お陰様で8年目▶1級技能士のキャリコン試験対策講座

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受容と共感のやり方と相づちの打ち方/19回2級ロープレ5ver.4前編

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

暑くなってきましたね~、試験対策講座も盛り上がってきました! 

第20回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座の個別指導です。  

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この講座の中で、実技面接試験出題の仮想ロールプレイを実施し、

逐語録を分析してカウンセリング技法などの確認を行っています。   

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キャリコン2級を受験される方は、こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います。

 

でも、皆さんは自分のロールプレイを録音して聞いたり、試験対策講座の先生に指導を受けたりはしていても、文章に起こして添削されたことはあまりないのではありませんか?

 

案外、同じことを何回も言っていたり、マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェックシステマティックアプローチのカウンセリングプロセスをきちんと踏んでいるかなどは、その場の相談支援や指導の会話だけで確認しきれていないのではないかと思っています。

 

そんな皆様に、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。

 

添削をしながらロールプレイが見れる指導編となっております。

 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。 

 

CL役はヨシダさん、

CC役はスズキさん(仮名)

指導・添削は私でお送りします。  

 

試験を受けない方でも相談を受けた時や

コミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。

では、行ってみましょ~う!!

 

相談事例

◆ケース5 ヨシダさん 36歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KAと表記

 

CL1 

ヨシダです。 

CC1

ヨシダさん、こんばんわ。どうですか、お席の位置なんかは?

 

CL2 

あ、大丈夫です。 

CC2

私の方は少し動かせて頂きます、時計の位置も動かさせて頂きます。

ヨシダさん、最初に2点だけお断りをさせて下さい。

今日ここでお話頂く内容っていうのは、ヨシダさんの許可なく外部に漏れることは一切ございませので、どうぞ安心してリラックスしてお話下さい。

それと時間なんですが20分ということが決まってますので、20分の間、どうぞ色々なお話が聞けたらと思います、その旨、ご了承ください。(はい、分かりました)

それではヨシダさん本日はどのうようなご相談でお見えになられましたか。

 

ラポール形成(心の架け橋)は「冒頭」から

KA 

このCC役の方はハッキリとした発音で、声の質・量も安定しています。 

普段は企業分野の領域でお仕事をされている方ですので、今回のヨシダさんのような専業主婦の方の思考性や再就職市場などの前情報には疎いはずです。

であれば、専業主婦の悩みなどを事前に情報収集してロールプレイに臨み、関係構築に生かせるとラポールの形成にも役立ちますね。

ご自身のカウンセラーとしての強みと弱みをしっかり認識して、事前に対策を講じましょう。

 

CL3

私、大学を卒業後に食品メーカーで勤務してまして、育児休業から復職したんですけど(はい)不本意ながら退職してしまったんですよね。

その時に仕事と育児がですね、両立があまり上手くいかなくて、その後退職して今は専業主婦をしています。

今までは育児や家事に結構夢中にやってきたんですけど、少し子供も小学生になりましして、手が空いたというか・・・物足りなさを少し感じてます。

以前のようにちょっとやりがいのある仕事をしたいなというのがあるんですけど、再就職ってなるとちょっと不安や心配もあるので(うん)相談に伺ったんですが。 

CC3 

そうなんですね、ヨシダさんは以前食品メーカーにお勤めで(はい)育児休業されて、復帰されたんだけれども不本意ながら退職されたという経緯をお持ちで、それ以降専業主婦をされてそれで今回お子様が小学校に上がられるというようなことで、毎日物足りなさみたいなものを感じられて(はい)以前の様なやりがいのあるお仕事をもう一度というようなことで、復職したいんだけれどもそれについてご心配な点とかご不安な点があるということなんですよね。 

 

CL4 

そうですね~ちょっと不安や心配というのがありまして。 

CC4

そこのところをもう少し詳しくお伺い出来ますか?

 

「主訴の要約」

KA
CC3が主訴の部分になります。

論述試験でもそうですが、悩み抜いて相談に来るわけですから、普通は最初に表面的なCL視点で大事な悩みや言葉を言ってくると思うのです。

この主訴が解消されるための方向性やきっかけを、我々キャリコンが様々なキャリア理論やカウンセリング技法で気付きを促しながら展開していきます。

このCLが問題を抱え、その問題を解消するための相談だということを忘れないでほしいですし、それに向かって一緒にやっていくことをハッキリと声に出して言って下さい。 

 

CL5 

再就職のことなんですけど、4年ぐらいブランクがあるので、どのように探したりですとか、再就職に向けてどのようにやればいいのかよく分からなくてですね(うんうん)

CC5

そうなんですね、4年のブランクがあって今後再就職に向けてどういう風にやっていったらいいか、というようなことで不安に思われているということなんですね。 

 

