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超必見!第23回2級キャリコン実技面接当日の逐語録を添削レッスン

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛仁です。 

 

今回の記事は前回に引き続きまして!

第23回キャリアコンサルティング技能検定2級 実技面接の本番で行われた

当日のロールプレイ逐語録の添削レッスン編になります。

 

逐語録の添削は勉強になるというお言葉をよく頂きますので、

久しぶりになりますが私なりにロールプレイ内容を分析して

改善点や注意点などを確認させてもらいました。 

 

個別レッスンでは、

実技面接試験に出題されるであろうロールプレイを練習し、

逐語録を分析して、キャリアコンサルティングスキルや

カウンセリング技法などの確認も行っていますが、

今回の本試験当日のロールプレイ内容の添削レッスンも

無料で皆様に公開していきたいと思います。

2級キャリコン試験対策ロープレ カテゴリーの記事一覧 - キャリアコンサルティング技能検定 個別&出張レッスン合格講座

 

第25回検定の合格に向けて、

文字に起こされた逐語録を分析して勉強したい方もいらっしゃるでしょうし、

私自身もこの受講生のロールプレイをしっかりと振り返ることで、

個別レッスンの更なる質の向上はもちろん、

指導者としての力を蓄えるチャンスとして大切にしております。 

 

さて、キャリコン2級を受験される方は、

こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います! 

 

その一方で、自分のロールプレイを録音して聞くことや、

試験対策講座の先生にその場で指導を受けたりはしていても、

文章に起こして振り返った経験は少ないのではありませんか? 

 

実際、逐語録に起こしてみると同じことを何回もループして言っているなど、

ご自身の喋り方の癖や偏りがとても良く分かるものです。 

 

ロールプレイ全体の構成が俯瞰的に可視化出来ます。

 

また、コーヒーカップモデルマイクロ技法などの

細かいカウンセリングスキルのチェック

システマティックアプローチのプロセスをきちんと踏んでいるか?など、

その場のロールプレイや短いフィードバックの指導だけでは、

本当の意味での確認・評価・改善は難しいのではないでしょうか。 

 

そんな皆様に、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、

試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。 

 

そして、そんな細かなスキルまでフォローすることで、

受講生の合格成長に貢献していくのが

弊社の試験対策講座の特長です!

 

試験対策講座後の評価点「ビフォーアフター」はこちら!

キャリコン技能検定 合格発表結果分析 カテゴリーの記事一覧 - キャリアコンサルティング技能検定 個別&出張レッスン合格講座

 

信頼できる「お客様の声」はこちら!

合格体験記(合格者様の声) カテゴリーの記事一覧 - キャリアコンサルティング技能検定 個別&出張レッスン合格講座

※上記を実現可能にした試験対策講座、

個別レッスンのお問い合わせはこちらからお願い致しますm(_ _)m

 

CL役はユウキさん、CC役はタカダさん(仮名)でお送りします。  

試験を受けない方でも相談を受けた時やコミュニケーションなどに

役立つスキルですから参考にして下さい。 

 

では、行ってみましょ~う!!  

 

相談事例

◆ケース1 ユウキさん 22歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KPと表記)

 

CC1

結城さん、こんにちは。

CL1

こんにちは。

 

CC 2

はじめまして、キャリアコンサルタントのタカダと申します。

本日はお越しいただき、ありがとうございます。

結城さんは、こんな場所での相談とかは初めてですか??

CL 2

はい、初めてです。

 

CC3

そうなんですね。

そうなら、結城さんがリラックスしてお話いただけることが

一番大切ですね。

今からこの場所でお話をおうかがいするのですが、

結城さん、どうでしょう?私との距離感とか、

椅子の位置などいかがですか? 

結城さんがリラックスしてお話できるようになっておりますでしょうか??

CL3

大丈夫です。

 

CC4

事前にお話を聞かれていると思いますが、

今日のお時間は20分なのです。

私は結城さんの大切な20分というお時間をお預かりしますので、

しっかり時間管理させていただきます。

なので、時計を私が見やすい位置に動かしてもいいですか??

