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【中年の危機!ミッドライフ・クライシス/レビンソン氏&ユング氏】キャリコン検定第12回論述試験解答例

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【中年の危機!ミッドライフ・クライシス/レビンソン氏&ユング氏】キャリコン検定第12回論述試験解答例

キャリアコンサルティング技能士2級検定

論述試験の解答例シリーズ第12弾です!! 

 

平成26年度後期6月実施の第12回試験版ですね! 

 

ここでは一般的な解答例ではなく、

キャリア理論を駆使した

キャリアコンサルティングの現場で実践できるスキル習得と、

合格基準の60点ではなく、

70点を超える解答が書けるようになることをモットーに

情報提供していきたいと考えています。 

 

どのように書けばいいのか分からない初受験の方を含め、

何回か受けてみたものの、

あと3点足りない・・・という方などに

おすすめのメソッドをご紹介していければと思います。 

 

前回分の第11回論述試験解答例は下の過去記事をご覧ください。 

www.careerlife.jp

是非、参考にして下さい。 

問題「逐語録」を読み、以下の問の答えなさい。

解答用紙の設問ごとに記述すること。 

 

【解答例】

問1

相談者がこの面談で相談したい「問題」は何かを記述せよ。(20点)

ここでは問題文の中からCLの相談したい内容を

どのように抜粋していくかがポイントになります。 

※下の過去記事が参考になります。 

www.careerlife.jp

解答例

CLは同僚の事務職が辞めてしまったことで、

作業量や責任が増したことで不満を感じており、

頼りにされるのは嬉しいものの・・・

この続きは2級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座のテキストで!

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問2

キャリアコンサルタントとしてあなたが考える、

相談者の「問題」は何かを記述せよ。(20点) 

 

ここではCCとしてクライエントの「問題」を

見立てなくてはなりません。 

 

見立てるということはCLの主訴(問1の答え)から推測した

裏の主訴(問2の答え)をいかに導き出すかがポイントであり、

我々プロのCCは学科で鍛えたキャリア理論を

きちんと駆使して答えを出す必要があります。 

※下の過去記事が参考になります。

www.careerlife.jp

解答例

CLは予期せぬ同僚の退職がトランジションとなり、

「仕事は倍に」「新人の面倒も」という不満と

「評価されていない」という思いが先行し、

係長になるための具体的なキャリアビジョンが描けず

自己理解・職業理解が不足している。

一方で地域限定職の長期的なキャリアプランニング不足と、

職務範囲の相談などのサポートを受けるための

コミュニケーション不足も問題である。

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問3

あなたは、上記2つの「問題」を合わせ、相談者を援助するために、 

①どこに目標をおいて、 

②どういうことを実施したいか、 

あなたの具体的な方策を記述せよ。(60点)

 

(1) 目標

無理がなく、行動可能な設定をしましょう。

高すぎる目標は現実的でなくなってしまいます。

 

CLが主体的な意思決定ができるように、

気づきを促す状況を一緒に作っていくことがポイントです。 

※下の過去記事が参考になります。 

www.careerlife.jp

解答例

今の仕事を続けていくメリットデメリットを比較検討して、

係長のキャリアルートの理解を深めるきっかけを作る

一方で、地域限定職の長期的なキャリアプランを整理し・・・

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(2) 実施(方策・戦略)

※(2)の実施では、問題文の言葉を引用し、

事例に即して記述することでCLに迫った内容にします。

上の過去記事が参考になります。www.careerlife.jp

解答例
  1. 「わかってほしい」「評価してほしい」気持ちを受容・共感しラポール形成。
  2. 周囲から頼りにされ、みんなの役に立ちたいと思い仕事をしてきたことを承認して労う。
  3. 職務の棚卸にジョブカードを用いて、強み・能力・スキル等を点検する。
  4. 会社を辞めるメリットデメリットを比較して意思決定支援を行う。

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第12回論述試験の解答例まとめ

論述試験の解答例はいかがでしたか? 

