初回の面談ではわかりませんでしたね。

CC48

なるほど、どういったところを受けているとか、

そういったところはお聞きできたんですね。

 

CL 49

大雑把には聞けていると思います。

CC 49

ここに最終面接と書いてありますけどもこの辺についてはどうですか?

 

CL 50

本人が最終面接っていうのでそうは記したんですけど、

果たしてそれが本当に最終なのかというのも

確認は取りきれていないですね。

世の中、3次面接とか4次面接って当たり前じゃないですか。

そこのところは裏は取れていないのが現状です。

CC50

ただ内定は中堅メーカーでもらえたんですよね。

この辺についてはどうでしょう、ご苦労されたんでしょうかね。

 

CL 51

その辺りはさらっと、受かりはしたものの本人にしてみれば

良かった、ホッとする感て、滑り止めでもあると思うんですけど

それで家族に相談したと思うんですよね。

報告したと思うんですよ、その反応は良くなかったのを皮切りに

今回記載したような留年して再チャレンジした方がいいんじゃないかとか、

そんなような気持ちが湧いてきてしまったようで・・・。

CC 51

親御さんとかご兄弟かな。

 

CL 52

厳しいですよね、そんな言い方しなくてもと思うんですけどね。

CC 52

かなりご自身としては家族に報告したのが影響したというか、

そういったところを田中さんも感じたというとこなんでしょうかね。

 

~約15分経過~

 

CL53

そうなんですよね。

CC53
ただ一方で、それを気持ちとしてちゃんと受け止めなきゃいけないなと

傾聴に徹したということなんでしょうかね。


CL 54

はい。

CC 54

うんうん、そうですね。切実な想いなんて言ってますもんね。

Cさんとしてはどうなんでしょう、どうしたらいいのか分からないと言うか、

再チャレンジするべきかというようなところだったんでしょうか?

 

CL 55

どちらかというとせっかく内定をもらった中堅に行くよりも

気持ちとしては留年しようの方に強く傾いているような流れの話でしたよね。

CC 55

うんうん、なるほど、その辺はどう話をしてどのように感じたんですか。

 

CL 56

やはり家族が大手にお勤めの方ばかりで

自分だけ落ちこぼれなんじゃないかとか家族も褒めてくれないような職場、

他の大学の友達とかにもとても言えない、素直に喜べないという思いが

強くてそこが多かったんですよね、本人から語られるのが・・・

CC56

なるほど、ご本人としてはそういった思いが強かったんでしょうかね。

 

CL 57

本来は大手で最終面接まで行ったのに、そこで決まらなかったのか

内容も少し聞いて アドバイス的なことをしたかったんですけど。

そう持って行くのにどう傾聴から切り替えした方がいいのかとか、

本当にさっきも言いましたけども、愚痴聞きになってしまったんではないかと

自分の傾聴がね、いわゆるキャリコンとしての傾聴になっているのか

そのあたり今回のケース不安にさせられましたね。

CC 57

キャリコンとしての傾聴、 そういったものができているのかと?

 

CL 58

資格を取って1年、学んで時間が経ってしまって

手のかからない子が多い1年だったので。

CC 58

それは不安になりますよね、久しぶりにこういうケースに合うとね。

技法も忘れてしまっているし、

できているのかみたいなところもあるわけですね。

 

CL 59

そうなんですよ。

CC59

そうしましたら所感にも書いてありますけど、

十分聞けたかなと思いつつ傾聴がキャリコンとしてできているのかという

不安な面も生まれ・・・、相談内容を整理することを

一緒に考えようと提案もされたんですね?

 

CL 60

一番最後なんですけど、さすがにこれではただの愚痴聞きかなと、

最後提案したんですよね。

もう一個可能性として考えられるのは、結局提案したことを

次回したくなくてキャンセルされたのかなとか、

そう思う節もないわけではないんですけど。

無いわけではないんですけど、本来、初回で私に対して

信頼してくれたり提案に納得してくれていれば来てくれているはずなので、

無断のキャンセルではなかったのでその辺りは救いなんですけど。

CC60

連絡はあったんですね。

そういう意味では少しは関係構築はできていたのかなと、

思いを受け止めてたからこそ、

ご連絡くらいはしてくれたのかもしれませんね。

 

CL 61

まあね、国立大ですからその辺りの常識はある子達だと思ってるので。

CC 61

そうすると、それでキャンセルがあったということで、今後ね、

アドバイス、不足している点について指導を受けたいということなんですね。

ここまで色々お話を伺いましたので

少しまとめさせて整理させて頂く意味で要約させてもらっていいですかね。

 

CL 62

はい、お願いします。

CC62

相談者の方は4年生ですよね、8月で就活なんかも結構ギリギリなんですが

内定が中堅で決まったもののご家族に相談したら

本人的にはそれに影響されたというか結局大手ではないというところで

ご本人としては恥ずかしいと言うか?

 

CL 63

そうですね。

CC 63

ちょっとそういう思いが強かったのかなと、

それが出たというところで田中さんとしては

そういった思いを出来る限り、

最初は受け止めようと傾聴に徹したわけですよね。

 

CL 64

そうです。

CC 64

傾聴に徹したものの、逆に愚痴を聞いているだけとか、

ちょっとキャリコンとして傾聴が果たしてそれができたのかどうか

というところに疑問を感じるような面談になってしまったと。

 

CL 65

そうなんです。

CC65

うんうん、そういう意味ではアドバイスも先ほど言ってましたけど

適切にできなかったのかもしれないなというところで。

キャンセルになってしまったのはその辺が影響したのかなというところで、

今日のご相談としてはアドバイスとか、傾聴がキャリコンとして

しっかりできたのか、その辺について方向性というか、

少し課題が解決できればいいのかなと、そういう感じでしょうかね。

 

CL 66

はい そうです。

CC 66

わかりました、大体そんな感じであってますかね?

 

~約20分経過~

 

おわりに 

次回は、「第8回1級キャリアコンサルティング技能検定

実技面接ロープレケース➂パート2後編へ続きます。 

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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