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飛龍天に在り、雲を従え時を保つ時 易経編❻の2

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皆様、今日もいいことありましたか? 名もなきキャリコンこと敬天愛人です。

 

今回は、 

「飛龍 易経編❻の2」です。f:id:career-life:20170725130153j:plain

 

あえて大人を見る

飛龍の時は、絶頂期、ノリにノッている、ついてる時です。

社会的に認められ、お金も儲かる、人も集まってくる。

「好事魔多し」こういう時は、何もかもがうまくいきそうな気分になり、どんな謙虚な人でも独裁的になってきます。

権力は賢者を愚者にします

 

大企業のリーダーが起こす不祥事は、なぜ起きるのか?と思うような愚かなことばかりですよね。それには根拠があるのです。

飛龍は自己管理を怠ると、最後の六段階目の龍、亢龍という降り龍に必ずなります。

飛龍は多少の障害をも好転していく力を備えていますから、羨望や崇められることが日常になって過信していくのです。

 

その最も顕著に表れる兆しが、

耳に痛いことを受け入れられなくなることです。

 

ですから見龍と同じ「大人を見るに利ろし」、人の意見に耳を傾けなさいと言っています。

見龍の場合は、自分を見出してくれた師たる人物に見習えということでした。

では飛龍のような最高権力者や最高位の人にとっての大人とは、どのような人だとおもいますか?

実は、飛龍の時の「大人」とは、部下や取引先、友人、知人、家族・・・自分以外のすべての人なのです。

周りの人、全てのものから見習うべきことがあると教えているのです。

 

「部下の意見はちゃんと聞いているよ」という人は、自分の都合のいい話しか受け入れていないのではないでしょうか。

 

嫌いな部下の意見をすぐに採用していますか?

 

イエスマンばかりを承認すると、些細なミスに気が付く、ちょっとうるさいような能力ある人材を遠ざけることに繋がり、彼らはたちまち離れていきます。

 

志も達成と同時に急速にしぼみます。

そして今の地位と力、金銭を失いたくないと思うのです。

常に自分が一番の権力者であることが、まるでリーダーの責任であるかのように勘違いします。

 

これからの時代、変化に対応するためには、常に情報を集めて、自分よりも現場の状況が分かる部下の意見に耳を傾け、変化の兆しを察し得なければいけません。

 

飛龍の時を保つことは守成です。

貞観政要でも「守成は創業よりも難し」と言っています。

創業した時は緊張感もあり、高い志と周到な準備をして臨んでいるからです。

 

飛龍の時は何気ない一言も、辛辣な諫言も、時の的を射ているのです。

そのシグナルを受け入れる姿勢と環境作りを心掛けるといいでしょう。

 

キャリアコンサルタントとして訪問した企業の話

その会社は三代目の代に移行しつつあり、今まで以上に「守成」が大切な時を迎えています。

一方で、その企業は理念や顧客満足度を棚に上げ、理念に共鳴する管理者層を優遇するとともに、顧客サービスの悪い職員を見捨てるという行為を平然と行っていることに気が付いていませんでした。

これは易経でいうリーダー論、万物に恵みの雨を降らす飛龍がやることではありません。

 

経営理念は大切ですが、今、働いている人たち、集まってくれた人たちの和が、その企業を存続させていくのです。

その力が理念という旗印のもと繁栄していくのが組織でもあります。

現に、定着支援を行わない採用力の弱まったその企業は社員が疲弊して、顧客サービスの量的確保が出来ずに売上が減っています。

私はこの企業の問題点を上げ、採用活動でキャリアコンサルティングを使うこと、人材の定着のために組織開発援助を中心とした解決策を提案しました。

 

しかし、警戒したのか、苦言を呈した私を遠ざけるかのようになってしまいます。

私のような部外者、第三者に言われたくなかったのかもしれませんが、その客観的な視点こそ、大人に学ぶ飛龍には欠かせないのです。

 

私はその企業のことが好きで、働いている社員もみんないい人なので大好きです。

彼らの将来を共に真剣に考えて、一緒に発展するため、力を役立ててほしかったのですが、諫言が受け入れられず本当に無念な思いでいっぱいになりました。

飛龍で在り続けるには、こういう兆しを察して、守成という時を乗り越えていかなければならないのだなと、実感した出来事です。

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孔子の言葉

「君子は信ぜられて後に諫む。未だ信ぜられざれば、則ち以って己をそしるとなす」

君子は十分に君主の信頼を得てから、初めて諫言をする。

信頼もされていないのに諫言すれば、粗探しばかりする奴だと誤解されてしまうという意味です。

「まだまだ、信頼が足りなかったのかもしれないな・・・」と、

こういった前提の上に立って諫言する必要性を、改めて学んだ貴重な経験でもあると、ポジティブシンキングして次に進みます。

 

時を保つために

前章で雲を従える話をしました。

 

取り巻く雲が厚くなるとどうなりますか?

 

そうです、厚い雲に覆われれば、外の世界が見えにくくなり、また自分を客観的に見ることが難しくなりますよね。

やはり、「大人を見るに利ろし」ということが時を保つヒントです。

 

全ての物から学ぶことが、唯一の対処法です。

 

伝説になりつつある名経営者の松下幸之助氏は、積極的に新入社員の意見に耳を傾けながら、分からないことも素直に聞いたそうです。

そして、自分が既に思いついていた新事業と同じような意見が部下から出ると、自分が考えていたなどと言わず、その部下の意見を手放しで喜んでみせて、事業を任せたという逸話が秘書の方から出ています。

 

これこそ時を保つことのできる真のリーダー

 

飛龍です。

 

変化を重んじる易経は、動かぬ安定などあり得ないと、固執や固定観念を戒めています。

たとえ、トップになっても、お山の大将ではなく、つねに時を導くリーダーであると自覚することが大切です。

 

時の変化には一定不変の法則があります。

春には春の、夏には夏のように、

リーダー自身が時に応じて変化することが時を保つ

のです。

 

「飛龍」のまとめ

  1. 大人(自分以外のすべての人・モノ・コト)に学ぶ
  2. 耳に痛い言葉や苦手な人を大切にする
  3. 自らの内に陰を生み出す

 

次回は最終回「亢龍、悔いあり」

 

 

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