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第20回キャリコン2級技能士検定 実技面接試験ロールプレイケース1後編

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

今回は前回の記事の第20回キャリコン2級技能士検定 実技面接試験ロールプレイケース1中編の後編になります、どうぞご覧ください。 

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~約15分経過~

CL17 

ああ、そうですね~、やっぱり両立じゃないですけど趣味の時間がモチベーションとかいになると思うんですよ、楽しんでじゃあ頑張ろうみたいな。

うん、それがバランスが取れて上手くやっていけるんであればね、確かに少し不安はなくなるかな、やる気じゃないけど気持ち的には楽かなと思いますね(うんうん)

CC17 

じゃあスギタさんとしては大事にしておられる趣味の時間とお仕事の時間をどういう風にしてワークライフバランスですね、やっていけるかというのを今回の決めるポイントとして一緒に考えて行くっていうのはどうでしょうかね。

  

CL18 

そうですね、はい、それでうまくやっていけるんであればそういうことでちょっと考えて(うんうん)

CC18 

このお話、今時間配分のことだとか決まった企業がITでちょっと心配な部分がある、あいまいな部分があるっていうのは、ご両親とかには相談されてました?

 

CL19

両親には一応相談しました、はい。

内定決まったということで話す時には一般事務がなかなか決まらなかったので心配はしてたんですけど、その後ITのエンジニアの仕事が決まって私もすぐ報告したんですよね、嬉しかったので・・・その時に心配はしてましたね。

業界的にITって大丈夫なの、人材不足だからすぐ決まったんじゃないのとか。

ブラックとか聞くしとか、両親はITとかじゃないんですよ、普通の会社員なんで起業的にもIT関連では無いのであんまり知らないみたいです。

そういう心配はしてましたね。

 

CC19 

なるほど、じゃあスギタさんが趣味にアニメの時間ですよね、どの程度やっていきたいかということを就職されてなれるまでは研修が1ヵ月あるかと思うんですが、休日だとかどういう風な時間配分でやっていきたいかというのをちょっと考えて行く意味で紙に書いたり、あと不安な部分ですね、IT企業の。

 

CL20 

時間とかですよね、残業とか。

CC20

それを紙に書いてということで、ちょっとやってみませんか。

 

残り時間の使い方

KA 

CC19を要約すると、ワークライフバランス実現の為に、仕事と趣味の時間配分を整理するために紙に書きだすと言いたいのだと思いますが、まだ2分も時間がありますので残業時間や休日時間のことをもっと深掘りして、具体性を持たせた問いかけが必要です。

仕事理解面の時間や聞き方は【深掘りポイント「休日」】で前述したように、

  • 休日出勤は振替休日で処理しているのか?
  • 毎月そうなのか?繁忙期だからなのか?
  • 年間休日数は?有給休暇取得率は?
  • スケジュール管理はどの程度自己管理なのか?休日も調整出来るか?
  • 1か月ないし年間の残業時間実績は?
  • サービス残業の実態を知る術はないのか?

この辺りを中心に確認する必要があると思います。

では、趣味に関してはどのくらい時間を確保したいのかが焦点になります。

  • 1日何時間くらい趣味の時間を持ちたいのか?
  • 平日はどのくらい?
  • 休日はどのくらい?

また、どのくらい確保出来ればモチベーション維持や今まで学業とのバランスが取れていたのか?

こういったところはせっかく貴重な時間を割いて相談に来ているのですから、CLの為にも出来るだけ多く具体性のある情報を引出して、次の面談機会に繋げられるように展開してほしいなと思います。

これらを確認することを提案して、比較出来るようにそれぞれ分けて書いてもらうというガイドラインの説明なども具体的な方に繋がります。

そして、『これから目標を実現する為に直近の「方策」を決めたいのですが』と、はっきりCLに伝えることで、今、システマティックアプローチのプロセスで何をしている段階なのかを、試験官にしっかりアピールすることも忘れないようにしましょう。

目標設定は共有すること、方策では動機づけや方策のマネジメントも重要になってきますから、一緒に進めていく、寄り添う姿勢なども含めて、方策の動機づけとしてのアピールになるのではないでしょうか。

 

CL21

一回、なんかこう整理した方がということですよね。

ああ、いいと思います。

CC21

他なんか気になっていることとかありますか?

 

CL22 

そうですね・・・う~ん、なんでしょうね。

私のやってきたことだと他の道っていうか、そういうのって無い物なんですかね。

CC22 

他の道ですか? 

