キャリア・ライフ「キャリアコンサルティング技能検定 試験対策講座」

利他の心を追求する「埼玉のキャリアコンサルティング技能士」フリーランスとして試験対策講座の運営、子供3人の子育て日記や趣味の記事も気ままに書いてます。

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【第19回キャリコン2級検定/仮想ロールプレイケース5】ver.2 前編

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

現在開講中の第20回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座。  

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この講座の中で、実技面接試験出題の仮想ロールプレイを実施し、

逐語録を分析してカウンセリング技法などの確認を行っています。   

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今回は仮想ロールプレイ中「その瞬間」に修正をして、

具体的展開力までのイメージや成功体験をしてもらう指導編となります。

 

相談者役をやりながらキャリアコンサルタント役の方の修正点を見つけて、

その都度アドバイスをしていくので、指導する側としても難しく、

逐語録よりも精度は落ちますが、臨場感や緊張感がある為、

流れがイマイチ掴めない方や、

言語スキルをどのように展開すればよいか分からない方に効果的です。

 

この指導では目標設定の流れや方策の進め方などの大きな流れを掴み、

その場で修正しながら理解・習得出来るメリットがあります。

 

録音してからすぐに振り返り、チェックもその場で行っていますが、

20分を超えても良いので、まずはしっかり具体的展開力までの道筋や、

小さな成功体験を積み上げて自信をつけて欲しいと思っています。

 

カウンセリングを堂々と、頼りがいのある雰囲気で進める要素として、

全体の流れを把握し、次にどうするかを体感して習得することは大切です。

 

恥ずかしながら私も初めは何をどうしていいか分からなかった時期があり、

オドオドしながら、おっかなびっくりロープレをした苦い記憶があります(笑)

 

誰もが最初は初心者です。

 

初めからプロやベテランのように相談支援をすることは出来ませんし、

どんな凄いキャリコンも、偉い先生でも初めはヨチヨチ歩きだったのです。

 

人間の進化の過程で一段飛ばしなどあり得ません。

 

一段飛ばしで進んでいるように見える人は、

見えないところで何度も階段につまづいて、

先に進む努力を一生懸命しています。

 

そういう背景があるから突如として躍進したりするように見えるだけです。

 

通る道は皆さん同じなんです。

 

そう、学問は裏切らないのです。

 

まずは次のキャリアコンサルティング技能検定2級合格という階段を、

一歩一歩、着実に一緒に昇っていきましょう。

 

では、キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂き、

試験対策やコミュニケーションツールとして役立ててもらえたら幸いです。

 

ロールプレイを修正したポイントが見れる指導編となっております。

 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、

基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの

確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。 

 

CL役はヨシダさん、

CC役はスズキさん(仮名)

指導・添削は私でお送りします。  

 

試験を受けない方でも相談を受けた時や

コミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。

では、行ってみましょ~う!!

 

相談事例

◆ケース5 ヨシダさん 36歳

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KAと表記

 

CL1 

ヨシダです。 

CC1

ヨシダさん、こんにちは。今日はようこそお出で頂きました。

どうでしょう、お席の位置とかは。

 

CL2 

大丈夫です。 

CC2

はい、私はキャリアコンサルタントのスズキと申します、

今日はよろしくお願いします。

最初に2点だけお話をさせて下さい。

今日ここでお話し頂く内容っていうのは

ヨシダさんの許可なく外部に漏れるようなことはございませんので、

どうぞ安心してご自由にお話し下さい。

(はい、ありがとうございます)

それともう一点、今日の時間なんですが、

20分ということになっていますのでご了承ください。

それではヨシダさん本日はどのような相談でお見えになられましたか。 

 

