はじめに
名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。
暑くなってきましたね~、試験対策講座も盛り上がってきました!
第20回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座の個別指導です。
この講座の中で、実技面接試験出題の仮想ロールプレイを実施し、
逐語録を分析してキャリアコンサルティングスキルやカウンセリング技法などの確認を行っています。
今回からいよいよ第20回検定5ケースの逐語録を使いまして、ロールプレイの添削指導を始めて行きたいと思います。
このロールプレイケースについては論述試験の指導後に問題把握を解説し、最新の配布ロープレケース1の事例検討(キャリコン義塾Ⅲ仮作成使用)を少し行ってから、深掘りポイントを確認してロープレを実施しました。
これがとても理解を深めたようで、結果的に受講生からとても好評でした。
改めて事例研究の意義や大切さを感じましたし、CC視点の問題把握のポイント等の指導方法にも手ごたえがありましたね。
この受講生のロープレ内容も以前と比べて格段に良くなった印象です。
なお、配布ケースの分析方法(問題把握ポイント解説)につきましては、内容を整理してからテキストとして販売出来るようにしておりますので、ご興味のある方は下の記事もご覧頂ければ幸いです。
※テキストは作成中、来週中には完成予定です
この事例検討からの問題把握ポイント解説は、6/30の直前対策セミナーで再度グループアプローチにて深めて行きたいと思いますので、参加者の意見交換や第20回ケース事例研究において合格に向けた様々な視点で分析し、力を付けて頂く予定であります。
※残り枠は2名様です、ご参加の受付お待ちしております。
さて、キャリコン2級を受験される方は、こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います。
その一方で、自分のロールプレイを録音して聞く、試験対策講座の先生に指導を受けたりはしていても、文章に起こして添削されたことはあまり経験がないのではありませんか?
案外、同じことを何回も言っていたり、マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェックやシステマティックアプローチのカウンセリングプロセスをきちんと踏んでいるかなどは、その場の相談支援や指導の会話だけで確認しきれていないのではないかと思っています。
そんな皆様に、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。
添削をしながらロールプレイが見れる指導編となっております。
※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。
CL役はスギタさん、
CC役はスズキさん(仮名)
指導・添削は私でお送りします。
試験を受けない方でも相談を受けた時や
コミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。
では、行ってみましょ~う!!
音声動画はコチラ!
逐語録と同時に音声を聴きながらロールプレイを勉強・体感・練習できます。
相談事例
◆ケース1 スギタさん 22歳
相談者(以下CLと表記)
キャリアコンサルタント(以下CCと表記)
確認ポイント(以下KAと表記)
CL1
スギタです。
CC1
よろしくお願いします。
キャリアコンサルタントのスズキと申します。
スギタさん、どうですか、お席の位置なんかは?
CL2
あ、大丈夫です。
CC2
ちょっと時計を動かします、スギタさん、最初に2点だけ話をさせて下さい。
私どもコンサルタントには守秘義務というのがございまして、スギタさんがここでお話頂く内容っていうのは、スギタさんの許可なく外部に漏れることは一切ございませんので、どうぞ安心してご自由にお話下さい。
それと時間なんですが20分ということが決められておりますので、そちらの範囲で色々お聞きしたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します(はい、分かりました)
それではスギタさん本日はどのようなご相談でお見えになられましたか。
ラポール形成(心の架け橋)は「冒頭」から
KA
このCC役の方はハッキリとした発音で、声の質・量も安定していました。
普段は企業分野の領域でお仕事をされている方ですので、今回のスギタさんのような教育機関分野のCL役の思考性や学生支援などの情報には疎いはずです。
であれば、大学生や新卒の悩み、若者の背景などを事前に情報収集して実技面接試験のロールプレイに臨み、関係構築に生かせるとラポールの形成にも役立ちますね。
ご自身のカウンセラーとしての強みと弱みをしっかり認識して、事前に対策を講じましょう。
この受講生にはお勤めされている企業での20代前半の従業員から、情報収集や事前に対策出来ることを予習するように伝えています。
CL3
はい、大学4年なんですけど情報関係の学部に在籍してまして、就職してから趣味の時間を確保したいと思ってたんですけど・・・そんな感じで一般事務の仕事を希望して就活をしていたんですが、なかなか内定をもらえなかったんですよ(ん~)
そんな時に大学にある就職支援室からアドバイスをもらって、IT業界を受けたんですよね。
そしたら6月下旬位にシステムエンジニアの内定をもらえたんですよ(はい)でも、いざ内定をもらえると本当にこの仕事で良いのかなと、ちょっと不安になってしまって今日伺ったんですよね(そうなんですね)
CC3
スギタさんは今、大学4年生、情報関係の学科(情報学科です)それで就職活動は趣味とお仕事、趣味の時間を取りたいという理由から一般事務を希望されてたんですよね(そうなんですよ)それでちょっとご苦労されて(ええ)大学の就職支援室のアドバイスでIT業界を受けたらということでシステムエンジニアの内定をもらわれたってことですね(はい)おめでとうございます(ありがとうございます)でもいざ決まったらそれでいいのか不安に思いということなんですね。
その不安な気持ちを詳しくお伺いできますか?
CL4
はい、元々趣味と仕事の両立じゃないですけど、ちゃんと時間で帰ったりですとか、休みは休みたいと思ってたんで、そんな中でシステムエンジニアの内定が結構あっさりもらえちゃって・・・今、色々聞くじゃないですか、仕事が大変だとか時間がとか。
IT業界ってそういうイメージがあって、そうすると最初思ってた働き方じゃなくて、できるのかなって急に不安になっちゃって。
そういう会社でいいのかなって(なるほど)
CC4
IT業界で色々大変だとかそういう情報が飛び交っていて、そういうイメージから不安なお気持ちってことなんですよね。
CL5
そうですね、ブラック企業とかね、残業が多かったりとか・・・そうなると自分が好きなこととか出来ないじゃないですか(う~ん)
だからそういうのはちょっとどうなんかなと思うんですよね。
CC5
なるほど、休日取れない・残業、今好きなことっていうことで、当初、さっき言われていた趣味を継続してやりたいということで(あ、はい)一般事務を希望されたっていうことなんですけれども、その趣味はどういうことをなさろうと思っているのですか?
~約5分経過~
CL6
あの~趣味なんですけどね。
イラストですとかそういったアニメーション関係が好きで(あ~)自分で作成したりですとか、コミックマーケット、同人誌ですとか、行ったりするのが好きで・・・コスプレまではいかないんですけれど、そういったものが昔から好きで。
ネットですとか色々見たりするのも好きで・・・それなんで情報学科に入ったんですよね(あ~)出来れば仕事しながらでも、私のレベルでは仕事にするのは難しいので、まあ楽しみながら生活の一部としてやっていければいいなって趣味も大事にしていければいいなって。
CC6
アニメもやってらっしゃって、それも継続してずっとやっていきたいということなんですね。
おわりに
次回は、第20回キャリコン2級技能士検定 実技面接試験ロールプレイケース1中編へ続きます。
このロールプレイケースに関しましては、明日以降、音声動画を編集して記事にしていく予定です。【2018年6月11日追加済み】
引き続き試験対策にお役立てください!お楽しみに!
本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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ご興味のある方、お待ちしております!
試験対策講座関連の過去記事はこちらです、合わせてお読み頂けると大変ありがたいです。