CL4

はい、お願いします。

 

CC5

それと、もし20分でご相談が終わらないときは、

ご希望頂けるなら、必ず次回のお約束をさせて頂きます。

なので、今日はリラックスしてお話ください。

CL5

ありがとうございます。

 

CC6

結城さん、それでは、

本日のご相談の内容をお話いただけますでしょうか?

CL6

ケース内容に記載されていた通りに、ほぼお話いただきました。

 

CC7

伝え返し後・・・焦る気持ちが募った、と。

進路が決まっていなければ、それは焦られますよネ~。

そして、今後どうすればいいのかわからなくなった、

というご相談でよろしいですか??

CL7

はい、そうです。

 

CC8

どうすればいいのかわからなくなられた、と。 

なので、今後の方向性を一緒に考えていく為に、

1つ1つお話をお聴きするということでいいですか?

CL8

はい、よろしくお願いします。

 

CC9

焦られるお気持ちということで、どういうことに焦られているのか?

詳しくお聴かせいただけますか??

CL9

はい、部活が3年で終わった。

もう少しダンスがやりたいと思っていたところに、

オーディションがあるって紹介してもらった。

オーディションを受けたら合格した。

本番が終わるまで夢中でやった。楽しかった。

無我夢中でやり続けていたので、終わったら8月末だった。

卒業後のことが何も決まっていないので、9月に入ってから、

就職相談室に行ったら、職員の方から

「今からだと遅すぎる、ダンス関連の求人は何も来ていない。」

と言われて茫然となり、気持ちだけが焦っている。

それに、ダンスのステージではバックダンサーとして加わったが、

本業でやっている人は、とっても大変だと思った。

 

CC10

ダンスが終わったら8月末で、就職相談室に行ったら、

職員の方から「遅すぎる、ダンス関連の求人は何もない。」と言われて、

茫然となった、と。

それにもう1点、本業でやっている人は、

とっても大変だと思われた、と。

どう大変だと思われたのか?教えていただけますか??

 

KP「システマティックアプローチ」で振り返り

ここまでをシステマティックアプローチで振り返ると

場面設定は概ねOKだと思います。

一方で、傾聴段階となる面談初期から

冒頭の主訴の要約に入ったところだと思いますが、

もしかしたら主訴の部分を分かったつもりで進めていないでしょうか?

来談者中心療法で分析すると無条件の肯定的関心と

共感的理解が面談初期は特に大切です。

まず、相談者は大変だと思ったことよりも

ダンスへの思いをまずは傾聴して受け止めてほしかったような気がします。

進路指導職員がきちんと傾聴していない可能性も想像できますし・・・

例えばオーディションを受けるために頑張ったことや、

無我夢中でやったことに関心を寄せて傾聴し、

彼女の興味・関心を描写して共有していけば共感は高まりますし、

関係構築も更に早く深く構築できたのかなと感じます。

前に図解でも説明しましたが現状を受け入れられない場合、

過去の思いや状況を先に傾聴することも大切です。

ただ、この後に傾聴できている面もありますし

関係構築自体は悪くないです。

一方で、このCLの場合、初めは問いかけで深堀するよりも

丁寧に「はげまし」や「支持」で

寄り添う感じが表現できると支援者として更に良くなるはずです。

タカダさんはマイクロ技法の「はげまし」や

コーヒーカップモデルの「支持」に特化した練習も有効だと思います。

 

CL10

仕事の波がある。

⇒不定期なので安定していない。

⇒ダンスだけでは生活が無理なので、

夕方終わってからバイトに行ったりしている状況、が大変

ずっとやっている人は技術が凄い。

初めて加わった自分にはついて行けない

・・・到底できない、と思ってしまう。

 

CC11

そうなんですね。伝え返し後、・・・大変だと、

ついて行けない・自分にはできない。と思われるのですね。

結城さんは、ダンスに対して、今はどの様に思われてるのですか??

好きだからお仕事にしたいとか?

いや大変だから趣味として続けたいとか??

CL11

それが今はわからないのです。

 

CC12

あっそうなんですね、わからないお気持ちになられてる、と。

では、就職活動で今まで、ダンス終了以降9月からだとか、

3年のときとか、どんなことをやってこられたのか?

教えていただけますか??

