【2級キャリコン】25回ロープレケース②練習逐語録パート2
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛仁です!
今回も第25回検定2級のロープレ練習を逐語録でお届けします。
第25回検定で悔しい思いをされた方も多いと思いますが、
そんな時こそ合格体験記はどうでしょう!?
合格者の声を参考に自らの成功イメージをガッチリ掴んで
勇気と元気をもらって難関試験を突破しましょう!!
前回はコロナ禍で試験を回避する方も多かったと思いますが、
改めてこちらの動画なども参考にして頑張って頂きたいです!
個別レッスンでは、
実技面接試験に出題されるであろうロールプレイを練習し、
逐語録を分析して、キャリアコンサルティングスキルや
カウンセリング技法などの確認を行っています。
2級キャリコン試験対策ロープレ カテゴリーの記事一覧 - キャリアコンサルティング技能検定 個別&出張レッスン合格講座
第26回検定の合格に向けて、
文字に起こされた逐語録を分析して勉強したい方もいらっしゃるでしょうし、
私自身もこの受講生のロールプレイをしっかりと振り返ることで、
個別レッスンの更なる質の向上はもちろん、
指導者としての力を蓄えるチャンスとして大切にしております。
さて、キャリコン2級を受験される方は、
こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います!
その一方で、自分のロールプレイを録音して聞くことや、
試験対策講座の先生にその場で指導を受けたりはしていても、
文章に起こして振り返った経験は少ないのではありませんか?
実際、逐語録に起こしてみると
同じ伝え返しや要約を何回もループして言っているなど、
ご自身の喋り方の癖や偏りがとても良く分かるものです。
ロールプレイ全体の構成が俯瞰的に可視化出来ます。
また、コーヒーカップモデルやマイクロ技法などの
細かいカウンセリングスキルのチェックや
システマティックアプローチのプロセスをきちんと踏んでいるか?など、
その場のロールプレイや短いフィードバックの指導だけでは、
本当の意味での確認・評価・改善は難しいのではないでしょうか。
そんな皆様に、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、
試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。
そして、そんな細かなスキルまでフォローすることで、
受講生の合格と成長に貢献していくのが
弊社の試験対策講座の特長です!
試験対策講座後の評価点「ビフォーアフター」はこちら!
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信頼できる「お客様の声」はこちら!
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※上記を実現可能にした試験対策講座、
個別レッスンのお問い合わせはこちらからお願い致しますm(_ _)m
CL役はサイトウさん、CC役はカメヤマさん(仮名)でお送りします。
試験を受けない方でも相談を受けた時やコミュニケーションなどに
役立つスキルですから参考にして下さい。
では、行ってみましょ~う!!
相談事例
◆ケース2 サイトウさん 34歳
相談者(以下CLと表記)
キャリアコンサルタント(以下CCと表記)
確認ポイント(以下KPと表記)
CL1
斉藤と申します。
CC 1
亀山と申します。
CL 2
今日はよろしくお願いします。
CC 2
どうぞよろしくお願いいたします、
今日は何なりとお話しください。
CL 3
ありがとうございます。
CC 3
今日はどのようなご相談でいらっしゃいましたか?