CL3 

私、大学を卒業後に食品メーカーに勤めてたんですけど、

育児休業から復帰した後の仕事と育児の両立が上手くいかなくて、

不本意なんですけど4年前に退職して今は専業主婦をしています。

今までは育児や家事に夢中だったんですけど、

子供も小学生になりましたんで、

ちょっとまた生活に物足りなさみたいなのも感じてまして、

以前のようにやりがいのある仕事がしたいんですけど

再就職には不安や心配もありまして・・・

どうしたらいいのかということで相談に伺ったんですけど。

CC3 

そうなんですね、ヨシダさんは以前食品メーカーにお勤めで

お子さんが出来て育児休職ということで

しばらくお休みされて復帰された時に育児とお仕事の両立がうまくいかなかった。

それで不本意ながら退職された、そういうことなんですよね。

今は専業主婦をやっておられるけども、

お子様が小学校に通われていて少し物足りなさを感じておられて、

以前のやりがいのあるようなお仕事に就きたいということで、

再就職への不安とか心配とかがおられるということなんですよね。

その辺りのお気持ち、もう少し詳しくお聞かせ願えますか。 

 

CL4 

はい、4年前は仕事と育児というのが両立できなくて

退職してしまったんですけども、

仕事自体は自分にも向いているというか

営業事務みたいな仕事だったんで良かったんですけど。 

子供体調不良とか休みがちだったり、

仕事もなかなか前のようにうまくいかなくてですね、

退職してしまったので、今度就職するなら

そういうところはなるべく気を付けたいというか

失敗しないようにしたいなというのが不安な点なんですけど。

CC4

そうなんですね、

以前復職された時にお子さんの体調が良くなかった時とか休んだり、

その辺りで休みがちになったんですかね、

それで両立が上手くいかなかった、

お仕事自体は営業事務でやりがいがあった?

 

CL5 

そうですね、向いていたというか

好きな仕事の部類なのかなと思ってますけど。 

CC5

で、今その辺りのお仕事とお子さんの体調で休みがちになったところで

今度うまくいくかなと、ご心配なんですかね。

 

「クライエントファースト」 

KA

「向いていた・好きな仕事の部類」という、

CLの好みというか価値観が出ていますので、

「向いている仕事をもう少し具体的に聞かせてもらえますか」

「好きな仕事の部類、ヨシダさんにとって好きな仕事をもう少し詳しく」

などを問いかけて、前向きな気持ちや価値観、

感情の深掘りをしてもいいですね。

 

CL6 

そうですね、再就職してからまた退職というのも嫌なので、

出来れば長く勤めたいなと思ってますけど。

 

CC6 

そうなんですね、また休みがちになったりするのも心配されて、

今度は長く勤めたいから。

 

CL7

そうですね、辞めたのは不本意だったんですよね。

前職でうまくいかなかったというか。 

CC7 

辞めたのは不本意だったということなんですよね。

その不本意だったという部分をもう少しお聞かせ頂けますか。

 

「グッドポイント」

KA

ここの問いかけは良いと思います。

主訴にも出てきている感情部分ですし、不本意だった気持ちについて

どう思っているのか、きちんと聞けてますね。

 

CL8 

う~ん、営業事務の仕事は自分も好きだし、

それなりにやっていける自信もありましたし、

しっかりやってたと思うんですよ。

その仕事と、育児もしっかりやろうとしたんですけど、

そういったところで上手くバランスが取れなかったいうか、

両立という面でうまく出来なかった自分自身の不甲斐なさじゃないですけど

そういったところが不本意に感じましたかね。

CC8 

う~ん、仕事も一生懸命にやって、

今から考えると育児の方も一生懸命にやった、

両方とも一生懸命やろうという風に・・・

凄い頑張り屋さんなんですよね。

 

繰り返しと要約で整理してから質問する

KA

CLからの長い応答は感情中心に、

CLの言葉を繰り返し技法と要約で整理してから、

意図的な問いかけでCLに考えさせる工夫をしましょう。

例えば、

「営業事務は好きで自信もあってしっかりやってきたけども、

両立というかバランスが取れなかったことを不本意に感じてらっしゃる」

と要約してCLの気持ちや考えを整理した後に、

1「では、ヨシダさん、どうすれば両立出来たと思いますか?」

や、

2「ヨシダさんはどうしてバランスが取れなかったと思いますか?」

や、

3「自分自身の不甲斐なさで退職したことを不本意に感じたのですか?」

などの質問で問題の深掘りをしていきます。

  1. CLはどうすれば仕事と育児の両立が出来たのか
  2. どうして仕事と育児の両立が出来なかったのか
  3. CLは何を一番不本意だと感じているのか

こういった意図的な問いかけで考えさせて気付きを促してもOKです。

CC9で深掘りしようとしているのはいいのですが、

少し回りくどい応答で質問の内容が分かりづらく、

カウンセリングの流れも滞っている印象です。 

 

