「俺の天職って何だろうな~」
自分の天職は何か?と、
みなさん一度は考えたことがあると思います。
私は、かなり考えました。
17~25歳くらいまでの間ずっと悩んで、
色々なチャレンジをしたり、会社の面接を受けまくったものの
天職というものは全然見つかりませんでした。
探し物は何ですか~♪
見つけにくいものですか~♪
はい、斉藤由貴さんではなく
井上陽水さんが優しく語りかけてくる状態です。
夢の中へ~♪
「探すのをやめたときに見つかることもよくある話・・・」
「探しているから見つからない?」
「踊りましょうということは・・・
自分はステージに立っていないのか?」
まさか!!
と、ここに気づくまでに結構な時間が掛かりました。
井上陽水氏はもう古いですかね(笑)
そう、天職というものは
外に目を向けて見つける類のものではなかったからです。
内に目を向ける・・・
そう、すなわち自分の中にある大切なものに気づくこと。
天職を見つけるために、
そもそも今ある職業に当てはめて考える必要はないし、
職種や条件をあれこれ難しく考える必要もないのです。
実はあなたのことをあなたが知るだけで天職は見つかります。
例えばあなたがこれまで経験してきた
つまらなかったこと、うまくいかなかったことや、
自分にとって不都合であったこと、嫌だったこと・・・
いっぱいありますよね。(もちろん楽しかったことも)
ですから、
それらを乗り越えた経験、あなたが果たしてきたこと、
これから乗り越えて実現したいことを仕事にすればよいのです。
私は自分のキャリア形成に不満があったから、
自分と同じような思いをしたくない人へ貢献するために
キャリアコンサルタントとして働いてます。
同じ思いをさせたくないから
子供たちのキャリア教育をして発信もします。
「実は自分に起こった理不尽に思える事象全てが、
あなたが人生でなすべき仕事を啓示している」
あなたに起こったつらい現象、
それらを乗り越えたことがそのまま仕事になるわけです。
彼女(彼氏)にフラれて立ち直った経験も素晴らしいキャリアです。
今のあなたは人生の中で最も経験豊富で優れており、
この瞬間、最も若く可能性に満ちていることを思い出してください。
経験や自己の振り返りをキャリアの棚卸しと言いますが、
苦悩と現実を職業と結び付けていくことも我々の使命です。
また、やりたくない仕事の中には必ずやりたい仕事の要素もあり、
自分と職業は一対一ですべて結びつくような概念ではありません。
だからこそ、転職(天職)や就職、退職に迷ったときは、
自分の経験や価値観を少し振り返ると救われると思います。
あなたが人生の主人公である限り、
天職という名の未来も明るくなるのですから。
ちなみに私のようになりたくない方は
キャリアコンサルタントにご相談ください(笑)
夜もすがら
仏の道を
たずぬれば
わが心にぞ
たずね入りぬる
尊い仏の光明はどこかとたずねまわったが、
それは自分の生命の中にあった。
一休禅師
本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。