はじめに
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。
今回は前回の「【キャリコン1級ロープレ逐語録】第9回実技ケース①パート1後編」の続編になります、どうぞご覧ください。
ここから、口頭試問です。
口頭試問
試験官(以下SIKと表記)
事例指導者(以下CCと表記)
SIK1
今回のロールプレイでうまくできたところと、うまくいかなかったところをそれぞれ挙げてください。
CC1
うまくできたところとしましては、今回少し納得されていなかったという相談者のことに関しましてその要因について事例相談者の方と一緒に考えていく中で、事前相談者の方から問題の共有とかそういったプロセスが足りなかったその点に関して気づきを促すことができた。そこが良かった点ではないかと思っています。
うまくいかなかった点というところでは、できればもう少し相談者の反応があまり芳しくなかった時に、どういう気持ちであったとかもう少しその辺の気持ちとか不安とかあったらそういったところから深掘りして面談を行えたら良かったと思っています。
SIK2
事例相談者が訴えた問題と指導者の視点でとらえた問題は何でしょうか。
CC 2
はい、事例相談者の方が訴えた問題点としましては、不動産会社で勤務している相談者の方が仕事にやりがいを感じられずにそこを改善しようと大学院を受験したんですが不合格になってしまい、地元の秋田で転職活動を考え迷っていらっしゃるというご相談に対して、気持ちを受容したりとか大学院へ不合格になった落ち込みの気持ちを受容したりとか、また転職だけでなく今の会社で移動とかそういった方法もあるということを提案されたということですが、前半は信頼関係が良かったみたいなのですが後半になって行ったところで信頼関係が崩れてしまったということで、今後どのようにして支援していけば良いかと、そういったところを問題点としておっしゃっていました。
こちら側から見た事例相談者の問題点としましては、まずはそういったところでご自身の思いですね・・やっぱりちょっと先行し過ぎてしまって相談者の方との思いが食い違いがあるのかなと。その上で問題共有のプロセスであったりとか目標合意がかけていたりとかそういったところにつながっているんじゃないかと思いました。
SIK 3
解決のための目標設定をどこに置きましたか。
CC 3
はい、目標設定としましては大きな目標としては、一番そこで阻害される問題として相談者の方の主体的な意思決定の支援になっていないのではないかということを共有させていただいた上でですね、短期的な目標って言うんですかね・・問題共有のスキルであったりとかまたは目標の合意の取り方 そこに関して面談のスキルとして身につけていくことを目標としておりました。
SIK 4
目標設定についてはどのように共有しましたか。
CC 4
目標の共有につきましてはその辺のところですね、まずは相談者の方が問題共有などに課題点があるということを気づきを促した上で、先ほど言った問題の共有であったりとか目標の合意を得るということに関して提示した上で了解をいただきました。
SIK5
どのような指導方策を立てましたか、また、実施できなかった指導方策はありますか。
CC5
指導方策としましては、面談の中でまずは事例相談者の方が気づかれていましたので、問題共有が出来なかったりとかそういったところを一つ一つ、どういう点ができなかったかなと、一緒に考えていくということを行いました。まだスキルを習得するという具体的なところはできなかったので、次回の面談以降でスキルについて具体的な計画を検討しましたのでそれを次回以降行っていきます。
SIK6
今回のロールプレイを通して自分の何に気がつきましたか。
CC6
はい、なるべく事例相談者の方に寄り添って、またその中で事例相談者の方が自ら気づきを促せるような、そういったことを面談としてそこに留意して面談を行ってはいましたが・・先ほどもお話ししましたが、もう一つ相談者の方の感情とか不安、そういったことを汲み取ったりすることがまだちょっと足りないかなということに気づきました。
SIK 7
普段のご自身の面談でも意識されていたり課題点としてあるんでしょうか。
CC 7
そうですね・・今回の面談でも事例相談者の方と似ているかなと思った部分はあったんですが、それが上手くできるときもあればうまくできなかったりとかする部分もあったりして、そういったところが単に相性だけではないと思っていまして、その上の自分のクセや寄り添いすぎてしまって出来なかったりするところもありますので、その辺も、もう少し見直しが必要かと思っております。
SIK8
先ほどのロールプレイを振り返っていただいて、この事例相談者の方に抱いた感情等の面で気づかれたことはありますか。
CC8
私自身が抱いた感情としましては、良い面として前向きなところとして捉えている部分としては、ご自身のことをしっかり振り返られて自分自身の問題に気付いていける方だなと感じています。ただこちら側から少し違和感じゃないですけど・・感じるのは気づきというところが浅いかなと、もっと深く続けたらより良い面談ができるのではないかなと思いまして、そこをもっと促すことができればいいかなと思っております。
SIK9
では自分に足りなかった指導におけるスキルについて今後どのように研鑽しますか。
CC9
先ほど言ったようなクセに関しましてですね、まずはスーパービジョンを受けることで見直しということをやっていきたいかなと、後はそういったところでですね・・クセを修正するだけではなく、より深く面談を深められるような傾聴スキルの見直しというのも合わせて行なっていきたいと思います。
SIK10
事例指導ではなく自分のキャリアコンサルティングスキルに置き換えると、どの面談スキルを研鑽したいという考えはありますか。
CC10
先ほど言った傾聴スキルというところですが、傾聴スキルの中でも 一般的に重要とか共感だけではなくてより深めていく質問の仕方もありますが、深めていくためには・・やはり事例相談者またはクライアントに対して感情面を深掘りしていくその深掘りするために問題の核心と言うんですかね、そこをどのように提示していくのか・・そこを少し突き詰めて行ってきたいと思っています。
SIK11
突き詰めてやっていく上でどういった理論をもとにどのような練習が必要だと思われますか。
CC11
はい、今まで来談者中心療法をもとにシステマティックアプローチでやっています。そこは今後もそのスタイルでやっていきたいかなと、特に深めていくということでまず第一にやっていきたいかなと思うのは自己一致というところではないかなと。自分自身が一致していない限りはいくら提示をしようとしても、そこで相談者の方の抵抗にあったりとか、そういうことがあるかなと思いますので・・そこに関してまず自己一致後は共感的な理解をどう示していくか、そこら辺のところを研鑽を積んでいきたいかなと思っております。
SIK 12
はい、では本日はお疲れ様でした。
CC 12
ありがとうございました。
おわりに
次回は、「【キャリコン1級ロープレ逐語録】第9回実技ケース①パート1添削編」へ続きます。
本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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