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キャリコン2級実技面接合格に必要なカウンセリングスキル11まとめ

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

先日開講しました、

こちらの第19回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座、

www.careerlife.jp

この講座の中で、

先の第18回実技試験ケース4のロールプレイを実施しました。

 

キャリコン2級を受験される方は、

ロールプレイを徹底的に練習されると思います。

 

でも、皆さんは自分のロールプレイを録音して聞いたり、

試験対策講座の先生に指導を受けたりはしていても、

文章に起こして添削されたことはあまりないのではありませんか?

 

案外、同じことを何回も言っていたり、

マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェック

システマティックアプローチのカウンセリングプロセス

きちんと踏んでいるかなどは、その場の相談支援や指導の会話だけで

確認しきれていないのではないかと思っています。

 

そんな皆様に、今回は仮想ではなく現実、

実際のリアルなロールプレイをご覧頂いて、

試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。

 

今回は添削をしながらロールプレイが見れる指導編のまとめです。

 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、

基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの

確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。

 

 

CL役は中田さん、

CC役は・・・仮名の鈴木さん、

添削は私でお送りします。

 

では、

「聞き上手になれるコミュニケーション力11のスキル」を、

「キャリコン2級実技面接合格に必要なカウンセリングスキル11まとめ」

を基に解説していきます。

 

試験を受けない方でも相談を受けた時などに役立つスキルです。

 

では、行ってみましょ~う!!

 

 

相談事例

◆ケース4 中田さん 51歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

敬天愛人(以下KAと表記)

 

 

 

CL1 

こんにちは。

 

CC1

今日ご相談を承ります、鈴木と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

CL2 

中田です、よろしくお願いします。 

 

CC2

最初にお話ししておきますけども、ここでの相談は守秘義務、

私たち守秘義務がありますので、

外に口外することはありませんのでどうぞご安心してお話しください。

それから時間は20分になっておりますので、

ご協力の方よろしくお願いいたします。

 

 

ラポール形成(心の架け橋)は「冒頭」から

KA

守秘義務と時間の設定は必ず伝えましょう。

「私たち」という表現よりも

「我々キャリアコンサルタント」の方がより適切です。

なぜなら守秘義務は国家資格キャリアコンサルタントの

倫理要綱にあるからです。

外に「口外する」という言葉より

「漏れることはありません」の方が自然に聞こえて

CLが安心する気がしますね。

時計の向きの変更についての了承も得ることを忘れずに。

 

【リレーション(関係構築)の基本「言語的スキル」】

  1. 受容
  2. 繰り返し
  3. 明確化(感情・意味の意識化)
  4. 支持
  5. 質問(閉ざされた質問・開かれた質問)

以上の5点をチェック!

 

 

CL3 

はい、分かりました。 

 

CC3 

椅子とか大丈夫ですか。

私は中田さんの方に向きたいので椅子の向きを変えさせて頂きます。

 

「非言語的スキル」座る前に確認すること

KA

この配慮はGoodです。

一方で、相手の椅子を勝手に触ろうとしたり

向きを変えたりするのは絶対にNG!

試験官は試験で表情なども見ているわけですから、

あの配置にしている意味を忘れないで下さい。

普通に注意受けます(笑)

 

【非言語的スキル】

  1. 視線
  2. 表情
  3. ジェスチャー
  4. 声の質・量
  5. 席のとり方
  6. 言葉遣い
  7. 服装・身だしなみ

以上の7点をチェック!

