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第20回キャリコン2級検定 仮想ロープレケース③逐語録ver6口頭試問

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。 

 

 今回は前回の「第20回キャリコン2級検定仮想ロープレ③&

口頭試問ver6後編」の続編になります、どうぞご覧ください。  

 

ここから、口頭試問です。 

 

口頭試問

試験官(以下SIKと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

 

SIK1 

この相談書の相談したい問題点と

あなたの考える相談者の問題点とは何ですか。

CC1

西川さんの考えられている問題点というのは、今、財務部で

経営の中枢にも携わるということで係長として

やりがいは感じられているものの、ご自身としては忙しすぎて、

その状況が6ヶ月ぐらい続いているんですけども

家庭でお子さんと過ごす時間が上手く取れない、そこがお悩みの点で

そこを打開したいということで本日相談にいらっしゃったということです。

 

私の考える西川さんの問題点としては、ご自身忙しすぎる状況も

ここ半年くらいということでそれについては話を聞いていくうちに

少し展望が見えてきたという風なことで、ご相談頂いた

お子さんとの時間をもっと取りたいという風なことに関しては、

そのお気持ちというのが、ご家庭の中で奥さんと十分にお話をされていない

ちゃんと奥さんと消化されていないということが感じられて

ご家庭の中での奥さんとのコミュニケーション不足、

だからご自身が抱えてらっしゃる、お子さんとの時間を取りたい

という風なことでそこをご家庭の中でのご自身の中での問題もあるという

自己理解も考えられるかなと思いました。

 

「自己理解不足」を指摘するなら

KP(確認ポイント)

自己理解不足とは何でしょうか?

簡潔に説明すると「能力・経験・興味関心」に対する

相談者自身の理解が欠けていることだと思います。

我々がキャリアコンサルタントとしてこの問題点を捉えるのであれば、

その方の自立・自律したマネジメントや主体的な意思決定を

妨げる原因になっているかどうか、職業生活設計に影響しているかどうか

その要因として捉える問題点ということになります。

 

例えば、「お子さんへの興味関心や育児に対する思いが強く、

それが自らの意思決定の阻害要因になっていることに気付いていない点を

自己理解不足と捉えました」とかの方が分かりやすいのではないでしょうか。

 

それと、キャリアコンサルタントとして捉える問題点の優先順位は?

コミュニケーション不足の解消が最優先だと思う根拠は何でしょう?

この辺り整理して問題の共有化が出来ると更に不解消や問題解決、

主体的な意思決定の質が上がるので、意思決定支援の加点も望めますね。

 

「冒頭の主訴+ロールプレイで訴えてきた問題点を要約して答える」

また、ここは論述試験でいうと(1)に該当します。

私はロールプレイの冒頭で、CLが言う主訴(初期設定)を要約して、

CLに伝え返して下さいと教えます。

CLが何の相談に来たのか自己理解できるように要約して伝え返す意味と、

自分が覚えておいて最後の口頭試問で主訴を背景にした答え方が、

きちんと出来るように指導しています。

 

一方で、論述試験の(1)に当たるわけですが、

ロールプレイでは記述されている内容を読み解く論述試験と違い、

相談中にCLの言いたいこと(主訴)の内容が変わっていくことが多いですよね。


そういう意味では、ロープレ冒頭のCL相談内容(主訴)を背景に、

一貫性を持たせながら、ロールプレイで訴えてきた内容を要約して

答えた方が「今この瞬間」にしかない相談者の思いに寄り添えますし、

事例に即した問題提起を答えられるはずなので評価も高いはずです。

 

「CC視点の問題把握の方法」

ここは我々CCの見立て、問題把握力、論述試験(2)に該当します。

どうしてCLは相談に来たのか、何を一番不安に感じていて、

何を一番やりたいのか、いわゆる4S点検(リソース)が

整理出来ない状態にあり、どうして行動を起こせないのかが答えになります。

※答え方はキャリコン義塾テキストⅠとⅡを参照

 

