お陰様で8年目▶1級技能士のキャリコン試験対策講座

1級&2級キャリアコンサルティング技能検定に合格したノウハウと実践的なメソッドで、キャリア理論の習得に貢献する88万PV越えブログです!

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キャリアコンサルティング技能検定1級の制度・概要・直近の試験結果

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

国家資格1級キャリアコンサルティング技能士検定

試験対策講座の序章です!!

 

2級試験対策講座も一息つきましたので、

1級の対策講座も少し更新を始めて行こうと思います。 

 

まだ私が1級に合格していませんから、

目指す過程での分析編といったところでしょうか。

 

それでも何の指標もなく1級を目指している方や、

勉強方法を模索されている方には役立つ可能性はあるかと思います。

 

2級を取得されて1級を目指す方から、

1級はどんな試験内容なのか知りたいという方まで幅広く、

試験に役立つ情報を提供していきたいと思います。

 

是非、参考にしていただければ幸いです。

 

1級技能士検定の制度

1級技能検定として、

「上級の技能労働者が通常有すべき技能及びこれに類する知識の程度を測る」

とあります。

 

キャリアコンサルティング技能検定では、

2級は熟練レベル、

1級は指導レベルと定義されています。

 

技能検定概要

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受験費用は2級検定と同じで学科・実技の同時受験は40,000円ほどです。

 

学科試験は択一で1級は5択、2級は4択でした。 

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論述試験は大きく変わりますね。

2級は1ケースだけなのですが、

1級は必須問題1つと選択問題3つに分かれています。

選択問題は3ケースから一つ選んで答えることになります。

時間は120分です。 

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面接試験はロールプレイと口頭試問で2級検定と同じ構成ですが、

ロールプレイが30分(2級は20分)と長くなり、

ロールプレイのケースは3つの中のどれか一つです。

 

先日セミナーで1級ロールプレイの30分を初めてやりましたが・・・

長いですよ!! 

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かなりタフな精神力と冷静な判断力を維持しないと

後半は何言ってるか分からなくなってきます。

 

受験資格

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*1 実務経験とは、

労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上に関し、

相談者の希望に応じて実施される相談に継続的・反復的に携わった経験をいう。

なお、労働者には、現在就業している者のほか、現在仕事を探している求職者、

学卒就職希望者等を含む。

 

*2 大学には、

課程が学校教育法による大学の学士課程と同等の教育水準であると独立行政法人大学評価・学位授与機構によって認定された大学及び学校教育法による大学と同等以上と認められる外国の学校を含む。

 

*3 検定職種に関する科目とは、

研究科や専攻の名称にとらわれず、心理学・教育学・社会学・経営学・社会福祉学・看護学・その他の人間科学及び人事・労務管理関連科目のうち、協議会が認めたものに限る。

 

こう見ると受験資格にも高い壁がありますね。

私は実務経験10年で受験資格があるのですが、

ちょっと興味あるんだけど具体的な実務経験って何?

という方が居たらご相談ください。

 

希望の方がいらっしゃいましたら、

受験票の記入方法を含めてレクチャー致します。

 

起業の採用担当や人事担当などに携わっていれば

受験資格を満たしている可能性が大きいです。

 

面接試験の評価区分

 【1 級実技(面接)試験の評価区分とその内容】 

基本的態度

自分の強みや弱み、自分の感情と相手の自分への感情を受容し、

指導中の自分の行動の適切性を評価できること。

キャリアコンサルタントとしてのあるべき姿を理 解し、

それに近づく努力を実践するとともに、周囲への啓発を行っていること。

自分の 改善点に気づき、向上のために自らのゴールを定め、

学ぶとともに実行していること。

 

関係構築力

相談者との人間関係(職業専門家に向けた育成効果の高い関係)を構築し、

事例相談者に気づきや成長を促す関係を作ることができること。

キャリアコンサルティ ングの進め方を体系的に理解したうえで、

キャリアコンサルタントとして、事例相談者 に対する

受容的・共感的な態度や誠実な態度を維持しつつ、

事例相談者が面接の課題に 気づき成長できるよう、

様々な理論とスキルを用いることができること。

 

問題把握力

事例相談者が担当している相談者や事例そのものの状況を客観的に把握し、

事例の本質を掴むことができること。

事例相談者の能力やスキルを客観的に把握し、

育成的な視点で事例相談者が取り組むべき問題を特定することができること。

事例相談者の問題を明確化し、

状況や環境に適した問題を共有化することができること。

 

具体的展開力

事例相談者の問題を解決するために、適切な目標を設定し、

効果的な指導を企画することができること。

事例相談者に対して、適切でわかりやすく、

理論的・具体的な説明を行うことができること。

指導プロセスにおける個々のセッションの中で、

事例指導者が企画した指導方法を効果的に遂行するために、

専門的な介入を行うことが できること。

 

※この4つの評価区分は2級と同じですが、

求められている能力が全く違うということが分かります。

 

試験日

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2級は年二回チャンスがありましたが、1級は年一回の開催です。

 

1級検定の直近試験結果

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直近の試験結果をまとた表です。

 

1級キャリアコンサルティング技能士は、

現在の日本に193人しか存在しません。

 

学科・実技の総合合格率は6%ですから、

あれだけの受験資格を満たしていても16人に1人しか

合格できない試験であることが分かります。

 

直近の第6回試験の総合合格は約4%、

25人に1人という合格率の低さです。

 

士業で言うと去年の社労士の合格率がこのくらいでしたね。

ちなみに前回の第17回試験、2級の総合合格は10%位でした。

 

終わりに

さて、

「キャリアコンサルティング技能検定1級の制度・概要・直近の試験結果」

はいかがでしたでしょうか。

 

今回1級試験の大まかな内容についてご紹介しました。

 

2級とは全くの別物、しかし、同じところが無いわけではありません。

 

キャリアコンサルティング能力においてはアプローチは一緒ですし、

更に高い水準にしていけば良いということ。

指導能力はスーパーバイザー(事例指導者)の視点を一つ多く持ち、

見える事例相談者と見えない相談者、

そして自分自身を客観的に評価する三つ目の目が必要であること。

 

技能検定、対人スキルという意味では最高峰の技術が必要とされる、

難易度の高い試験と言えると思います。

 

お忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m 

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