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【第19回キャリコン2級技能検定/仮想ロールプレイケース1】前編

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はじめに

名もなきキャリアコンサルタントこと敬天愛人です。

 

現在開講中の

第19回キャリアコンサルティング技能検定2級試験対策講座。

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この講座の中で、実技面接試験出題の仮想ロールプレイを実施し、

逐語録からカウンセリング技法などの確認を行っています。 

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さて、キャリコン2級を受験される方は、

こういったロールプレイを徹底的に練習されると思います。

 

でも、皆さんは自分のロールプレイを録音して聞いたり、

試験対策講座の先生に指導を受けたりはしていても、

文章に起こして添削されたことはあまりないのではありませんか?

 

案外、同じことを何回も言っていたり、

マイクロ技法などの細かいカウンセリングスキルのチェック

システマティックアプローチのカウンセリングプロセス

きちんと踏んでいるかなどは、その場の相談支援や指導の会話だけで

確認しきれていないのではないかと思っています。

 

そんな皆様に、今回も仮想ではなく現実、

キャリア理論と実際のリアルなロールプレイをご覧頂いて、

試験やコミュニケーションに役立ててもらえたら幸いです。

 

添削をしながらロールプレイが見れる指導編となっております。

 

※ロープレ内容につきましては、試験と全く同条件の表示はできませんので、

基本情報等は変更しておりますが、キャリアコンサルティングスキルの

確認という視点であれば、それほど違和感はないかと思います。 

 

CL役はサトウさん、

CC役はスズキさん(仮名)

指導・添削は私でお送りします。  

 

試験を受けない方でも相談を受けた時や

コミュニケーションなどに役立つスキルですから参考にして下さい。

では、行ってみましょ~う!!

 

相談事例

◆ケース1 サトウさん 大学3年生

相談者(以下CLと表記)

キャリアコンサルタント(以下CCと表記)

確認ポイント(以下KAと表記

 

CL1 

サトウです。 

CC1

本日担当しますキャリアコンサルタントのスズキと申します。

よろしくお願いいたします。

 

CL2 

よろしくお願いします。 

CC2

本日の面接時間は20分となっております。

短い時間ではありますけどもサトウさんとご一緒に

考えて行きたいと思います、よろしくお願いします。

こちらでお話しした内容については外部に漏れることは

ありませんので安心してお話しください。

 

ラポール形成(心の架け橋)は「冒頭」から

KA 

このCC役の方はあいづちのバリエーションも多く、「そうですか」など、

マイクロ技法でいう最小限度のはげましが上手でした。

CLの応答に対するもっとも単純な応答は、「ふんふん」「なるほど」等、

相づちを伴う、うなずきであることを覚えておきましょう。 

コーヒーカップモデルのリレーションも同様に大切です。

【リレーション(関係構築)の基本「言語的スキル」】

  1. 受容
  2. 繰り返し
  3. 明確化(感情・意味の意識化)
  4. 支持
  5. 質問(閉ざされた質問・開かれた質問)

以上の5点をチェック!

 

CL3 

はい、ありがとうございます。 

CC3 

それでは本日、サトウさん、どういったご相談ですか。

 

「非言語的スキル」座る前に確認すること

KA

言葉遣いも全般的に丁寧で、

非言語的スキルも問題なく良かったと思います。 

【非言語的スキル】

  1. 視線
  2. 表情
  3. ジェスチャー
  4. 声の質・量
  5. 席のとり方
  6. 言葉遣い
  7. 服装・身だしなみ

以上の7点をチェック!

 

CL4 

はい、大学2年の時に1年間留学した経験があって、

卒業後に海外に留学したいと思っていたんですね。

母に相談したのですが反対されてしまって、親に反対されるくらいなら

日本で就職しようかなと、で、国内のインターンシップに参加したんですけども

職場の雰囲気とか仕事が合わないと感じるんですね。

海外で働きたい気持ちってのがやっぱりその中で再燃して、

燃え上がってしまって就職活動をどう進めたらいいのかなって悩んで、

今日は伺ったんですけれども。 

CC4

海外で働きたいと思われてるけども、

どうしたらいいのかなというご相談なんですね。

 

「主訴の要約」

KA
ここは冒頭の主訴の部分になります。

論述試験でもそうですが、悩み抜いて相談に来るわけですから、

普通は最初に表面的な大事な言葉を言ってくると思うのです。

その発言を「海外で働きたいと思われてるけども」とまとめてしまうのは、

まとめすぎかもしれません、せめて、「母親に反対されてしまって

インターンシップに参加したものの合わないと感じた、一方で、

海外で働きたい気持ちが再燃しているということですね」くらいの

まとめ方が良いのではと思います。

悩み抜いて相談に言って一言で返される・・・、

確かに的確であればいいのかもしれませんが、この人は聴いてくれている、

分かってくれていると感じるのはどちらでしょうか。

そういうわけで、冒頭の主訴は出来る限り正確に、感情の反射も含めて

「繰り返し」技法を推奨していますが、更に3つのメリットがあります。

主訴要約の3つのメリット
  1. CLにそのまま伝え返すことにより、自分はどうして相談に来たのかという自己理解と、聴いてもらえるという安心感を深めてもらうため。
  2. CCが言葉に出すことにより、CLの主訴を共感的に理解していることを言語と非言語でも伝えてラポール形成、自分自身も覚えておくため。
  3. 口頭試問で相談者の問題点は?と聞かれる可能性が高いので、少しでも質問にスムーズに答えられるように口に出して覚えて慣れておくため。