 

 

CL4 

あ、大丈夫です。 

 

CC4

そうしましたら中田さん、今日はどういったご相談でしょうか。

 

 

CL5 

あの、私地元の煎餅工場に入社しまして・・・

大学卒業後なんですけど、4年制のですね。

5年間勤めた後に退職して、現在は電化製品の製造会社の事務をしています。

あと研修部門にも在籍しています。もう20年近くになりますね。

それで、来年度から事務部門が本社に統合されることになったんですけど、

まあ通常だと自分も本社へ転勤となるんですが、

ちょっと両親の介護の心配もあって、このまま地元に残るか、

本社への異動を受けた方がいいのか、

やっぱり将来の生活設計にも迷っているところもあるので相談に来ました。

 

 

CC5

今の製造の会社にお勤めになっていて在籍されて20年近くになっている、

長い間お疲れ様でした。

今回事務部門が本社の方へ統合されるということで研修のお仕事と、

中田さんご自身の仕事も本社へ移るということで宜しいですね。

 

言語表現は「マイクロ技法」 ※図解つき

KA

「お疲れ様でした」でも良いのですが、

マイクロ技法の基本的関わり技法で考えると、

CLの心境(心の枠組み)に添った言語表現として

「頑張ってこられたのですね」という「はげまし」の方が

適切であると思われます。

極端な話ですが、CLは仕事を辞めたいとも、疲れてたとも言っていない、

しかも仕事を続けたいと思っているのかもしれないので、

第17回の疲れ切ったCLケース3の前田さんとは

ちょっと違う表現が必要かもしれませんね。

 

【マイクロ技法の階層表】

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これはアイビー氏が提唱したマイクロ技法の階層表(自作)ですが、

かかわり行動とCLを観察する技法はコミュニケーションにも効果的です。

 

基本的傾聴の連鎖は面接・マネージメント、

ソーシャルワーク、診療等でも有効とされていますね。

 

なお、キャリアコンサルティング技能検定の評価区分に当てはめると、

「かかわり行動」と「クライエント観察技法」は基本的態度

「開かれた質問、閉ざされた質問」「はげまし 、言い換え、要約」

「感情の反映」「意味の反映」は関係構築力から問題把握力に繋げるような

技法のイメージを持つ方が良いのかなと個人的に解釈しています。

 

 

CL6 

そうですね、仕事の方はそのまま本社へ移行する形になりますね。

 

CC6 

そうすると本社の方に移って、中田さん自身も移って仕事を続けるか、

あるいは今の職場で仕事続けていくか・・・。

 

最初の傾聴は「開かれた質問」 

KA

20年近く同じ職場で頑張ってきたのですから、

どんな仕事をされてきたのか「開かれた質問」で掘り下げて行きましょう。

トランジションのポイントとなる仕事への思いを傾聴することで、

これからどうしていきたいのかが見立てやすくなります。

論述と一緒ですが、CLは相談したくて来ています。

初めに「開かれた質問」で冒頭に出てきた思いの部分や

表現を優先的に探るほうが効率的です。

「もう少し詳しくお聞かせ願えますか?」で、

CL役は試験で設定されている内容を出さざるを得なくなります。

黙ったら前の質問に戻ったり、要約を行ってリトライすればOK。

 

 

CL7

そうですね、今地元にいますけど、

そこでやっていくかというところは・・・はい。

 

CC7 

そして、ご両親の介護という問題も出てきてらっしゃるということですね。

 

 

CL8 

そうですね、やっぱり80歳近いですからね。

大丈夫かなって心配はありますね

 

CC8 

ちなみにですけれども今ご両親は

もう介護を必要とされる状況なんでしょうか。

 

 

CL9 

そうですね、特に介護認定とかはないですね。

それなりの年ですから体調面を崩したりとかは

たまにありますけど具体的に歩けないですとか

デイサービスを利用しているとか、そういうのは無いんですよね。

 

CC9 

定期的な通院とかはどうですか。

 

 

CL10 

父は持病があるので定期的に地区の病院へタクシーで行ったりとか、

そういうのはしてますけど。まあ両親で何とかやっているのだと思います。

 

CC10 

認定をされているまでではないけども定期的な通院はされている。

 

 

CL11 

はい。

 

CC11 

もう一つここで伺いたいのは、

中田さんご自身以外にご両親の介護を担える方はいらっしゃるのでしょうか。

 

 

CL12  

私は兄弟がいないので、

私が居なくなると実際に介護をしてくれる人っていうのは

今のところすぐには思いつかないですね。一人っ子なので。

 

