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安岡正篤氏の名言集から学ぶ思考の三原則、哲学の道おススメ本10選まとめ

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はじめに

名もなきキャリアコンサルティング技能士こと敬天愛人です。

 

みなさんは人生を変えるような出来事に遭遇した経験ありますか? 

今回は、人生を変える出会いに関連する話を書きたいと思います。

 

キャリアコンサルタントは組織や集団へ介入する機会があるのですが、

そこで働いている従業員の思いや働き方が気になるものです。

 

私も以前はサラリーマンとして頑張っていましたから。

 

そこで・・・、仕事と向き合う哲学について考察したいと思います。

 

労働とは「仕事の哲学」

みなさまは仕事と向き合うとき、何を大切にしています?

 

やりがい?内容?自己実現?給料?出世?肩書?・・・

きっと色々ありますよね。  

 

そんな中でも私は仕事の哲学を大切にしています。  

 

なんか難しい話だな、と思われるかもしれませんが、

例えば信念とかポリシーという表現でも良いと思います。

 

私自身が大した人間ではないので伝わるか分かりませんが、

知っていて損はない話ですので参考にして頂ければ幸いです。

 

労働というのは人生という限りある時間を切り売りして、

社会や組織、企業に価値を還元し対価を得るものです。

 

資本主義経済とも言いますよね。

 

そして、多くの価値を還元するには質の高い仕事をする必要があります。

 

では、質の高い仕事とは何だと思いますか? 

 

私が最も大切だと思うのは、意思決定です。

 

今、なにをやるか・・・に尽きると思うのです。  

 

スティーブ・ジョブズ氏の哲学 

スティーブ・ジョブズ氏がこのように言ってました。  

If today were the last day of my life,

would I want to do what I am about to do today  

「もし、今日が人生最後の日だとしたら、

今やろうとしていることは、本当に自分のやりたいことだろうか」 

 

「自己変容」人が変わるためのプロセス

私には、 思考行動習慣人格形成(自己変容)

というプロセスで人間は成長していくという持論があり、

初めの思考や初志に基づく意思決定がとても重要であると思っています。

 

私の人生テーマの一つでもある「成長と貢献」という信念も

少なからず影響していますが、

人の進化の過程に沿った考え方を意識しています。  

 

大切なので何度も言いますが、

お金は取り戻せても時間は取り戻せません。

 

せっかく生命を切り売りして資本主義の恩恵に預かるのであれば

より短い時間で、価値の高い仕事をした方が生産性が高いですよね。

 

P.F.ドラッカー氏が

「今やっている仕事の7割は無駄である」と言っています。

仕事にはやらなくていいことが確かにあり、

プライオリティ(優先順位)が重要なのは忙しいビジネスマンの方なら

周知の事実かと思います。

 

では、そのやらなくていいことは誰がどうやって決めるのでしょうか?

 

皆様方、自分自身ですよね。

 

上司が仕事の指示をしたとしても、

1から10まで言われた通りにやる仕事ってあまりないと思います。

 

生きているということは常に選択肢から選び、意思決定をしている。

 

そういう意思決定の連続で今ここに生きているわけですから、

その思考プロセスを鍛えればいいのです。

 

ですから、明確な仕事の哲学を持って意思決定できるということは、

揺るぎない選択を出来ることになり、少なくともムリ・ムラ・ムダ

人生における間違いや後悔は減ると思っています。

 

では、どうやって意思決定すればいいのでしょうか。

 

私に仕事の哲学を教えて教えてくれた方は大きく分けて4人いるのですが、

その中でも特に経営判断力とリスクマネジメントについて、

素晴らしい能力を持った方に教えて頂いたことを書いておこうと思います。

 

その方はどんな方かというと、早稲田大学卒業後、

超大手企業からリクルートへ、リクルートで出世した後、

福祉業界へ来たという経歴の持ち主でした。

 

当時の私からすれば雲上レベルの方でしたから、

部下として本当に多くのことを学ばせて頂くことが出来ました。

 

本当に恩人で、とても感謝しています。

 

