はじめに
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。
今回は前回の【キャリコン1級ロープレ逐語録】
第9回実技ケース③パート1中編」の続編になります、
どうぞご覧ください。
~約20分経過~
CL 47
そうですね・・・。
CC 47
おそらく今、記録とか田中さんのお話をお伺いしたところ、
対応に大きな問題があったとか感じないんですけどいかがですか。
CL 48
大丈夫ですかね・・はい。
CC48
どこに問題があったのかなという所になると思うんですが。
CL 49
そこがよくわからなくて。
CC 49
実際どうですかね、
中盤の辺りで少し様子が変わってきたということでしょうか。
CL 50
特にご家庭の話とか・・う~ん、やっぱり帰って来いと言われたことで
焦っている印象が中盤からは強くて、その辺は表情とかを見ていても
考え込むような感じもしましたし、悩んでいるような感じは受けたので
確かに中盤から後半にかけては
うまく展開はできていなかったかもしれないですね。
CC50
悩んでいるような様子だったということでしょうか。
CL 51
ですね ・・
どうしたらいいのかな、
みたいなことをぶつぶつ言ってましたので・・
CC 51
おそらくなんですが、 C さんの主訴としましては
次の就職活動をどうするかということだと思うんですが、
悩んでいたりとかそういったところも含めて、
何かCさんの他の主訴というんでしょうかね、
Cさん自身が抱えていらっしゃる
相談者視点の問題というのはどういったことが考えられますか。
CL 52
自分が目指してきた就活、 SNSプロモーションの仕事ですね、
そこになんとか就職したいという気持ちと
お父様に戻って来いと言われたことに対しての焦りと言うんですかね。
それによって冷静さを欠いていたのかなと、
私としてはそういうところは感じて問題かなと思ったんですね。
CC 52
その辺の焦りも含めてCさんは面談の中でどうしてもらいたかったのか、
またどういうサポートを受けたかったのかとか
そういうのは感じたりしましたか。
CL53
は~・・・どうなんですかね。
その焦りを解消して欲しいとかそういうのは
あるんじゃないでしょうかね・・・
あとは就活を何とか成功したいのかなと、
問題解決は焦っているような感じが確かにあったんじゃないでしょうか。
CC53
その問題解決の焦りについてどのように面談の中で受容されましたか。
CL 54
面談の中では・・
8月でしたので、やっぱり就活は大変だと思うんですよね。
ここから希望の企業を目指すということが、
ですので私としては C さんに気持ちを切り替えてもらって、
もう1回改めて就職活動を進めていく意味でも
企業の検討とかそういったことを
何とか頑張ってもらいたいなという気持ちは持って受け止めていましたね。
CC 54
そういった気持ちを受け止めた上で
おそらく提案されたということですかね。
CL 55
そうですね、それで C さんのお悩みというか
解消できるんじゃないかなということで気がしましたね。
CC 55
その提案前の所の段階というんですかね、
そういったところで問題の共有とか目標の合意とか、
そういうプロセスはいかがだったでしょうか。
CL 56
一応問題については先ほどお話ししたご家庭の問題と
就職活動に取り組んでもらうという意味では
そこを頑張ってやってくみたいな形で合意みたいなのはしたんですけどね。
CC56
はい。
CL 57
そこで問題の共有をして次回以降、企業の絞り込みとか
面接のための準備や履歴書とか、
そういったところの確認をしていくというところで
合意は目標としてしたと思っています。
CC 57
その辺の問題共有であったりというのは
取れていらっしゃるということですかね。
~約25分経過~
CL 58
そうですね・・・。
CC 58
おそらく、もしかしたら C さん自身が気持ちを切り替えるということは
Cさん自身が気持ちを切り替えられない状態にあったとは思うんですが、
実際にもっと話を聞いて欲しいとか
そういった 気持ちとかは C さんにあったり面談の中で感じられましたか。
CL 59
あ~・・・Cさんの気持ちを私にもっと聞いて欲しいと、
Cさんが 思っているかってことですか。
やっぱりキャンセルになってしまったので、
もっと聞いてほしいことは確かにあったのかもしれないですね。
CC59
おそらくなんですが、Cさん自身気持ちを切り替えて
就職活動に向かわなければいけないというのを
頭では理解していらっしゃると思うんですが、
たぶん気持ちのところが不十分って言うんですかね
だから整理という提案をなされたと思うんですが。
CL 60
はい。
CC60
多分そこのところをもう少し聞いたりとか、
どうでしょうかね、必要だったでしょうか。
CL 61
ああ・・・そこをどう聞けば良かったんですかね、そうしますと。
CC 61
そうしますと今回のご相談の目標ではないんですが、
気持ちの傾聴って言うんですかね、
掘り下げて気持ちを傾聴していくとか、
信頼関係をさらに深めていくみたいなことを今回面談の中で
目標として考えていきたいんですがいかがでしょうか。
CL 62
あの~、それを聞くことによって
Cさんが本当はこうだったんだよみたいなところ、
それを明確にしていくことができるといいってことですよね。
それだったら今回キャンセルされてしまったので、
その理由も知りたいですし・・その辺はいいと思いますね。
CC62
それで今回その辺を考えていく上で
来談者中心療法を学んだとは思うんですけど。
CL 63
ああ、はい、もちろん。
CC 63
受容とか共感的理解というところで
ちょっと考えてきたいと思うんですがよろしいでしょうか。
CL 64
受容と共感的理解、はい。
CC 64
受容というところではしっかりお話は聞かれたと思うんですが、
先ほど言ったような深い部分というんでしょうかね。
CL 65
深い部分。
CC65
ええ、ええ、 C さん自身、
頭ではわかっていてもまだ気持ちが残っている部分があるのかなと。
CL 66
なるほど、気持ちが残っている部分ですね。
CC 66
その辺で自己一致とかってこう聞いたことありますかね。
CL 67
ああ・・・自己一致って難しくてちょっと、何でしたっけ。
CC 67
そうですね、自分の考えであったりとか
自己概念と言うんですけども、それと外側の一致しているかどうか、
今回の Cさんで言えば頭では就職活動をしなければいけないけど、
まだ気持ちが家族のこととか推薦がなかったとか、
その辺が一致されていらっしゃるかどうか。
CL 68
そう言われると確かに・・
推薦が受けられなかったということに関しては
結構心残りが確かにあると思いますね。
落ち込んでいるというかショックを受けている様子だったので、
それを引きずっているような感じはあったかもしれないですね。
CC 68
そこのところをもしかしたら面談の中で
傾聴の中で拾い上げたりというのはどうなんでしょうか。
CL69
どうなんでしょうかというのは?
CC 69
あのそういったことを面談の中で行なったりだとか。
CL 70
聞けたらということですか・・
そうするとその心残りを解消してから
次に行けるという風になるんでしょうかね。
CC70
そうですね、はい、そこが残ったままだと・・
CL 71
それは確かにそうかもしれないですね。
そうしないとなかなか一歩踏み出せないというのはもしかしたらありますね。
CC 71
そこを上手く共有していくじゃないですけど、
そういうプロセスが必要ではなかったのではないかなと。
そうした上でこの共有がもしできるのであれば、
あとは主体的な意思決定ですね。
CL 72
主体的な意思決定・・・何かありましたね。
CC 72
実際どうですかね提案とかそういったところで、
Cさん自身が望んで・・
CL73
Cさん自身がというのはあまりなかったですね。
ピピピピピ・・・。
ここで時間切れとなりました。
おわりに
次回は【キャリコン1級ロープレ逐語録】
第9回実技ケース③パート1口頭試問編」へ続きます。
本日もお忙しいところ、
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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