CL12

就職については、就職相談室に行って、冷たい対応をされたので、

そのまま帰ってきただけです。

何か始めようにもダンスのことが気になって

頭から離れなくて何も手につかないのです。

 

CC13

そうなんですね。

ダンスの事が気になって何も手につかなくなられてると、、、

CL13

はい。

 

CC14

結城さんは、他に、興味がある業界とか? 

自分に向いてる職種・お仕事内容とか? 

何か考えられていることはありませんか? どうですか?

CL14

ダンスのほかに興味のあることはなにもないです。

 

CC15

ダンスの他には興味が沸くことはないと、

ご両親とかお家の方には、

就活とかダンスのこととか相談なさっていますか??

 

KP「自己理解不足の解消」

文章だからかもしれませんが事務的に質問して

確認作業をしているような印象です。

それと周囲への相談(サポート資源)よりも、

ダンス以外の職種に興味・関心がないことは問題だと

相談者に認識させた方が自己理解は深まると思います。

例えば・・

「結城さんのダンスへの思いは伝わってきます、

私もまずはダンスという職業を中心に支援したいのですが、

一方で、ダンスで就職ができないケースに備え、

これまでの就職活動をもう一度振り返って

整理する必要があるのではないでしょうか」などと、

問題を定義して気づきを促すことも学生支援では大切だと思います。

タカダさんは苦手意識あると思いますし勇気が要りますが、

毅然とした態度で支える姿勢があれば伝えられるはずです。

 

CL15

父親が公務員で、ちゃんと就職する様に!

ダンスを続けることはよく思っていない。

⇒就職決まっていないなら、実家に帰ってきなさい!

もうこれ以上支援はしない。と言っています。

 

CC16

そうなんですね。ダンスを続けることに反対、

就職しないなら実家に帰ってくるように、これ以上支援はしない。と、

結城さんはそれを聴かれて、どのように思われたのでしょうか??

CL16

これ以上何を言ってもわかってもらえない、と思いました。

 

CC17

お父様にはなかなか理解してもらえない、と。

CL17

理解してもらうのはムリだと思います。

 

CC18

あー、理解してもらえないと思われてるのですね。

では、大学の友人にご相談とかは? 

就活について日頃はどの様なお話をされていますか?

 

KP「阻害要因の解消」

どうして理解されないと感じるのか、

おそらく理解されないと思い込む要素が阻害要因になっています。

おそらく父親が公務員でちゃんと就職するように!

と言っている背景には事情があるはずなので、

父親の視点から就職に対する思いや状況を考えさせたり、

母親や家族の視点に切り替えて客観的に結城さんを見つめなおすことが

CLの気づき(自己理解)につながり、

思い込みや阻害要因の解消に繋がるはずです。 

 

CL18

大学の友人はほとんど就職が決まっていて、

自分だけが決まっていないので、

ついていけない気持ちになって、就職の話はできないです。

CC19

そうですか、お友達にはついていけないお気持ちになられる、と。

では、どうでしょう?ダンス仲間で、

実際お仕事としてやっておられる先輩とのお話の中で、

結城さんが将来やってみたいこと、とか、

将来に参考になるようなことはありませんか?

 

KP「開かれた質問」

ここは良い質問ですね、

ダンス仲間や先輩を通じてサポート資源に気づきを促し

なりたい姿をイメージするオープンクエスチョンです。

 

KP「面談の流れや一貫性を意識する」

ただ、ここまでの会話の流れでは

相談者の感情が前向きになれていないので将来の参考になるイメージを

前向きに捉えにくいかもしれません。

 

CL19

今のところ、あんまり話はしていないけど、

これから連絡を取って聴けるような人は何人かいます。

 

CC20

そうなんですね。

連絡とって情報もらえるような先輩は

何人かいらっしゃる、のですね。

ここまでのお話、

少し確認する意味で整理させていただいてよろしいですか??

CL20

はい。

 

CC21

結城さんは8月末までダンスに没頭されて、

就職活動に遅れを取られてしまい、

卒業後のことが決まっていない現状がある。と、、

ご自身は、それから以降もダンスのことが頭からはなれない。

他のことが考えられないし、

ダンス以外に興味のある業界やお仕事はない。

だから、ダンスを続けたい気持ちはすごくあるが、

実際、仕事としてやっている人を見ると大変だ、

ついていけないとの想いを持たれていて、

仕事としてやっていきたいのか?趣味として続けていきたいのか?