CL9 

まあ頑張ってきたつもりなんですけどね・・・。

CC9 

う~ん、そこの辺り、

両方とも一生懸命やろうと思われていたということなんですけど、

今回はお子さんが小学校に上がられるということもありますけど、

その一生懸命ってご自身が不本意だったというところは

どういう風に考えてます、今回の再就職。 

 

「シンプルな質問」

KA

自然な流れで行くなら「どうして上手くいかなかったのですか?」

という質問だけでもいいくらいです。

あれが出来なかったんだ、これが出来なかったんだという問題点を

シンプルに気付かせる「質問」が大切です。

CLは頑張っているのに出来なかった理由があるはずです、

もう一回やってみましょうか。

 

CC9(リトライ)

両方とも頑張ってやろうと思われたんですよね。

では、ヨシダさんはどうして上手くいかなかったと思われますか。 

 

CL10 

上手くいかなかった理由か~、それがちょっとよく分からなくて・・・。

子供が体調悪くて仕事行けなかったりとか、

育児も思い通りに行かないっていうのが結構あったんですよ。

ですから両方とも一生懸命やり過ぎたのはいけないのかなって思いますし、

でもそれだけじゃないような気もするですよね。

 

「自己資源(サポート)の点検」

KA

「それだけじゃないような気もする」を深掘りしてもいいですし、

「育児と両立するための時短勤務や制度など利用されたんですか」で、

そういうサポートを得られているかを点検してもいいです。 

 

CC10 

頑張り過ぎちゃったんですかね。

 

CL11 

ええ、育児とかなかなか上手くいかないじゃないですか、

そうするとなんか職場でも申し訳ないというか

居づらくなったりもしましたし、育児休業前と同じような仕事が

出来なくなってしまったんで・・・そういうのも嫌でしたよね。

CC11

お子さんも体調悪くなるし、育児休業前と同じように

思うようには出来なかったということなんですよね。 

 

CL12  

できませんでしたね、はい。

CC12 

その時、お子さん小さい間は時短勤務とか、

そういうものの活用というのはどうだったんでしょう。 

 

CL13 

そういうのがあるのは何となく人事の方から聞いてたんですけど、

やっぱり同じように復帰しただけにしっかりやらないといけないのかなとか、

同じようにやっていけるのかなって自分でも思ったんで・・・、

気付いてはいたものの使わなかったというのはあります。

確かに今思うとそういうの活用した方が楽でしたよね・・・、

辞めなくても良かったことになったかもしれないし。

CC13

今思うとそういうのを利用した方が良かったかなと。

 

「言語スキルで感情への応答を丁寧に」

KA

まず、もっと感情への応答を丁寧にやった方がいいです。 

「活用していたとしたら楽になったかも」「辞めなくて良かったかも」と、

せっかく気付いたことを言ってくれているのですから、

相談者自身で気付けたことを承認した後、

「会社制度などを活用することで今後は両立が出来そうですね」とか、

「会社制度などのサポートを活用する必要性に気付いて頂けましたか」等、

相談者が気付いていない問題点として把握したことを具体的に共有しましょう。

関係構築や問題把握というのは、このように不安を解消し、

これからの前向きな行動や主体性を引出すと上手くいくはずです。

こういった言語スキルの細かい積み重ねでリレーションを深めましょう。

 

おわりに 

【第19回キャリコン2級検定/仮想ロールプレイケース5】

 ver.2 前編のまとめです。

 

第19回キャリアコンサルティング技能検定の仮想ロールプレイケース5の序盤、前編を掲載しました。

 

これから中編・後編・口頭試問の3~4編に渡りまして、連載していこうと思います。 

次回はこちらの中編です。 

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 引き続き、個別指導やテキスト購入もお待ちしております(*´ω`*)   

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本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

試験対策講座関連の過去記事はこちらです、

合わせてお読み頂けると大変ありがたいです。  

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