お陰様で8年目!キャリコン試験対策講座▶1級技能士の個別レッスン

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人事異動先に馴染めない中年の危機【第19回キャリコン2級/仮想逐語録ケース➁】

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。 

 

昨日は、【第19回キャリコン2級/仮想逐語録ケース①】をお届けしました。 

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本日も都内で個別指導させて頂きまして、ケース検討と研究を行った上で、

関係構築からの問題評価をするためのポイントや問いかけの工夫を伝えました。

 

特に目標共有からの方策のコミットメントは誰もが苦戦するところですから、

意識して取り組んで頂き、フィードバックで課題としてお話ししました。

 

提案するの怖いですよね~、断られそうで。

大丈夫です、関係構築できていれば全く恐れる必要はありません(/ω\)

 

すると、ご自身が気付いていない問題についても、

熱心にメモされて次の目標にしている姿を見て、

少しはお役に立てたかなと感じることができ、

私としても良いキャリアコンサルティングの在り方を

学習共有できたなと思ったのでした。

 

この方は実技試験が初受験ですが是非、

一発合格して頂きたいと思います。

 

そのために新年早々、3日間ほどご予約頂き、

誠にありがとうございます。 

 

そして、キャリコン2級検定では最大の試練である実技面接に向けて

人それぞれではありますが、徐々に動きも出てきていますので、

最後の詰めで個別指導などを希望される方はご連絡頂ければ幸いです。

 

心より、お待ちしておりますm(_ _)m

 

そんな中、弊社でも年末にロールプレイ特化対策を行います。 

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ロールプレイ特化対策では、私の経験や様々な情報をもとに、

ロールプレイ5ケースの相談者を想定し、仮想逐語録も配布する予定です。

 

先日も5ケースの相談者役を設定したデータを分析し、

ケース検討を重ねて実技面接のイメージを膨らませてから、

実践するという作業を行い、ロールプレイを通して気付いた純粋な総評と、

随時指導を行う指導型ロールプレイの2パターンを交互に行いました。 

 

まずは私とロールプレイを一通り行って頂きまして、

受講生の方が気付いていない行動特性・性格・傾向・くせ・技法、

キャリアコンサルティングプロセスのステップを踏めているかなど、

より良いキャリアコンサルティングのために必要な要素を一緒に分析します。

 

これは、合格レベルに必要な技術を確認・習得する為でもあります。

 

ちなみに通しで行ったロールプレイ逐語録はこちらです。

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ロールプレイ中にアドバイスを言ってもらった方が、

分かりやすいという方にはこちらの指導型で対応しています。 

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というわけで、今回は、 

第19回 国家資格キャリアコンサルティング技能士2級検定

ケース➁のロールプレイ対策講座で使用するオリジナル逐語録を

少しご紹介して行きたいと思います。

 

今回のケース➁の相談者は40歳の会社員、人事異動先の職場に

馴染めないで悩む中年の男性ですね。

 

「中年の危機」

40歳というと皆様ピーンっと来たと思いますが、

「人生の正午、中年の危機」ですね。

 

ユング氏とレビンソン氏の理論を踏まえて背景に寄り添った支援が、

より真に迫ったロールプレイになると思われます。

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人事異動で希望と違う部署に行って悩むケースや、

会社からのキャリアルートなど期待を歪んで認知するケースなど

試験では結構バリエーションが豊富です。

 

ということは・・・、

 

何ですか?

 

ええ、そうなんです・・・、

 

「トランジション」

転機が把握しやすいというメリットがありますね。

異動がきっかけで不調になるというのは非常に分かりやすいです。

 

今まで出来ていたことが何らかのきっかけで、

今は出来ていない状態になった、それが転機(トランジション)です。

 

転機の前後、シュロスバーグ氏の理論をもとに解説しますと、

「人は人生における様々な転機や課題を乗り越えることによって成長するという人生観」「転機で重要なのは、転機をどのように受け取り、どのように対処していくかである」という概念をもとに自分が出来る最大限の支援をして行けばいいのです。

 

この人がこの転機を乗り越え成長するためにはどう支援したら良いか、

我々キャリアコンサルタントがどのように関わっていくかという意識ですよ。

 

超簡単に言うと、転機の前後にある背景要因を比べれば、

相談者の気付いていない問題点は容易に明確になるということです。

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これまでこの相談者が出来てきたことが「今」出来ない原因は何?と。

 

そして上手くいっていた頃を転機の前を引き合いに出して、

思い出せてあげましょう、強み・経験を思い出せる、職務の棚卸と一緒です。

 

こうすれば少しは相談者も前向きになると思います。

 

人の心理や感性はそんな単純なものではありませんが、

こういう理論的な理解が苦手な方はこういう覚え方でもいいじゃないですか。

 

私はそんなに賢くない人間ですので、こうやって、

少しでも工夫して難しい理論を楽しく分かりやすく学びたいと考えます。 

 

前置き長くなりました(*´ω`*) 

   

では、行ってみましょーう!