そう、 この出会いがなければ、今の私はあり得ません。

人生を変えてくれた出会いです。  

その方が口癖のように、

諭すように教えてくれたのが以下の3つのプロセスです。

 

物事の意思決定に役立つ3つのプロセス
  1. 根本的にどうか
  2. 多面的にどうか
  3. 長期的にどうか

この3つを検討して意思決定すること。

たった3つですが、私は非常に腑に落ちたのを覚えています。

 

その後、なんでこれが大事なのか、どのように知ったのか、

誰が言ったのか、どのように使うのかを徹底的にインタビューしました。

 

しかし、残念ながら誰が考案したのかよく分からないということだったので、

自分で色々な哲学書を調べました。

 

安岡正篤氏の言葉「思考の三原則」

すると、wikipedia:安岡正篤氏の著書に、

似たような言葉があるではないですか!

  1. 何事によらず、枝葉末節にとらわれず、根本的に考えること
  2. 物事の一面にとらわれず、出来るだけ多面的に、出来れば全面的に見ること
  3. 目先にとらわれず、出来るだけ長い目で見ること

という風に書いてあったと思います。

 

要約しますと・・・、

根本的

「目的を考える」に相当します。

木に例えると根っこの部分にあたり、

真の原因を突き詰めてから目的や狙いを定めることです。

 

多面的

「分けて考える」すなわち空間軸に相当します。

全体と部分的に考えて出来るだけ網羅することです。

ビジネス的に言えば、あなたの同僚・上司・部下・顧客・地域・行政など、

客観的な視点で自分の意思決定を判断してみることです。

 

長期的

「因果関係で考える」すなわち時間軸に相当します。

できるだけ将来のビジョン(影響結果)を考え、

未来だけでなく過去(原因)にも考えが及ぶと良いです。

必然性のあるものは永続性を保ち、

永続性のあるものというものは世の中に受け入れられている証拠です。

長い歴史を踏まえて洞察し、

法律や常識から経営判断することも大切だと思います。

 

この3つの思考プロセスを常に考えることを何年か続けたことで、

私の仕事の哲学が確立されていったのだと思います。

 

何を基準に判断したらいいのか、

自分の考えに自信が持てない方は参考にして頂けるといいかもしれません。

 

選択肢は常に無限にあります。 

厳選したおススメ本10冊を紹介

安岡正篤氏の書籍の中で、私が実際によんでおススメ出来る本を

厳選して紹介したいと思います。

興味のある方はチェックして見て下さい。

 

人間を磨く

この本は4年前に初めて読んだ本です。

「これからは正しい心を持った、義理にかなう人物が嘱望される」

彼が生前によく語っていた言葉を連想させるような内容で、

 

人生の味わい方、人間の根本、人生の活学など金言が多いです。

 

論語の活学

論語は有名なので説明はあまり必要ないかと思いますが、

「論語読みの論語知らず」という言葉がある通り、

活きた学問として論語の読み方を指南してくれます。

 

例えば「利によって行えば怨み多し」という言葉は、

利を求めればかえって利を失い、恨みを買うということです。

 

「利とは何であるか」を知らないから、利を得られない、

そういう法則にもとづいて、どうしたらよいのかを教えてくれます。

 

東洋宰相学

当時は起業のナンバー2で参謀的な職務を志していたので、

宰相という言葉もカッコいいし(笑)購入しました。

 

政治家としての孔子を始め、中国の古典(三国志など)を中心に、

日本の江戸時代の名君や近代の名相、武経七書にも言及しています。 

 

「十八史略」上・下

「史記」などは有名ですが、 十八史略を知らない方は多いと思います。

 

中国には古代三皇五帝という聖なる王の話がありまして、

その時代から南宋滅亡までの人間ドラマが描かれている内容です。

 

実は我々が普段使用している言葉や格言、

四字熟語など原点が豊富におさめられている、

王朝史の基礎入門書みたいな内容になっています。

 

 

孟子

四書五経の一つ、こちらも有名な「孟子」です。

 

孟子が好きな方は一見の価値あり、読んで損は無いと思います。 

 