CL 4
私は現在不動産販売会社に転職して2年目になります。
CC4
はい。
CL 5
それで最近不動産販売の仕事というのが
自分に合わないかなとちょっと思いまして・・
まだ3年も経たないうちに転職というのもどうかなと思いますし
年齢は34歳なのでやり直すなら早い方がいいのかなとか
色々と悩んでいまして。
CC5
あ~、そうなんですね。
CL 6
今後の事を考えるとどうしたらいいのか分からなくなったので
今日は相談に参りました。
CC 6
不動産販売会社に2年お勤めで
自分に合わないと思っていらっしゃって
変わるのであれば早い方がいいのかなと思われていて
今後の事を考えるとどうしたらいいのかわからない
ということでこちらに来られたんですね。
CL 7
そうですね、はい。
CC 7
いろいろと大変だと思うんですけども
お話ししやすい所からお話ししていただいてよろしいですか。
CL 8
う~ん・・今の仕事が合わないかなと感じていることと
やり直すなら早い方がいいかなとか
そういったところで特に悩んでますかね。
CC 8
合わないというところとやり直すなら早い方が良いと
お考えになっているということなんですね。
CL 9
ちょっと娘も生まれまして家族も増えたので、
生活スタイルの変化もありますし
それに合わせて仕事も頑張ってはいるんですけど。
CC 9
ええ、ええ
CL 10
安定して働いて行かなきゃいけないというところもありますので、
ちょっと考え方が難しいなと思っていまして。
CC10
お子さんが生まれたんですね。
CL 11
0歳で生まれたばかりなんですけど。
CC 11
そうですか、家庭の方も家族が増えて
もう少しやらないとと思った矢先に
お仕事の内容が合わないと思っていらっしゃるんですね。
CL 12
そうなんですよね、どうしたらいいのかなと。
CC 12
合わないと思われているところ
具体的に教えていただいてもよろしいですか。
CL 13
仕事内容的には
投資用のワンルームマンションの販売をしているんですね、
主に大阪府内で基本的に個人向けを展開していたんですが
今は法人向けの販売も始まりまして仕事が結構忙しいんですよ。
CC 13
お忙しいのですか。
CL 14
これから業務が増えていく中で自分の時間も取れませんし、
そうすると自分の思ったような仕事ができないというところが
合わないと思っています。
CC14
お忙しくて思っていた仕事ができないということなんですけども、
お時間的にどのくらいの忙しさなのか仕事の内容などはどうですか。
~約5分経過~
CL 15
法人向けの仕事が単純に増えたので
仕事量が倍のようなイメージです。
時間的には残業もかなり多くて
9時~10時になることも多いですし、
仕事の方も法人向けが増えて
半年くらい前までは個人向けだけだったんですけど・・
CC 15
はい。
CL 16
前職でシステムキッチンの営業をやっていたものですから、
個人宅に伺うことも結構多かったんですよ。
直接お客さんとのやり取りや営業していたので
そういうところとは法人向けってちょっと違うじゃないですか。
CC 16
そうですね。
CL 17
家が綺麗になっていくというイメージと
ワンルームマンションの投資用だと
売り切って終わりみたいなところもあるので・・
そういったところの違いは感じています。
CC 17
家を売り切って終わりという感じなのと
前職を含めて個人的なところでは
変わっていく様子が伺えるのが面白かったんですかね。
CL 18
面白味といえばやりがいもそういう感じでしたね。
システムキッチン周りなので
お客さんに喜ばれることも多かったですし、
そういう意味ではやりがいもあったのかなと・・
個人宅に伺うのでお客さんとの距離も近いじゃないですか。
そういったやりがいは感じやすかったのかなと思います。
CC 18
そうしますと今の法人向けの不動産販売の営業となると
夜遅くなったりとか個人向けの時は
夜遅くなったりはなかったということですか。
CL 19
時折、事務処理などで残ったりとか
まだ1年目なので頑張らないといけないなという
気持ちもありましたから比較的ベテランさんや
長く勤務されている方よりは仕事を長くして
少しでも覚えなきゃいけないということで頑張っていました。
CC 19
ええ、ええ。
CL 20
若干、残業していました。
CC 20
そうですか、では残業は若干あったんだけれども、
そこまで疲れを感じないくらいと言いますか・・
CL 21
1年目なので緊張感もありますし、
なんとか頑張ろうという気持ちでやってきたので・・
CC 21
頑張ってこられたのですね、うん、うん。
その前の住宅建材のところは
どれくらいお勤めになられていたんですか?
