はじめに
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。
今回は前回の「【キャリコン1級ロープレ逐語録】第9回実技ケース①パート1前編」の続編になります、どうぞご覧ください。
~約10分経過~
CL 29
そのような悩みだったと思うんですけど。
CC 29
はい、わかりました、こういったところで まず A さんとの面談をされたということなのでこちらとしても質問とかをさせていただきたいと思いますが、お答えづらいようなことがございましたらお申し付けください。
CL 30
はい。
CC 30
こちらの記録を拝見してですね、まずは A さんのお気持ちですね。こちらを最優先に考えて支援をされたということですが、具体的にはこの A さんの気持ちというのはどういったことがあったんでしょうかね。
CL 31
私が気持ちの面として捉えたこととしては、今のままではいけないということをおっしゃっていましてこのままやる気のない自分を変えたいという思いですよね。 そういった A さんの気持ちは非常に大事だなと思いまして、ちょっと前向きなというか・・働きながら頑張ろうということだったので、非常に大変なことですからそういった大変なことに向かう・・学ぼうとする姿勢、そういったところの気持ちを最優先に考えて支援をしていきたいなとそういう風に思いまして。
CC 31
最優先に考えられたというのは大学院についての思いであったりとか、その辺のところを最優先に考えられたというところでしょうか。
CL 32
そうですね、勉強を頑張りたいというところに対しては最優先なのかなと・・、学びは大事だと思いましたのでそう思いましたね。
CC 32
このAさんの対応としては地元の両親から戻ってくることも 聞かれていらっしゃるということですよね。
CL 33
そうですね U ターンの相談を両親にされたということだったので、両親もその辺はご理解されている様子でしたので戻って来いと言われたと、今の仕事に向いていないとも言われていましたし、ご両親も好意的に戻ってきていいよということだったんですけど・・ ただ地元に帰るとあまり仕事が無いのではないかと。
CC 33
あ~。
CL 34
秋田ということなので・・その辺はちょっと危惧して情報提供というか、仕事は少ないんじゃないかなという話はしてみたんですよね。
CC 34
その時の A さんの反応というのはどうでしたか。
CL 35
う~ん・・・どんな顔してたかな・・ 表情としてはちょっと曇っていたかもしれませんね。ちょっと辛いのかなあと感じていたので、それに対して同意はしてくれなかったような感じはしています。
CC 35
同意はされていなかったと。
CL 36
そうですか・・みたいな感じで言ってましたね・・・ 。
CC 36
その辺のところはもしかして納得されていないような感じがあったということでしょうかね。
CL37
そうですね、そこにつながってきますよね。少し納得していない様子というのが特に後半は感じましたので・・あまり腑に落ちていない感じでしょうか。
CC37
そうしますとこちらの記録にも書いてありますが、もう一つ提案として今の会社で残ってみてはどうかという提案をされたということでしょうかね。
CL 38
やっぱり転職して地元に戻るとなるとそれなりにリスクと言うか考えられると思いましたし、まだ今の職場でやれることはあるんじゃないかなと私なりに感じたものですから、例えば法人営業以外の仕事というのもおそらくあるんじゃないかなと思いまして、他の仕事であれば興味を持てるかもしれませんし、仕事の経験という意味では広がるので単純に会社を変えたり地元に帰るのであれば、そういった手段はあるんじゃないかなという風に助言をしたんですね。
CC 38
ええ、ええ。そういったところ助言されているということですが、田中さんとしてはしっかり A さんのことを考えての助言かと思うんですが実際に A さんの反応はどうでしたか。
~約15分経過~
CL 39
う~ん・・大学院進学を励ましたりですとか、そういう意識で様々な経験ができることはメリットがあるよと伝えたつもりだったんですけど・・もしかしたら A さんとしてはそれをメリットとは捉えていなかったのかもしれないですね。なんとなくそれに対して元気になったとか気持ちが楽になったかなと思うとそんなになっていないんじゃないかなと思います。納得されていないような感じでしたので・・
CC 39
今の話を聞きした上では提案とか助言はされていたと思うんですが、田中さんはAさんのことをしっかり思っていたのではないかなと思うんですが、ただAさんの反応としてはあまり芳しくないような感じだったんですかね。
CL 40
明るい表情にはなっていなかったですね・・
CC 40
まあその辺でこちらの経過でも書かれていますが、今後どのようにして行けばということでご相談に来られたということでよろしいでしょうか。
CL 41
そうですね、今後どのように支援していけばいいかというのはやっぱり不安な要素があるので、表情が納得していないような様子も垣間見えましたから・・そう考えると今後の支援について指導を受けたいなというところです。
CC 41
不安というところではAさんの対応に関しての不安という所なんでしょうか。
CL 42
次回も一応面談がある予定なので継続して支援するという意味ではどうしたらいいかなというのはありますね。
CC 42
では今後の面談も含めてですね、まずは A さんの反応、関係性であったりとか信頼関係そういったところで考えていきたいという希望ということでよろしいですか。
CL 43
う~ん・・・あとはこう考えたらいいとかあるんですかね。
CC43
こう考えたらいい?
CL 44
私の問題について自分で振り返らなきゃいけないところとか・・・
CC 44
田中さんとしてはどうですか今記録を見ている限り、しっかりと受容されていたりとか助言とか提案と言う具体的な展開をされていたと思うんですが、例えばですね 、A さんの気持ちを共感的に受け止めたと先ほど田中さんもおっしゃっていたと思うんですが受容が足りなかったかなと。共感的に受け止めたというのはどういう風に受け止められたんでしょうかね・・もう少し詳しく教えていただいてもよろしいですか。
CL 45
受容・共感というのは最初にキャリアコンサルタントとして非常に大事だと教わりましたので、面白みを感じられないこととかモチベーションの低下というんでしょうかね・・そこに共感しながら寄り添うようにはやったつもりなんですけど。そのまま受け止めて共感していくようにとやってみましたけど。
CC 45
そうですね、こちらの記録にも書いてありますますが寄り添いながら感情に応答されたということですかね。
CL 46
確かに感情部分を大切にして伝え返したりとか受容・共感をするというのはやったつもりです。
CC 46
その辺の部分については、この経過にも書いてある通り信頼関係を築けていらっしゃったのかなと思いますが、ただここで問題点としてはその後ですね。 A さんの反応があまり納得していないところがあったのかなと、 実際にはどうでしょうかその辺で前半と後半というんでしょうか反応の違いってございましたかね。
CL 47
前半は比較的感情を吐露してくれましたし、言いにくいところまでお話をしてくれたかと思うんですけど、後半にかけてはどちらかといえば少し「う~ん」みたいに考えることが増えたような・・・そんな印象でしたね。
CC 47
う~ん・・というような反応されていらっしゃったと、そこに関してはノンバーバルな所って言うんですかね・・しっかりとキャッチをされていらっしゃったと思うんですが、実際にそういった反応ってこれまでの面談の中であったりとかはしたのでしょうか。
~約20分経過~
おわりに
次回は、「【キャリコン1級ロープレ逐語録】第9回実技ケース①パート1後編」へ続きます。
本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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