お陰様で8年目▶1級技能士のキャリコン試験対策講座

1級&2級キャリアコンサルティング技能検定に合格したノウハウと実践的なメソッドで、キャリア理論の習得に貢献する88万PV越えブログです!

【SPONSORED LINKS】


【第19回キャリコン2級実技面接/仮想ロールプレイケース1】中編

【SPONSORED LINKS】


 

f:id:career-life:20170920185314j:plain

はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

今回は前回の記事、

「【第19回キャリコン2級技能検定/仮想ロールプレイケース1】中編 

の中編です。ご覧ください。   

 

CL13 

留学した後に海外で働きたい気持ちを伝えて、

あとはその時に反対されて・・・どのくらい前なのかな・・・。

2か月前くらいかな、意見が合わなかったので、インターンシップへ行って、

その辺の話はしてないです、しづらいですし、また反対されるかもしれないし。

CC13 

そうなんですね、

まだインターンシップの話はされていないということでですよね。

そうするとお母さんのことも考えて国内のインターンシップも

受けられたということなんですけど、受けられてみてどうでしたか。 

 

CL14 

2社ほど受けましたけど、海外と比べると雰囲気だったりとか、

日本人だけの環境と色々な国の方がいる環境って全く違うのと、

仕事なんかも出来れば貿易事務とか、

翻訳に近いようなことがしたいと思ってたりもしたので、

私がやりたい仕事と違うのではないかなと思いましたね。

CC14 

うんうん、私がやりたい仕事とは違うということですが、

もう少し詳しくお話頂けますか。

 

「チャンクダウン」

KA

CLがやりたい仕事とは何かを探索する、

「もう少し詳しく」または「具体的に」という

思考をほぐすような問いかけをしています。

きちんと言語追跡して関連した流れで質問していますから、

ロールプレイの流れの一貫性を保ちながら問題把握していますね。

 

CL15 

う~ん、その貿易事務ですとか、色々な国の人とか英語を使いながら

取引をしたり、英語を使って会話したり交渉する事務仕事なので・・・。

そういう仕事はやはり国内に居ると出来ないのではないかなと。

CC15  

そうすると英語を使いたい、生かしたいというお考えが強くて、

大学も留学先も考えてきて、インターンシップの時も英語が使えて、

自分の能力を生かせればということで選ばれた。 

 

CL16  

いやインターンシップの方は、お母さんの薦めというか、

こことここがいいんじゃないって言われて、

キャリアセンターの方に相談したら選んでくれて、

能力・経験を踏まえてというか。

CC16 

キャリアセンターとお母様と相談して決められて行かれた。 

 

CL17 

あんまりしっくりこなくて悩んでしまったというか。 

CC17 

それについてはお母様にまだ相談はされてないんですか。 

  

CL18 

なんかしっくりこなかったし、言ってもしょうがないのかなって。 

CC18 

もし、しっくりきて、国内の会社でもいいなとか、

この会社でもやれるかなと思った場合、

それでも海外で働きたいとサトウさんは思われますか。

 

「環境要因への配慮」

KA

海外で働きたいからしっくりこないのか、

自分のやりたい仕事が出来ないからなのかを見立てる良い質問です。

海外で働かなければならないという阻害要因を解消する作業とも言えます。

 

「論理療法/イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)」

KA

最近、改めて気付いたのですが、環境要因にとらわれている状況は、

「~しなければならない」「~すべきである」という特徴と似ています。

これは論理療法で言うABC理論と、

イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)

置き換えることも出来ると思います。

論理療法とは、アルバート・エリス氏(Albert Ellis)が、

1955年に提唱した心理療法ですが、

ここではCL15

「そういう仕事はやはり国内に居ると出来ないのではないかなと」

という発言を引き合いに出して考えてみますが、

「国内でもそういう働き方が出来る可能性がある」

というラショナルビリーフ(合理的信念)に受け取り方を変えることで、

こうした反応は弱くなるか無くなり、合理的な思考が出来るようになります。

「そういう仕事はやはり国内に居ると出来ないのではないかなと」

という発言はイラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)の特徴における

  1. 事実に基づいていない
  2. 柔軟的ではない/論理的ではない
  3. 証明できない
  4. 幸せな結果をもたらさない

この4つに当てはまるものであり、CLは非科学的に思考していると仮定し、

情緒的に混乱し、不安や落ち込み、怒りなどがあるとみなします。

だから冷静かつ主体的な意思決定が出来ない状態と言えるわけですね。

 

CL19 

ちょっと考えますかね・・・少し悩みます。 

CC19 

どういうところを悩みますか。 

 

CL20 

お母さんに心配かけたくないとか、

両親の気持ちを汲みたいというのもありますし、

働き方として国内で今までやったことが生かせたりとか、

夢の実現がその先にあれば、すぐに海外に絶対行きたいとか・・・

というわけでもないのかなと思いましたね。 

当然海外で働きたい気持ちってのはあったんですけど、

仕事が合わないとか雰囲気が違うってのはありましたけど、

国内でもそういう働き方ができるなら

国内で働いてからでも遅くはないのかなという気がしましたけど。

CC20 

そうですか、そういったことどなたかにご相談出来ますか。 

 

「感情への応答」

KA

CLの感情が出ている部分ですし、文章も長いです。

相談者自身が自分の気持ちをしっかり言えていると言えますし、

整理出来ていない、自分では気付いていなかった気持ちが

「意図的な問いかけ」で出てきたともいえる内容だと思います。

こういった時こそ、丁寧に受容して繰り返しや要約してあげたいですね。

その後のどなたかにご相談出来ますかというのは、

自己資源(心理的支援)に気付きを与える良い展開だと思います。

 

おわりに 

次回は、

【第19回キャリコン2級実技面接/仮想ロールプレイケース1】後  

へ続きます。 

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

テキスト販売中です!ご興味のある方、お待ちしております!  

www.careerlife.jp

 試験対策講座関連の過去記事はこちらです、

合わせてお読み頂けると大変ありがたいです。  

www.careerlife.jp

www.careerlife.jp

www.careerlife.jp

www.careerlife.jp

www.careerlife.jp

 

 

Copyright©2017-2024careerlife All Right reserved