CC12 

そうしますと、今回の事務部門が本社への異動ということになると、

お仕事の関係で、ご両親の面倒を看なければいけないということが

急に浮上してくるわけですね。

 

 

CL13 

そうですね、

異動で場所的にはちょっと離れたところになってしまいますので、

まあやっぱりそちらに転居というか、

家も職場の近くに住まなければいけないですし、

そうすると面倒などもちょこちょこ行けなくなってしまいますし。 

 

CC13 

本社の場合ですと転居を伴うということですね。

 

 

CL14 

そうですね、車で片道2時間とかになってしまうので、

今住んでいるところであれば転居した方が通勤とかも楽なので・・・。

 

CC14 

そうですか。

本社の場合には転居を伴うということで

ご両親の面倒を看ることがちょっと難しくなる。

 

「要約」と「伝え返し」でCLの思いを傾聴する 

KA

例えば「転居した方が通勤も楽だと思われているのですね」のように

そのままCLに要約して伝え返すことで「聴く」姿勢で、

CLをもその姿勢に導き励ますことになります。

導くことでカウンセリングの筋道と一貫性を保つのです。

また、ちょこちょこ行けなくなってしまったことについて、

CLはどう思っているのか聞きましょう。

言葉の選び方や声トーン、表情を伺いながら、

本当は転居をして仕事に打ち込みたいのか?

両親のことが心配で行けなくなることを望んでいないのかを見立てます。

ここまで、ちょっと状況を聞きすぎて、

CLはどうしたいのかという感情部分に迫ることが出来ていませんね。

CLはどうしたらよいか分からないから、相談に来ています。

 

 

CL15 

そうですね・・・ちょこちょこは行けなくなってしまいますかね。

 

CC15 

ちなみにですけれども本社へのお仕事では

今やっている研修のお仕事は引き継げるのですかね。

 

 

CL16  

仕事の方は同じ仕事をさせてもらえるので、

今の仕事もやりがいがありますし、本社へ行けばよりレベルの高い仕事、

仕事の質も上がってくるので自分としては

凄いやりがいを感じてできるかなという想像はしているんですけど。

 

CC16 

本社の仕事であれば、今の仕事のまま続けられる。

あるいは更にレベルアップした仕事ができるということなんですね。

 

 

CL17 

自分としては同じ仕事が出来るのはいいことなんですけどね。

 

CC17 

かたや、・・・現在の部署で現在の勤務場所に残るとしたら、

どのような仕事になってしまうんですか。

 

「見立て」のタイミング

KA

私の見立てではこの辺が重要ポイントですね。

この辺りで半分の10分経過しつつあるのですが、

「自分として同じ仕事が出来るのはいいこと」と言ってくれている点、

ここまでの流れで仕事への前向きな姿勢や発言に気付いてほしいところです。

「中田さんとしては今の仕事を続けて行きたいということですか」等の

「閉ざされた質問」でクローズして、仕事を続けたい思いを固めておけば、

では、「ご両親の介護とライフプランの方向性をどうするか」という

解決策に持っていく「見立て」が出来ますよね。

私は前向きな気持ちを押してあげるカウンセリングをするので

CC17におけるCCのかかわり方が気になりました。

下のCL18に繋がる反応のように、

どのような仕事になるのかは状況確認であって、

CLの思いに直結しにくい質問であることも時間が勿体ないですかね。

 

 

CL18 

そうですね、事務部門が統合されますので自分の仕事は無くなっちゃいますね。

なのでうちは製造会社ですので・・・、

人は足りないには足りないですし仕事はあると思うんですけど、

今と同じような仕事はちょっと出来ないような感じかなと。

 

CC18 

具体的には製造の仕事をやっていくしかないというような

ニュアンスで宜しいでしょうか。

 

 

CL19 

そうです・・・ね、まだ確認は取ってないですから

そんな仕事に回されるかはちょっと分からないんですけど、

製造であれば検査やちょっとした組み立てとかいろいろありますんで。

どこになるかというのは言われてはいないですね。

 

CC19 

具体的な仕事の内容は、まだこれから考えていかなきゃならないということになるかもしれませんけど、ご両親の介護という点で、

こちらに残るという選択肢もあるかと思うんですけど、

今のその、今の工場の中での就業場所での仕事、

思いつく内容として中田さん自身どのように考えてらっしゃいますか。

 

 

CL20 

そ・・・う、仕事の内容ですか?

