皆さんお元気ですか、名もなきキャリコンこと敬天愛人です。
2017年も半分が過ぎ、夏真っ盛りですね~。
真っ盛り・・・盛り・・・大盛・・・隆盛・・・・・。
西郷どーん!!
西郷隆盛
と言えば、日本人で知らない人は居ないくらいの有名人ですよね。
維新三傑の一人・・・ですが、私の個人的な主観で言うと西郷さんはそのレベルを凌駕したとてつもない存在のように感じています。
大西郷、南洲翁という偉大な敬称と、西郷さん・・・とさん付けで慕われる徳望。
彼は日本最後の内戦、西南戦争では指導者として官軍と戦い逆賊となるも、明治天皇に許され名誉と官位も回復しています。
夏に明治天皇の前でスイカを手刀で割って、その汁が明治天皇にかかっても笑いながら二人でスイカを食べてしまうような関係だったそうです。
明治天皇も西郷さんのことが大好きでした。
しかも、西郷隆盛は陸軍大将+近衛都督+参議を兼務していた頃もあり、これは日本史上でも類を見ない偉大過ぎる肩書です。
実質、大日本帝国軍最高司令官+天皇警護最高責任者+明治政府主班(閣僚より上)という役割です。
一方で、これをすべて捨てて、あっさり故郷に帰って温泉や狩猟をしてのんびり療養していたり・・・。
不思議なもので、この時に後の海軍大将、東郷平八郎(世界三大提督の一人)元帥が近所に住んでおり、彼のイギリス留学を後押ししたり、東郷の兄を区長に推薦したのも西郷です。
東郷は最初、大久保利通に留学を懇願しますが、口が軽いという理由で断られ、西郷に頼み直したところ、「任せなさい」とほどなく留学が決まりました。
そして東郷がイギリス留学から帰る途中に西郷は西南戦争に敗れて自決してしまいます。
もし、東郷が日本に居たら、西郷のもとに馳せ参じたと言っており、歴史は大きく変わっていたでしょう。
現に東郷の兄は西南戦争で西郷とともに自決しているのですから。
とにかく、西郷さんは凄すぎてよく分からないのです。
そして・・・、来年2018年の大河ドラマ主役が決まっていますね。
2018年(平成30年)
大河ドラマ「西郷(せご)どん」
【放送予定】2018年1月7日スタート(全50回)
【原作】林真理子
【脚本】中園ミホ
【音楽】富貴晴美
【主演】鈴木亮平
【制作統括】櫻井 賢、櫻井壮一
【プロデューサー】小西千栄子
【演出】野田雄介、盆子原 誠、岡田 健
という方々で構成されています。
脚本の中園さんは2007年、ドラマ『ハケンの品格』の脚本で放送文化基金賞を、2008年には放送ウーマン賞2007を受賞し、2013年、橋田賞を受賞。
ドラマ『はつ恋』、『Doctor-X 外科医・大門未知子』で向田邦子賞を受賞。
2015年、ドラマ『花子とアン』で東京ドラマアウォード2015脚本賞を受賞。
私は10年前に派遣業界に居たので、ハケンの品格はよく見てました。
売れっ子脚本家というと、少し軽い表現になってしまいますが、上記のドラマが好きな方は楽しめると思います。
しかも彼女は占い師という興味深い経歴を経ていますね。
企業のトップを四柱推命で占っていたそうですから、その経験も含めて脚本作りに生かしているのでしょう。
はたして、西郷どんは「あたる」のでしょうか。
気になるキャストですが、先月、出演者の追加発表がありました。
語りは市原悦子さんに決定しました。
もうすでに癒されます。日本昔ばなしが見たくなります。
キャスト
島津久光(しまづ・ひさみつ)
青木崇高さん
《役柄》
島津斉興(しまづ・なりおき)と由羅の子で、類いまれな才能を持った異母兄・斉彬(なりあきら)に憧れ、その背中を追い続ける。兄の死により薩摩藩の最高権力者となるが、斉彬に心酔し自らを田舎者扱いする西郷を疎み、遠島に処すなど対立を深める“西郷生涯の敵”。
西郷隆盛を敬愛する私からすると、島津久光公は西郷に試練を与えてくれる人ですね。
西郷という大人物でも慕われることもあれば疎まれることもある。
それを分かりやすくしてくれる貴重な人物と言えるでしょう。