現時点ではわからないと思われている。

ご両親 特にお父様は、ダンス継続には反対で、

就職しないなら実家に帰ってこい、

今後、支援はしない。と言われている。

お父様の反対もあって、

本当に今後どうすればいいのかわからなくてなって悩んでられる。

と、ここまでのお話、これで合ってますでしょうか??

何か違うところとか有ります??

 

KP「要約の注意点、要約後の問題定義と問題共有」

要約が長いです、もっと簡潔(150~200文字程度)にした方が

相談者も問題を共有しやすいですし、絞り込めて目標に繋がります。

ここまでで私が捉えた結城さんの本質的な問題は、

  • ダンスへの思いが先行して状況に振り回され、何から始めればよいか、何をどうすればいいのかわからない
  • 就職活動が全く生かされておらず、ダンス以外の職業について知識がなさすぎる
  • 家族や周囲のサポート資源に協力を得られておらずコミュニケーションもないので整理が出来ていない

の3つで、私ならおそらく上から順にそのままCLに伝えるでしょう。

このように伝えないと職業専門家としての視点で

問題を定義する意味がありませんし、

CLにとって気づきや成長に繋がらないからです。

要約の延長戦で問題を抽出しても良いですが、関係構築後であれば

職業専門家視点でズバッと伝えるのも効果的だと思いますし、

しっかり問題点を伝えると「よくわからないな~」と

相談者にはぐらかされることも少なくなると思います。

タカダさんは論述試験が得意ですから、

論述問2の問題把握で捉えた内容をイメージして

書いていることをそのまま実践するように伝えても良いと思います。

 

CL21

はい、合ってます。

 

CC22?⇐この質問をしたかどうか?記憶が曖昧です。

では、ここまでお話いただいて、

これからご自身こうなっていったらいいなぁーって

思うことってありますか?願望ってどうですか?

CL22

それが、よくわからないのです。

 

CC23

そうなんですね。今はご自分がどうしたいのかわからなくなられてる、と。

なら、私が気付いたことを少し申し上げてよろしいでしょうか??

CL23

はい、お願いします。

 

CC24

結城さんはダンスがお好きだけど、

将来お仕事としてやっていきたいのか?

仕事でなく続けていきたいのか?がわからないのは、

これから社会に出る年齢になられて

ダンスが好きで続けたいという気持ちは確かなのに

お仕事としてやっていくイメージがつかめていないからだと思うのですが、、、

如何ですか?結城さんはそう思われませんか?

CL24

そうだと思います。

 

KP「職業専門家としての”本質”を意識する」

ダンスがどんな職業なのか、職務内容や必要とされる能力や経験、

労働条件や中長期的な視点での将来性などを確認していくことで

相談者にダンスの仕事を通した職業というイメージが持てるように

自己理解や職業理解を深める・・

もっと具体的で詳細を確認するアプローチが欲しいですね。

物事の「本質」に迫るために深堀をするのです。

 

CC25

では、結城さんの中で、

具体的にダンスで働く姿のイメージを作っていく為には、

これから何をやったら良いと思われますか??

CL25

わからないです。

 

CC26

そうなんですね。

では、イメージを作っていくのに

私が必要だと思うことを1つアドバイスしていいですか?

CL26

はい。

 

CC27

もっと情報収集が必要だと思うのです。

例えば、ダンスを使ってどんなお仕事があるのか?

その為にはどんなことを準備しないといけないのか?

どんな働き方か?お給料はどれくらいか?

とかいろんなことを知らないと

実際お仕事としてやっていくというイメージが掴めないから、

何も考えられないと思われる、

だから、前に進めないのじゃないかなと思うのです。

そんなことないですか??

 

KP「どこまで確認できているのか」

このアドバイス・・良いと思いますが、

CL10辺りからの流れ「ダンスの本業は大変だ」のところで

先に深堀したかった点ですね。

CLがどこまで情報収集しているのか確認出来ていない気がします。

 

CL27

それはあると思います。

 

CC28

そうですか、そうなら、具体的なイメージを掴む為に、

ダンスでどんな仕事があるか?とか、

情報収集をやっていくっていうことを目標にして、

一緒に考えていくっていうのは如何ですか??