あ、はい、やっぱり事務・研修部門が長かったのでこの仕事も好きですし、

やりがいも感じているので続けては行きたいですよね。

実際、製造現場での仕事って私もよく分かりませんし、

組み立てなんかもやったことないですし、

具体的なイメージってあまりできないですよね。

なので若干の抵抗というのは変ですけど、

私にできるのかなという不安はありますよね。

 

CC20 

ちなみにですけれどもご年齢的なことも考えて

製造の仕事をやるということに関してはどのような考えをお持ち・・・

考えてらっしゃることってありますか。

 

CCの思い込みという偏りと「要約」のタイミング

KA

ここでもイメージできない、抵抗があると言っているにも関わらず、

年齢的な側面から製造の仕事を掘り下げようとしています。

CCは製造の仕事をやらせたいのか?と思ってしまうくらいです。

CLは今の仕事を続けて行きたいこと、

製造の仕事を暗に否定しているのですが感じ取れていません。

それと、このロープレで内容であれば、時間が半分過ぎたら

一度くらいはまとまった要約をしてCLの反応も見ておきたいですね。

CLも頭の中で整理したいと思っているはずです。 

 

 

CL21 

そうですね、体力的には大丈夫なんですけど、

実際に50歳位のパートの方もいらっしゃるんで、

その辺を考えれば出来ないこともないとは思うんですけど、

新しいことを覚えなくてはいけないということになると、

やったこともありませんしちょっと大変かなって正直思ったりしますかね。

 

CC21 

未経験だから、未体験だからというご不安あるかと思うんですけど、

今までやっていた事務の仕事と大きく変わるわけですけども、

製造の仕事ならちょっとやりたくないなというか、

関心・興味が持てないなというのはありませんか。

 

 

CL22 

そうですね、今まで事務・研修部門でやってきてますので、

今からまた一からやっていくというのはそんなに興味を持てないですね。

やはり事務と製造だとやっていることは全然違いますからね。

研修なんかは色々な仕事があるので・・・、

設定や企画なんかもありますし、楽しいと言えば楽しいんですけど、

製造なんかは完全に機械相手になっていますよね。

部品相手というか・・・、

ちょっと質が違うのでイメージが湧かないんですよね。

 

繰り返す言葉に隠された真実

KA

「イメージ」2回目です。

本当に20年近く働いていて、湧かないのでしょうか?

CLが繰り返し使っている言葉には強い思い(真意)があります。

ここも自分の見立てがどうなのか振り返りが必要かもしれません。

 

 

CC22 

大きく変わってしまうんですね。 

 

 

CL23 

出来るのかなと思ったりしますよね。

 

CC23 

具体的にはね、

あの~残った場合の仕事の内容というのは調べてみる必要があるのかもしれないけど少なくとも今までやってきた事務系の仕事、研修の仕事ではなくなってしまうということですかね。 

 

問題把握をするために必要なこと 

KA

見立てや質問で問題把握するための深堀りが出来ていないので、

同じような話がループしている気がしませんか?