CL22
前職は10年ほど勤務していました。
CC 22
10年ほど、凄く長かったんですね。
CL23
新卒で入って10年いましたので
そこそこ長くやらせてもらいましたね。
CC23
そこでのやりがいとか教えてもらってもよろしいですか。
CL 24
前職ですか ・・先ほどちょっとお話しした
システムキッチンの営業担当の仕事ですが
住宅建材の商社だったものですから、
リフォームとかお客様との関係も深くなったりしますし、
ご家族の様子とかも見るじゃないですか・・
お子様が生まれるとか、
年配の方でお家をきれいにする人もいますし・・
やっぱりキッチン周りがきれいになると大変喜ばれました。
直接言ってもらえるのでやりがいはありました。
CC 24
ええ、ええ。
CL 25
家が綺麗になるって凄くいいじゃないですか。
CC 25
そうですねお家が見違えると良いですよね、
喜ばれているのを目の当たりにされていたのですね。
~約10分経過~
CL 26
今はリフォームでかなり綺麗になるじゃないですか、
古い家だとキッチン周りを新しくすると
本当に見た目が変わるのでお客様の気持ちも変わって、
気持ち良さそうに使ってもらえる感覚なので
そこは私も嬉しかったですし、やりがいは感じました。
CC 26
やりがいを感じられたのですね。
そこはどうして辞められてしまったんですか。
CL 27
10年やっていまして私自身も結婚して、そのタイミングで・・
実は今一部上場企業に勤めていまして、
収入面とかもっと安定させるとか
チャレンジしたい気持ちもありまして
タイミングよく採用してもらって
収入面は正直すごく上がったんです。
CC 27
ご結婚されて待遇面で転職されたということなんですね。
CL 28
前職はそこまで給与面が良くなかったんですね。
CC 28
そうだったんですか。
CL 29
やりがいはあったんですけど
待遇面で言えば退職金の制度であるとか、手当の部分であるとか・・
そういったものが上場企業なので充実していますし、
そういった面で転職をしようかなと
節目というかそういう意味合いで転職したんですけど。
CC 29
そうだったんですね・・
では今までお聞きしたことを
少し整理させて頂いてもよろしいですか。
CL 30
はい、お願いします。
CC 30
斉藤さんは今、不動産販売の会社に転職されて2年ということで
法人関係の販売の方に変わられまして自分に合わない、
今後どうしようかなと思っていらっしゃることと、
変わるのであれば早い方がいいのかなと
思っていらっしゃるということなんですよね。
KP「人格的相互関係の中で気づきや成長を促す」
転職や職務内容について「変わる」という表現を使っていますが、
職業専門家として相談者への言葉が適切かどうか
一つ一つ振り返って確認してみても良いかなと思います。
例えば職務変更や仕事内容を変えたいと「言い換え」ても良いですし
職業適性やキャリアチェンジという専門的な言葉もあります。
どの言葉が相談者にとって受け入れやすく分かりやすいのか
どうすれば気付きが深まり成長に繋がる相談業務になるのか、
そういった視点も持ち合わせると面談スキルも
更に高まっていくのではないでしょうか。
相談者の気付きが深まり成長を促すためには
キャリアコンサルタントとして違う視点から
「本質的」な問題を把握し、
様々な理論やスキルで人格的相互関係を築けるように意識しましょう。
ここではまとまった要約をしていますので
相談者が訴えた問題を正確に把握することと、
その問題点について「明確化」していくアプローチも大切ですね。
CL 31
そうですね、はい。
CC 31
今の職場は残業も多いですし
お子さんが生まれたということもあって
家庭とのバランスなどもお考えなんでしょうか。
CL 32
そうですね、はい。
CC 32
そういったこともいろいろ考えられているということで
お見受けしましたがよろしいですか。
CL 33
そんな感じだと思います。
CC 33
他に何かお話しされたいこととかありますか。
CL 34
う~ん、やり直すっていう話をしましたけど
今は転職市場も状況が良くないんじゃないかなとか、
労働市場というんでしょうか・・
CC 34
うんうん。
CL 35
世の中こういう状況なので良くないのではないかなとか、
正直、転職も早すぎるのかなと
そういうところで客観的な意見というか
アドバイスが欲しいと思います。
CC 35
分かりました、今の労働市場の変化というところも気になると。
CL 36
私が転職した時とは
状況もかなり変わっているのでそこは不安です。
CC 36
はいわかりました、 では今後のお時間なんですけれども
斉藤さんご自身は今のお話を伺いしまして
今の不動産販売の仕事は合わないので
転職もちょっと考えていて
労働市場も気になっておられるということなんですよね。
CL37
気になりますね。
CC37
うんうん、私が今お話を伺った中で思ったことがあるんですけど、
斉藤さん自身すごい頑張ってこられたんだなと伝わってきまして、
前職での住宅メーカーでのリフォームされたりとか
お客様が喜ばれるとやりがいを感じたとか
今の不動産のところでも個人向けだと変わっていくのが楽しいと
喜ばれるのが良かったと思っていらっしゃるということで、
今、法人関係の方に移られて残業も多くて
自分に合わないと思っていらっしゃるんですけれども
私が思うに斉藤さんが合わないと思っていらっしゃるところですよね。
~約15分経過~
CL 38
はい。
CC 38
もしかしたら私はすごい楽しそうにお話しされたのを見て
合っていらっしゃるんじゃないのかなと思ったんですけど?