考え方や答え方は無数にありますので、

私の指摘が正しいかどうかは別にして、この応答を聞いて、

「ああ!CC視点の問題把握、その通りだね!」と、

試験官が思ってくれるかどうかが問題なわけです。

 

例えば「転機(トランジション)」という言葉を用いるのであれば、

シュロスバーグ氏の理論を応用して考えてみてはいかがでしょうか。 

www.careerlife.jp

シュロスバーグ氏は「転機で重要なのは、転機をどのように受け取り、

どのように対処していくかである」と言っています。

ということは、西川さんが転機をどのように受け取って、

どのように対処しているのかが問題であるわけです。

 

それが出来ないから「転機や課題を乗り越えられず

成長することが出来ていない」とも言えますので。

これは転機を自分で乗り越えて頂くための支援で、CLが自立・自律した

キャリアマネジメントを行うための支援をする我々CCの使命と一緒です。

ですから弊社のテキストでは、口頭試問の答え方の一つとして、

『CLは〇〇という、〈3つの転機〉に直面したことで、

〇〇という不安(思い込み、環境要因)に捕らわれていて、

〇〇(CC見立て:一番強い欲求、一番不安に思っていること)について、

どうしたらよいか具体的なアクションプランが起こせないことが

問題であると思います』

という答え方をしてみたらどうですか?と指導しています。 

 

アクションプランとは何か?

ちなみにアクションプランというのは、戦略や目標に向けて

「いつまでに」「何を」「どうするのか」を決定し、

その情報をCCと共有し進捗状態を見ながら行動に移していくことを言います。

 

SIK2

今のロールプレイで良かったところと改善点があれば言ってください。

CC 2

まず、序盤から西川さんのお話を丁寧に傾聴して

お気持ちそれから感情の部分に応答できて、子供が可愛くて

もっと子供との時間を取りたいんだよという風なところのお気持ちを

お聞きできてそれに寄り添えたところは良かったところだと思っています。

そのことを気持ちを聞いて、今の仕事の内容とか状況も

お伺いすることによって、ちょっとこれからの展望というところも

深く掘り下げることができたので、一番根本的なことは

奥様とのコミュニケーションが不足して

奥様が家庭での子供さんに対する対応の仕方という打開策が

うまくできていない問題に関してご自身ちょっと分かって頂いて

一歩踏み出したところが良かったところだと思います。

 

改善点と致しましては、お仕事に対するやりがいとか思いは聞けたんだけども、

お子さんに対しての時間を取りたいという風なことで

相当に苦労して出来たお子さんということを言って頂いたんですけども

そこに対してのお子さんの思いだとか、苦労したからこそ

もっとお子さんに寄り添いたい思いが

深掘りしてお聞きできなかったというところが改善点だと思っています。


SIK3

どのような方策を考えていて、どのように実施したいと考えていますか。

CC 3

奥様とのコミュニケーションが取れていないという風なことで、

問題点としては共有できたのかなと思っていて、

今後忙しい状況の中でも自分としてどういう風にお子さんと

向き合っていたらいいのか、まず奥さんとお話をするという風に

どういう風に話をしていくかということを今後ご本人の考えとか、

奥さんの状況とかもう一度お伺いして、それで奥さんとの向き合い方

コミュニケーションの取り方というのを考えて頂いて

それに向けてご支援したいという風に思っております。


SIK4

では最後の質問になりますが、

相談者との関係構築リレーションはうまくできたと思いますか。

CC 4

はいうまくできたと思います。

その根拠としては、お子さんとの時間が取れないという風なことの

根幹に奥様とのコミュニケーションがうまくいっていないようなことを

お話しいただいて、そこをちゃんと打開しなきゃいけないという風なことに

気づいていただいたという風なことで方向性まで見えたので

関係構築ができたと考えております。 

 

SIK5

お疲れ様でした。

CC5

ありがとうございました。 

 

おわりに 

次回は、第20回キャリコン2級検定 仮想ロープレ③&

口頭試問ver6総集編へ続きます。

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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