はじめに
花粉を感じ始めた、名もなきキャリコンこと敬天愛人です。
先日、確定申告ネタの記事を書きまして、その続きになります。
現在、決算処理のため、仕訳の修正作業をしているのですが、
開業前の費用を繰り延べ資産として計上が出来るんですね。
一言で言うと黒字が大きい時に開業前の費用を任意で計上し、
経費控除の恩恵を受けることで節税する対策のことです。
個人的には多くの税金を納めることは国の礎に貢献することですし、
そういう支払いを惜しまない人間こそ、お金に好かれると思ってますので、
アホかと思われるかもしれませんが、あまり節税をする気はありません。
ただ、一方で会計処理の原則では支出を最小に、
収入は最大にという経営フィロソフィもあるわけで、
経営者として、こういう機会に税金や経費に関することを、
しっかり学び、行動、実践していくことも大切だと考えます。
妻に「たくさん納税出来るほどの収入を稼げるようになってから、
国や他人のことを考えようね(怒)」と言われそうですからね(笑)
では、開業費の処理から言ってみましょ~う!
※リンク先や引用元の管理者様、ご迷惑でしたら削除致しますので、
お手数ですがお声がけくださいm(_ _)m
開業費の処理
まずは開業費の概念と仕訳の処理方法と記帳するタイミングを調べました。
結論としましては、
「開業日に一括で計上」(仕訳は1行でOK)で、
その内訳が分かる領収書・証憑類が保管されていれば良いそうです。
つまり、仕訳としては開業日(弊社だと開業届を提出した4月7日)に
(借方)開業費 xxx円 (貸方)事業主借 xxx円
が正解のようです。
開業費の償却方法とタイミングは?
このサイトでは期末に「開業費償却」勘定へ振り替えて、
全額損金処理が一般的と書いてありますね。
こちらのサイトでは、こんな感じで解説されています。
開業費を償却する仕訳処理は、
借方)開業費償却 / 貸方)開業費
償却する時期や金額も選択ができる。
そういえば摘要欄は何て書けばいいのか・・・はこちらにありました。
単純に、「開業費の計上」でいいみたいですね。
(借方)開業費 xxx円 (貸方)事業主借 xxx円 摘要:開業費の計上
うんうん、仕訳処理自体はこれでOKです。
あとは開業費としてみなされるものを選定して領収書やレシートを保管します。
開業費の任意償却方法
では、開業費を任意償却する際の具体的な仕訳はどうすればいいのか、
私が使用している会計ソフトのMFクラウド確定申告のやり方はこちらです。
実際に開業費として計上可能な経費
では、実際に経費を計上して行きたいと思うのですが、
例えば私の様なキャリアコンサルタントの中には、
キャリアコンサルティング技能検定や、
メンタルヘルスマネジメント検定の資格を、
開業前に取られている方も多いと思います。
例えばこちらの税理士さんのサイトでは、事業に関連するものであれば
経費として計上できると記載されています。
一方で、今回は開業費に計上できるかどうかを判断します。
こちらのサイトでは、
「開業するのに絶対に必要な資格については、
経費として認められないことになっています。」
という記述があるのですが、こっちのサイトでは、
「〇〇教室を開業したい場合など、必ずしも資格取得が必要でない業種であれば、事業に必要な知識の習得として、授業料を「開業費」にできる可能性があります」
と記述されています。
キャリアコンサルタントは名称独占業務ですが、
キャリアコンサルティング事業と仮定するのであれば、
必ずしも資格取得が必要とは言えません。
メンタルヘルスマネジメント検定なんかもそうですよね。
税務署に電話確認「資格取得費用は開業費への計上NG」
というわけで、事の真偽を確かめるため税務署に最終確認しました!
対応した税理士さんによると、
開業前の資格取得の経費は、「直接利益に繋がるものではない」ので、
開業費として計上することは出来ませんとの事です。
肩書として有利ですし利益に繋がりませんか?と聞くと・・・NG!
事業に関する資料として書籍代を計上することはOKですとの事でした。
まあ、確かに・・・資格だけでなく、
過去に専門学校でキャリアの勉強をしていたとしたら、
そういった費用まで経費として計上できることになってしまいます(; ・`д・´)
または関連性があるということであれば、
かなり広範囲の資格取得費用に開業費を適用しなくてはいけませんよね。
残念ですが仕方ありません・・・、とりあえずはこんな感じで、
※この後に会社印作成の領収書が出てきたので追加
1年前までさかのぼって、計上出来そうな事業に関連する
書籍代や消耗品等をエクセルにまとめてから、
納品書と領収書は月次報告の貼り付け用シートに
月ごとにまとめて添付し、一覧表をファイリングしました。
というか・・・ほぼ書籍でしたね(笑)
これから起業される方は、経費を節約したり、
物品購入のタイミングを踏まえて検討した上で、
開業日を計画的にした方が宜しいかと思います。
この後、会計ソフトに計上しましたが、
確定申告ではどんな反応があるのか、とりあえず決算報告書一式と
証憑なども念のため持参してみようと思っているので楽しみです(*´ω`*)
グーグルアドセンスの収入の仕訳
会計ソフトの入力を進めているとグーグルアドセンスの処理が出てきました。
こちらのサイトがとても分かりやすかったので宜しければ参考にどうぞ。
ちなみにデジポットの振り込みは「雑収入」で処理するようです。
というか、調べているうちにそもそも私の場合、
確定申告をする必要があるのか確認すると事業所得と雑所得?によって
税区分が違うということが分かってきました。
これは難しくなってきました~、
というところでまた明日やります('◇')ゞ
終わりに
今日はレシート等の証憑整理、
開業費の処理を無事に終えることが出来ました(*´ω`*)
一方で、個人事業主として本業からの収入がある場合に、
アフィリエイト収入は副業とみなされ雑所得になるのか、
それとも本業の一部として事業所得で確定申告してよいのか、
これは改めて税務署に確認しないといけませんね。
弊社は主にブログで試験対策講座のPRを行っていますし、
テキストの販売などをHPの代わりに使いながら、
費用を回収してアフィリエイト収入を見込めるように
運営しているわけですから。
まあ、売上としては大した金額ではないですし、
楽天アフィリエイトやA8は1円~1,000円単位なので、
本当にどこまで申告すべきなのか良く分からないです(笑)
それと、もう一つ気になるのは、国家検定補佐員の仕事で、
キャリアコンサルティング協議会から給与所得の源泉徴収票が出ており、
会社用の通帳に入金してもらったので勘定科目は売上で処理していました。
これも仕訳処理などの確認をした方が良さそうです。
深いな~、まあとりあえず8月分くらいまで修正が終わりましたから、
あと4ヶ月分頑張ります・・・今週中には仕上げたい(; ・`д・´)
明日は確認作業だ~!!次回の記事はこちらです(`・ω・´)ゞ
確定申告をされている皆様、改めましてお疲れ様ですm(_ _)m
本日もお忙しいところ、
お読みいただきありがとうございました。
起業した経緯やフリーランスで働いて行くことに
興味のある方はこちらの記事を参考にして下さい。