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個人事業主初の確定申告を青色申告複式簿記だが現金主義で帳簿につける方法

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はじめに

名もなきキャリコンこと敬天愛人です。

花粉の舞う、春らしい天候になってきましたね。

 

春と言えば・・・そう、確定申告でございます!

フリーランスとなり、初めての確定申告になります・・・。

 

確定申告の方法については、ネット上にもたくさん出回っていますので、

私がどのように確定申告を進めて、無事終えたのか的な備忘録として、

できるだけ分かりやすくまとめていきますので、

宜しければ参考にして下さい。

※リンク先や引用元の管理者様、ご迷惑でしたら削除致しますので、

お手数ですがお声がけくださいm(_ _)m

 

確定申告自体、たぶん20年ぶりくらいかな・・・、

全然やり方も分からない状態で手探りで行きまーす(*´ω`*) 

 

青色申告(簡易簿記と複式簿記)

弊社は開業する時に青色申告承認申請書を提出していますので、

まずは検索して青色申告について情報収集しました。

biz-owner.net

当初は軽い気持ちで、現金式簡易簿記でいいかな~

(現金主義)と思っていたら・・・。

リンク元:会計学を学ぼう

発生主義会計と現金主義会計

 

現金式簡易簿記の場合のみ、

「所得税の青色申告承認申請書(兼)

現金主義の所得計算による旨の届出書」

提出?

 

なにそれ( ゚Д゚)ハァ?

 

しかも、確定申告を受ける年の申告分は、

該当する年の3月15日まで(平成29年)に提出

 

そ、それ、1年前ことぢゃろ(; ・`д・´)オイ?

 

でも弊社は4月に開業だし特例とかないのか・・・?

 

そういう場合は開業後2か月以内提出(;'∀')アチャー

 

商工会の人も税務署の人も誰も教えてくれなかったぞ・・・。

こんな基本的&初歩的なミスを・・・ご利用は計画的に・・・。

 

というわけで、現金式簡易簿記の夢は儚く終了しました。

 

やらなくて良いことを導く【経費は現金主義で処理が可能「容認規定」】

気を取り直して、そういうことなら仕訳を発生主義で

見直さないといけないな~と(ToT)グッタリしながら考えまして、

未収と未払いで2度仕訳するの面倒だな~、あ~あ~

どうしようかな~と検索&確認作業をしていると、

 

「少額の経費は未払金とせず、実際に支払った金額だけを経費計上OK」

kakuteishinkoku.click

いわゆる少額の経費は発生主義でなく現金主義で良いと、

税務署作成の「青色申告の手引き」、2ページの必要経費の整理

「未払経費」「前払経費」の記述にも※印で書いてあるではないですか!

国税庁によると

リンク先:国税庁ホームページhttps://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2016/pdf/36.pdf#search=%27%E9%9D%92%E8%89%B2%E7%94%B3%E5%91%8A%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95%E3%81%8D%27

あ~天の助け、まずは良かった良かった(*´ω`*)

 

基本的に未払いの仕訳は少額でそれほど多くないこともあり、

確定申告で修正仕訳すればいいや!くらいの気持ちで

現金主義で記帳していたのが、功を奏した?

災い転じた?のであります(`・ω・´)ゞヨシッ(笑)

 

 

3つの主義「発生主義・現金主義・実現主義」

ちなみに会経基準でいうところの主義には

「発生主義・現金主義・実現主義」というのがありまして、

  1. 発生主義は「価値形成時点」
  2. 現金主義は「入金時点」
  3. 実現主義は「販売時点」

それぞれ発生や入金、サービスのタイミングで異なるという解釈みたいです。

 

売上は実現主義(販売時点)で処理する

biz-owner.net

経費の記帳面(几帳面)な問題が解決したところで、

次は売上の処理について確認していきます。

 

売上高の計上基準(収益の認識基準)については、

発生主義だと実現していない利益まで確定してしまうことになるので、

実現主義を適用するのが一般的なのだそうです。

 

これは企業会計原則のひとつ、「保守主義の原則」によるもので、

売上(収益)は出来るだけ確定させた時点で計上するという考え方です。

 

京セラの稲盛和夫氏の経営哲学

似て非なる原則で、京セラの稲盛和夫氏の経営フィロソフィ、

「一対一対応の原則」を思い出します。

「一対一対応の原則」とはモノ・カネ・伝票を、

必ず一対で流動させていく概念で健全経営を実現する原則論です。

www.kyocera.co.jp

基本的に哲学的思考で考える私は、サラリーマン時代に購買担当をしていた時、

稲盛さんのビジネスをお手本にして物事に対応するようにしていたので、

こういった会計の基本や知識が役に立ちます。あ、この本です。

 

他にも、財務諸表をもとに当初予算を作る時は、

収入は予測より少なく、費用は予測より多く見積もるという考え方があり、

私も財務担当の時は当初予算をこの原則に沿って作成していました。

 

今回の「保守主義の原則」を時間軸に置き換えてみると、

「収入は最後まで確定するのを待って計上し、

支出は出来るだけ早く計上すること」ということなので、

なんとも理にかなっている原則だと改めて思いました。

 

面倒な仕訳処理を極力したくない

では実現主義(販売時点)という視点で、

弊社の事業内容で仕訳、記帳するとどうなるかを調べてみました。

 

とはいえ、出来るだけ面倒な仕訳処理や変更をしたくない点と、

経費削減の為、MFクラウドは無料で使用できるプランのため、

仕訳の件数が限られている点を考慮した計上方法を探すのがベスト!