CL28

そうですね。

それでいいと思います。(表情がスッキリしていない風)

 

CC29

よろしいですか?(念押し確認)

 

KP「(念)押してダメなら引く(戻る)」

展開が押し付けのように感じるので展開力で減点があったと思います。

スッキリしない表情なのであれば、

自分が押し付けていないかどうか相手を観察しながら確認し、

例えば「何かスッキリしないような表情ですが」と、

再度、関係構築や問題把握に戻って展開する方が評価点は上がります。

念のため確認する際は自分の言葉が強すぎないか、

相手に配慮したアプローチになっているか客観的に確認しましょう。

 

CL29

はい。

 

CC30

では、ダンスのお仕事に関する情報収集を進めていくうえで、

次回面談に向けてどんなことをやって行こうか決めようと思うのですが、

結城さんはこれからどんなことをやっていったら良いと思われますか?

CL30

うーん、思いつかないです。

 

CC31

あっ、そうなんですね。

先程、ダンスをやってらっしゃる先輩

で連絡が取れる方がおられるって言われましたよね。

その方にヒアリングして情報を聴くってことは出来そうですか?

CL31

はい、それは出来ますが、なにを聴いたらいいのですか??

 

CC32

そうですねー。

結城さんご自身が聴いてみたいと思われることを

聴かれたらいいのですが、

結城さんはダンスがほんとにお好きなのだから、

ずっと続けていく為には、どうでしょう?

どんなお仕事があって、どんな働き方なのか?とか、

お給料はどれくらいで、休みはどれくらいあって、

とか、知ってみたいと思われませんか??

CL32

知りたいです。連絡とって聴いてみることにします。

 

CC33

では、私の方では、ダンスに関係することで

どんなお仕事があるのか?とか、実際の求人情報はどうか?とか、

情報収集しておきますね。

CL33

ありがとうございます。

 

CC34

結城さんの方は、いつ頃までに聴けそうですか?

CL34

すぐに連絡とって、聴いてみます。

 

CC35

すぐに連絡とってくださると、、

では聴いた内容はまとめて次回持って来て貰うことができますか?

CL35

はい、大丈夫です。

 

CC36

じゃ、次回、お互いに持ってきた情報を一緒に検討するということで、、

他、私にこんなことやって欲しいとか、

結城さんからのご要望はありませんか?

CL36

特にないです。

 

CC37

では、他に何か気になっていることはありませんか?

CL37

両親が反対しているのが、、、

 

ピピピピピ・・・終了のチャイム。  

ここで時間切れとなりました。  

ここから、口頭試問です。

 

口頭試問

試験官(以下SIKと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記) 

 

SIK1

今のロープレを振り返って、出来たこと&改善点は?

CC1

・出来たこととしては、

結城さんの卒業後の進路が決まっていない

焦られる心配なお気持ちに対して、

傾聴技法(うなづき・あいづち・感情への応答)を使って

受容・共感し、寄り添えたか?ということ

そういったお気持ちを深掘りしてお聴きし、

寄り添えたことで、自分はダンスを続けたい、

ダンスの事が頭から離れないので他の事は何も手につかないのだ、

という本音に近いお気持ちを引き出せたこと

・改善点としては、

ダンスへの熱い想いをお聴きできたので、

オーディションに合格したとき、ステージで演技したとき等のやり甲斐

良かったこと、楽しかったことをもっとお聴きできれば、

自己効力感が上がり、気持ちも表情も明るくなられたのに、

そこがお聴きできなかったことが改善点だと思っています。

 

KP「口頭試問での振り返り方法」

面談前半の「はげまし」「支持」不足、

逆に「問いかけ」や「繰り返し」が多い点、

面談後半の押し付けてしまうようなアプローチについて、

自分の癖や傾向として列挙できれば減点が帳消しになったはずです。

タカダさんとは年齢差もありますし、

CC主導でこちらの価値観を押し付けていると取られかねないことを

織り込み済みで口頭試問を慎重に構成できれば更に良かったですね。

 

SIK2

相談者の考える問題点、CCとしてあなたが考える相談者の問題点は?

