【キャリコン1級ロープレ逐語録】第9回実技ケース①パート2後編
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛仁です。
今回は前回の【キャリコン1級ロープレ逐語録】
第9回実技ケース①パート2中編の続編になります、
どうぞご覧ください。
~20分経過~
CL 41
そうですね。
CC 41
鈴木さんが振り返ってみてどのように支援をしていけばいいのか
今日は指導を受けたいということでいらっしゃったと思うんですが、
支援内容で納得いっていない点というのは
特にこれがというのはありますか。
CL 42
そうですね・・私とすれば今の会社で
もう少し頑張って欲しいなと、思っていたんですけれども
そういう気持ちをAさんに伝えたんですけれども
そういう私の提案はあまり乗り気ではない感じがしたので
次回は秋田の求人の話をしようかなというところで
面談を終わったんですね。
CC 42
なるほど。
CL 43
今の会社に残るという気持ちは
そんなに強くなかったのかなと感じています。
CC43
鈴木さんとしては今の会社に残る気持ちについては
そんなに強くないのではないかなと、
頑張って欲しいという気持ちがありつつ、
その辺りがうまくいかなかったのではないかなというところなんですね。
CL 44
はい。
CC 44
提案についてはそんなに乗り気ではない
というのも気になっていたんですかね。
CL 45
はい、それであれば最初から転職するという方向で
押したほうがよかったのかなとか。
CC 45
転職で進めたほうがよかったのではないかと。
CL 46
ええ。
CC 46
納得いっていないなという点を今お聞きしたんですけれども
今回の事例で鈴木さんが捉えた
相談者が一番訴えたい問題というのは
本当の意味の主訴というところでは
どんなところだと思いましたか。
CL 47
やりたい仕事をやらせてもらえない不満なので
それで仕事の重みが面白みが感じられなくて
モチベーションが下がっているところなのかなと思いました。
CC 47
それは具体的な言葉などは言われていましたか。
CL 48
相談の最初のところで飛び込み営業とか
テレアポの仕事に面白みが感じられないと
おっしゃっていましたので
それが A さんの主訴かなと思っています。
CC48
なかなかやりたい仕事ができないところが
面白みを感じられずモチベーションが下がっている
原因ではないかということですね。
鈴木さんがキャリアコンサルタントとして
Aさんの問題の見立ての部分はどうでしょうか。
CL 49
私から見て A さんは仕事理解が不足しているのかなと
入社して最初から自分のやりたい仕事を
任せてもらえることはほとんどないと思うんですけれども
それがわかっていなかったのだと思います。
同期の人達がみんな良い大学を出ているから
自分だけが三流大学だったから自分のやりたいことが
やらせてもらえないと思っているけれども
そうではなくて、入社して最初はどんな人も
幅広く経験を積む必要があるから
希望しない仕事もやらなければいけないということが
Aさんは分かっていないという意味で
仕事理解が不足していると私は思いました。
CC 49
仕事理解の不足を感じたのですね。
仕事理解というのはキャリアガイダンスの中でも
職業に対しての理解だと思うんですけれども
実際に入社してからの経歴ですとか
仕事を任される上ですぐには難しいのではないかと、
そういったところをすごく捉えられていると思うんですよ。
ここまで簡単に振り返ってきたんですけど
今仕事理解というお話が出ましたけれども、他の6分野、
自己理解などの視点から見て
今だったらこういったところに気づいたらとか
こういったことができたのではないかと思う点はありますか。
~約25分経過~
CL 50
う~ん、そうですね・・
A さんは都市開発をやりたいという目標を持ってますし
いずれは地元に帰って地元の土地開発をして
地元に貢献したいという長期的なビジョンを持っているし、
大学院へ行こうという向上心もあるので
私は A さんが自己理解ができているのかなと思ったんです。
CC50
はい。
CL 51
今の会社に対して最初からやりたいことができると思っている
A さんの甘さみたいなものがあるのではないかなと。
CC 51
それが原因なのではないかと、
そういったところも捉えられたわけですね。
そうですね、鈴木さんがおっしゃるように
Aさんののやりたいこと・・意思ですよね、
そういったものを尊重しながら
長期的なビジョンを踏まえて持ってらっしゃるから
自己理解ができてるのではないかと。
CL 52
ええ。
CC 52
ただ一方で甘さというところで
職業理解が不足しているというところが
起因してるのではないかと。
CL53
はい。
CC53
そういった点に問題を感じたのですね。
CL 54
なので今の会社で他の部門を経験して
職場内を異動するように上司や人事の方に
相談するように助言をしたんですね。
CC 54
うんうん。
CL 55
部署が変わればまたモチベーションも
上がるのではないかなと思ったんですけれども。
CC 55
職場内での部署変更を提案したのですね。
わかりました、ちょっと鈴木さんのことについて
伺いたいなと思うんですけれどもよろしいですか。
CL 56
はい。
CC56
今回の面談で鈴木さんとして
うまくいったなという点はありますか。
CL 57
そうですねAさんの気持ちを共感的に受け止めて
Aさんがやりたいこととか、今後の事も話してくださったので
信頼関係は築けたなと思っています。
CC 57
関係構築は深まったのではないかなと。
CL 58
傾聴もできていたので関係構築はできていたのではないかなと、
それで今の職場に残るように遠回しにAさんに伝えたけれども
あまり乗り気ではなかったので
次回は秋田の求人を一緒に探していこうということで
目標の共有もできたなと思っています。
CC 58
なるほど、情報提供も準備されていたし
目標に関しても合意していたのではないかと
それもできたかなと。
CL 59
はい。
CC59
お聞きしていると共感的な理解ですとか
Aさんのやりたいことを尊重して傾聴したりですとか、
非常に良く出来ているなと感じます。
CL 60
ありがとうございます。
CC60
職場に合わせて情報提供していますし、
求人情報も準備しようと支援者としても準備をされているので、
そのあたりもしっかりポイントをつかんで
やられたのかなと思っています。
CL 61
はい。
CC 61
鈴木さんとしてはやはりお聞きしていると
共感的に理解したいとか尊重しながら
情報提供するというのをすごく感じたんですけど、
キャリコンとして大切にしていきたいこととか
支援の中で大切にしたいことなどはありますかね。
CL 62
相談者の意思決定を尊重したいなとは思っています。
CC62
相談者の意思決定ですね、意思決定を尊重するというのは
例えば鈴木さん自身も普段から意識されてるというか
支援の中で大切にされているということなんですかね
CL 63
養成講座でもそのように学びましたし、
クライエントを尊重するということからも
意思決定が重要かなと思っています。
CC 63
そうするとキャリアコンサルタントとして支援する一番の目的は
相談者の方に対して主体的な意思決定を大切にしながら
支援をしていきたいという思いが強いんですかね。
CL 64
ええ。
CC 64
そうしましたら、今いろいろお伺いをしたんですけど、
鈴木さんが意思決定を大切にしながら
今回の事例指導でうまくいかなかった点があったと思うんですけど
これを解決したいなという問題は今思い浮かびますか?
CL 65
方向性を整理したいということでしたので
例えば秋田に行ってどんな仕事をするのかとか
何時頃地元に戻るのかとか
もう少し具体的な話ができれば良かったなと思います。
ピピピピピ・・・。
ここで時間切れとなりました。
おわりに
次回は、【キャリコン1級ロープレ逐語録】
第9回実技ケース①パート2口頭試問まとめへ続きます。
本日もお忙しいところ、
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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