CLによってはイライラし始めるかもしれません。

みなさんも同じ話を何度も聞かれたり、話が進まないとしたら、

相手の印象はどうでしょう?カウンセリングとして、

関係構築としてどうなのか振り返りましょう。

 

 

CL24 

そうですね、やっぱり仕事は変わってしまいますね。 

 

CC24 

仕事が変わってしまうということに対して、

中田さん自身は何か感じてらっしゃることはあるんですか。

 

 

CL25 

そうですね、

仕事が変わって新しいことやってという興味もないですし、

そうであれば多少遠くても今までやってきた経験も生かせますので、

そちらの仕事をやった方がいいのかなと自分では思いますけどね。

新しいことやるのは心配な面がありますし。 

 

CC25 

もう一つその、本社に、もし移られた時、

これは今まで通りの仕事が出来ると考えて宜しいですかね。

 

 

CL26

そうですね、統合されて所帯は大きくなりますけど

事務部門は事務部門なので、

研修の役割がどうなっていくのかはちょっと分からないですけど、

事務の仕事は出来ると聞いていますね。

 

CC26

今までの就業場所で働いていた仲間の方も一緒に異動になるんでしょうか。

 

CL27

ああ、人にもよると思うんですけど、事務員はみんな同じですね、

現場の方は特に変更ないとおもうんですけど。

 

CC27

仲間の方も一緒に異動しようと、

仲間の方は本社へ異動しようと考えてらっしゃるのかな。

 

 

CL28

どうですかね・・・、事務は私を含めて3人しかいないので、

みんなは遠いけどしょうがないようね~みたいに言ってますね。

私以外は若い子だし、そんなに苦労はしないのかなって思ってるんですけど。

 

CC28

なぜ仲間の話をしたかというと、

そういう方が一緒に本社の方へ異動であればちょっと心強さもありますよね。

 

 

CL29

そうですね、多少心細いというのはありますよね。

どんな人がいるのかもよく分かりませんし。

 

CC29

そうすると、今はもうご両親の元から通勤されているわけだけども、

本社の方に移られて、転居ということであれば、

車で2時間くらいかかってしまうということで

常に一緒に居るというわけにはいかないというわけですよね。

 

 

CL30

本社に移って頑張りたい気持ちはあるんですけど、

まあ両親もちょっと心配という気持ちもちょっとあって

自分として整理が出来ていないというのは思うんですよね。

 

CC30

ご両親の面倒をみなくてはならないということは、

ご兄弟もいらっしゃらないわけですから、中田さん自身心配であると。

 

 

CL31

ちょっと心配ですよね、何かあったときとか。

 

CC31

このことについてご両親と今後のことを

どうしたらいいかって相談されたことは。

 

 

CL32

統合が決まって少し経った後に、軽く話してみたんですけど

心配はいらないよみたいな感じで言ってはいたんですよね。

まあでも実際、大丈夫なのかなと思ってモヤモヤしてたんですけど。

 

CC32

その、ご両親は大丈夫だよと言っているにも関わらず、

中田さんご自身が心配されているのは何か理由がありますか。

 

 

CL33

自分が一人っ子というのもありますし、

今までも一緒に生活をしてきましたんで・・・

そういう意味では寂しさというか、そういうのもあるんですかね。

 

CC33

そうですか、今回業務内容が大きく変わって、自分が本社の方に移られて、

中田さんご自身が担当された仕事も事務部門が移って、

仲間の方も本社へ移ろうとしている、

中田さんご自身は一緒に住んでおられるご両親の介護があり、

地元に残ろうか。本社へ移ろうかどうしようかと悩まれているんですね。

 

良かった点「マイクロカウンセリング/積極技法」

KA

この辺りの質問・要約の仕方や寄り添い方はGoodですね。

落ち着いてきたのか、冷静なアプローチが出来てきていますし、

マイクロカウンセリング「積極技法」の解釈・発言の要約

焦点の当て方などは複合技法を使っていると言えます。

 

 

CL34

うーん、やっぱり両親の面倒を看た方が良いんじゃないかなって、

先もそんなに長くはないんでしょうから・・・

そういう意味では一緒に居てあげた方がいいのかなと

思うには思うんですよね。

でもやっぱり仕事は頑張っていたいし、

まだまだ働かないといけないので、この年齢では新しいことやったり、

転職なんかも難しいでしょうからしょうがないのかなと思うんですけど

 

CC34

転職とかやっぱり考えてらっしゃると思うんですけれどもね、

でも難しさはあるかもしれませんね。

 