この3つのメリットを使っていない上記CC4の伝え返しですと、

「このCCは自分の話をちゃんと聞いてくれているのだろうか」と、

思われるでしょうし、不信感を持たれる可能性もあります。

なんか都合よく聞かれている印象を持たれる方もいるのではないでしょうか。

それと、繰り返し≠オウム返しです。 

 

CL5 

はい。  

CC5

それではもう少し詳しくお聞かせ願えますか。

 

チャンクダウン

KA

「もう少し詳しく」で思考をほぐす良い質問の仕方です。

CLは悩み抜いてリソースを整理出来ていませんから、

初めは悩みという大きな塊をほぐすような質問、

「開かれた質問」がCLにとっても大切ですし、

我々CCが問題把握するためにも有効な技法です。

 

CL6 

留学先はアメリカで凄く開放的な雰囲気で、学生同士の交流も活発でして、

私としてはいろんな国から学生さんが来ている点で文化交流も楽しくて、

ある程度働き方とかみんなに聞くと凄く楽しそうなイメージがあります。

ちょっと憧れを抱いていますので、やっぱり海外で働きたいという気持ちです。 

CC6 

なるほど、それで2年の時に1年間行ってこられたわけなんですね。 

 

「感情の反映」

KA

「文化交流も楽しくて」

「働き方とかみんなに聞くと凄く楽しそうなイメージ」

この辺りのCLの言語表現はポジティブな感情が強く出ているところです。

端的でいいので丁寧に、相手に伝わるような感情の反映をしてあげると、

CCの表情や言語を聞いたCLの自己理解が深まりますし、

共感的理解やかかわり技法(関係構築力)の評価が高くなると思います。

逆にこれが出来ないと感情への応答が出来ないので、問題評価、

問題把握に繋がる深堀が出来なくなってしまう可能性があります。

「私は海外が好きで働きたい」こういったCLの理想を後押ししてあげて、

主体的な意思決定を引出す手法に慣れておくと目標合意に繋がります。

 

CL7

はい。 

CC7 

ところがお母様に反対されたと、どんな風に反対されたんですか。

 

「感情への応答」

KA

どんな風に反対されたのかよりも、

「反対されたことをどう思うか」

感情を深掘りする質問の方が「問題の本質」に近づけるのではと思います。

 

CL8 

母は公務員なので、 出来れば国内の企業で、

大手さんとか安定した企業の方がいいじゃないのかと言われまして。

どっちかというと固い考え方の人なので・・・楽しい気持ちも

伝えたんですけれども、親も寂しいのかな。

CC8 

楽しい気持ちを伝えたけども親御さんの気持ちも寂しいと分かる。

それでインターンシップとかお受けになったわけですね。 

 

CL9 

まあしょうがないかなと思ってインターンシップに3社ほど参加しまして。

やってみたんですけど・・・。 

CC9 

そうですか。やっぱりアメリカに留学されて1年間ということは、

語学力というのもかなり磨かれたわけですか。 

 

CL10 

そうですね、それなりだとは思うんですけど。普通に会話できますし。

勉強は一生懸命やりましたので。 

CC10 

ちなみにTOEICはおいくつなんですか。 

 

CL11 

800点くらいですかね。 

CC11 

だったら日常会話とかは全然、不便なくできるわけですね。 

 

CL12  

ある程度はヒアリングをかも出来ますし。 

CC12 

2年からそんな風に自分の夢を持たれて素晴らしいですね。 

 

CL13 

海外でグローバルに活躍したいというか。

こういう世の中なので海外に出て色々な経験をしたいという思いが強いので。 

CC13 

そうなんですね、じゃあ今のお悩みっていうのは、

3社ほどインターンシップでやってきたとしても

自分自身で国内でもやってきたりして、

お母さんの言い分を聞いていいところがないのかなと探されたのに、

一方でなんかちょっと違うんじゃないかなという矛盾が出てきて

サトウさんとしては悩まれているということなんですか。

 

CL14 

そうですね、インターンシップに参加したんですけれども、

日本の企業ですと参加した方たちも個性が無いというか、

研修なんかもみんな同じことをやりますし、日本人同士ですから

刺激的じゃないですし、そういったところで物足りなさというか

面白味をあまり感じなかったんですよね。

仕事なんかは何したというわけでもないんですが、

研修なんかもカチッとした感じで

面白みや刺激があまりないのでそれでいいのかなと。

CC14 

今、3社ほどって言われてましたけども例えば刺激があるとか、

個性の多い留学生なんかが受けるような外資系のインターンシップとかは

お受けになったりとかしなかったのですか。

 

「要約」と「伝え返し」でCLの思いを傾聴する 

KA

例えば「刺激的じゃないし、物足りなさというか面白味を

あまり感じなかったのですね」のように、

そのままCLに要約して繰り返すことが「聴く」姿勢で、

CLをその姿勢に導き励ますことになります。

導くことでカウンセリングの筋道と一貫性を保つのです。

また、面白味がない、物足りなさを感じたことについて

CLはどう思っているのか聞きましょう。

アメリカと比較してなのか、性格や興味適正なのかを探索します。

言葉の選び方や声トーン、表情を伺いながら、

本当はどうしたいのか、国内で働きたくないのか、

どうしても海外へ行きたいのか?を見立ていきます。

ここまで、ちょっと状況を聞きすぎて、CLは本当はどうしたいのかという

感情部分に迫る展開が出来ていないように感じます。

CLはどうしたらよいか分からないから、相談に来ています。 

 

次回は、

「【第19回キャリコン2級技能検定/

仮想ロールプレイケース1】後編

へ続きます。 

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本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

試験対策講座関連の過去記事はこちらです、

合わせてお読み頂けると大変ありがたいです。  

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