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後悔のない生き方とは 「易経最終回、亢龍悔いあり」

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皆様こんにちは、名もなきキャリコンこと敬天愛人です。

 

最終回、 

「亢龍、悔いあり」f:id:career-life:20170719083943j:plain

ついに6段階目、天を自在に翔けめぐり、慈雨を降らすことのできる飛龍の時を超え、 

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空高く昇りつめて雲の上を突き抜けてしまったのが・・・

「亢龍」

の段階です。

従う雲が及ばないほどの高みに達すると、龍はリーダーとしての地位と役目を失い、あとは地に落ちていくだけの降り龍になります。

 

 

亢龍、悔いあり 

ここで易経は「亢龍は必ず悔いることがある」と言っています。

大企業や大企業のリーダーが亢龍になっていくのをたびたびニュースで聞くようになりました。

現代は志の喪失の時代と言っていいのかもしれません。

ここまで龍の返還過程をお伝えしてきましたが、志を失うと龍の返還はすべて逆の作用をします。

 

稲森和夫氏の人生方程式

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

という考え方があります。

「能力」とは、知能や運動神経、あるいは健康などがこれにあたり、両親あるいは天から与えられたものです。

「能力」に「熱意」という要素が掛かってきます。

これも、やる気や覇気のまったくない、無気力で自堕落な人間から、人生や仕事に対して燃えるような情熱を抱き、懸命に努力を重ねる人間まで、やはり個人差があります。

これに「考え方」が掛かってきます。

掛け算ですから、マイナスの考え方を持っていれば、「能力」があればあるほど、「熱意」が強ければ強いほど、大きなマイナスになってしまいます。

プラスの「考え方」を持っていれば、人生・仕事の結果は、さらに高いプラスの値となるのです。

 

志という熱意や考え方がマイナスになると、優秀な能力を持った人ほど、大事件や大事故を起こすことになりかねません。

そして、聞く耳を持たず、努力と省みることを忘れ、正邪の区別さえつかなくなります。

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亢龍になってしまったら、時すでに遅し・・・もう取り返しがつかないのです。

 

青信号は点滅していた

ものごとが順調に通じていく「吉」を青信号とすると、「凶」は赤信号です。

 

易経には、

 

「吉・凶・悔・吝」

という言葉が出てきます。

 

これは人の心と行動の循環を表しています。

」は悪いことが起きるのではななく、ものごとが通じないこと。

」はものごとが通じるということです。

」はケチる、間違いを改めることを怠る、吝嗇の「吝」です。

」後悔先に立たず、人は凶になってはじめて事の重大さに気付き後悔します。

自分は間違っていたと後悔して、どうすればいいのだろうと考え改めて「吉」へ向かいます。

 

でもみなさん、地位や名誉、権力、才能を持っている分、欲や執着心で分かっていても改められないのです。

青信号は黄色信号に変わって赤になります。

飛龍が亢龍になるまえに、シグナルは何度も送られているはず・・・その兆しに気付き改めるのです。

 

孔子も、 

「過ちては則ち改むるに憚ることなかれ」

問題はあやまちを改めないことが、あやまちであると言っています。

 

後悔が志を復活させる

亢龍の段階になってしまうと、飛龍には戻れません。

その理由を易経では、

「高貴に見えるが、位は持たず、高いように見えても治める民を持たず、賢人が下位にいても、助ける術がない。このような状況で、何かを為そうと行動しても、必ず悔いることになる」

 

地位はあっても名ばかり、従う人々はもうなく、賢人が諫言して助けようとしても助けられないというのです。

地に落ちていくのを見守るだけ。

どんなに素晴らしい働きぶりをするリーダーであっても、もてはやされ、羨望され続ければ、驕り高ぶり、感受性もマヒしてきます。

地位や権力、金銭への執着心が起こり、私利私欲に走るようになります。

 

皆さんの周りでもありませんか?

 

「なぜ、あの人がそんなこを」

と誰もが驚くようなことをしてしまうのです。

 

時事 議員のパワハラ問題 

最近もニュースで議員さんのパワハラ問題がありました。

あの事件は、潜龍時代の志(人として、政治家として何を志したのか)が小さくしぼんで、自分の考えが正しいんだと聞く耳を持たなくなり、客観的な見龍としての洞察力がすでになく、飛龍になった時に重要なすべての人を大人に見立て学ぶ謙虚さを忘れたから、あれほど早く亢龍として失墜してしまったと言えるかもしれません。

あの方にはたくさんのシグナルが点滅していたと思うと、本来はとても優秀な能力を備えているだけに残念でなりません。

栄枯盛衰、自然の成り行きとして役目を終えたリーダーは必ず退くことになりますが、勇退と失墜では天と地ほどの差があります。

 

退くべき時は退く、後悔すべき時は後悔する。

これが亢龍の時です。

 

動きて咎なきは悔に存す

「恐れ震えて、起きてしまったことに取り組む時は咎めはない」

隆盛を極めた龍が「凶」になると、転落の差が激しいだけに、地位にしがみつこうと吝嗇を重ねるとどうなると思いますか?

そうです、

再起不能です。

 

潔く退く決断ができるリーダーはなかなかいません。

「悔」はいずれ「吉」へと向かいます。

起きてしまった事件や事故はなくなりません。

もしも、

その出来事に心底震えて、腹を据えて事後処理を誠心誠意で行ったならば、退いた後に、また新たな出発が出来る「悔」に属する

というのです。

「腐っても鯛」といいますが、腐っても龍なのです。

後悔したならば、また淵に潜み隠れ、潜龍に戻ればいいと教えています。

華々しい飛龍が落ちていく時の返還は、とても悲劇的な乾為天の結末のように思えます。

しかし、ほとんどのケースで飛龍は亢龍になるという事実を語ることで、時のめぐりを全うすることが出来ると易経は教えています。

6段階目の亢龍の時を知らなくては、飛龍の時を保てず、また新たに潜龍としての時の始まりを知ることは無いでしょう。

いったん退く「悔」の段階を踏まなければ、新たな志を立てる潜龍に復ることはできません。

 

亢龍では、極まったものは必ず衰退するという自然の循環を説いているのです。

 

「亢龍」まとめ

易経は最終から二番目に完成の時をおき、最終に未完成の時をおいています。

真のリーダーに求められるのは、完璧さや素晴らしい完成ではなく、新たな変化と成長です。

どんな変化が起ころうと、力強く、次の新たな春へと繋いでいく精神を重んじているのです。

  1. 昇りつめた龍は降るしかない
  2. 引き際の美学を心得る
  3. また来る春に備え、滋養の冬へ

亢龍悔いありとは、時とともに極まるなりf:id:career-life:20170719092319j:plain

 

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