口頭試問追加しました
皆さんお元気ですか、名もなきキャリコンこと敬天愛人です。
国家資格キャリアコンサルティング技能士2級検定もひと段落しましたね。
実技試験、いかがでしたでしょうか? 力を出し切れた人、合格の手ごたえを感じている人いない人、失敗して後悔している人。
色々な感想があるとは思いますが、参考にして頂ければと思い、口頭試問を追加した記事を更新しました。
次回受験される方もいるかもしれませんので、宜しければ参考にして下さい。
~仮想ロープレ逐語録編~
◆ケース2
森岡さん 42歳 相談者(以下CLと表記)
キャリアコンサルタント(以下CCと表記)
CL16 はあ~・・・(沈黙10秒)
CC16 ここまで色々と聞かせて頂きましたが、森岡さんが今、一番強く感じていることは何ですか。
CL17 うーん・・・、やっぱり人事部の仕事はやりがいを感じないし、同僚とも波長が合わないって思います。
CC17 では、森岡さんにとって今後の理想的な展開はどうなることでしょうか。
CL18 そうですね・・・、やっぱり経営企画のメンバーと目標に向かって仕事して、成長を実感することかな。
CC18 なるほど、では経営企画のメンバーと成長を実感する仕事をするためにはどうしたらいいと思いますか。
CL19 うーん、どうしたらいいんだろう。
CC19 子供も小さいから長時間勤務は無理との事でしたが、子供が居なかったとしたらどうですか。
CC20 え、子供が居なかったらとか考えたこともなかったけど、居なかったらすぐにでも異動届け出しますよ。
CC20 子供が居なかったらすぐにでも異動届けを出せるということですが、仕事やお子さんの話をご家族や上司に相談しましたか。
CL21 ええ、夫には仕事が合わないってことは相談しました。
気持ちは分かるけど、共働きだし、じいさんばあさんは家が離れてるし、子供は誰が面倒見るんだって話で終わってしまいます。
保育園も延長保育で7時までしか預かってくれないですから。
CC21 保育園のお知り合いに延長保育を利用したり、森岡さんのように長時間勤務しているご家庭はありませんか。
CL22 最近ママ友達で転職して長時間勤務になったらしい人はいます。
でもその人はおばあちゃんが近くに住んでて見てもらってるとか言ってたな。
CC22 そうですか、では保育園以外で子供を預かってくれそうな所はありますか。
CL23 ああ、保育園以外で・・・、そういえばファミリーサポートっていう子供を預かる事業が市の広報に載っているってママ友に聞いたことがあります。
CC23 なるほど、ではそのファミリーサポートを含めて、保育園以外で預かってくれる場所を探してみてはいかがでしょうか。
CL24 そう・・・ですね、他にもそういう場所があるかどうか探してみた方がいいかも
CC24 それがいいですね、異動届けを出すまでの間、なんとか頑張れそうですか。
CL25 ずっと人事部に居ることしか考えていなかったので、気持ち的に少し楽になったし、これからどうしたらよいのかも見えてきたので大丈夫だと思います。
CC25 では、さっそく保育園以外で預かってくれる場所を探してみて下さいね。
CL26 はい、そうします。今日はありがとうございました。
CC26 ありがとうございました。
ここから口頭試問に入ります。
SIK:試験官
CC:キャリアコンサルタント
SIK1 ●●さん、お疲れさまでした。
ではいくつか質問しますのでお答えください。
CC1 はい、宜しくお願い致します。
SIK2 相談者とのリレーション(関係構築)はうまく出来ましたか。
CC2 はい、リレーションですね、うまく出来たと思います。
相談者は最初キャリアコンサルタントに対して半信半疑なところがあり、否定的とも言える発言がありましたが、「人事部の雰囲気が暗く仕事が嫌になる」とか、「正直うんざりしている」など具体的な感情を少しずつ表現してくれるようになりました。
SIK3 そうですか、ではキャリアコンサルタントとしてこの相談者の問題点をどう考えますか。
CC3 キャリアコンサルタントとして考える問題点ですね。
相談者は人事部に異動という転機に直面したことで、人事部の仕事はやりがいを感じない、同僚とも波長が合わないといった環境要因にとらわれていて、一番強く感じている秘書や経営企画のメンバーと目標に向かって仕事して、成長を実感するためにどうしたらよいか考えられていないことが相談者の問題点です。
SIK4 そうですか。では今後どのようなキャリアコンサルタントになりたいとお考えですか。
CC4 はい、どのようなキャリアコンサルタントになりたいかですね。
先ほどの相談者のようにキャリアコンサルティングの必要性や効果については認識していない人や企業が多いのが現実だと思います。
私はキャリアコンサルタントとして一人一人に向き合いながら、キャリア形成支援を通じて個人や集団、組織に貢献していきたいと思います。
また、社会全体が直面するキャリアに関わる課題解決に寄与する専門家として、国家資格保持者としてキャリアコンサルティングの普及活動をしていきたいです。
SIK5 そうですか、本日はお疲れさまでした。
CC5 ありがとうございました。