はじめに
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。
タイトルにもありますが、
1級キャリアコンサルティング技能検定の実技面接試験に向けて、
私自身も学びながら、ブログの試験対策と合わせて
情報提供していきますので参考にして頂ければ幸いです。
前回のカウントダウンは「あと39日」の記事を書きましたが、
実技面接試験まで残りあと35日となりました。
早いものですね~(*´ω`*)
早いと言えば・・・全然関係ない将棋の話なのですが、
昨日は6歳の息子に2敗してしまいました(笑)
この記事が8日前ですから、子供の上達スピードは恐ろしい( ゚Д゚)!
PCで仕事しながら取った駒を使わないハンデ戦で遊んであげていたところ、
角の遠隔攻撃で1敗、飛車と角の成りを駆使され王手で1敗、
大した成長だなと目を丸くしました。
息子はとても喜んで妻にその都度報告して、
丸くした目を細めることも出来て親として幸せな時間でした。
2級試験の結果報告が・・・。
さて、2級試験の実技面接が始まり、改めて色々と気付きが得られたので、
少し情報提供というかご紹介したいなと思います。
受講生の方にはこの情報を受けて私なりの対処法を昨日メールしましたが、
それとはまた違う視点で問題把握について説明したいと思います。
2級評価区分の問題把握(深掘り)
先日、感情への応答がうまく出来ないことがあって、
なんて質問していいのか分からない時があるというご相談を受けました。
私はCL視点を捉えるCC視点の問題把握、
そして、CC視点のどこに問題があるのかを意識して
その方のキャリアコンサルティングの問題把握をするように個別指導をしているのですが、
まず、感情に気付かずに伝え返せないということは、
基本的かかわり技法(言語追跡などのマイクロ技法)の問題か、
CLの気付いていない問題把握の見立て方、
CLへどのように気付きを促すのかというCC視点が弱いのかもしれません。
感情に寄り添い過ぎてもロジャーズ氏の共感的理解にはならず、
独自性を維持できないとCL視点と同化して「私ならこうする」とか、
「こうすればいいのに」という問題解決思考になってしまします。
そうすると相手の立場に立つことはできるのですが、
CCとしてのコンサルティング能力はあるにもかかわらず、
発揮できていない可能性があるわけです。
CL役のパーソナリティ(性格傾向)に左右されていることが、
原因になっているケースもあります。
強く否定されて消極的になってしまったことで、
普段は出来ている積極的な関わりが出来なくなっている。とか。
私は初期カウンセリングにおける基本姿勢として、
ロジャーズ氏のクライエントファースト、
来談者中心療法を推奨しているので、
そこを絡めて分かりやすく問題定義を説明します。
基本的にキャリアコンサルティングプロセスというのは、
自己理解・職業理解に気付きを与える質問で自己変容を促します。
ここにはCLが質問に答えた内容を「要約」や「いいかえ」で伝え返し、
合意形成していくステップも含まれます。
そして、自己概念と体験の一致(ロジャーズ氏の自己一致)をすることで
CLはモヤモヤが晴れて問題に気付きます。
例えば、
私に妻が嫌いだ(笑)という自己概念(本当は大好きです)があったとしたら、
どうして嫌いなのかをハッキリさせることが問題評価です。
論述試験でいう「認知の歪み」に気付きを促すという視点で考えれば、
「妻が嫌いだという思い込み」に問題があるという評価法の方が、
理解しやすい方もいらっしゃるかと思います。
家事を手伝わないから文句を言われれるのが嫌なのか、
家庭で評価されず承認されていないのが不満なのかが分かれば、
それを解消するための目標設定や方策が見えてきますね・・・
このプロセスを問題把握(深掘り)と言います。
なので、深掘りにCCの価値観を入れて判断しないようにと
ロジャーズ氏は無条件の肯定的配慮(関心)を提唱しているはずです。
CCの価値観を挟むと、どうしても指示的な提案になりますから、
指示的な問題解決志向や誘導的な提案に陥りがちな方は、
こういう自分では気付けない問題が自分の背景のどこからきて、
自身のパーソナリティにどのように影響しているのかを探索して
自己理解しないと修正できませんし、合格は難しいかもしれません。
話を戻しまして・・・、
例えば、
ロールプレイケース2のニシワキさんが
「緊張する仕事が嫌だ」と言ったら、同様に問題評価すればOKなわけです。
どうすればこの人は緊張する作業が仕事が嫌ではなくなるのかを考えるためには、
その原因を突き止める必要があると思いませんか。
「なんで質問するのか・・・分けわからん」となったら、
まずは基本に立ち返って、CLのためにCCがどうして質問する必要があるのか
振り出しに戻って冷静に考えてみましょう。
今回、緑の下線のロジャーズ氏の理論3つの要素を中心にいくつか書きましたが、
自分自身で気付かれていない問題も要因に在る可能性がありますので、
客観的に評価できる第3者と一緒に検討・分析し、合格目指して頑張りましょう。
スーパービジョンや事例指導はこういうためにあると思います。
私で宜しければ遠慮なくご相談下さい。
私も必要とされる時代の到来に備えて
今はコツコツ頑張ります!(*´ω`*)
おわりに
さて、キャリコン2級評価区分の問題把握(深掘り)について書きましたが、
1級実技試験でもCCの問題把握をする上で、大変重要な要素となります。
キャリアコンサルタントが抱える自分では気づいていない問題点を、
このように概念化して分かりやすく事例を交えて、その場で実践するスキル、
事例相談者と一緒に学んでいく姿勢が求められる試験ですからね。
大変ですけど、本当の意味で人の役に立っている気がして、
私自身は普段からこういう学びができること、受講生や頼ってくれる方と
共に学び成長できることは何より楽しくて幸せに感じます。
引き続き実技面接試験のその日まで、
一緒に頑張って行きましょう(*´ω`*)
「どうして試験勉強がうまくいかないのか」
「どうして合格基準点に到達しないのか」
こういった自己理解を促進することも大切な問題把握だと思います。
一緒に学びたい方はこちらまで→お問い合わせ
お待ちしておりますm(_ _)m
本日もお忙しいところ、
お読みいただきありがとうございました。
2級の勉強方法はこちらを参考にして下さい(*´ω`*)
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