孟子を座右の書にしている方も多いと思いますが、

私が好きなのは父と子の在り方や教育について、

そして「皇・帝・王・覇」の特質という論じ方ですね。

 

易と人生哲学

こちらも四書五経の一つ、易経について学ぶことが出来ます。 

易経は四書五経の中でも最古の古典と言われている書籍ですし、

詩経や書経よりは読みやすく面白いと思います。

 

日本精神の研究

安岡正篤氏の信念である一燈照隅を根本においた、

霊魂を揺り動かすような東洋先哲の書という感じです。

 

山鹿素行、吉田松陰、高杉晋作、高橋泥舟、楠木正成、大塩中斎、

西郷南洲、宮本武蔵など著名な大人物も登場します。 

 

政治を導く思想「貞観政要を読む」

こちらは政治家に読んで欲しい内容ですが、

「貞観政要」に興味のある方にもおススメです。

 

貞観の治と呼ばれる太平の世を築いた名君「太宗」と、

家臣のやりとりで政治の要諦が分かるお話ですね。

 

後半生は波乱に満ちたことになるのですが、

とても素晴らしい名君であったことは間違いありません。

 

貞観政要は、征夷大将軍徳川家康の座右の書だったと思います、

ちなみに貞観という言葉は易経から太宗が引用したものだそうです。

 

安岡正篤・中村天風の帝王学

最後は番外編で、客観的に安岡先生のことが読める本の紹介です。

 

中村天風氏のことも分かりますし、中村先生の師である頭山満氏、

私の大好きな平民出で初めて総理大臣となった、

名宰相の原敬先生の話も少しだけ出てきます。 

 

「思考は人生をつくる」「人づきあいの五か条」

「大臣の六等級偏差値」「創業者と二世の違い」

素晴らしい哲学が溢れていますが、

中でも印象に残ったのは中国人のしたたかさです。

 

それを田中角栄氏と周恩来氏の国交回復に向けた会見を引用し、

論語を用いた政治の深いやり取りを考察しているところが凄いですね。

 

逆に言えば中国古典に精通した素養のある人物が随行するかどうかで、

今後の日中関係の鍵となる外交のペースを握れるかもしれません。

 

まとめ

「安岡正篤氏の名言集から学ぶ思考の三原則、

哲学の道に誘うおすすめ本10選」は如何でしたか。

 

興味のある本があれば是非、読んで見て下さい。

 

私は大事なことを意思決定する際、3つの思考プロセス・思考の三原則の他に、

メリット・デメリットを比較して意思決定分析をするようにしています。

 

組織人であれば、人の言うことによく耳を傾けてから、

意思決定や問題解決に取り組む必要もあるでしょう。  

 

そして、最後に決まった案件を、もしも明日死ぬとしたら、

今、本当にやりたいのかやるべきなのかを頭ではなく、

心(直感)で判断するようにしています。

 

なんか、ワクワクするとか、

そのアイデアがキラキラ輝くイメージが出来たら、

後先考えずGO! という感じですね。

 

頭でっかちになり過ぎないというか、論理的過ぎても疲れますし、

面白くない時もありますからね(笑)

 

何にしても偏り過ぎないようなバランスが大事かなと。

 

また、対人関係の問題を処理する時は事実と意見を冷静に確認し、

キャリアカウンセリングスキルを使って公平無私の判断を心掛けてます。

 

プロ野球界の野村克也氏がよく言っていますが、

先入観や固定観念はなるべく排除するべきだと思います。

 

そして、問題把握とアドバイスが浮かんでも、

本人が主体性を持って考えられるようなサポートをするようにします。

 

「魚を与えるのではく、釣り方を優しく丁寧に教える」

 

この考え方なら私がもし死んで居なくなっても、

教えた人は自分の力で未来を切り開くことが可能です。

 

それに出来ないことが出来るようになった人を見ると、

とても幸せに感じますし、教えた甲斐があって嬉しいですよね。

 

皆様も楽しみながら、後悔のない意志決定をして下さい。

 

お忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m 

 

読書に関する過去記事です、良かったら読んでみて下さい。 

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