斉彬の側室 喜久(きく)
戸田菜穂さん
《役柄》
斉彬の側室として、子宝に恵まれるが多くが幼いうちに亡くなる。悲劇の裏側に、反斉彬の由羅が暗躍しているとうわさが広がり、お家騒動が巻き起こる。斉彬も謎の病に倒れるが、篤姫や西郷との交流の中、献身的に夫を支え続ける。
山田為久(やまだ・ためひさ)
徳井 優さん
《役柄》
斉彬の側近。国難に向けて「日本の国の形を変える」と宣言する斉彬の壮大な計画を支え忠義を尽くそうとするが、その本意が時折理解できず、翻弄される。斉彬のお庭方として抜擢される吉之助の無謀さにも、翻弄される。
島津斉彬(しまづ・なりあきら)
渡辺 謙さん
《役柄》
島津家第28代当主。聡明で卓越した知識を持ち、壮大な政治哲学で時代を牽引(けんいん)したカリスマ。貧しい下級武士の西郷に、気骨と類いまれなる才能を見いだし大抜擢の登用をする。西郷生涯の師であり、その遺志を抱き続ける“偉大なる父”。
《コメント》 俳優としての基礎を育てていただいた「大河ドラマ」に恩返しさせてもらう機会をいただきました。鹿児島で絶大な人気を持つ斉彬公ですが、彼の苦悩、無念、希望、勇気、さまざまな思いを感じながら、生きていこうと思っております。
ついに謙さんが登場です。
私の中でラストサムライ謙さんが抜けません。
そういえばラストサムライでは西郷さんのような役柄でした。
島津斉彬公に相応しい方と言えますが、最近プライベートの話題が先行しているのが少し残念ですね。
斉彬公の聡明さは言うまでもないのですが、彼は同時に真のリーダーシップ、活人の才を持つ類まれなる人物です。
下級武士の西郷や大久保利通を見出し、維新の先を見据えていたとも言われています。
彼が将軍世継ぎ問題に敗北せず、聡明な慶喜公が先に将軍になっていたら、どんな時代が来たのでしょうか。
斉彬公は軍事的な戦略家としても一流で、洋式造船、反射炉・溶鉱炉の建設、地雷・水雷・ガラス・ガス灯の製造などの集成館事業を興しています。
嘉永4年(1851年)7月には、土佐藩の漂流民でアメリカから帰国した中浜万次郎(ジョン万次郎)を保護し藩士に造船法などを学ばせるなど、剛柔あわせ持った知勇兼備な名君です。
理化学に基づいた工業力こそが西洋列強の力の根源であることを見抜き、自身もアルファベットを学んでいたそうですから当時としてはかなり先を行ってますね。
『島津斉彬言行録』には「君主は愛憎で人を判断してはならない」、「十人が十人とも好む人材は非常事態に対応できないので登用しない」など、近代的な人材登用策を示していたことが記述されており、現代の我々が学ぶべきところすら伺わせます。
語り
市原悦子さん
《プロフィール》
千葉県生まれ、俳優。「まんが日本昔ばなし」では何役も演じ分け、独特の「語り」が国民的に愛される。大河ドラマ「秀吉」では主人公の母を熱演。「西郷どん」では、柔らかな語り口で、主人公の“波乱の生涯”を見守り続ける。
《コメント》 すてきな台本ありがとうございます。ナレーションを担当する者としては本が第一です。最後の決めゼリフが良いですね。チェスト。わくわくします。喋り方に工夫しなくちゃ。
また、こういった決めゼリフが流行るのでしょうか。
真田丸の真田昌幸の「えらいことになった!」越えを期待しています(笑)
まとめ
西郷隆盛(南洲翁)の人生はネット上にも様々な情報が載っていますし、誰も知らない情報を書くことは難しいのですが、彼が生きた人生を語った「南洲翁遺訓」や京セラの稲盛和夫会長が著者の「人生の王道」、そして大西郷が尊敬した橋本佐内(啓発録の著者)という志士、こういった書籍の視点から西郷どんのキャリアを紹介していきたいと思います。
西郷隆盛はどのように西郷隆盛になったのか、できるだけ分かりやすく説明しながら、彼が何を学び、どう生きたのかを一緒に見ていければ嬉しいです。
来年の大河ドラマ「西郷どん」の予習として楽しんで頂ければ幸いです。
お読みいただきありがとうございました。