CL 39
今の仕事がですか・・・う~ん、うんうん。
CC 39
今の仕事内容は営業としては合っていらっしゃると思うんですね。
CL 40
営業職ってことですか。
CC 40
営業職は合っていると思うので
やり直すのであれば早い方がいいと思っているわけですよね。
その辺りはどうですか?
CL 41
個人と法人営業を今両方やっていまして、
前職のやりがいの面を今聞いていただいて
営業自体は確かに私には合うのかなと思っています。
CC 41
そうですか。
CL 42
ただ言われる通り、合わないという時間面とか
生活とのバランスというのでしょうか、
そこは私も問題なのかなと思います。
前職の転職した理由というのも
条件面がいいということもあったので、
そこは転職した理由の一つだったなぁと思い出すと・・・
少し忘れてましたけどそういう仕事ができるチャンスではあるので、
その辺のバランスなのかなとちょっと思いました。
CC 42
あ~、そこら辺のバランスが取れたりとか
家庭とのワークライフバランスですよね。
CL 43
そうですね。
CC43
今のお仕事の残業が多かったりというところでの
ワークライフバランスがちょっと崩れていて
合わないと思っていらっしゃるということなので、
もしそこら辺がワークライフバランスとか
残業が減って改善されるとしたらどうですか?
CL 44
残業面はやっぱり改善されるといいなぁと思います。
CC 44
はい、わかりました。
では今からもお時間、働き方と言うか・・
バランスよく働けるように
一緒に考えていくお時間にしてもよろしいですか。
CL 45
はい大丈夫です、お願いします。
CC 45
斉藤さんは残業があって
今帰りが9時10時になっているという話だったんですけど、
他の方も皆さん残っておられるんですか。
CL 46
そうですね、はい。
部署のみんなは・・うん、残っていますね。
結構みんな忙しいと思います。
CC 46
月平均何時間くらい?
CL 47
サービス残業とかもあるので
正確には分からないですけど60時間ぐらいですかね。
CC 47
60時間ですか。
CL 48
そのくらいはサービスを含めるとやってるんじゃないかな・・
持ち帰って仕事してる人もいますからね。
CC48
年間平均でそのくらいですか、それとも今忙しいからですか。
CL 49
年間単位ではまだ2年目なんでちょっとわからないですけど、
忙しくなってからは月単位だと今はそんなところだと思います。
CC 49
そうなんですね、今お子さんが生まれて
ご家庭の事でのご相談とか
同僚の方や先輩とかにされたことはありますか?