 

CL35

新しい職場に行くのも今からだと大変だと思うので、

 

CC35

そうすると、本社の方に行って今までと同じ仕事をする、

今の仕事場で製造関連の仕事をするのか、

そうすればご両親と住んで一緒に介護することができる。

それ以外に何か不安になられている要素というのはありますか。

 

コミットメントを確立するために

KA

この時点で18分過ぎていますので、第3の選択肢が出てきた時点で

コミットメント確立へ持って行くのが時間的に厳しくなります。

15分過ぎくらいまでに「他に何か気になっている点があるのか」を

確認すると良いと思います。

時間と言えば、いつまでに結論を出すのか、

将来の生活設計というライフプランにも言及しておいた方が

シュロスバーグ氏の4S点検における物理的支援(時間軸)という

キャリア理論のアピールにも繋がりますね。

 

 

CL36

ん~まあ将来的な話ですけど、うちは両親がいるのでここに居ますけど、

一応お付き合いしている人もいるので、

そういう意味ではその方と今後、

どうして行けばいいのかな~と思ったりもしますかね。

 

CC36

お付き合いされている方というのは・・・、

本社への異動に伴って転居ということはお話されていますか。

 

CL37

そうですね、一応話はしましたけども、

彼も同い年くらいで転居しても会えなくなるわけではないので、

そんなに心配はしてない様子でしたけどね。

彼は同じ会社なんですけど、

製造の方にいるので話の内容も理解してくれてますし。

ただ、今後結婚とかするのであれば一緒に住んだりとか、

まあ男性ですから遠くても車の移動とかは大丈夫だと思うんですけど。

まあそういう意味では両親から離れるというのがちょっとあれなのかな。

今話をしていると自分としてはそう思いますね。

 

CC37

そうすると中田さんはご自身だけの、

それからご両親というだけの話ではなくて、

中田さんがお付き合いされている方も

一緒に考えていかなくてはならないということですかね。

 

 

CL38

そうですね、多少考えてあげた方がいいですよね、はい。

具体的に結婚するまでの話はまだ出てませんけど。

 

CC38

どうでしょうかね、いくつか選択肢があるかと思うんですけど、

本社に行って同じ仕事を続けていき、

更にキャリアアップしていくのがいいのが、

それとも地元に残って今の就業場所で違う仕事に就くのか、

そうすればご両親の面倒を看ることが出来る。

そして製造部門で働いているお付き合いされている方との関係もある、

どういう選択肢が最良なのか、

一緒に考えていくことが出来るかと思うんですけども、

これからこんな風な進め方、目標設定していくというのはいかがでしょうか。

 

 

CL39

そうですね・・・、う~ん。

今の気持ちとして整理するにはじゃあどうしたらいいですかね。

このモヤモヤというか。

 

CC39

そこでなんですけれども

 

 

ピピピピピ・・・。

 

ここで時間切れとなりました。

 

 

まとめ

さて、「キャリコン2級実技面接合格に必要な

カウンセリングスキル11まとめ」は如何でしたか。

 

実際のロールプレイを基に、

キャリアカウンセリングのスキルをご紹介しました。

 

一言でこのCC役の方の問題点をいうなれば、

①問題解決思考が強い情報提供優先の「指示優先型」です。

 

傾聴が下手なわけではないのですが、

感情ではなく状況や環境に焦点を当てすぎているため

問題の核心を掴むためのリレーション(関係構築)が不十分に感じます。

 

マイクロカウンセリングの「かかわり技法」で共通して言われている

「心の枠組みにそった傾聴」が出来ていないと言えるかもしれません。

 

他にも、

②傾聴は得意(なつもり)だが問題把握が苦手な「関係優先型」

③指示優先型・関係優先型どちらも苦手な「聞くだけ型」

上記の3パターンに大別されると考えています。

 

おそらく実務で相談業務をしているため、

こういった「クセ」が染みついている可能性があります。

 

こういったクセは、自分では出来ているつもりの方も多いので

俯瞰的かつ客観的に分析して頂きながら指導しています。

 

見えないものを見るスキル

それと、大切なことがもう一点・・・、

このCLがどうしたいのか意思決定が非常に曖昧だと思いませんか?

