キャリコン義塾
皆様おはようございます、名もなきキャリコンこと敬天愛人です。
国家資格キャリアコンサルティング技能士2級検定の
実技面接試験の解説シリーズ第3弾です!!
ここでは、キャリアコンサルティングの現場で実践できるスキル習得と、
合格基準の60点ではなく、70点を超える結果にコミットすることを目標に
情報提供していきます。
どのように試験に望めばいいのか分からない初受験の方を含め、
何回か受けてみたものの、あと5点足りない・・・方などに
おすすめのメソッドをご紹介していければと思います。
是非、参考にして下さい。
面接編③
2、 関係構築力
CLとの関係構築は相談者が伝えたいことは何かということをCCが整理し、
CLに要約して伝え返すことから始まります。
ラポールは自己紹介をする前から既に始まっているわけですが、
最初の主訴の要約でこの技法を使っていきます。
CLが「このCCは私のことを分かってくれた」と感じることで
関係が深まっていきます。
※最初の主訴要約でCLのキャリアを褒めることもラポール形成にかかせません!
キャリアコンサルティングで大切なのは、CLが主体的に考える質問であり、
CL自身が言ったことや今の感情を自覚させることです。
そのために必要な方法を解説します。
3つのポイント
(1) 伝え返し
CLの思い(感情)や欲求を中心に覚えておき、
相手の言葉を使って正確に伝え返します。
(2) 要約
要約もCLの思い(感情)や欲求が中心ですが、
的確に伝えるなら感情中心で短くても良いです。
試験開始から10分程度は受容と共感に徹することで、
しっかり関係構築を行いましょう。
(3) 質問
基本は思い(感情)の伝え返し+思い(感情)への質問です。
CL自身が言ったことを客観的に 聞けるので、主体的に考えるようになります。
更に詳細な解説はこちらのテキストで確認出来ます!
ワンポイントアドバイス
キャリアカウンセリングの法則 《 CL : CC = 78 : 22 》
CLの話を遮らないで話せるだけ話してもらいましょう。
一方で、巷では8:2とよく言われます・・・が、
傾聴に徹するだけではこの試験は合格が出来ません。
CCの22というのは、具体的な方策を提案する作業を
消極的に行ってはいけないという心構えです。
沈黙されたら
それと、沈黙が苦手な方、多いのではないしょうか?
沈黙にも種類があります、CLが思考している貴重な時間ですので
邪魔をしてはいけません。
沈黙は「ゼロの音」と言われますから、心の中で少し待ってみましょう。
考えている様子がない場合は、「何かお困りですか?」と声を掛けてあげてください。
沈黙を黙って待つのは、キャリアカウンセリングとして立派な仕事です。
まとめ
面接編③では関係構築力について説明しました。
ここはラポールを形成する本当に大切な段階と言えます。
どうすれば相談者は気持ちの不安が解消され、
あなたの提案する方策を受け入れてくれる前向きさを
取り戻すのかがテーマと言えるでしょう。
焦らず、じっくりと相談者の声に耳を傾けて次の展開へ移行しましょう。
これが出来ないと、相談者の合意を引き出せずに逆戻りすることになります。
次回は面接編④の問題把握力についてご紹介していきます。
お読みいただき誠にありがとうございました。
個別指導もお待ちしておりますm(_ _)m