 

現金主義で会計処理できる可能性が! 

そんな中、こんな一文を見つけました。

現金商売をしている個人事業主さまの場合は、「商品の引き渡し時期」と「商品代金の受け取り時期」がほぼ同時ですから、「お客様からお金をもらった時点」で売上を認識したとしても特に問題はありません。

引用元:個人事業の売上高(収入)を計上する基準(時期)について教えてください。

ま、

マジですか?

 

ここにも発見しました。

現金商売をしている個人店舗では、商品やサービスと引き換えに現金を受け取った時点で売上となります(現金主義)。しかし、ほとんどの取引が現金でない限り、入金時に売上を計上しても、税務署は認めてくれません。

引用元:売上の計上基準の種類とは?|BIZ KARTE

ま、

マジっすか!?

 

今のところ、弊社の取引は全て現金だが・・・

 

税務署に電話確認「ほぼ現金主義でOK」

というわけで、事の真偽を確かめるため税務署に最終確認しました!

 

対応した税理士さんによると、

弊社の事業内容を踏まえた会計取引の場合、同月内の処理の仕訳は、

借方 普通預金 / 貸方 売上

で良いそうです。

 

一方で、年度をまたぐ会計処理の仕訳は入金時に・・・・

借方 普通預金 / 貸方 前受金

となり、サービス提供後に、

借方 前受金 / 貸方 売上

という風に2度仕訳を行うようにとの事でした。

 

ちなみに経費の計上は少額の処理ですし、

基本的に現金主義で仕分けしているのですが・・・と聞いたところ、

「ああそういうことなら認められていますね」との事。

 

やったー!

 

実際に確定申告は終わっていないので100%ではありませんが、

ほぼ現金主義で大丈夫そうな応答でした。

 

終わりに

結果的に青色申告で現金主義を届け出なくても、

小規模事業者で弊社の様な事業内容、サービス提供事業では、

ほとんど現金主義で処理できることが分かりました。

 

本当に良かったです(; ・`д・´)ホッ

 

明日はレシート等の証憑整理と、年末の入金処理の確認、

グーグルアドセンスの収益の仕訳等を修正しようと思います。

 

ちなみに青色申告の簡易簿記(10万円の控除)は、

最悪3月15日の期限を過ぎても申告できるみたいですね。

※ペナルティもあるらしい

 

ふと思いましたが、これなら複式簿記で申告出来そうですよね・・・、

確か会計ソフトは仕訳が正しく入力されていれば、

総勘定元帳や仕訳帳は完成しているはずですし・・・。

 

そんなわけで、MFクラウドの決算書を確認したら、

貸借対照表と損益計算書は出来てますね(笑)

普段からきちんと仕訳していた甲斐がありました(*´ω`*)

 

控除前所得金額を見ても青色申告複式簿記で65万円の控除があれば、

去年の収入は少ないこともあり、これ以上経費の仕訳は必要ないし、

面白くなってきたので、もうちょっとチャレンジしてみよう。

 

簿記の資格や財務の実務経験も無駄では無かったことが分かり、

結果的に現金主義の簡易式簿記で妥協しなくて良かったと思います。

 

なんだか財務担当で決算書を作っていた頃を思い出します、

私は社会福祉法人の総務部で2年半くらい、

4施設の財務担当も兼任していた頃がありました。

 

社会福祉法人は一般会計とは違う特別会計を採用するのですが、

そこは県内でもトップクラスの事業収入(売上)規模でありながら、

県内で最大級の社会福祉法人が驚くくらいレベルの高い

健全経営と会計管理を体現している企業だったんです。

 

法人監査や行政の外部監査なども財務は完璧で、よく褒められていましたね。

 

私は実務経験ゼロでしたから、慣れるまでは大変で頑張りました(笑)

そんな環境で鍛えられたからこそ、今の私が在るんだなとしみじみ感じます。

 

本当に感謝感謝、ありがとうございましたm(_ _)m

 

次回は開業費の仕訳を紹介します! 

www.careerlife.jp

確定申告をされている皆様、改めましてお疲れ様ですm(_ _)m

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございました。

 

起業した経緯やフリーランスで働いて行くことに

興味のある方はこちらの記事を参考にして下さい。 

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