CL 50
上司には言ったんですよね、
忙しくて仕事が時間内で終わらないという話は
人事面談で相談したんですけど
部署全体で忙しいということもあるし、
ただ業績は上がっているのでどうしても経営陣としては
ここは踏ん張って欲しいと言われているから
もう少し我慢してくれという感じでしたね。
CC50
業績が上がってるから
踏ん張ってくれということだったんですね。
CL 51
賞与とかに加味されるから
そういう面で手当てを出すからという感じでしたね。
CC 51
そうですか、斉藤さんはこの状態がいつまでというか、
ずっとだと今働き方改革で
どちらかというと残業が減ってきておりますので・・
ちょっと申し上げにくいと思うんですけど
上司とかにいつまでとか対策じゃないけど
労働条件を改善していただけるような
ご相談をするというのはどうですか。
KP「助言と指導」
CC51キャリアコンサルタントの方の
助言はとても効果的で良いと思います。
働き方改革というキーワードが出ましたが
更に客観的な数値で残業が減少している根拠や
労働条件に関しては労働者保護の観点から情報提供や助言を行うと
客観的な事実をもとに相談者に寄り添いながら
アドバイスができますのでさらに良いのかなと思います。
せっかくの良いアプローチも少し回りくどい言い回しですと
歯切れが悪い感じになって伝わりにくいので、
相談者の方にわかりやすく明快な助言や指導をするために
どのようなスキルアップが必要なのか自己内省してみましょう。
CL 52
どうなんですかね・・
先日話した時にはそんな感じでしたからね。
結構難しいんじゃないですかね・・
ピピピピピ・・・。
ここで時間切れとなりました。
ここから、口頭試問です。
口頭試問
試験官(以下SIKと表記)
キャリアコンサルタント(以下CCと表記)
SIK1
この相談者の相談したい問題点と
あなたの考える相談者の問題点は何でしょうか。
CC1
相談者が考える問題ですが、
不動産売買のお仕事をされていらっしゃっていて
最初は個人だったのが法人にかわり
もし転職をするのであれば早い方が良いかと思われて
いらっしゃってどうしようか悩まれているというのが問題でした。
私が捉えた問題点は、
以前は住宅建材メーカーで10年間と
今の不動産販売会社で約2年働かれて、
営業のお話をされている時はとてもやりがいがあって
楽しいということでやりがいを感じて
お話をされていらっしゃいましたので
営業の仕事が合わないわけではなく
今置かれている環境であったりとか
家庭でもお子さんが生まれたということで
ワークライフバランスが取れていないところに
気付かれていないというところが問題ですね。
最後の方にご本人もここにもおっしゃっていたんですけど
バランスが取れていないというところが問題だと思いました。
SIK2
キャリアコンサルタントの役割として良かった点と
改善点などできなかったところがあれば言ってください。
CC 2
キャリアコンサルタントの役割・・
できたところは自分に合わないと思っていらっしゃるというところと
これからやり直すのであれば早い方がいいとおっしゃっていた
二つが不安だと思っていらっしゃるようだったので
その辺りをお聞きしますと12年間働いていたので、
やりがいを持って働いてるようなところはお見受けできましたので
そこら辺を受容共感しながらモチベーションを
少し上げて頂けるような関わり方をしていきました。
改善点は、
後半部分で今後について自分が合わないと思われているところで
バランスが取れていないとおっしゃっていましたので
このバランスが取れれば問題が明確になり
今の仕事を続けるというところが
お仕事の適性としては合っているというところは
ご本人もお話しされましたのでそこらへんのバランスについて
具体的な展開を進めていくところで
私の説明がうまくできずテーマがすごく大きかったので
会社の方には残業の件を伝えてあるということで抵抗もありまして
そこら辺での関わり方がちょっとまずかったかなと思っております。
KP「目標の範囲の明確」
目標の範囲は次回までに何をやるということが
明確になるともっと良かったですね。
行動に移せるような目標を設定できるとさらに良いです。
SIK 3
次回の相談機会があればどのような方策を実施したいと考えますか。
CC 3
次回の方策としましては、残業が多いという点ですね。
それが今だけなのか、今後これが続くのかというところを
会社側の方に確認していただくということで
残業が60時間というとかなり多いかなと思いますので、
上司には相談したということですが
会社的にもそれだけ残業が多いというのは
今の状況や働き方改革には当てはまらない
そう思うので改善していただけるのかどうか、
どのように上司に話していくのかというところを
具体的にお話を聞きながらどのように進めていくのかを
一緒にやっていけたらと思います。
あとワークライフバランスというところで
将来的なここではちょっとお話できなかったんですけど
中長期的なプランですね。
そこら辺も一緒にプランニングしながら
将来どうなりたいのかというところを考えた
今を考えていただけるようにやっていきたいと思っております。
KP「具体的方策の実行に繋げる意図的な問いかけの方法」
「問いかけ」の中で具体性を求めていく
というプロセスはとても良いことです。
一方で、目標設定して方策を実行する上で
今回ロールプレイケース中に
年間の残業時間を確認しているプロセスがありましたが
年間では対象期間が長すぎるので
例えば
「前月と比較してどうですか?」とか、
「忙しくなってから残業時間はどのくらい増えていますか?」などと
少し的を絞って残業時間の推移を確認すると
問題がイメージしやすく明確化されていくと思います。
その後、
上司と一緒にこれからの残業時間の推移を予測してみるとか、
具体的に行動できるアクションプランに落とし込んでいくと
相談者の動機付けや方策のマネジメントにつながりますね。
本質的な課題点を解決していくためにも
問題の具体化や明確化に繋がる「質問」技法を用いると
相談者の支援に効果的で検定対策としても
問題把握力や具体的展開力の加点が望めると思います。
また、一部上場企業であれば労務管理をしている人事部の方で
残業時間は把握しているはずですし、
例えば顧問契約している社会保険労務士や
税理士から問題定義されている可能性もあります。
そういった企業側に立った視点も持っておくと、
客観的に情報提供などを行うアプローチにも磨きがかかりますし
今後の展望であるキャリアプランの教示や
キャリアパスを明確に描くための支援にも繋がっていくはずです。
KP「企業分野(組織)の課題点を共有する」
「企業分野」という大きな枠組みの中で
一部上場企業であるという視点と
相談者の置かれた環境を予測してみるとどうでしょうか?