CC2

・相談者の考える問題点

ダンスを続けたい気持ちから8月末まで没頭し、

それ以降も気持ちがダンスから離れず、

他の事が手につかなかった理由から、就活が進まず、

卒業後の進路が何にも決まっていない現状があり、

気持ちばかり焦って、今後どうしたら良いかわからないようになり、

前に踏み出せない状況に悩んでおられること

 

CCとして私が考える結城さんの問題点

・興味・関心等、自己(自己概念・自分軸)が確立されていない、

 自己分析もできていない自己理解の不足

・就活を進める上で、興味のある業界・職種もないと言われ、

 調べようともしていない仕事理解の不足

・非常に惹かれているダンスについて、どんな仕事があるか

 情報収集していない情報収集不足・仕事理解の不足

・ご両親の反対にあい、それ以降、理解してもらう努力での

 相談をしていないコミュニケーション不足

 

KP「問題を把握したら相談者と”必ず”共有しよう!」

この把握した4つの問題をロールプレイ内でCLと共有して、

目標設定してほしかったです!!

特に自己理解不足と両親反対のコミュニケーション不足の

解消に向かうことがポイントで、一歩踏み出せる具体的な

アクションプランの立案がカギだったのかなと。

相互で問題に対して吟味や絞り込みになると思いますので、

調子のよい時のタカダさんなら

ギリギリ合格ラインに到達していたと思います。

それと口酸っぱく練習でも伝えましたが、

学生支援では卒業という時間軸や就活期間などの

中長期視点で気づきを促せると、CLの焦りを沈めたり、

展望も主体的に考えられるようになります。

実は親の援助が無くてもやっていける方法はありますし、

公務員になる方法も新卒での就職だけではありません。

このように思い込みや阻害要因を解消し、

「主体的な意思決定」を支援することが大切です。

問題を解決するのは相談者の役目なのです。

 

SIK3

やったこと&これからやろうとしていることは?

CC3

・やったこと

大好きなダンスを続けたいという意思はお持ちなのに、

方向性が見えなくなっておられる現状なので、

ダンスでのビジョンを明確化するために、

ダンスの仕事に関する情報収集をしていくことで目標合意いただき、

結城さんはダンスを仕事としている先輩:ロールモデルに

ヒアリングして情報収集するという方策まで

合意いただいたことがやったことです。

・これからやろうとしていること

合意いただいた方策:結城さんはダンスを仕事としている先輩

ロールモデルへの情報収集結果&私はダンス関連での

労働市場データ・求人情報、両者でのマッチング等、

これから1つ1つ見ながら一緒に検討していきたいと思っています。

中長期でも結城さんが前向きに就職活動に

向き合っていけるよう支援していきたいと思っています。

 

KP「グッドポイント」

キャリアビジョンの明確化や中長期視点で支援していく姿勢が良いです!

 

SIK4

リレーション、関係構築はどのように作っていったか?

CC4

まずは焦る心配なお気持ちを受容・共感することで関係構築。

「ずっとダンスを続けたい」という本音を引き出せたこと、

そしてダンスを続ける為にはどうすればいいのか?

ということを前向きに考える様になられ、

ご自身の中でダンスを仕事にしたイメージを明確にする為には、

情報収集していくことが必要だと、

それを目標として合意いただいたことで、

表情・声も幾分明るくなられたのは

信頼関係が構築できたからだと思っています。

 

KP「理論や技法を根拠に振り返ろう!」

リレーションについてはコーヒーカップモデルで忠実に振り返り、

できたことやできなかったことを客観的に振り返りましょう。

CLの様子を観察技法で答えられている点は良いですね!

口頭試問対策で準備した通り、質問内容にも正確な応答ができています。

ロールプレイと口頭試問、本当にお疲れ様でした!!

 

 

おわりに

超必見!第23回2級キャリコン実技面接当日の

逐語録を添削レッスンは如何でしたか。  

 

皆様なら、このロープレの課題点についてどのように分析し、

フィードバックやアドバイスを行いますでしょうか?