CL6

そうですね、仕事面なんかも今からやって通用するのか、やりがいのある仕事が出来るのかなとか、そんな心配もしてますね。

CC6 

その4年のブランクのご心配なんですが、以前のやりがいのあるお仕事ということなんですけれども、退職される前ですよね(はい)どういう思いでお仕事されていたとか、お聞かせ頂けますか。

 

「伝え返しと受容・共感のやり方」

KA

ここまで5分弱ですが丁寧に言語追跡しながら繰り返し技法で関係構築してますので、とても良いリレーションで初期面談に入れました。

その一方で、言葉が先行し、受容・共感が少ない気がします。

例えばCL6ではブランクを心配して不安なことを述べているのですから、

CC6で例えばですが、

「4年の間お仕事から離れていると心配ですよね・・・ヨシダさんとしてはもどかしさや焦りもあったんじゃないですか?」と受容・共感したり、

「やりがいのある仕事をこれからヨシダさんにお聞きして、再就職に向けて一緒に考えて行きますから安心してお話し下さい」などと励ましたりすると、心理的距離感が縮まってくると思いますし関係構築も深まると思います。

事務的に「言い換える・繰り返す・問いかける」ことで話を進めるのではなく、相談者の立場に立って、相手の内的世界を理解・共有しようとアプローチすることでCLも心を開いてくれるのではないでしょうか。 

 

CL7

はい、やっていたのは営業の事務というか、仕事としては本当に楽しくて営業のサポートみたいな形で受注したものを処理したりですとか、事務の方の仕事も手伝ってですとか(うん)やりがいも感じてましたので出来れば同じような仕事が出来ればいいなというようのはありますね。

 

CC7 

以前は営業事務をされていて、営業の方のサポート、ていうことで楽しくてやりがいがあったということですよね(そうですね)

やりがいっていうことはヨシダさんはどういうところにやりがいを感じていたんですか。

 

CL8 

そうですね、営業の役に立てることも嬉しかったというか楽しかったですし、事務処理なんかも結構しっかりやる方なので(うん)キチキチやっていく処理するというんですか(うん)そういったところも自分としては向いていたかなと思いますね。

CC8 

営業の方の役に立つ部分だとか、事務処理なんかもしっかりやるということですよね(そうですね)営業の方の役に立つという面では、具体的にどういうところが感謝されたとか? 

 

CL9 

お客さんから取ってきた受発注の内容の確認ですとか、金額の確認もしますし(うん)見積もりを作ったりですとか、それをこうPCに打ち込んで整理・リスト化してまとめてまた次の営業に役に立つようにとか(ん~)そういうサポートですね。

そういったところはしっかり表を作ったりとかして、それで営業さんの売上が伸びたりすると嬉しかったので、そういう意味で会社の役に立っている感じはありましたかね(うんうん)

CC9 

そうなんですね、営業サポートとして事務処理的なこともしっかりなさって、表にしたりとかそういうビジュアル面でも作れたりということなんですね。

 

「あいづちの打ち方と自己効力感の上げ方」

KA 

あいづちの打ち方やタイミングは良いのですが「うん」「ん~」「ん~うん」など単調に感じますね、せっかくのあいづちが勿体ないです。

ブランクを感じて再就職への不安があるのですから、自己効力感の喪失と考えられますので、あいづちでも言語的説得で自己効力感を上げることは可能です。

【あいづちの例】

例えばCL9で私があいづちを打つとしたら多分こうなります。

お客さんから取ってきた受発注の内容の確認ですとか(受発注の?)金額の確認もしますし(ええ)見積りを作ったりですとか(ほ~見積も?)それをこうPCに打ち込んで整理・リスト化してまとめてまた次の営業に役に立つようにとか(お~!それ役立ちますよね)そういうサポートですね。

そういったところはしっかり表を作ったりとかして(凄いじゃないですか)それで営業さんの売上が伸びたりすると嬉しかったので、そういう意味で会社の役に立っている感じはありましたかね(役に立ってますよね、うんうん)

驚きをもってリアクションする、ノンバーバルも含めてオーバー気味に励ますくらいで丁度いいと思います。

ヨシダさんはとても不安で心配で相談に来ているのですから。

こういう寄り添い方は私の長所でもあり、こちらの記事でも確認できすので宜しければ状況に応じて使ってみて下さい。 円滑なコミュニケーションにも役立ちます。

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CL10 

そうですね、管理とかそういったところもちゃんとやってましたけどね。

CC10

先ほど事務処理もしっかりやって楽しくということなんですが、具体的にスキル面では毎日どういったことをされていたんですか? 

 

おわりに 

次回は、19回キャリコン2級技能士検定実技面接ロープレケース5 ver.4中編へ続きます。 

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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