 

CL23 

情報学科とかでやってきましたし、そういう興味関心というか好きなこともあるので、そういう仕事に近い仕事っていうんですか(うん)そういうのもあったりするのかなというのは、趣味に没頭していたのであんまり深く考えてこなかったんですよ。

こういうことやろうとかこういう仕事やろうというイメージがあんまりなかったので、そういう意味ではそういう仕事ってあるのかなって決まった時に思いましたね。

本当にやりたいこととかってもしかしたらあったのかなって。

CC23 

なるほど、まあ他に自分のやりたいことというのが、あったかなという風に決まってみたらそう思われる。

 

深掘り出来ていないと後半ツケが回ってくる

KA

CLの興味関心は前半の質問技法などで引出せていますが、その一方、情報学科で培った能力・経験・スキルなどのCC視点(専門家)での確認不足と、このCLがどういう風に就活を進めてきたのか、進めていきたいのかというキャリアプランについての確認不足、それぞれの深掘り不足が露呈して展開が詰まっているのですが、お分かり頂けるでしょうか?

ここまで約19分ですが、相互のやり取りも23回と、若者の相談支援にしてはテンポが悪いのも原因です。

伝え返しているだけになったり、質問が回りくどく、的を得た端的な言葉で問い掛けていないとこうなります。

終始、開かれた質問(オープンクエスチョン)が多すぎるので、問題や言葉の真意を絞り切れていないのも問題かもしれません。

例えば、私が実演した下の記事にあるロールプレイの音声動画と逐語録を見て頂けると分かりますが、自己理解や仕事理解などの問題点を把握しながら、開かれた質問⇒閉ざされた質問を使い分けて絞り込んでいる点、それと15分経過時点でやり取りの回数が46回も行われている点などを考慮しても、限られた時間の中で多くの情報を引出して問題点を整理できていることが分かります。 

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CL24 

改めて思うと。

CC24 

そのお気持ちはキャリアセンターの先生だとか、ご両親だとかご相談されたことはありますか?

 

目の前にいるCLの支援者は誰でしょう?

KA

まず、このCLが自分のやりたいことが見つからなかったという気持ち、そして、それに気付けたという思いや事実について目の前にいる貴方が、全身全霊で受けとめて、心から共感してあげて下さい。

他に相談したかどうかを確認するのは、二の次です。

 

CL25 

言ってないですね~、その後ふつふつと出てきて・・・先日のことなんで。

学校の先生も両親もとりあえず良かったじゃんみたいな流れになってたんで、言い出せないですね、なんか。

CC25

なるほど、言い出せないと。

今、思われていることは例えば自分に向いていることはどういうことが?

 

傾聴したこと、深掘りしたことを口に出す

KA 

前半部分で興味・関心と、情報学科の話は出ています。

自分でイラストを描いたりすることやネット関連の話などがそうですね、本来はイラストを書く=イラストレーターのソフトを使える=手先が器用=絵が上手い=何かを作り出せる=クリエイティブ、こういった関連付けで職業興味検査や職業適性能力を背景にCC視点では自己理解を捉すものだと思います。

コミックマーケットや販売もしていたのだから、そういう意味では趣味の合う仲間との交流(コミュニケーション力)や行動力も必要でしょう。

売るには経費が掛かりますし、接客力やお金の管理、値付けなど販売管理能力などもスキルの一つでしょう。

人の長所をCC視点で見出すには、こういった視点が大切なんじゃないかなと。

これらを具体化して、就職や転職に役立つんだよ、だからこういう能力を持った貴方なら成功出来るんだよ、と後押ししてあげるのが支援者の役割じゃないでしょうか。

であれば、それらを踏まえて、深掘りないし自己理解への気付きを促すために、言葉の端でもいいので聞いたことや確認したことを相手に伝え返してあげたいと思います。

 

CL26

そうですね、今お話しているとクリエイティブじゃないですけど、なんか作ったりとか、イラスト書いたりとか・・・そういったところ評価を受けると嬉しかったので、なんかそういう分野って何かないのかなってちょっと思ったりしましたかね。

CC26

なるほど、クリエイティブなお仕事に興味があるっていうことですよね。

 

CL27

本当はそれが出来たら一番楽しいんでしょうけどね。

CC27

じゃあそのITの企業の内定をもらわれたということは、最終いつまでに返事をしなければいけないいですか? 

 

CL28

え~と、2カ月後くらいまでには確認して、書類なんかにサインして返さないといけないので。

CC28

う~んうんうん。 

 

ピピピピピ・・・。

 

ここで時間切れとなりました。

 

おわりに 

次回は、第20回キャリコン2級技能士検定 実技面接試験ロールプレイケース1まとめへ続きます。 

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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