 

今回のロールプレイ内容に一言アドバイスするとしたら

結城さんの「冷静な判断と主体的な意思」をもっと引き出すために

我々キャリアコンサルタントに求められていることは

一体何だったのかということを振り返ることだと思います。

 

少し具体的にお話しすると、

焦りや不安を抱えている相談者の本音や問題の核心を整理し、

相談者が自らがどうしたいのか、何ができるのかを限られた時間の中で

出来る限り語ってもらえていたとしたら、ロールプレイにあった

CL25 わからないです。 

CL30 うーん、思いつかないです。

このような受動的で方向性が定まっていない言葉は出ないはずですから、

この時点でもう一度、関係構築や問題把握に戻る必要があると考えます。

 

相談者はスッキリしていないし、

勇気づけられてないのかもしれません。

 

本試験では明るい表情にならない相談者もいますが、

心から感謝して前向きな表現をしてくれる場合もあります。

面談終了後に握手するような勢いの方もいるらしいので(笑)

 

これらを相談技法で引き出し一緒に解決していく

相談者と前向きな一歩を踏み出すキャリアコンサルティングプロセスが

この相談者の人生の転機で最も役立つのではないでしょうか。

 

極端に言えば、キャリアコンサルタントとの対話を通して、

心から寄り添う支援者としての姿勢に相談者が感激し、

自らも奮い立って人生を主体的に考え、

能動的に動き出すきっかけにでもなれば

職業専門家の役割である

相談者の働きがいや生きがいに貢献し

少しは悩む人のお役に立てているのかなと思います。

 

私も経験がありますが、誰でも他人から感化され、

人生の転機で思考や行動が劇的に変わることがあります。

 

自分もそのような素晴らしい方との出会いに感謝してますし、

自らが他人を感化、感動させるような存在になれるよう、

「一期一会」一瞬一瞬のキャリアコンサルティングを大切に、

人生という限られた時の中で光り輝いていたいと思います。

 

さて、みなさんが思う教育機関分野(学生支援)の

キャリアコンサルティングに求められていることは何でしょう?

 

第23回では論述試験でも学生支援のキャリアコンサルティングでしたが

大学生の人生の転機である就職活動を支援する上で大切なことは何か・・・

理論だけでなく、相談者の思いやキャリアビジョンも含めて

支援の在り方を色々と考えさせられるテーマだと思います。

 

今回もこのように必要に応じて逐語録を作成し、

個別レッスンで確認するポイントを指導させて頂くつもりです。 

www.careerlife.jp

 

キャリアコンサルティングの折衷的なアプローチは

無限に視点があるので難しく思うかもしれませんが、

2級検定という性質上、公平に試験官が採点をするわけですから、

押さえておくべきキャリア理論やスキルのポイントは

必ず一定値存在するはずです。 

 

そこを正しく認識して、押さえておくことはもちろん、

一発勝負である本番の実技面接で相談者役相手に実践するスキルも必要です。 

 

2級検定の合格を目指す方は、引き続き自己研鑽に励んで頂く一方で、

国家検定という測定であることも意識して欲しいと思います。 

 

検定は普段のカウンセリングやあなたのスキルを否定するものでなく、

とある日の、ある一定のキャリコンスキルを

点で見ているに過ぎませんが、 

その一方で、

少なくとも積み重ねた努力が多ければ多いほど、

その一点で実力が発揮される可能性が高まるわけです。  

 

なお、皆さんが自己の面談プロセスを客観的に振り返って頂く際は、

ラポールはどうか?関係構築は?CL・CC問題把握は?

目標設定は?方策の実行は?などなど・・・

 

それぞれシステマティックアプローチに沿って確認すると、

全体の構成の自らの課題点が見えやすいと思います。 

 

自分のロールプレイを構成的に振り返り、

どこからどこまでは良かったか、どこからが課題と感じたか、

このような振り返り方法はいずれ必ず役に立つはずです。

 

また、キャリアコンサルタントとして把握する問題点に関しては、

キャリアガイダンスのプロセス(自己理解・仕事理解等)を活用して

相談者が気付いていない問題点を

CCとしての見地から見立てていきましょう。

 

しかも検定では、スキルだけでなく・・・

心から相談者へ寄り添う姿勢や理解しようとする態度も、

試験官は言語や非言語で、

評価区分に合わせて観ていることを絶対に忘れないで下さい。

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m 

 

こういったきめ細かい指導を受けてみたい方は下記の応募フォームから

お問い合わせお待ちしております!

 

もちろん、自分のこれからのキャリアに悩む方、

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