 

これはなぜかというとCLの一番の気持ち、やりたいこと、

いわゆる「真意」に辿り着けていないからです。

 

人は生まれながらに「制約」や「限界」を「思いこむ」ことで、

環境や阻害要因のせいにするのです、意識・無意識に関わらず・・・。

 

今回のCLには「本社へ転勤」「両親の介護」「将来の生活設計」

という環境要因や本人の理想を邪魔する阻害要因というものが存在します。

 

それを取り除いてあげなければCLが本当は何をしたいのか、

どうしたいのか・・・それを把握することは出来ないと考えます。

 

例えば、

「本社へ転勤しなくていいとしたら、貴方は何をしたいですか?」

「介護の心配がないとしたら、貴方が一番したいことは何ですか」と。

言語的に聴いて確認して自分の口で主体的に言わせてあげることです。

 

本人が悩んでいる「阻害要因」、「環境要因」という

見ているものを見えないように取り除くことで、

本人にすら見えないものが見えてきます。

 

多くの人はこのような目の前の環境要因に捕らわれ

本当にやりたいことの意思決定が出来ていないのですから。

 

今回のロールプレイでは正直、これが出来ていません。

これが、CLがどうしたいのかが見えない曖昧さだと私は感じます。

 

これではCLは元気になってくれませんし、モヤモヤしたままです。

 

正直、これらも含めて逐語録でないと見過ごす可能性も高いですね。

 

だから試験では録音しているのでしょう。

一見、良さそうなキャリアコンサルティングでも

実践的な理論や体系は出来ているのか見極める必要がある・・・と。

 

キャリアコンサルティング・カウンセリング方法は無限にあるので、

正しいか正しくないかではありませんが、

少なくとも私はこういった点に注意しながら、

カウンセリングステップを進めて合格しました。

 

今回はちょっと細かい専門的な話が多くなりましたが、

試験やコミュニケーションに必要なノウハウと

アドバイスを簡単にご説明しました。

 

たぶんキャリアコンサルティングを知らない方も、ああ~なるほど、

確かにそうかも!と感じた方もいるかもしれません。

 

そういう貴方、センスありますぞ( ゚Д゚)!!

 

マネージメントされている方々も一つでもスキルを覚えておくと、

部下の相談、人事面談や目標管理シート作成等で役立つと思います。

本当にやりたいことが出来れば仕事の成果やモチベーションは上がり、

長期的なキャリアパスが描けますから、段階的な目標も設定しやすいです。

 

相手の真意を引き出して心をスッキリさせることが出来れば、

非指示的に導くという高度なコミュニケーションが可能となります。

 

「そんなの難しいよ!」

「うちの会社ではそんなの無理!」

これも思い込みや環境要因の一つかもしれません、気を付けましょう。

 

こういうスキルを身に着けたい人事・採用担当者

管理者の方からの応募や研修依頼もお待ちしています。

 

あ、単純に、

聞き上手になりたい方には役立つので、

良いかもしれませんね!

 

それにしても文章に起こして逐語録としてまとめると面白いですね。

どこがどのように出来ていないのか、

物凄く分かりやすくて私自身も勉強になりました。

 

こういう知識やスキルを世の中に役立てるチャンスが欲しいものです。

よーし!まずはそういった未来に向けて頑張ります!!

 

こういったきめ細かい指導を受けてみたい方は下記の応募フォームへ!

お問い合わせお待ちしております!

もちろん、自分が本当はどうしたいのか分からない方、客観的に知りたい方、

キャリアプランの相談もこちらまで!

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お忙しいところ、お読みいただきありがとうございました。

 

試験対策講座関連の過去記事はこちらです、

合わせてお読み頂けると大変嬉しいです。  

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