例えば労働市場ではコロナ禍により失業者が増えています。
在籍している会社の業績が猫の手も借りたいくらい伸長であれば
人材の採用活動は逆に活発化しているはずです。
ですから、この辛い状況を乗り切れば
来年の春の新卒採用や人員拡大によって業務が振り分けられたり
負担が軽減される可能性も十分に考えられます。
このように未来の展望や働き方が見通せることで
相談者の主体的なキャリア形成に役立つこともありますので
職業専門家としての広い視野と深い見識を磨いていきましょう。
SIK4
以上で口頭試問を終わります。
CC4
ありがとうございました。
【2級キャリコン】25回ロープレケース②練習逐語録パート2まとめ
【2級キャリコン】25回ロープレケース②練習逐語録パート1は如何でしたか。
皆様なら、このロープレの課題点についてどのように分析し、
フィードバックやアドバイスを行いますでしょうか?
企業内で働く相談者の悩みを解決するために求められる
キャリアコンサルティングとはどのようなものか?
自分の経験に置き換えた時、どのように感じるでしょうか?
企業領域での職業能力開発や組織での働き方、
中高年の職業生活設計など考えられるテーマは豊富です。
今回もこのように必要に応じて逐語録を作成し、
個別レッスンで確認するポイントを指導させて頂くつもりです。
キャリアコンサルティングの折衷的なアプローチは
無限に視点があるので難しく思うかもしれませんが、
2級検定という性質上、公平に試験官が採点をするわけですから、
押さえておくべきキャリア理論やスキルのポイントは
必ず一定値存在するはずです。
そこを正しく認識して、押さえておくことはもちろん、
一発勝負である本番の実技面接で相談者役相手に実践するスキルも必要です。
2級検定の合格を目指す方は、引き続き自己研鑽に励んで頂く一方で、
国家検定という測定であることも意識して欲しいと思います。
検定は普段のカウンセリングやあなたのスキルを否定するものでなく、
とある日の、ある一定のキャリコンスキルを
点で見ているに過ぎませんが、
その一方で、
少なくとも積み重ねた努力が多ければ多いほど、
その一点で実力が発揮される可能性が高まるわけです。
なお、皆さんが自己の面談プロセスを客観的に振り返って頂く際は、
ラポールはどうか?関係構築は?CL・CC問題把握は?
目標設定は?方策の実行は?などなど・・・
それぞれシステマティックアプローチに沿って確認すると、
全体の構成の自らの課題点が見えやすいと思います。
自分のロールプレイを構成的に振り返り、
どこからどこまでは良かったか、どこからが課題と感じたか、
このような振り返り方法はいずれ必ず役に立つはずです。
また、キャリアコンサルタントとして把握する問題点に関しては、
キャリアガイダンスのプロセス(自己理解・仕事理解等)を活用して
相談者が気付いていない問題点を
CCとしての見地から見立てていきましょう。
しかも検定では、スキルだけでなく・・・
心から相談者へ寄り添う姿勢や理解しようとする態度も、
試験官は言語や非言語で、
評価区分に合わせて観ていることを絶対に忘れないで下さい。
本日もお忙しいところ、
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
合掌。
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もちろん、自分のこれからのキャリアに悩む方、
転職相談や就職相談、客観的に自分を知りたい方など、
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