 

今回は42歳の地域限定職という設定で、

今後の働きがいやりがい、

生き方を模索する時期と重なります。 

 

これは 「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」と呼ばれており、

働き盛りの40歳前後に訪れる、精神的な危機とも考えられます。

 

中年の危機「人生半ばの過渡期」を提唱したのは、

アメリカの心理学者レビンソン氏ですが、

はこの時期(40歳頃)の発達的変化に注目し、重要な転換期と捉えていますね。 

 

中年期に顕在化する4つの葛藤「ミッドライフ・クライシス」
  1. 若さと老い:「年とったな~」「まだまだ若いぞ!」どちらの気持ちも分かる時。どっちつかずの中途半端な状態
  2. 破壊と創造:周りの死を体験して、いつか自分は死ぬという体感を得る時。死を間近に感じることで、より創造的になりたいと願う状態
  3. 男らしさと女らしさ:自己に男性的な部分と女性的な部分が存在していることに気付く時。より母性が生まれやすく、双方の共存になれていく状態。
  4. 愛着と分離:他人へ愛着を求める強い欲求と、他人から離れようとする正反対の欲求を統合する必要性に迫られる時。

この4つの対立する概念を認め、自分に相応しい形で解決し、

自己の内部に統合していくことが

中年期の課題であるとされています。 

 

一旦立ち止まって、自己と深く対峙し、

自分の周囲を見渡して環境を見つめ直す。

 

それによって自己のキャリアの質を新しく、

更に発展させる自己再生の好機であると

レビンソン氏は語っていますね。 

 

そう、どんな危機的状況であろうと、

大切なのは、

葛藤を抱えながらも

「勇気をもって一歩を踏み出す」ことだと思います。

 

まさに行動、アクションプランです! 

 

この時期は悩み・・・深い内省を通過する過程で、

人格を格段に発達させていくチャンスでもあるからです。

 

「人生の正午」と提唱したユング氏

ユング氏も、成人期→中年期の移行期については、

人生の午前→午後への移行期として、重要視しています。 

 

正午というのは太陽が最も頂点に達する時、

正午を過ぎれば陽が傾き、下降していきます。 

 

それまでを振り返り、評価し、人生の後半、すなわち、

終わりを意識した生き方を考え、覚悟を決める時なのかもしれません。 

 

我々キャリアコンサルタントはこういった知識やスキルを持って、

相談者様自身が、前向きな認知で自己理解を深められるように、

置かれた状況でアクションを起こせるように支援を提供することで、

悩み多きこの時期を乗り越える支援者として活躍しなければいけませんね。

  

こういった理論や根拠を背景に解答を展開できると

解答の質はもっともっと高まるのではないでしょうか。  

 

しつこいようですが、キャリアの専門家、

プロとして、キャリア理論アピールします。 

 

論述試験は誤字脱字という基本的な部分も見直してください、

ケース記録を書くつもりで内容だけでなく見栄えも意識しましょう。

※普通に減点されると思ってください

59点の方は要注意です。 

 

方策は端的に箇条書きで数書いて勝負しましょう。 

 

自分が答案用紙の記入欄に何文字書けるのか試して、

どのようにすれば10個くらい書けるのかイメージすることも大切です。

 

実際に、私は第17回試験で10個以上方策を書きました。 

ちなみに数を多く書けばよいということではありません!

※下の記事で試験結果の振り返りをしています。 

www.careerlife.jp

実際のキャリアコンサルティングでも、

代金を頂いて60分という時間があれば、

一つでも多くの方策を提案しなければいけないのではないでしょうか。 

 

論述試験であろうとキャリアコンサルティングです、

CLのために尽くす気持ちで、アクションプランを起こせるように、

たくさんの方策を提案しましょう。 

 

以上でまとめを終わります。 

 

これはあくまで私のノウハウに基づいた主観的な解答です。 

 

更に良い答案が書けるように、この解答を疑ってかかって、

今より、もっともっと素晴らしい

キャリアコンサルティング技能士になって頂ければ幸いです。  

本日もお忙しいところ、お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m 

 

こちらの過去記事で試験対策と、結果の振り返りを行っています。 

www.careerlife.jp

受験資格は実務経験だけの私が

どのように合格したのかという方法論と、総勉強時間

使った参考書などの勉強方法をまとめて紹介していますし、

問題集を何回転勉強したのかまで詳細に分析していますので、

リアルな生の声というか、

面白く読み応えのある内容になっており、参考になるかもしれません。 

 

宜しければ読んで役立てて下さい。

 

 

 

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