 

 ~仮想ロープレ逐語録編~

◆ケース2 相談者 ニシワキさん 40歳 学生

 

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

 

CL1 

こんにちは。

CC1

こんにちは、キャリアコンサルタントの●●と申します。最初にお話ししておきますが、法律の規定でキャリアコンサルタントには守秘義務、秘密を守る義務があります。ここでお話した内容は外に漏れることはありませんので安心してお話しください。時間は20分ですができる限りご相談を伺いたいと思いますので、リラックスしてお話しください。

 

CL2

あ、ニシワキです。友人に進められて来てみたのですが・・・。私の様な高学歴のキャリア相談も出来るものなんですか。

CC2

キャリアの相談を出来るのかと思ってらっしゃるのですね。時間は20分ですから、せっかくですので宜しくお願い致します。

 

CL3

そうですか、ではとりあえず言いますけど。仕事についての相談です。

CC3

お仕事のご相談ですね。

 

CL4

話しても分かってもらえないかもしれませんが、大学院の理工学研究科を出て自動車部品を製造している繊維会社に勤めてもう16年目になります。実は去年の12月に部署移動してから新しい仕事に馴染めません。コミュニケーションも取りづらく、仕事内容も気を遣うことが多く、緊張の連続で疲れを感じます。上司に相談しても親身になってもらえませんし、今後どうしたらいいのか分からず相談に伺いました。

CC4

大学院を出られて繊維会社で16年勤められている。長く頑張ってこられた一方で、12月の部署移動から仕事に馴染めずコミュニケーションが取りづらいのですか。しかもお仕事内容で疲れを感じて相談しても上司が親身になってくれないので悩んでいるというご相談で宜しいですか。

 

CL5

はい、どうも。まあそういうことです。

CC5

そうですか。いくつかのことで悩まれてるようですので、お力になるためにも一つ一つ理解させて頂きたいのでもう少し詳しくお話ししてもらえますか。

 

CL6

今は製造部門なんですが以前は研究開発部門にいました。

CC6

研究開発をされていたのですか。研究開発部門されていた頃のお仕事についてはどのように思われますか。

 

CL7
うちの会社は炭素繊維強化プラスチックを扱っているのですが、新素材の開発で成果を上げて実績を積んできました。

CC7

成果も上がり、実績も積まれてきた、素晴らしいですね。

 

CL8

ええ、まあ。

CC8

成果や実績を上げてきたことに関して、ニシワキさんはどう感じていますか。

 

CL9

そうですね、自分は学生時代から研究者向きだと分かっていたし、当然の結果だと思っています。でも今の仕事は全然うまくいかなくて参りました。

CC9

そうですか、研究者向きだと分かっていた。今は仕事がうまくいかなくて参ったと感じておられるのですね。

 

CL10

はい、そうなんです。

CC10

もう少し具体的に教えて頂けますか。

 

CL11

なんというか、私思ったことを上手く表現できないことが多くって、伝えるのが下手というか。でも研究開発は成果も目に見えて分かりやすいし、周りの人もそれを認めてくれて優しくしてくれるから助かっていたんです。上司や同僚もずっと一緒にやってきた人が多いので気が知れていて話しやすかったですし。

CC11

なるほど、思ったことを伝えるのが苦手と思われているのですね。一方で研究開発部門では話やすかったわけですか。

 

CL12

そうですね、これまで上手くやってこられたのも研究開発部門に居たからだと思うんです。製造部門に異動してからは慣れない仕事と責任によるプレッシャーで疲れてしましまして。

CC12

うーん、研究開発部門に居たからやってこれたと思われている。プレッシャーで疲れていることに関してはどう思われていますか。

 

CL13

今は検査工程の主任を任されていて私がミスるとお客様のところへ行ってクレームが出たりして会社全体の責任を負っているような感じで辛いです。

CC13

主任の責任を感じながら、お仕事に向き合ってらっしゃるのですね。

 

CL14
はい、先日もクレーム出しちゃって、緊張の連続で疲れましたよ。

CC14

緊張の連続ですか、それで最初に疲れを感じていると言われたのですね。

 

CL15

はい、こういう話がなかなか出来ない部署なので。

CC15

コミュニケーションが取りづらいと感じているわけですか。

 

CL16

は~(沈黙3秒)

CC16

大丈夫ですか。お話して頂けますか。

 

・・・この先は試験対策講座で!!

 

この後はシステマティックアプローチを軸に、

逐語録から要約のタイミングや問題定義を理解して、

目標共有や方策のコミットメントを実践しながら

身に付けて頂けるような指導をしております!! 

 

ここが一番難しいポイントというお話をよく頂きますし、

関係構築から問題把握、目標共有と方策のコミットメントは

終盤の山場ですからね、ここが上手くいかないで悩んでいる方は

是非、こちらまでお問い合わせください(*´ω`*)

 

お問い合わせフォーム

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「個別指導」値段改定のお知らせ

2018年1月1日から個別指導は値段改定します。 

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2級試験対策の個別指導のご予約はこちらからどうぞ(*´ω`*) 

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おわりに 

さて、

 人事異動先に馴染めない中年の危機編

【第19回キャリコン2級/仮想逐語録ケース➁】

は如何でしたでしょうか?

 

今回は口数の少ない、コミュニケーション下手な相談者役を想定し、

問いかけの工夫というかバリエーションを駆使して面談を進めてみました。

 

相談に来ているのに上手く喋れないケース・・・実際にありそうですよね(笑)

 

参考にして頂ければ幸いです(*´ω`*)

 

以前の試験対策で作成したこちらの第18回仮想逐語録よりも、 

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内容的にも充実してきましたし、手探りだった前回よりも、

より実践的で普段の相談業務で応用できる技法を散りばめて作りました。

 

たぶん繰り返し音読していくと、私と変わらない同レベル以上の

キャリアコンサルティングプロセスが理解出来るようになるはずです。

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そして、この後の中盤から後半部分については、

受講生の方に直接指導する形になります。

 

口頭試問も分かりやすく答えやすく覚えやすいよう、

解答ポイントを押さえてまとめましたから、参考にして頂けると思います。

 

他ケースについても仮想逐語録の作成を進めておりますので、 

 

興味のある方は引き続きご覧ください。 

 

本日もお忙しいところ、

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

2級の勉強方法はこちらを参考にして下さい(*´ω`*)

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